ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車

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ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車
Seoul Metro class 7000.jpg
7000系電車(2015年)
基本情報
製造所 大宇重工業 (1次車)
韓進重工業 (2次車)
主要諸元
編成 8
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500V
最高運転速度 80 km/h
設計最高速度 110 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 1,256人
車両定員 148人(先頭車)、160人(中間車)
車両重量 33.7t(先頭車)、35,4t(M1)
35,8t(M2)、29,3t(T)
編成重量 268.4t
全長 19,500 mm
全幅 3,120 mm
全高 1,150 mm
主電動機出力 210kW
駆動方式 WNドライブ
編成出力 4,200kW
制御装置 VVVFインバータ制御(GTO,IGBT)
制動装置 交直流回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATS, ATC, ATO
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ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車(ソウルとくべつしとしてつどうこうしゃ7000けいでんしゃ)は、1996年10月11日に営業運転を開始したソウル交通公社7号線通勤形電車

概要[編集]

ソウル特別市都市鉄道公社5000系6000系のデザインをほぼ踏襲している。7000系は4M4Tの8両であり同時期に製造された8000系とは両数以外同じである。宇進産電製の運転管理制御システムTGISを搭載していてATO使用したワンマン運転時の運転士支援を行っている。2000年の路線延長の際に2次車を増備した。

1次車[編集]

1995年 - 1996年に大宇重工業で製造し701 - 717編成が導入された。GECアルストム製のGTO-VVVFを搭載している。

側窓は2枚窓になっていて上部が開閉する内倒れ式となっている。

2次車[編集]

1999年 - 2000年韓進重工業で製造し718 - 762編成が導入された。東芝製のIGBT-VVVF 2レベル3相電圧型PWMインバーター(SVF35-A0型)を搭載している。

外観の変更点は外板ビートが省略され、前面では行先表示LEDの大型化と窓枠が黒塗装された。側窓は1枚窓となり開閉は出来ない。

2010年に、8000系の821・822編成を組み合わせた7000系763編成が加わった。

編成表[編集]

ソウル交通公社の編成番号は、4桁の車号のうち号車を意味する百の位を除く3桁で表現する。(例:1号車が7101である編成=701編成)

 
長岩
 
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 製造年 車両形態
形式 7100形 7200形 7300形 7400形 7500形 7600形 7700形 7000形
区分 Tc M M' T T M M' Tc
搭載機器 SIV,BT VVVF,CP VVVF VVVF,CP VVVF SIV,BT
車両番号 7101 7201 7301 7401 7501 7601 7701 7001 1995年 1次車
7102 7202 7302 7402 7502 7602 7702 7002 1996年
7103 7203 7303 7403 7503 7603 7703 7003
7104 7204 7304 7404 7504 7604 7704 7004
7105 7205 7305 7405 7505 7605 7705 7005
7106 7206 7306 7406 7506 7606 7706 7006
7107 7207 7307 7407 7507 7607 7707 7007
7108 7208 7308 7408 7508 7608 7708 7008
7109 7209 7309 7409 7509 7609 7709 7009
7110 7210 7310 7410 7510 7610 7710 7010
7111 7211 7311 7411 7511 7611 7711 7011
7112 7212 7312 7412 7512 7612 7712 7012
7113 7213 7313 7413 7513 7613 7713 7013
7114 7214 7314 7414 7514 7614 7714 7014
7115 7215 7315 7415 7515 7615 7715 7015
7116 7216 7316 7416 7516 7616 7716 7016
7117 7217 7317 7417 7517 7617 7717 7017
7118 7218 7318 7418 7518 7618 7718 7018 1999年 2次車
7119 7219 7319 7419 7519 7619 7719 7019
7120 7220 7320 7420 7520 7620 7720 7020
7121 7221 7321 7421 7521 7621 7721 7021
7122 7222 7322 7422 7522 7622 7722 7022
7123 7223 7323 7423 7523 7623 7723 7023
7124 7224 7324 7424 7524 7624 7724 7024
7125 7225 7325 7425 7525 7625 7725 7025
7126 7226 7326 7426 7526 7626 7726 7026
7127 7227 7327 7427 7527 7627 7727 7027
7128 7228 7328 7428 7528 7628 7728 7028
7129 7229 7329 7429 7529 7629 7729 7029
7130 7230 7330 7430 7530 7630 7730 7030
7131 7231 7331 7431 7531 7631 7731 7031
7132 7232 7332 7432 7532 7632 7732 7032
7133 7233 7333 7433 7533 7633 7733 7033
7134 7234 7334 7434 7534 7634 7734 7034
7135 7235 7335 7435 7535 7635 7735 7035
7136 7236 7336 7436 7536 7636 7736 7036
7137 7237 7337 7437 7537 7637 7737 7037
7138 7238 7338 7438 7538 7638 7738 7038
7139 7239 7339 7439 7539 7639 7739 7039
7140 7240 7340 7440 7540 7640 7740 7040
7141 7241 7341 7441 7541 7641 7741 7041
7142 7242 7342 7442 7542 7642 7742 7042
7143 7243 7343 7443 7543 7643 7743 7043 2000年
7144 7244 7344 7444 7544 7644 7744 7044
7145 7245 7345 7445 7545 7645 7745 7045
7146 7246 7346 7446 7546 7646 7746 7046
7147 7247 7347 7447 7547 7647 7747 7047
7148 7248 7348 7448 7548 7648 7748 7048
7149 7249 7349 7449 7549 7649 7749 7049
7150 7250 7350 7450 7550 7650 7750 7050
7151 7251 7351 7451 7551 7651 7751 7051
7152 7252 7352 7452 7552 7652 7752 7052
7153 7253 7353 7453 7553 7653 7753 7053
7154 7254 7354 7454 7554 7654 7754 7054
7155 7255 7355 7455 7555 7655 7755 7055
7156 7256 7356 7456 7556 7656 7756 7056
7157 7257 7357 7457 7557 7657 7757 7057
7158 7258 7358 7458 7558 7658 7758 7058
7159 7259 7359 7459 7559 7659 7759 7059
7160 7260 7360 7460 7560 7660 7760 7060
7161 7261 7361 7461 7561 7661 7761 7061
7162 7262 7362 7462 7562 7662 7762 7062
7163 7263 7363 7463 7563 7663 7763 7063 1999年
凡例
  • VVVF -主制御装置
  • SIV -静止形インバータ
  • CP -空気圧縮機
  • BT -蓄電池
備考
  • 桃色背景()の車両は8000系から編入した車両(1999年製)。
  • パンタグラフは、M(7200形、7600形)に下枠交差形を2基ずつ搭載する。

配属[編集]

特記事項[編集]

内装の不燃化改造[編集]

2003年大邱地下鉄放火事件を契機に強化された鉄道車両の難燃基準に沿って、2005年までに内装材改造を完了した。この事業には1次車を興一企業・2次車をロテム(現・現代ロテム)が担当した。座席はステンレスに変更され、火災警報器と客室非常用インターホンを設置した。

放火事件[編集]

2005年1月3日午前7時13分頃、加里峰(現・加山デジタル団地)駅を発車し鉄山駅に向かっていた7017列車(752編成)の後2両目で、加里峰駅から乗車した48歳の男が新聞紙に引火性の液体を撒き火をつけ鉄山駅で逃走した。火は座席に燃え移り乗客が隣の車両に避難し火災警報を鳴らし運転士と司令室に知らせた。その中の一部乗客は消火を試みた。7時16分頃司令室からの連絡により光明駅(現・光明サゴリ駅)の駅員3人が駆けつけ乗客全員を下車させた後に消火活動に当たった。駅からの連絡により司令室は鎮火したものと判断してこの電車を終点の温水駅まで回送運行の指示を出すと同時に、反対行き電車の運転見合わせ指示も解除した。しかし車両後尾部分ではまだ火の手が燃え続けていて、温水駅にて消防隊の出動により8時54分頃に完全に鎮火した。

これにより752編成のうち3両が全焼し、10時45分まで7号線全線運転見合わせとなった。人命被害は無かったものの、運転士・駅・司令の判断ミス・連絡体制が取れていなかった事と不燃化対策が完了していなかった事が指摘された。犯人は翌4日午後8時頃に水原駅にて任意同行を求められ、後に逮捕された。

752編成の被災した3両は、同一仕様の8000系822編成から3両を組み込む形で置き換えている。

関連項目[編集]