スカラー粒子

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スカラー粒子
粒子統計 ボース=アインシュタイン統計
相互作用 強い相互作用
弱い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
スピン 0

スカラー粒子 (scalar boson) はスピンがゼロのボース粒子 (Boson) である。ボース粒子は整数の値のスピンを持つ粒子であり、スカラーとはその値が0に固定されているということである。

"スカラー粒子"という名前は場の量子論から来ている。それはローレンツ変換の下での特定の変換性を言及する。

スカラー粒子の例[編集]

  • 知られている様々な複合粒子はスカラー粒子である。例えば、アルファ粒子パイ中間子など。スカラー中間子はスカラー中間子英語版擬スカラー中間子英語版に区別することができる。これはその粒子のパリティの下での変換性から決まる。
  • 素粒子物理学標準模型における基本的なスカラー粒子はヒッグス粒子のみである。他にも、インフラトン英語版などの仮説上のさまざまなスカラー粒子がある。
  • スカラーボソン場英語版を用いる非常に有名な場の量子論の一つであり、教育上の理由で多くの場の量子論の入門書[1]に紹介されている理論は、いわゆるΦ⁴-理論英語版である。それは通常、場の基本概念のトイモデル(簡易モデル)の役割を果たす。

脚注[編集]

  1. ^ Michael E. Peskin and Daniel V. Schroeder (1995). An Introduction to Quantum Field Theory. Westview Press. ISBN 0-201-50397-2. 

関連項目[編集]