ダニー・ファーカー

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  • ダニー・ファークハー
  • ダニー・ファークアー
  • ダニー・ファークァー
ダニー・ファーカー
Danny Farquhar
ニューヨーク・ヤンキース (マイナー)
Danny Farquhar (33891270730).jpg
タンパベイ・レイズ時代
(2017年4月25日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ブロワード郡ペンブロークパインズ
生年月日 (1987-02-17) 1987年2月17日(32歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト10巡目
初出場 2011年9月13日 ボストン・レッドソックス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダニエル・アンドレス・ファーカーDaniel Andres Farquhar, 1987年2月17日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ブロワード郡ペンブロークパインズ出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。MLB・愛称はファークFark[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校時代は投手と外野手を兼任。外野手として打率は4割を超えていた[2]ルイジアナ大学ラファイエット校進学後は抑えとして活躍した。

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

2008年MLBドラフト10巡目(全体309位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入りした。この年は傘下のA-級オーバーン・ダブルデイズ、A級ランシング・ラグナッツに所属した。

2009年はA+級ダニーデン・ブルージェイズで開幕を迎え、その後AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツに昇格した。

2010年11月28日にラージャイ・デービスとのトレードで、トリスタン・マグナソンと共にオークランド・アスレチックスにへ移籍した[3]

2011年4月18日にデビッド・パーシーとのトレードで、ブルージェイズに復帰。9月13日のボストン・レッドソックス戦でメジャー初登板を果たすも結果を出せず、AAA級ラスベガス・フィフティワンズに降格した[3]

マリナーズ時代[編集]

2012年6月9日にウェイバー公示を経て古巣のアスレチックスに復帰した[3]。しかし再びウェイバー公示され、6月26日にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。7月23日にはイチローとのトレードで、D・J・ミッチェルと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[4]

2013年はAAA級タコマ・レイニアーズで開幕を迎える。5月17日にメジャー昇格が決まった[5]。8月2日からトム・ウィルヘルムセンに代わりクローザーを務め、同月3日にはメジャー初セーブを記録する[6]。シーズン終盤での配置転換ではあったが、クローザーを務めた24試合では0勝3敗16セーブ・防御率2.38を記録した。

2014年2月25日にマリナーズと1年契約に合意した[7]。この年は、奪三振にこだわらないピッチングに変えた事[8]で安定した投球を披露するようになり、66試合に登板して防御率2.66・メジャー初勝利を含む3勝1敗という成績を記録した。また、前年より低下したとは言え、投球イニングを上回る三振を奪い、奪三振率は依然として10.0を超えていた。

2015年は通算150試合登板に到達し、最終的には43試合でマウンドに登ったが、成績は大幅に悪化。防御率5.12は、2013年以降ではワーストの数字であり、負けが込んで1勝8敗と大きく負け越した。また、前年比 - 20投球回にもかかわらず被本塁打が増し、9本も打たれた。

レイズ時代[編集]

2015年11月5日にネイサン・カーンズC.J.リーフェンハウザーブーグ・パウエルとのトレードで、ブラッド・ミラーローガン・モリソンと共にタンパベイ・レイズへ移籍した[9]

2016年、35試合にリリーフ登板して自己2位となる防御率3.06をマーク。また、三振奪取能力が以前の水準に戻り、2年ぶりに10.0超えとなる奪三振率11.7を記録した。

2017年6月29日にブラッド・ボックスバーガーの故障者リストからの復帰に伴ってDFAとなり[10]7月3日にマイナー契約でAAA級ダーラム・ブルズへ配属された。7月20日に自由契約となった[3]

ホワイトソックス時代[編集]

2017年7月24日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級シャーロット・ナイツへ配属された。8月19日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同年は2球団合計で52試合に登板して4勝2敗、防御率4.20を記録した。

2018年4月20日のヒューストン・アストロズ戦、この試合の6回表に登板したファーカーは、直後の6回裏の攻撃中にダグアウトで倒れ、病院へ搬送された。検査の結果、動脈瘤の破裂による脳内出血と診断された[11]。幸いにも一命を取りとめたファーカーは、手術を経て、5月7日に退院した。6月1日、本拠地ギャランティード・レート・フィールドでの試合前には始球式を行った[12]。レギュラーシーズン終了後の10月27日にFAとなった[3]

ヤンキース傘下時代[編集]

2019年1月21日にヤンキースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2011 TOR 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 11 2.0 4 0 2 0 0 1 0 0 4 4 13.50 3.00
2013 SEA 46 0 0 0 0 0 3 16 2 .000 228 55.2 44 2 22 4 0 79 2 1 29 26 4.20 1.19
2014 66 0 0 0 0 3 1 1 13 .750 290 71.0 58 5 22 1 4 81 6 2 23 21 2.66 1.13
2015 43 0 0 0 0 1 8 1 8 .111 219 51.0 53 9 17 2 1 48 1 1 33 29 5.12 1.37
2016 TB 35 0 0 0 0 1 0 0 7 1.000 158 35.1 33 8 15 1 4 46 1 0 14 12 3.06 1.36
2017 37 0 0 0 0 2 2 0 9 .500 154 35.0 28 2 22 4 4 33 4 0 16 16 4.11 1.43
CWS 15 0 0 0 0 2 0 0 4 1.000 61 14.1 11 1 6 0 0 12 0 0 7 7 4.40 1.19
'17計 52 0 0 0 0 4 2 0 13 .667 215 49.1 39 3 28 4 4 45 4 0 23 23 4.20 1.36
2018 8 0 0 0 0 1 1 0 2 .500 29 8.0 6 3 0 0 0 9 1 0 5 5 5.63 0.75
MLB:7年 253 0 0 0 0 10 15 18 45 .400 1150 272.1 237 30 106 12 13 309 15 4 131 119 3.93 1.26
  • 2018年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 49(2011年)
  • 40(2013年 - 2015年)
  • 43(2016年 - 2018年)

脚注[編集]

  1. ^ Sox Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧
  2. ^ Gary Curreri; Patrick Lammer; Cynthia Thuma; Steve Perhla (2004年3月15日). “Farquhar, Archbishop Mccarthy Knock Out Key West In Semis” (英語). Sun Sentinel. 2017年7月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2019年2月7日閲覧。
  4. ^ Bryan Hoch (2012年7月23日). “Yankees acquire Ichiro for two prospects” (英語). MLB.com. 2017年7月3日閲覧。
  5. ^ Geoff Baker (2013年8月2日). “Danny Farquhar up from Class AAA to join Mariners bullpen” (英語). The Seattle Times. 2017年7月3日閲覧。
  6. ^ Geoff Baker (2013年8月2日). “Tom Wilhelmsen out as Mariners closer once again” (英語). The Seattle Times. 2017年7月3日閲覧。
  7. ^ “Seattle Mariners player signing updates” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Seattle Mariners), (2014年2月25日), http://m.mariners.mlb.com/news/article/68311692/mariners-announce-8-signings/ 2017年7月3日閲覧。 
  8. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、217頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
  9. ^ Bill Chastain (2015年11月5日). “Rays get Miller, Morrison, Farquhar from M's” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/156606676/rays-acquire-miller-morrison-farquhar 2015年11月6日閲覧。 
  10. ^ Jonathan Toye (2017年6月29日). “Boxberger activated, Farquhar DFA'd” (英語). MLB.com. 2017年7月2日閲覧。
  11. ^ Scott Merkin (2018年4月21日). “Farquhar stable after ruptured brain aneurysm” (英語). MLB.com. 2018年6月11日閲覧。
  12. ^ 宇根夏樹 (2018年6月2日). “脳出血で倒れた投手が「マウンド」へ戻ってきた。その投手はイチローが移籍した時の交換相手”. ism. https://news.yahoo.co.jp/byline/unenatsuki/20180602-00085960/ 2018年6月11日閲覧。 
  13. ^ Bryan Hoch (2019年1月21日). “Source: Yanks sign Farquhar to Minors deal” (英語). MLB.com. 2019年2月7日閲覧。

関連項目[編集]