スパイダーマン (1967年のテレビアニメ)

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スパイダーマン > 映像作品 > アニメ版 > アニメ『スパイダーマン』(1967-1970年版)

スパイダーマンSpider-Man: 1967 TV series)は、1967年(昭和42年)9月9日から1970年(昭和45年)6月14日までアメリカ合衆国ABCネットワークで放送されたマーベルテレビアニメシリーズ。

概要[編集]

本作はカナダとの共同制作によって、1967年(昭和42年)9月9日から1970年(昭和45年)6月14日までアメリカ合衆国ABCで全3シーズン全52話が放送された。

この番組では1963年(昭和38年)の漫画(コミカルタッチ)を元に作られている。後に何度もシリーズ作品が作られているため、ここでは旧アニメシリーズとして扱う。

現在の配給はウォルト・ディズニー・テレビジョンが行っており、ライセンスはディズニー・エンタプライズが所有している。

1990年代には1990年代のアニメシリーズが製作された。ただし、本作の著作権であるマーベルが2010年代まで本作と東映版を配信していた。

日本では東京12チャンネル⇒テレビ東京(現在)ではスパイダーマンのタイトルで3回放送され[1]マンガのくにでも再放送された。ただし初放送は別のテレビ局、初回は『快傑くも人間の誕生(Origin)』で、収録は1969年11月19日から1970年まで行われ、30分番組として放送された。

2014年から2015年にかけて発表された漫画『スパイダーバース』と2018年公開の映画『スパイダーマン: スパイダーバース』に本作のスパイダーマンが登場し、いずれも本作の作画が再現されている。アース67の声はヨーマ・タコンヌが担当した。

登場人物[編集]

メイン[編集]

- ポール・ソール 吹:富山敬田中秀幸稲田徹スパイダーマン: スパイダーバース
デイリービューグルの記者である本作の主人公。証拠写真のためにカメラを持っている、彼は研究が得意である。
スパイダーマンに着替える前、場合によっては手腕に付けているクモ糸発射装置「ウェブ・シューター」を調整チェックをすることがある。
  • ジェイ・ジョナ・ジェイムソン (J. Jonah Jameson)
声:ポール・クリグマン(英) 吹:北村弘一伊原正明(スパイダーマン: スパイダーバース)
デイリービューグルの社長、通称JJJ。
  • ベティー・ブラント (Betty Brant)
声 - ペグ・ディクソン、横尾まり
デイリービューグルの女性秘書だが、スパイダーマンのこともピーターのことも信頼しており、(彼女にとっても)良い上司とは言えないジェームソン社長といつも対立している。
  • スマーター博士(Dr. Smarter)
声:ギル・フェンウィック(英) 吹:矢田稔
ロボットとロケットを開発している博士。
声:ペグ・ディクソン(英)
ピーターのガールフレンド、シーズン3から登場。
  • メイ・パーカー(May Parker)
声:ペグ・ディクソン(英)
ピーターのおばあさん。通称では、メイおばさん。いつもピーターの面倒をみている。
  • ベン・パーカー(Ben Parker)
声:
ピーターの叔父であり、メイの夫でもある。通称では、ベンおじさん。
孫であるピーターに心優しくしており、ピーターにとっては両親みたいな存在だったが、映画スタジオから逃げてきた銀行強盗に殺されてしまう。

ヴィラン[編集]

声:バーン・チャップマン、トム・ハーヴェイ(英)吹:南利明田中康郎
オリジナルでの通称はドック・オク、本名はオットー・オクタビアス。
  • ミステリオ(Mysterio)
声:クリス・ウィギンス(英)
彼はスタントマンの活動をしている、クウェンティン・ベック。
スパイダーマンのスパイダーセンスの調子を悪くするほど特殊な能力を持っている。
  • エレクトロ(Electro)
声:トム・ハーヴェイ(英)
指で電気を操る特殊能力を持っており、彼の出した雷で足を乗せて別の場所へ移動している。
声:ポール・ソール、ギル・フェンウィック(英)
ハゲタカ姿の男性、この作品では少し若い設定。
声:カール・バナス
正体はノーマン・オズボーン。衣装の色は赤い。
  • ライノ(Rhino)
声:ポール・ソール(英)
サイの着ぐるみを着ている男性。
  • サンドマン(Sandman)
声:トム・ハーヴェイ(英)
特殊な力で砂になり、どんな場所でもすり抜けて人間の形に戻ることができる。
  • スコーピオン(Scorpion)
声:カール・バナス(英)
スティルウェル博士によって作られたサソリ怪人。
  • リザード /カーチス・コナー博士(Lizard Man, Dr. Curtis Conner)
声:ギル・フェンウィック(英)
中身はコナーズ博士。家族には妻と息子がいる。
  • オックス(Ox)
声:ポール・ソール(英)
本作では彼の髪が描写されており、彼はプロッターの手下でカウボーイの男性と一緒に3人でスパイダーマンと戦う。
  • キング・ピン(King Pin)
声:ポール・ソール(英)
格闘技を持っており自分の机も壊してしまうほどの破壊力を持っている。
  • デスペラード (Desperado)
声:バーナード・コーワン(英)
白いハットを被った赤いマスクのカウボーイ、本来の名前はモンタナ。
  • スペンサー・スマイス博士
スパイダーマンを捕獲させるロボット「スパイダースレイヤー」を開発した博士、
  • マグニート博士
声:バーナード・コーワン(英)
Xメンに登場するヴィラン、磁石の形をした光線銃でスパイダーマンと戦う。
  • ファンタスティック・ファキール(The Fantastic Fakir)
声:ポール・ソール(英)
声:ラッパを吹いてワニなどを呼び出す悪人、マハラジャの手下である
  • ヴォン・シュリック博士(Doctor Von Schlick)
声:バーナード・コーワン(英)
人差し指から石油を出すことができる。
  • スタン・パーターソン (Stan Patterson)
声:アルフィー・スコップ(英)
1人目のヒューマン・フライ
  • リー・パーターソン(Lee Patterson)
声:ポール・キングマン(英)
2人目のヒューマンフライ
  • ドクター・ノア・バディー
透明になる機械で透明になった男性、コミック版「ワールド・オブ・スパイダーバース」でも登場。
  • ファントム(Phantom)
声:マックス・ファーガソン(英)
5番街の不審な影法師として知られた犯罪者。
  • トラブルさん(Miss Trubble)
声:ペグ・ディクソン(英)
トラブルさんのブックコーナーの経営者、パンドラの箱でギリシャ神話やローマ神話を呼び出すことができる。
  • パラフィーノ(Parafino)
ワックスミュージアムの経営者、ワックスを武器にしてスパイダーマンと戦う。
  • チャールズ・カメオ(Charles Cameo)
チャールズは変装もでき、物真似上手な詐欺師。
  • ブルータス(Brutus)
チャールズの助手。

その他[編集]

  • ジョージ・ステイシー(George Stacy)
NY警察に勤務している警部、スパイダーマンの身を守った命の恩人である。
彼の娘にはグウェンがいるが、本作には登場しない。

主題歌[編集]

オープニング・エンディング『スパイダーマンのテーマ
歌:カナダ放送協会所属の歌手12人(ビリー・ヴァン・シンガーズとローリー・ボウワー)
日本初上陸当初、「くも人間」の歌詞で混声合唱が歌唱担当していた。
1980年代に入ってからは、オリジナル版オープニングを流用している。

各話リスト[編集]

シーズン話数放送期間
初回放送最終回放送
1全20話(38回)1967年9月9日 (1967-09-09)1968年1月20日 (1968-1-20)
2全19話(19回)1968年9月14日 (1968-09-14)1969年1月18日 (1969-1-18)
3全13話(20回)1970年3月22日 (1970-03-22)1970年6月14日 (1970-6-14)
話数 邦題A 邦題B 原題A 原題B
シーズン1
1 The Power of Dr. Octopus Sub-Zero for Spidey
2 Where Crawls the Lizard Electro, the Human Lightning Bolt
3 The Menace of Mysterio
4 The Sky is Falling Captured by J. Jonah Jameson
5 Never Step on a Scorpion Sands of Crime
6 Diet of Destruction The Witching Hour
7 Kilowatt Kaper The Peril of Parafino
8 Horn of the Rhino
9 The One-Eyed Idol Fifth Avenue Phantom
10 The Revenge of Dr. Magneto The Sinister Prime Minister
11 The Night of the Villains Here Comes Trubble
12 Spider-Man Meets Dr. Noah Boddy The Fantastic Fakir
13 Return of the Flying Dutchman Farewell Performance
14 The Golden Rhino Blueprint for Crime
15 The Spider and the Fly The Slippery Dr. Von Schlick
16 The Vulture's Prey The Dark Terrors
17 The Terrible Triumph of Dr. Octopus Magic Malice
18 Fountain of Terror Fiddler on the Loose
19 To Catch a Spider Double Identity
20 Sting of the Scorpion Trick or Treachery
シーズン2
21 The Origin of Spiderman
22 King Pinned
23 Swing City
24 Criminal in the Clouds
25 Menace From the Bottom of the World
26 Diamond Dust
27 Spider-man Battles the Molemen
28 Phantom from the Depths of Time
29 The Evil Sorcerer
30 Vine
31 Pardo Presents
32 Cloud City of Gold
33 Neptune's Nose Cone
34 Home
35 Blotto
36 Thunder Rumble
37 Spider-man Meets Skyboy
38 Cold Storage
39 To Cage a Spider
シーズン3
40 The Winged Thing Conner's Reptiles
41 Trouble with Snow Spider-Man vs. Desperado
42 Sky Harbor The Big Brainwasher
43 The Vanishing Dr. Vespasian Scourge of the Scarf
44 Super Swami The Birth of Micro-Man
45 Knight Must Fall The Devious Dr. Dumpty
46 Up from Nowhere
47 Rollarama
48 Rhino The Madness of Mysterio
49 Revolt in the Fifth Dimension
50 Specialists and Slaves
51 Down to Earth
52 Trip to Tomorrow

日本語版スタッフ[編集]

  • 1970年代版
    • 翻訳:大野隆一
    • 製作:トランスグローバル
  • 1986年代版
    • 台本・製作:トランスグローバル
東京12チャンネル 土曜18:00 - 18:15
前番組 番組名 次番組
スパイダーマン
(1974年11月30日 - 1975年3月29日)
淀川長治の映画専科

脚注[編集]

  1. ^ 1974年7月23日から8月30日まで朝9時30分の20分枠に放送があり、同年10月10日の11時00分と同年11月23日から1975年3月29日の夕方18時00分にも15分枠の放送があり、そのまた1986年6月30日から11月まで(アニメランド)の放送もあった。