スズキ・X-90
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スズキ・X-90 LB11S型 | |
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写真のカラーは日本未発売 | |
販売期間 | 1995年10月-1998年12月[1] |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ | 2ドアノッチバッククーペ型CUV |
エンジン | G16A型 1.6L SOHC 100PS/14.0Kgm |
駆動方式 | パートタイム4WD |
変速機 | 4AT/5MT |
全長 | 3,710mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,200mm |
車両重量 | 1,100kg |
備考 | 日本仕様車のデータを記載している |
-自動車のスペック表- |
X-90(エックス・ナインティ)は、かつてスズキが製造・販売を行っていた小型クロスオーバーSUV(CUV)である。
概要[編集]
1993年の東京モーターショーや欧州の各モーターショーに参考出品車として出展し、海外のユーザーから好評を受けた各国の取引先ディーラーから一定のオーダーがあったため、1995年10月に日本国内向けにも発売された。しかし、2ドア・2シーターのノッチバッククーペ型のクロスオーバーSUVという独特かつ特異的なコンセプトを持った車種ゆえに売れず、発売開始から3年2か月後の1998年12月末[2]をもって販売終了となった。なお、日本国内での総販売台数は1,348台だった。
車名は開発コードネームからそのまま命名されており、日本国内、輸出モデルに共通となっている。日本においては一般的に「エックスキュウジュウ」、「エックスキュウマル」と発音されることもある。
解説[編集]
完全な2シーターで独立したトランクを持つノッチバック(3ボックス)クーペ型であるが、初代エスクードの2ドアモデルをベースとしており、ホイールベースも2,200mmと共通である。そのため車体構造は一般的な乗用車やクロスオーバーSUVに見られるモノコックではなく、強度の高いはしご型フレームを持つ。
サスペンションもエスクードと同様で、前輪がマクファーソンストラット+コイルスプリングで、後輪がセンターウィシュボーン(センターAアーム)付きトレーリングリンク(トレーリングアーム)+コイルスプリングとなっている。最低地上高はSUVとしては低めの160mmに設定されている。
エンジンは一機種のみで、排気量1.6L SOHC 16バルブ(100PS/14.0Kgm)のオールアルミ製G16A型ガソリンエンジンを搭載する。日本国内向けのドライブトレインは全てパートタイム4WDで、5速MTか4速ATが選べた。
屋根はワンタッチで脱着可能なグラスルーフを持つTバールーフ構造で、室内側には天井トリムに合わせた素材のサンシェード(日除け)が標準で付く。同社のカプチーノ同様、取り外した屋根を専用カバーに入れてリアトランク内に収納するが、リアウインドウは固定式で、脱着や収納はできない。トランクリッドにはハイマウントストップランプを内蔵したリアスポイラーを標準装備する。
シートはセミバケットで、表皮は柄物のマリンカラーで専用だが、その他の内装部品にはエスクードからの流用部品も多い。
国内向けのボディカラーは当初、サターンブラックメタリックとアンタレスレッドのみであったが、のちにマーキュリーシルバーメタリックも追加された。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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