セリンラセマーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

セリンラセマーゼ(Serine racemase)は、L-セリンからD-セリンを生成する酵素である。D-セリンは、内でNMDA型グルタミン酸受容体を活性化させることで神経信号分子として働く。ヒトでは、セリンラセマーゼタンパク質は、SRR遺伝子でコードされている[1]

哺乳類のセリンラセマーゼは、ピリドキサールリン酸依存性の酵素であり、L-セリンからD-セリンへの異性化及びL-セリンから脱水してピルビン酸アンモニアを生成する反応の両方を触媒する[2]。この酵素は、マグネシウムのような2価のカチオンで生理的に活性化され、またマグネシウム/ATP複合体でアロステリックに活性化される。

出典[編集]

  1. ^ “Human serine racemase: moleular cloning, genomic organization and functional analysis”. Gene 256 (1-2): 183-8. (Oct 2000). doi:10.1016/S0378-1119(00)00356-5. PMID 11054547. 
  2. ^ “Cofactors of serine racemase that physiologically stimulate the synthesis of the N-methyl-D-aspartate (NMDA) receptor coagonist D-serine”. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 99 (22): 14542-7. (Oct 2002). doi:10.1073/pnas.222421299. PMC: 137919. PMID 12393813. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC137919/. 

関連文献[編集]