スター・ロード

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Star-Lord
出版の情報
出版者 マーベルコミックス
初登場マーベル・プレビュー英語版』第4号(1976年1月)
クリエイター スティーヴ・エングルハート英語版
スティーヴ・ギャン
作中の情報
本名 ピーター・ジェイソン・クィル
種族 地球人とスパルトイ人の混血
所属チーム ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー
ユナイテッド・フロント
シャイア・インペリアル・ガード英語版
能力

戦略家としての才能
熟練した狙撃術及び剣術
以下の機能を備えたスーツ:

  • 怪力
  • 飛行
  • エレメント・ガン

スター・ロードStar-Lord)、またはピーター・クィルPeter Quill)は、マーベルコミックスが出版するコミック作品に登場するキャラクター、スーパーヒーローである。スティーヴ・エングルハート英語版とスティーヴ・ギャンによって創造されたこのキャラクターは『マーベル・プレビュー英語版』第4号(1976年1月)で初登場した。

地球人の母と宇宙人の父のあいだに生まれたクィルは銀河警察の証であるスター・ロードのマントを受け取り、スーパーヒーローとなった。2000年代後半にはクロスオーバーイベントの「アナイアレーション英語版」及び「アナアイレーション: コンクエスト英語版」で重要な役割を務めた後、宇宙空間を拠点とするスーパーヒーローチームのガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのリーダーとなった。

スター・ロードはアニメ、ゲームにも登場し、2014年の実写映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではクリス・プラットによって演じられた。

出版上の歴史[編集]

スター・ロードは『マーベル・プレビュー英語版』第4号で初登場した。

スターロードは『マーベル・プレビュー』に登場し続け、クリス・クレアモント英語版はキャラクターを刷新し、ハイライン・ジュブナイル英語版のようなSF冒険ストーリーを描いた[1]。ハイラインの弁護士が法的行動に移り出すとリプリント版には「a novel-length science fiction spectacular in the tradition of Robert A. Heinlein」という宣伝文句が入った[2]。『マーベル・プレビュー』の後にスターロードは『マーベル・スーパー・スペシャル英語版[3]、『マーベル・スポットライト英語版[4]、『マーベル・プレミア英語版』に登場した[5]

スターロードは『サノス』第8-12号(2004年5月 - 9月)と『アナイアレーション英語版』第1-6号(2006年)で再登場を果たした。翌年には『アナアイレーション: コンクエスト英語版』にも登場し、さらにそれに繋がる全4号の初のセルフタイトル『アナアイレーション: コンクエスト - スターロード』も出版された。『アナアイレーション: コンクエスト』の後は『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』で中心的なキャラクターとなり、終了する第25号まで登場し続けた。同誌のプロットラインはミニシリーズ『ザ・サノス・インペラティブ英語版』で完結した。

スターロードは『アベンジャーズ・アッセンブル』第4-8号(2012年6月 - 10月)で他のガーディアンズと共に再登場した。またマーベルNOW!英語版の一環でリランチされた『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』第3期にも登場している[6]

キャラクターのバイオグラフィ[編集]

オリジン[編集]

ピーター・クィルは多数の惑星が直列する、珍しい天文現象が起こった日に生まれた。全く外見が似ていないクィルの父親と思われる男は妻のメディスの不貞を非難し、赤ん坊であったクィルを殺そうとするが、心臓発作により死亡する。クィルは母親のみによって育てられるが、彼女は11歳の時にエイリアンによって殺害された[7]。クィルは孤児院に入るが脱走し、最終的にはNASAの訓練飛行士となる。宇宙ステーションに滞在中、クィルはマスター・オブ・ザ・サンという宇宙人と出会い、彼に認められると惑星間警官のマントを受け取ってスターロードとなった[7]

数年後、スターロードは世界を破壊する奴隷商人を止める活動に係わった。この際に彼はスパルトイ帝国の皇帝とその叔父のプリンス・ギャレスを入れ替える陰謀を知る。これを阻止するためにスターロードは旅立ち、そして母を殺したエイリアンと遭遇する。そしてスターロードはジェイソン皇帝と出会い、彼は自分が父親であることを明かす。ジェイソンは宇宙船が地球に墜落した際にメレディス・クィルと出会い、恋に落ちるが、出発の時が来るとジェイソンは彼女を守るために記憶を操作して2人が過ごした時間を夢と認識させた[8]

2013年には設定が若干変更されたオリジン・ストーリーが描かれた。人型エイリアンのスパルタクスのジェイソン(J'son)は乗っていた宇宙船が地球に墜落し、そこでメレディスという女性と短い間恋愛関係となる。メレディスはジェイソンとの子のピーターを宿し、彼が地球を去った後に出産して1人で育て上げた。それから10年後、メレディスはバドゥーン英語版と呼ばれるエイリアンにより殺害される。ピーターはショットガンでエイリアンを殺害し、そして母のクローゼットから父が残した銃を発見する。その後ピーターの家は宇宙船の攻撃により爆破され、標的を全滅させたと認識した彼らは地球を去るが、直前にピーターは脱出していた[9]

アナイアレーション以降[編集]

スターロードは元ヘラルド・オブ・ギャラクタスのフォールン・ワン英語版と遭遇し、両者はキルン刑務所へ収監された[10]アナイアレーション・ウォー英語版の際にスターロードはノヴァ英語版によって解放され、アニヒラス英語版との戦いに参加した[11]

クリーの故郷のハラがファランクスによって侵略された際、スターロードは抵抗軍を率いた[12]。スターロードは銀河の驚異を未然に防ぐため、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーを結成した[13]

キャンサーバースとの戦いの際にスターロードはサノスを止めるために自らの命を犠牲にした[14]。その後、過程は不明であるが復活し、新たなガーディアンズを率いて地球を侵略するサノスと戦うアベンジャーズを助けた[15]。この後スターロードとガーディアンズはバドゥーンと衝突した[16]

パワーと能力[編集]

スターロードは近接戦闘を得意とし、様々な人間やエイリアンの武器に精通し、またエイリアンの慣習、文化、社会の知識を備えた戦略家である。

スターロードの格好をした際のピーター・クィルは力と耐久性を強化し、宇宙を移動する能力を備えたスーツを身につけている。また四大元素のうちの1つを射出する「エレメント・ガン」を武器として使う。さらに自分の宇宙船「シップ」との精神リンクを共有している。

他のバージョン[編集]

エイジ・オブ・ウルトロン」のストーリーラインで、ウルヴァリンスーザン・ストーム英語版が過去へ遡ってウルトロンを創る前のヘンリー・ピムを殺害したために別の時間線が生まれる。この新しい世界でのスターロードは、アベンジャーズに代わって世界最初のスーパーヒーローチームとなったディフェンダーズ英語版の一員である。

他のメディア[編集]

テレビ[編集]

  • テレビアニメ『Avengers Assemble』の第1シーズン第22話「Guardians and Spaceknights」ではクリス・コックスがスター・ロードの声を務めた。

映画[編集]

テレビゲーム[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Marvel Preview #11 (Summer 1977)
  2. ^ Comic Book Legends Revealed #194”. Comic Book Resources. 2009年2月12日閲覧。
  3. ^ Marvel Super Special #10 (Winter 1979)
  4. ^ Marvel Spotlight vol. 2, #6 - 7 (May & July 1980)
  5. ^ Marvel Premiere #61 (Aug. 1981)
  6. ^ Richards, Dave (2012年10月14日). “NYCC: Bendis, McNiven & Wacker Relaunch the "Guardians of the Galaxy"”. Comic Book Resources. 2012年10月15日閲覧。
  7. ^ a b スティーヴ・エングルハート英語版 (w), スティーヴ・ギャン、ボブ・マクロード英語版 (p). "Starlord First House: Earth!" Marvel Preview #4 (1976年1月), Marvel Comics
  8. ^ Marvel Preview #11 (Summer 1977)
  9. ^ ブライアン・マイケル・ベンディス (w), スティーブ・マクニーブン (p), ジョン・デル (i). Guardians of the Galaxy vol. 3, #0.1 (2013年4月), Marvel Comics
  10. ^ Thanos #8 - 12 (May - Sep. 2004)
  11. ^ Annihilation #1 - 6 (Oct. 2006 - Mar. 2007)
  12. ^ Annihilation: Conquest - Star-Lord #1 - 4 (Sep. - Dec. 2007)
  13. ^ Guardians of the Galaxy vol. 2, #1 (July 2008)
  14. ^ The Thanos Imperative #6 (December 2011)
  15. ^ Avengers Assemble #3-8 (May–October 2012)
  16. ^ Guardians of the Galaxy (vol. 3) #1-4
  17. ^ Hunsaker, Andy (2011年4月28日). “DVD Review: Avengers: Earth's Mightiest Heroes Vol. 1 & 2”. CraveOnline. 2011年7月23日閲覧。
  18. ^ [1]
  19. ^ Radtke, Chris (2010年2月1日). “Planet Hulk is Loaded With Random Marvel Universe Cameos”. 2012年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月10日閲覧。
  20. ^ Fleming Jr., Mike (2013年2月5日). “Chris Pratt Getting ‘Guardians Of The Galaxy’ Lead”. Deadline.com. 2013年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月5日閲覧。
  21. ^ Kit, Borys (2012年7月14日). “'Comic-Con 2012: Marvel Names 'Avengers' Follow-Ups; Robert Downey Jr. Makes Surprise Appearance'”. The Hollywood Reporter. オリジナルの2012年8月5日時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/69gDu8lmx?url=http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/comic-con-2012-marvel-movies-robert-downey-jr-349346 2012年7月16日閲覧。 
  22. ^ Marvel Costume Kit 5”. Sony. 2012年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月30日閲覧。
  23. ^ [2]