スポーツマンシップ

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ゲームが終われば、互いに握手してお互いの健闘を称えあうのもひとつのマナーである。

スポーツマンシップ (Sportsmanship) とは、スポーツで関係者らに求められる精神論の一種。競技の上では競争関係にあるもの同士でも、競技を離れた際には友好関係を築くべきとするものなどが良く知られている。

概要[編集]

スポーツマンシップは、スポーツのルールを遵守してゲーム(競技)を行っていくうえでの根本的な姿勢をいうものである。

スポーツマンシップは、スポーツをすること自体を楽しみとし、公正なプレーを尊重し、相手の選手に対する尊敬や賞賛、同じスポーツを競技する仲間としての意識をもって行われる活動であるという姿勢となって表される。また様式化された礼節の発揮も、マナーという面から重視される傾向があり、選手同士が試合の前や後に挨拶を交わすのも、このスポーツマンシップの延長で見られる風習である。

スポーツマンシップの考え方は完全に統一された考えがあるわけでは無く、種目や団体で背反する部分が見られる。弱い選手に手加減をする事はスポーツマンシップである一方、相手を馬鹿にしたという意味でスポーツマンシップに反すると言われる。また、選手の能力とは関係ない事故を利用して勝利する事はスポーツマンシップに反する一方で、それを配慮してペースを落とすなどしてもスポーツマンシップとして評価されない場合も有る。例えばキャメルトロフィーは順位を争うレースであるが、敵チームに問題があれば救助しないといけないというスポーツマンシップに則ったルールが存在する。

立場や挨拶、選手宣誓など競技外の事に関してもスポーツマンシップの考え方は統一されていない。立場や挨拶、素行などが優れていなくても競技で勝てば良いという考えがある一方、それらが優れていないと競技中の勝敗判定に影響を及ぼしたり、例え勝利しても賞賛されないという考えもある。

『Oxford English Dictionary』によれば、“sportsmanship”の初出は、フィールディングの小説作品『トム・ジョーンズ』(1749年)で、主人公のトムが5本の柵を飛び越える乗馬技術を指して用いられており、これが19世紀末から20世紀初期にかけて倫理的ニュアンスを含むようになった。

関連項目[編集]