ソウル特別市地下鉄公社4000系電車 (2代)

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ソウル特別市地下鉄公社4000系電車
SeoulMetro4965.jpg
4000系電車
基本情報
製造所 現代精工大宇重工業現代ロテム
主要諸元
編成 10
軌間 1435 mm
電気方式 直流1,500V/交流25,000V (60Hz)
最高運転速度 100 km/h
起動加速度 3,0 km/h/s
減速度(常用) 3,5 km/h/s
減速度(非常) 4,5 km/h/s
編成定員 1048人(立席)+528人(座席)=1576人
車両定員 148(48(座席)+100(立席))人(先頭車)
160(54(座席)+106(立席))人(中間車)
車両重量 33,1t(Tc)、42,24t(M)、26,5t(T1)、32,0t(T2)
編成重量 362,4t
全長 20,000 mm
全幅 3,200 mm
全高 4,500 mm
主電動機出力 220kW
編成出力 4400kW
制御装置 GTO素子VVVFインバータ制御 (1C4M制御)(401~426, 452~462, 464~465, 468~469編成)
IGBT素子VVVFインバータ制御 (1C4M制御, 更新車,2次車)(451, 463, 466~467編成, 470~471編成,472~476編成)
保安装置 ATS(安山線区間)/ATC(ソウルメトロ4号線, 果川線区間)
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ソウル特別市地下鉄公社4000系電車(ソウルとくべつしちかてつこうしゃ4000けいでんしゃ)は、ソウル交通公社(旧:ソウル特別市地下鉄公社→ソウルメトロ)の通勤形電車首都圏電鉄4号線で使用される。


概要[編集]

1993年から1994年にかけて導入された。ソウル特別市地下鉄公社では初となるVVVFインバータ制御ステンレス製の車体を採用した。インバータ装置は当初、三菱電機製およびGECアルストム製のものが導入されたが、後述の機器更新工事により東芝製およびタウォンシス製のものも導入されている。

401~426編成は直流専用となっており、ソウル交通公社4号線の直流区間のみ(ただし、実際は折り返し設備のある舎堂駅で折り返し)の運行である。

1994年までに製造された編成方向幕を装備していたが、一部の編成では発光ダイオード(LED)による表示器に交換されている。方向幕の装置の技術日本小糸工業によるものである。

当車両の重要部検査や全般検査などは3号線車両基地において行っている。

榛接線開業の際に5編成が追加導入される予定である。

編成表[編集]

ソウル交通公社の編成番号は、4桁の車号のうち号車を意味する百の位を除く3桁で表現する。(例:1号車が4001である編成=401編成)

  • 製造時
 
 
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 製造年 制御装置
形式 4000形 4100形 4200形 4300形 4400形 4500形 4600形 4700形 4800形 4900形
区分 Tc M M T M T1 T M M Tc
搭載機器 SIV,CP,BT CI,Mtr CI,Mtr CI,Mtr SIV,CP,BT CI,Mtr CI,Mtr SIV,CP,BT
車両番号 4001 4101 4201 4301 4401 4501 4601 4701 4801 4901 1993年 三菱電機GTO素子
4002 4102 4202 4302 4402 4502 4602 4702 4802 4902
4003 4103 4203 4303 4403 4503 4603 4703 4803 4903
4004 4104 4204 4304 4404 4504 4604 4704 4804 4904
4005 4105 4205 4305 4405 4505 4605 4705 4805 4905
4006 4106 4206 4306 4406 4506 4606 4706 4806 4906
4007 4107 4207 4307 4407 4507 4607 4707 4807 4907
4008 4108 4208 4308 4408 4508 4608 4708 4808 4908
4009 4109 4209 4309 4409 4509 4609 4709 4809 4909
4010 4110 4210 4310 4410 4510 4610 4710 4810 4910 1994年 GECアルストムGTO素子
4011 4111 4211 4311 4411 4511 4611 4711 4811 4911
4012 4112 4212 4312 4412 4512 4612 4712 4812 4912
4013 4113 4213 4313 4413 4513 4613 4713 4813 4913
4014 4114 4214 4314 4414 4514 4614 4714 4814 4914
4015 4115 4215 4315 4415 4515 4615 4715 4815 4915
4016 4116 4216 4316 4416 4516 4616 4716 4816 4916
4017 4117 4217 4317 4417 4517 4617 4717 4817 4917
4018 4118 4218 4318 4418 4518 4618 4718 4818 4918
4019 4119 4219 4319 4419 4519 4619 4719 4819 4919
4020 4120 4220 4320 4420 4520 4620 4720 4820 4920
4021 4121 4221 4321 4421 4521 4621 4721 4821 4921
4022 4122 4222 4322 4422 4522 4622 4722 4822 4922
4023 4123 4223 4323 4423 4523 4623 4723 4823 4923
4024 4124 4224 4324 4424 4524 4624 4724 4824 4924
4025 4125 4225 4325 4425 4525 4625 4725 4825 4925
4026 4126 4226 4326 4426 4526 4626 4726 4826 4926
4051 4151 4251 4351 4451 4551 4651 4751 4851 4951 1993年 タウォンシスIGBT素子
4052 4152 4252 4352 4452 4552 4652 4752 4852 4952 三菱電機GTO素子
4053 4153 4253 4353 4453 4553 4653 4753 4853 4953
4054 4154 4254 4354 4454 4554 4654 4754 4854 4954
4055 4155 4255 4355 4455 4555 4655 4755 4855 4955
4056 4156 4256 4356 4456 4556 4656 4756 4856 4956
4057 4157 4257 4357 4457 4557 4657 4757 4857 4957
4058 4158 4258 4358 4458 4558 4658 4758 4858 4958
4059 4159 4259 4359 4459 4559 4659 4759 4859 4959
4060 4160 4260 4360 4460 4560 4660 4760 4860 4960
4061 4161 4261 4361 4461 4561 4661 4761 4861 4961
4062 4162 4262 4362 4462 456 4662 4762 4862 4962
4063 4163 4263 4363 4463 4563 4663 4763 4863 4963 タウォンシスIGBT素子
4064 4164 4264 4364 4464 4564 4664 4764 4864 4964 1994年 GECアルストムGTO素子
4065 4165 4265 4365 4465 4565 4665 4765 4865 4965
4066 4166 4266 4366 4466 4566 4666 4766 4866 4966 東芝IGBT素子
4067 4167 4267 4367 4467 4567 4667 4767 4867 4967
4068 4168 4268 4368 4468 4568 4668 4768 4868 4968 GECアルストムGTO素子
4069 4169 4269 4369 4469 4569 4669 4769 4869 4969
4070 4170 4270 4370 4470 4570 4670 4770 4870 4970 東芝IGBT素子
4071 4171 4271 4371 4471 4571 4671 4771 4871 4971
4072 4172 4272 4372 4472 4572 4672 4772 4872 4972 2019年(導入予定)
4073 4173 4273 4373 4473 4573 4673 4773 4873 4973
4074 4174 4274 4374 4474 4574 4674 4774 4874 4974
4075 4175 4275 4375 4475 4575 4675 4775 4875 4975
4076 4176 4276 4376 4476 4576 4676 4776 4876 4976
凡例
  • CI (Converter・Inverter) -主変換装置(コンバータ装置 + VVVFインバータ装置)
  • SIV -静止形インバータ
  • CP -空気圧縮機
  • BT -蓄電池
  • Mtr -主変圧器
備考
  • パンタグラフは、M(4100形、4200形、4400形、4700形、4800形)に下枠交差形を2基ずつ搭載する。

配属[編集]

全編成倉洞車両事業所朝鮮語版に配属されている。

改造工事[編集]

落成後、以下の改造工事が行われている。

10両編成化[編集]

交直流型の50番台の一部は6両編成で落成したが、安山線および果川線の10両編成化に伴い1993年から456~468編成に中間車を増結し、10両編成化した。

台車の交換[編集]

電動台車(大宇重工業製)の一部に構造的な欠陥が発見されたことから、2001年に新造品と交換された。

内装の不燃化改造[編集]

2003年2月に発生した大邱地下鉄放火事件を受けて、2004年から2005年にかけて全編成を対象に内装の張り替え(不燃化改造)が実施された。同時に火災警報器と非常通報装置が設置された。

自動放送装置の交換[編集]

落成当初の車内自動放送装置(ROM方式)が老朽化したことから、2008年2月に新品(MP3方式)に交換され、車内放送の高音質化が図られた。

交直切替器の自動化[編集]

50番台に搭載されている交直切替器は当初、運転士が手動で操作していたが、2008年から装置が交換され自動で切り替えられるようになった。

側面方向幕の使用停止[編集]

ホームドアの設置に伴い、車体側面に設置されていた方向幕は不要となったことから使用が停止され、ソウル交通公社のロゴが張られている。 当初は直流区間専用の0番台のみが対象であったが、直通先の安山線と果川線のホームドアの設置が完了したことから交直流型の50番台も側面方向幕の使用が停止された。

前面方向幕および列車番号表示器のLED化[編集]

402〜406、408〜416、418、419、422、456〜457編成の先頭車前面の方向幕および7セグメント方式の列車番号表示器はLEDによる表示器に交換されている。

自転車搭載スペースの設置[編集]

2009年、451~455編成の先頭車を対象に、自転車を搭載するためのスタンドが設置された。

インバータ装置の更新工事[編集]

2013年に451編成と466編成のVVVFインバータ装置が老朽化した為、451編成はタウォンシス製、466編成は東芝製の装置に更新した。いずれも、素子に絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を採用した。また、2017年にも一部編成を機器更新工事が行われた。2018年より故障も多発している為、2019年より全編成を対象に機器更新工事を行う予定である。

休車[編集]

2018年より故障が頻発している416、465および468編成が休車となり、中間車の一部が他編成の状態不良車両と差し替えられている。

関連項目[編集]