スーザン・イーリア・マクニール

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スーザン・イーリア・マクニール
Susan Elia MacNeal
誕生 スーザン・イーリア
アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク州バッファロー
言語 英語
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
最終学歴 ウェルズリー大学
活動期間 2012年 -
ジャンル ミステリ、スパイ小説
代表作 マギー・ホープ シリーズ
デビュー作 『チャーチル閣下の秘書』
配偶者 ノエル・マクニール(1999年 - )
子供 1人
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スーザン・イーリア・マクニールSusan Elia MacNeal、生年非公開)は、アメリカ合衆国の作家。代表作は第二次世界大戦中のロンドンを舞台に、アメリカからやって来た才女マギー・ホープが活躍するミステリのシリーズ。

来歴[編集]

ニューヨーク州バッファローのナーディン・アカデミーで学び、1991年マサチューセッツ州ウェルズリー大学を英語の学位を取得して卒業、成績上位15%の学生に与えられるクム・ラウデ(優等)を受賞した[1]。別の大学で受けた授業の単位を自分の大学の単位に加算できるクロス・レジストレーションシステムを利用してマサチューセッツ工科大学の授業やハーバード大学のラドクリフ出版コースを受講した。

小説家ジョン・アーヴィングのアシスタントを務めた後、ランダムハウス、バイキング・ペンギン、ダンス・マガジンなどで編集者として勤めた。物書きとしてのキャリアは、2冊のノンフィクション、バレエやモダンダンス、人形劇の記事の執筆からスタートさせた。

2012年に上梓した処女作『チャーチル閣下の秘書』(原題:Mr. Churchill's Secretary )は、バリー賞のペーパーバック部門を受賞した[2][3]。また、エドガー賞 処女長編賞や、マカヴィティ賞新人賞、ディリス賞にノミネートされた[4][5][6]

2013年、シリーズ第2作『エリザベス王女の家庭教師』(原題:Princess Elizabeth's Spy )はマカヴィティ賞のスー・フェダー歴史ミステリ賞にノミネートされた[7][8]。同作のオーディオ版は2012年10月29日のニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストに掲載された[9]

シリーズ第3作『国王陛下の新人スパイ』(原題:His Majesty's Hope )もニューヨーク・タイムズのベストセラー・リスト入りを果たし[10]国際スリラー作家協会賞にノミネートされた。また、著名なテレビ司会者で知られるオプラ・ウィンフリーが「読まずにいられない7冊」に同作を挙げた[11]

2014年、続く第4作『スパイ学校の新任教官』(原題:The Prime Minister's Secret Agent )もニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストに入り[12]、レフティ賞にノミネートされ、翌2015年に上梓した第5作『ファーストレディの秘密のゲスト』(原題:Mrs. Roosevelt's Confidante )はアガサ賞歴史小説部門にノミネートされた。

第6作『バッキンガム宮殿のVIP』(原題:The Queen's Accomplice )はUSAトゥデイのベストセラーとなり、書籍情報や書評を閲覧できるウェブサイト「Goodreads」で毎年利用者による投票で選ばれるGoodreads Choice Awardsでセミファイナルまで残ったほか、バリー賞にノミネートされた。

第7作『ホテル・リッツの婚約者』(原題:The Paris Spy )はシリーズで初めてハードカバーで出版された後にペーパーバック化され、ニューヨーク・タイムズだけでなく、ワシントン・ポストパブリッシャーズ・ウィークリーでもベストセラー・リスト入りし、アガサ賞にノミネートされた。

第8作"The Prisoner in the Castle"2018年8月に刊行予定である。

マギー・ホープシリーズには実在の人物が多く登場し、物語を動かしていくが、その一例がウィンストン・チャーチル(イギリス首相)、エレノア・ルーズベルト(アメリカ合衆国大統領夫人)、ヴィルヘルム・カナリス(ドイツ軍人)、山本五十六(日本軍人)、エリザベス王女(後に女王)などである。また、『ファーストレディの秘密のゲスト』に登場するジョン・スターリングは作家のロアルド・ダールがモデルとされている。ヒロインのマギー・ホープも第二次大戦中に特殊作戦執行部に実際にいたとされる秘書兼スパイにインスパイアされている。

私生活では、1999年11月6日に人形遣いのノエル・マクニールユニオン神学校で結婚した[13]。現在はニューヨークのブルックリン区に夫と息子と暮らしている[14]

作品リスト[編集]

ノンフィクション[編集]

  • Wedding Zen: Simple, Calming Wisdom for the Bride (Chronicle Books, 2004)
  • Infused: 100+ Recipes for Infused Liqueurs and Cocktails (Chronicle Books, 2006)

マギー・ホープ シリーズ[編集]

# 邦題 原題 刊行年月
アメリカ合衆国の旗
刊行年月
日本の旗
出版社
日本の旗
訳者
日本の旗
1 チャーチル閣下の秘書 Mr. Churchill's Secretary 2012年04月 2013年06月 東京創元社
創元推理文庫
圷香織
2 エリザベス王女の家庭教師 Princess Elizabeth's Spy 2012年10月 2014年03月
3 国王陛下の新人スパイ His Majesty's Hope 2013年05月 2015年03月
4 スパイ学校の新任教官 The Prime Minister's Secret Agent 2014年 2015年10月
5 ファーストレディの秘密のゲスト Mrs. Roosevelt's Confidante 2015年10月 2016年11月
6 バッキンガム宮殿のVIP The Queen's Accomplice 2016年 2017年11月
7 ホテル・リッツの婚約者 The Paris Spy 2017年 2018年09月
8 The Prisoner in the Castle 2018年

出典[編集]

  1. ^ English/Alumnae/Susan Elia MacNeal”. Wellesley College. 2015年4月2日閲覧。
  2. ^ List of Barry Awards from 1997”. Barry Awards. Deadly Pleasures. 2012年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月2日閲覧。
  3. ^ "MR. CHURCHILL'S SECRETARY". Kirkus Reviews
  4. ^ Edgars Database”. TheEdgars.com. Mystery Writers of America. 2014年10月2日閲覧。
  5. ^ List of Macavity Awards”. Macavity Awards. Mystery Readers International. 2014年10月2日閲覧。
  6. ^ List of Dilys Awards Since 1996”. The Dilys Award. Independent Mystery Booksellers Association. 2014年10月2日閲覧。
  7. ^ List of Macavity Awards Since 1987”. Macavity Awards. Mystery Readers International. 2014年10月2日閲覧。
  8. ^ "Princess Elizabeth's Spy ". November 6, 2012 Bookpage
  9. ^ Paperback Trade Fiction Bestsellers for 29 October 2012”. Best Sellers List. The New York Times. 2014年10月2日閲覧。
  10. ^ Paperback Trade Fiction Best Sellers for 27 May 2013”. Best Sellers List. The New York Times. 2014年10月2日閲覧。
  11. ^ 7 Compulsively Readable Mysteries (For the Crazy-Smart Reader)”. Oprah.com. Oprah Winfrey. 2014年10月2日閲覧。
  12. ^ Paperback Trade Fiction Best Sellers for 14 July 2014”. Best Sellers. The New York Times. 2014年10月2日閲覧。
  13. ^ Smith Brady, Lois (1999年11月14日). “Weddings: Vows; Susan Elia and Noel MacNeal” (English). The New York Times (The New York Times Company). https://www.nytimes.com/1999/11/14/style/weddings-vows-susan-elia-and-noel-macneal.html 2015年4月2日閲覧。 
  14. ^ "His Majesty's Hope". Story Circle Book Reviews, Reviewed by Laura Strathman Hulka April 30, 2013