ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

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ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか
Dungeon ni Deai o Motomeru no wa Machigatteiru Darō ka logo.png
ジャンル ファンタジー
小説
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2013年1月15日 -
巻数 既刊15巻(2019年6月現在)
小説:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
はいむらきよたか
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2014年1月15日 -
巻数 既刊11巻(2019年1月現在)
小説:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか ファミリアクロニクル
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
ニリツ
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2017年3月15日 -
巻数 既刊1巻(2017年3月現在)
漫画
漫画
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 九二枝
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
ガンガンONLINE
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2013年16号 -
巻数 既刊10巻(2018年6月現在)
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
はいむらきよたか・ヤスダスズヒト
(キャラクター原案)
作画 矢樹貴
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスJOKER
発表号 2014年6月号 -
巻数 既刊13巻(2019年2月現在)
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか ファミリアクロニクル
episodeリュー
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 桃山ひなせ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスONLINE
発表期間 2017年2月23日 - 2018年10月25日
巻数 全6巻
話数 全21話
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか4コマ【神様の日常】
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 タカムラマサヤ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表期間 2014年8月14日 - 2015年5月14日
2016年5月19日 - 2017年5月18日
巻数 全2巻
漫画:ダンまち4コマ
そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 ちょぼらうにょぽみ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2014年22号 - 2015年12号
2016年9号 - 2017年5号
巻数 全2巻
アニメ:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか(第1期)
ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうかII(第2期)
原作 大森藤ノ
監督 山川吉樹(第1期)
橘秀樹(第2期)
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ダンまち製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 第1期:2015年4月 - 6月
第2期:2019年7月 -
話数 第1期:全13話
アニメ:ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを
求めるのは間違っているだろうか外伝
原作 大森藤ノ
監督 鈴木洋平
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ソード・オラトリア製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2017年4月 - 7月
話数 全12話
映画:劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか -オリオンの矢-
原作 大森藤ノ
監督 桜美かつし
脚本 大森藤ノ
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
制作 J.C.STAFF
製作 劇場版ダンまち製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
封切日 2019年2月15日
上映時間 82分
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学・漫画・アニメ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか)は、大森藤ノによる日本ライトノベル。イラストはヤスダスズヒトが担当。2013年1月からGA文庫SBクリエイティブ)より刊行されている。略称は『ダンまち』。

目次

概要[編集]

大森のデビュー作で、小説投稿サイト「Arcadia」に投稿されていた『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を『ファミリア・ミィス』に改題し投稿。第4回GA文庫大賞大賞を受賞した[1]のち、タイトルを戻して書籍化したものである(小説投稿サイトの作品ページは削除済)。

第3回ラノベ好き書店員大賞第1位[2]。2018年10月にはアニメ公式Twitterでシリーズ累計発行部数1000万部突破の告知をしている[3]。2016年3月には第2回SUGOI JAPAN Awardでラノベ部門1位を獲得した[4]

2014年1月からアイズ・ヴァレンシュタインを主人公にした外伝の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか がいでん ソード・オラトリア)が刊行されている。イラストははいむらきよたかが担当。

2013年に本編、2014年に外伝の漫画版が連載開始された。

2015年にはテレビアニメ版が放送された。第1話の放送後にはヒロイン・ヘスティアの一風変わった服装(乳房の下を通し、二の腕、背中を結ぶ青いリボン[5]によって上腕を動かすと連動して乳房が上下に揺れる[6])がインターネット上で「例の紐[6][注 1]と呼ばれるなど話題を集め、イギリスタブロイド紙デイリー・メール』がヘスティアを画像付きで紹介するなど、反響は日本国外にも広がった[8][9][6]。このブームについて、テレビアニメ版のプロデューサー中山信宏は「本編が放送されてからの盛り上がり」であり、「アニメスタッフの映像化時のこだわりのおかげ」と述べている[7]。「例の紐/紐神様」は、2015年度アニメ流行語大賞銀賞(第2位)を受賞した[10]

2016年1月からリュー・リオンを主人公にした外伝小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかリュー外伝 グラン・カジノをぶっつぶせ!』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか リューがいでん グラン・カジノをぶっつぶせ)がガンガンONLINEにて2016年1月21日更新分から同年6月16日更新分まで月一ペースで連載した。2017年3月に『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー』のタイトルで文庫本化。漫画版の連載も開始。さらにはこの作品を、本編や外伝では掘り起こしきれないキャラクターたちの過去に触れていく新たな外伝シリーズ、『クロニクル』シリーズの第1作に位置付けすることになった。

2017年4月から7月にかけては、外伝『ソード・オラトリア』のテレビアニメが放送された。

2018年には原作者書き下ろし脚本による劇場版とアニメ本編第2期の製作が発表[11]。翌2019年2月15日に『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』が公開され、同年7月より『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』が放送予定[12]

あらすじ[編集]

第一部[編集]

第1巻
広大な地下迷宮、通称ダンジョンを中心に栄える迷宮都市オラリオ。英雄譚にあるような異性との運命の出会いに憧れ、女神ヘスティアファミリアに入団し、駆け出しの冒険者となったヒューマンの少年ベル・クラネルは、不運なことに中層級の強さをもつミノタウロスに襲われる。なすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでロキ・ファミリア所属のトップクラスの女性冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。あまりの衝撃的な出会いにより、彼女に一目惚れしてしまったベルは、彼女に釣り合うような立派な冒険者となろうと心に誓う。これがきっかけでスキル 憧憬一途が発現し、規格外の急成長を遂げていくこととなる。そんな折、偶然知り合ったシル・フローヴァに招かれた酒場豊饒の女主人にて、ロキ・ファミリアの冒険者に自分の醜態を嘲笑されているのを耳にしてしまう。自分の弱さを思い知らされたベルは、憧れの人に追いつくために強くなりたいと願うようになる。そんな彼のもつ純粋さに目を付けた美の女神フレイヤの暗躍によって、ベルは怪物祭(モンスターフィリア)から逃げ出したモンスターと単独で戦う羽目に陥ってしまう。
第2巻
スキル憧憬一途を発現させ、ヘスティアの計らいで神のナイフも手に入れたベルは、順調に実力を伸ばしていた。そこに神のナイフを手に入れようと目論む冒険サポーターリリルカ・アーデが現れ、彼女とパーティを組むことになる。一方、リリの所属するソーマ・ファミリアに懸念を抱くベルのアドバイザー、エイナ・チュールは独自にファミリアを調査することになる。
第3巻
アイズと対面したベルは、彼女に特訓に付き合ってもらうことで自分を鍛えていた。そこにベルの更なる成長を目論むフレイヤによって、ベルの前に特別に調教された片角のミノタウロスが現れ、戦う羽目になる。恐怖で怯えるベルだったが、駆けつけたアイズの助けを拒み、自身で決着をつけるべく対峙する。その戦う姿は、目撃したロキ・ファミリア幹部に衝撃を与えると共に冒険者であることを思い出させ、深く印象に残るものとなった。

第二部[編集]

第4巻
Lv.1でありながらも中層モンスターのミノタウロスを単独で倒し、僅か1か月半という前代未聞の過去最短記録でLv.2にランクアップを果たした結果、ベルは世界最速兎(レコードホルダー)として一躍注目の的となると同時に、神々からの疑惑と多数の冒険者のやっかみも買うことになる。傷んでしまった防具を新調しに行ったベルは、ヘファイストス・ファミリア所属の変わり者の鍛冶師ヴェルフ・クロッゾと出会う。彼と契約してパーティを組むことになったベルは、リリやヴェルフとともにダンジョンの中層を目指す。
クエスト×クエスト
4巻に同時掲載された短編。時系列としては本編第3巻2章と3章の間に相当する[13]
ある日ベルは、懇意にしているミアハ・ファミリアナァーザ・エリスイスに冒険者依頼(クエスト)を依頼され、後に合流したリリと共にクエストを実行に移す。無事ドロップアイテムの採取に成功するが、ナァーザからの報酬がクエストに見合わないものであることをリリに見抜かれてしまう。ミアハ・ファミリアの主神、ミアハはナァーザを咎めるが、そこで判明したのは、冒険者だったナァーザがモンスターに右手を食われ、ライバルのディアンケヒト・ファミリアに義手を作ってもらうことで大きな借金を作ってしまい、弱小ファミリアへと没落したという過去だった。
女神へのカンパネラ
4巻に同時掲載された短編。時系列としては本編1巻開始前の話となる[13]
結成したばかりのヘスティア・ファミリア。日々の生活の中、ベルとヘスティアはファミリアとしてお互いの理解を深めていく。そんなある日、ベルが武器屋の店先で剣を、ヘスティアが商店の店先で髪留めを、物欲しそうに眺めているところをお互いが目撃する。
第5巻
ベルたちはダンジョン中層で遭難し、安全地帯の18階層に逃げ込む。救助に来たヘスティアや元冒険者のリュー・リオンなどとしばし穏やかな時を過ごすが、他の冒険者の嫉妬と悪意と、神の一柱であるヘルメスの策略によってヘスティアがさらわれてしまう。何とか救い出したが、さらに変異種の階層主モンスターであるゴライアスが現れる。だが、ベルは百人を越す冒険者たちと力を合わせ、階層主に立ち向かう。
第6巻
18階層から無事に帰還したベルだったが、今度は恋多き神アポロンに目を付けられてしまう。ベルを我が物にせんとアポロンはさまざまな策をめぐらせ、ついにはファミリア同士の総力戦である戦争遊戯にまで発展してしまう。圧倒的戦力差の前に、ベルは自分を助けるべく集結してくれた仲間たちとともに戦いに赴き、圧倒的不利な戦略を戦術で覆すというありえない方法で団長同士の一騎打ちに持ち込むことに成功する。
第7巻
無事、戦争遊戯に勝利したベルはLv.3にランクアップを果たし、新たな本拠地を手に入れた。そんな中、娼婦の女神イシュタルが支配する歓楽街で、ベルは彼女の眷属にして娼婦見習いの少女であるサンジョウノ・春姫と出会う。そこで、ベルはイシュタル・ファミリアの陰謀に巻き込まれるが、春姫を救うべく奔走する。
第8巻
ラキア王国の主神アレスが三万の軍隊を率いて、オラリオに向けて出兵する。だが、オラリオはいつも通りの平穏な日々を過ごしてゆく。ヘスティア・ファミリアも羽を伸ばすために、それぞれの日常を過ごしていく。

第三部[編集]

第9巻
ベルは人語を解するモンスターの少女と出会う。彼女をウィーネと名付け保護したベルは、彼女と同じように理知を備えるモンスターである異端児と、かつての賢者フェルズを始めとした、それらを保護する者たち、そして異端児を狩る者たちの存在を知ることになる。彼らと一緒にいたいと思いつつも、異端児を理解する環境のない地上ではウィーネを守り切ることは難しいと判断したベルは、異端児のリーダーであるリドにウィーネを預け、しばし別れることになる。そんな中、異端児の命を弄ぶ狂気の集団イケロス・ファミリアの悪意がベルたちに襲い掛かる。
第10巻
暴悪な密猟者たちによってウィーネが攫われ仲間を殺されたことに怒り、暴走する異端児たち。ギルドの主神ウラノスの要請を受けてガネーシャ・ファミリアとベルはダンジョンへ向かうも、待ち受けていたのはウラノスでさえ知らぬもう一つの人工ダンジョンであった。イケロス・ファミリアの策略で正気を奪われた異端児との戦いを強いられる中、額の紅石であるヴィーブルの涙を奪われ暴走したウィーネが地上世界に出てしまい、オラリオの全ファミリアを巻き込む動乱にまで発展する。都市中から悪意と敵意を向けられるウィーネ、異端児の存在によって思い悩むベルは決断を迫られる。
第11巻
暴走するウィーネの命を救ったことで、ベルの名声は地に堕ちた。ベルに向けられるオラリオ中の圧倒的な敵意に対し、これまでベルと出会った人々はベルの擁護と応援を開始、ベルは己の信じた道を再び歩き出す。ベルの正しさを知るヘスティア・ファミリアは地上に現れた異端児の帰還作戦に協力するが、事情を知らないロキ・ファミリアと戦闘になり、オラリオは再び戦場となる。様々な思惑と策が交錯する中、ヘルメスの策略によって一部の異端児はベルの名声を取り戻すための死を要求される。だが、ベルが Lv.1の時に戦って倒した片角のミノタウロスが異端児として蘇った存在であるアステリオスが現れる。勇者の策も賢者の知恵も神の思惑も、アステリオスの純粋な力で全て打ち砕かれ、オラリオの誰もが見守る中、ベルはたった一人でかつての因縁の相手との再戦に挑む。

第四部[編集]

第12巻
アステリオスに敗北したが、名声を取り戻したベル。そんな彼はLv.4にランクアップを果たし、新たな二つ名を得る。ファミリアのランクが上がったヘスティア・ファミリアは、ギルドから強制任務遠征を与えられる。これまで懇意にしてきたミアハ・ファミリアやタケミカヅチ・ファミリアと派閥連合を組み、へファイストス・ファミリアとアイシャ・ベルカ のサポートの基に、下層域新世界への進出を目指す。初めて遠征に心躍らせるが、多くの冒険者を食らうモス・ヒュージの強化種の襲撃を受けてしまう。モス・ヒュージの攻撃を受けてしまった千草や他の冒険者たちを救うべく、派閥連盟は強化種を討つことを決意する。
第13巻
リヴィアの街で起きた殺人事件の犯人が賞金首の疾風だと聞いたベルたちは、リューの冤罪を晴らすべく討伐隊に参加する。遠征の仲間の一人であり、破滅の予知夢を視たカサンドラ・イリオンの言葉を信じ、真実へ辿り着いたベルはリューと和解、二人で黒幕のジュラの野望を阻止しようとするも、ジャガーノートの誕生を許してしまう。激闘の中、ワーム・ウェールの介入により、ベルとリューは深層域37階層に落とされてしまう。一方、ベルの救助に向かおうとしていた派閥連盟には、次産時期を無視して誕生したアンフィス・バエナという迷宮の孤王が襲い掛かろうとしていた。
第14巻
リリからの手紙でリューの危機を知ったヘスティアとミアハ・ファミリアからの依頼で、ヘファイストス・ファミリアの団長である椿・コルブランドと豊穣の女主人のアーニャたちはヘスティア・ファミリアとリューの救出のためにダンジョンに向かった。一方で、ウラノスとフェルズもジャガーノートという異常事態に襲われているヘスティア・ファミリアを救出するために、クノッソス攻略作戦の作戦中ながらも異端児の部隊の半分をヘスティア・ファミリアの救出に向かわせる。アンフィス・バエナと対峙したアイシャたちはヴェルフの言葉で戦意を漲らせ、ベル抜きの階層主討伐に挑む。そして、ベルとリューは僅かな希望を胸に37階層脱出を試みるが、深層のモンスターたちが次々と襲い掛かる。ジャガーノートもベルたちを追跡する中でリューは、かつて所属していたアストレア・ファミリアでの過去の情景を回想する。
第15巻
ダンジョンから無事に地上に帰還したベルたち。数々のイレギュラーに見舞われ遠征は失敗という形になったが、多くの試練を乗り越えたことで確かな成果を得ることが出来た。自身の成長に喜びを感じる中、彼ら彼女らは未熟な過去から成長した現在に至るまでの道のりを思い浮かべるのであった。

主な登場人物[編集]

主要人物[編集]

ベル・クラネル
- 松岡禎丞
本作の主人公。ヘスティア・ファミリア団長。紅眼白髪の14歳の少年でヒューマン。その容姿から、呼ばわりされることが多い。ステイタスはLv.1→Lv.2→Lv.3→Lv.4。
オラリオから少し離れた田舎に祖父と2人で暮らしていたが、祖父がモンスターに襲われて死んだため、冒険者となるべくオラリオにやってきた。どのファミリアからも門前払いをくらい途方に暮れていた時、同じく入団者を見つけられずにいた女神ヘスティアと出会い、彼女の最初の眷属となる。
性格は、基本的に善良かつ奥手だが、祖父の影響で異性に抱く憧れが強い。また、どちらかというと年上の女性を意識する面がある。その純粋さに目を付けた女神フレイヤに心酔されており、ベルの更なる成長を望む彼女の企みによって度々騒動に巻き込まれる。
冒険者として駆け出しの頃に、アイズから戦い方の指導を受けて、ミノタウロスを倒すに至る。それ以降も幾度となくアイズの指導を受け、異端児の一件やアステリオスとの死闘を乗り越え、新たなる目標と好敵手を得て以降、精神面でも大きく成長し、多くの人物からも変わったと評される。戦争遊戯での勝利、スキル憧憬一途による急速なランクアップから、オラリオの冒険者に一目置かれるようになる。
祖父は、かつてオラリオ最強と謳われたゼウス・ファミリアを率いた男神ゼウスであり、現在は死亡を装って姿を消している。祖父から英雄譚(原典)を聞いて育ったため、人一倍英雄譚に詳しい[14]
最初の二つ名は未完の少年(リトル・ルーキー)。また、Lv.1ながらミノタウロスを倒した偉業で猛牛殺し(オックス・スレイヤー)の異名ももつ。Lv.4にランクアップした際には、白兎の脚(ラビット・フット)という新たな二つ名を獲得する。
武器 : 神(ヘスティア)のナイフ[注 2]、牛若丸[注 3]、牛若丸弐式[注 4]、白幻[注 5]
発展アビリティ : 幸運[注 6]、耐異常、逃走
魔法
ファイアボルト
速攻魔法。稲妻状の炎を放つ攻撃魔法で、魔法を発動するのに必要な詠唱を必要としない、前代未聞の魔法。無詠唱であるがゆえに魔法の「連射」が可能だが、他者の攻撃魔法と比べると威力は低い。しかし、使いやすいため、魔力のアビリティが成長しやすい。
スキル
憧憬一途(リアリス・フレーゼ)
アビリティの成長速度を強化するレアスキル。アイズへの恋慕から発現。ベルのアイズへの想いが強いほど、飛躍と言えるほどのアビリティの成長を遂げられる。また、このスキルによりベルはアビリティの限界突破を成し遂げている[注 7]。このスキルの副次効果として、ベルには魅了(チャーム)が効かない。娯楽に飢えた神々への危惧、ベルの嘘をつけない性格、さらにアイズへの嫉妬心から、ヘスティアはこのスキルの存在をベルに知らせていない。
英雄願望(アルゴノゥト)
英雄の一撃を放つスキル。9階層でのミノタウロスとの死闘で「英雄になりたい」という願いから発現。蓄力(チャージ)により、攻撃や魔法などの能動的な行動の威力を増幅する。蓄力の間は、その部分が白く発光すると共に鐘の音のような音色が響き、蓄力時間が長いほど、思い描く英雄のイメージが強いほど、威力が増大する。同時二ヵ所の蓄力は不可能。また、蓄力した分だけ体力と精神力(マインド)を消費する。本編12巻では、その特性を生かした魔法と斬撃の必殺技である聖火の英斬(アルゴ・ウェスタを編み出し、モス・ヒュージの強化種を討ち取った。
闘牛本能(オックス・スレイヤー)
猛牛系との戦闘時において全能力に超高補正がかかるスキル。本編11巻でのアステリオスとの戦いを経て、発現した。
ヘスティア
声 - 水瀬いのり
本作のメインヒロイン。一人称は「ボク」。黒髪ツインテールで子供のように幼い外見の女神であり、ベルの所属するヘスティア・ファミリアの主神。身長は140C(セルチ)[注 8]。他の神からは「ロリ巨乳」と呼ばれ、バイト先では客から頭を撫でられるなどしている[15]
下界に来た当初は友人であるヘファイストスの下に身を寄せていたが、怠惰に過ごす生活を改めなかったため、ついには追い出された。そんな折に、路頭に迷っていたベル・クラネルと出会い、彼を眷属にして、ファミリアを構えた。ファミリアを構えた後、態度を改め、ファミリアの運営と生活のために幾つものバイトを掛け持ちする。
ベルのためにヘファイストスに土下座までして頼み込んで神(ヘスティア)のナイフを打ってもらう。その代償として、2億ヴァリスという莫大な借金を抱える。この借金返済のためにヘファイストス・ファミリア店舗でタダ働きをすることになる。また、この借金はヘスティアとヘファイストスとの個人的な契約のつもりだったが、後に表沙汰となり、ヘスティア・ファミリアの新メンバー募集に支障をきたす。
いつかベルと相思相愛になることを夢見ており、彼が想いを寄せているアイズやリリたちのことを警戒しているが、一方で神として彼、彼女たちのことを認めてもいる。
同じく零細のファミリアを運営している神ミアハや神タケミカヅチと親交がある。女神フレイヤには苦手意識を持っており、女神ロキとは取っ組み合いの喧嘩をするほど仲が悪い。下界に降り立った神々の中でも根っからの善神であり、天界に居たころから誰に対しても差別せず平等に接する人物として知られ、彼女自身の神格の高さもあり一部の神からは一目置かれている。
乳房の下を通すように二の腕に結んでいる青い紐に加え、背中と胸の大きく開いた白いワンピースで青いリボンを首に巻き、手袋をはめ、足は裸足という特徴的な格好をしている。
アイズ・ヴァレンシュタイン
声 - 大西沙織
本作のヒロインの1人で外伝『ソード・オラトリア』の主人公。ロキ・ファミリアの中核を担う金髪金眼[注 9]の冒険者で16歳のヒューマン。ステイタスはLv5→Lv6。
遠征帰りに上層へと逃がしてしまったミノタウロスを追っていた際に、そのミノタウロスに襲われているベルを間一髪で救う。ベルの目標であり憧れの人である。そのため、ヘスティアから警戒され、「ヴァレン某(なにがし)」と粗略な呼ばれ方をしている。
物静かで感情をあまり表に出さないため、その美貌も相まって神秘的な印象を持たれがちだが、精神的には幼く、対人関係も苦手で天然な行動が多いため、相手に誤解を与えることもしばしば。また、強さを求めて暇さえあればダンジョンに潜っているため、仲間たちに心配されてしまうことがある。簡単な神聖文字なら読み書きができる。
二つ名は剣姫(けんき)。神の恩恵を刻まれた当初から、スキル復讐姫(アヴェンジャー)を発現し、人形のように無表情でモンスターを狩る姿から人形姫と呼ばれ、またモンスターに対する容赦ない戦いぶりから戦姫という渾名でも呼ばれていた。「怪物は必ず殺す」と自らに誓いを立てている。モンスターに対する尋常ではない憎悪が幼少時の体験に基づいており、また両親にもなんらかの秘密があり、彼女の中に精霊の血が流れていることが示唆されている。ただし、その詳細はロキとファミリア首脳陣の限られた人しか知らない。本編15巻の終盤では、「挽歌祭(エレジア)」が終わった早朝に第一墓地にある「迷宮神聖譚(ダンジョン・オラトリア)」の大英雄アルバートの墓に花を供えており、それを目撃したベルはアルバートの二つ名である「傭兵王ヴァルトシュテイン」とアイズのヴァレンシュタインという姓に関連があるのではと思っている。
異端児の一件で、ウィーネを守るベルと対峙した際、ベルとウィーネの必死の行動と想いが、かつて誰にも助けて貰えなかった幼い頃の自分を想起させ、二人を見逃す。自らの誓いを初めて破ったことに悩んだが、リヴェリアからの励ましもあり、市壁の上でベルと話をしたことで前に進もうと決意する。クノッソスの怪人レヴィスに勝つために、単身で37階層の階層主ウダイオスを討伐してLv.6へと至る。一度は勝利したが、更に強化された怪人レヴィスとの決着をつけるためにフレイヤ・ファミリアの本拠地を訪ね、オッタルとの訓練を要望する。訓練についてフレイヤの承諾を得たが、その代償として彼女に個人的な借りを作ることになる。
武器 : デスペレート
発展アビリティ : 狩人、耐異常、剣士、精癒
魔法
エアリエル
付与魔法(エンチャント)。風属性。自身に風を纏わせることで攻撃力やスピードが強化され、また風を纏わせることで防御にも役立っている。武器に風を纏って放つ突撃による刺突技リル・ラファーガという必殺技がある。
スキル
復讐姫(アヴェンジャー)
怪物種に対する攻撃力の高域強化、さらに竜種に対する攻撃力の超域強化がされるスキル。憎悪の丈によって効果が向上し、Lv.1の初戦闘の際に剣で斬ったゴブリンやコボルトを粉々に爆砕するなどの現象を引き起こした。下界の歴史の中で発現したあらゆるスキルの中でも最強の出力を誇る。任意で発動できるが、外伝『ソード・オラトリア』9巻でフィンはLv.1のころのアイズに対して、成長を促すために技と駆け引きが上達するまでスキルをむやみに発動しないように忠告している。

ヘスティア・ファミリア[編集]

女神ヘスティアが運営する新参の探索系ファミリア。本拠は教会の隠し部屋だったが、後に元アポロン・ファミリアの本拠地の豪邸に移転した。新たな本拠は「竈火の館(かまどのやかた)」。エンブレムは重なりあった鐘と炎。 元々は団員がベルしかいない零細ファミリアだったが、ベルの急速なレベルアップとヴェルフ、リリルカ、命、春姫が入団したため、ランクはD級とキャリアとしては高い。 戦争遊戯での活躍により入団希望者が殺到するが、その矢先にヘスティアの莫大な借金が露呈した結果、信頼をなくし入団希望者が皆無の状態に戻った。

ヘスティア
ベル・クラネル
リリルカ・アーデ
声 - 内田真礼
本作のヒロインの1人。ベルの最初のパーティーメンバーで、小人族(パルゥム)の少女。愛称はリリ。ステイタスはLv.1→Lv.2。
基本的に誰に対しても敬語で、敬称をつけて話すが、親しくなった者には皮肉や毒を吐くことがある。戦闘力は低いが、アイテムを駆使したモンスターへの立ち回り等にも精通している。他にも様々な知識や世故に通じている。
初登場時はソーマ・ファミリアに属していた。戦争遊戯勃発に伴ってヘスティア・ファミリアへの改宗を決意し、ソーマの与えた試練を乗り越え、ファミリアを去る。ヘスティア・ファミリアに改宗後は、ファミリアの会計係を務める[16]。また、ダンジョンでは、サポーターとしての役割と、パーティーメンバーの能力と特性を深く理解し戦術を組み立てる参謀の役割も果たす。
ソーマ・ファミリアでは、冒険者としての腕に恵まれないことに気づき、専業のサポーターへ転身するが、ソーマ・ファミリアを含む冒険者たちに虐げられ続けたため、冒険者に対して憎しみを募らせるようになる。ファミリア脱退のための資金を得るために、冒険者を騙して盗賊まがいの真似までしていた。騙しやすそうなベルとパーティーを組み、神のナイフに目を付ける。ベルの優しさと純粋さに困惑するが、罠に嵌めて神のナイフを盗むことに成功する。その直後、ソーマ・ファミリアの連中に財産を奪われ、モンスターの餌食にされそうになったが、間一髪でベルに助けられる。これ以降、自分の罪を承知の上で許してくれたベルに好意を抱き、ベルを支える決意をする。
本編8巻では、自らの怪我を顧みず、身を挺してミノタウロスと戦うベルの助けを求める姿に感銘を受けたロキ・ファミリアの団長フィン・ディムナから求婚されるが、ベルを支えたいという気持ちが変わっていないことに気づき、求婚を断る。本編13巻では、自分の新たな役割として、パーティーの指揮をダフネから学んでいる。本編14巻では、その成果が発揮され、階層主アンフィス・バエナを攻略し、派閥連合での「遠征」を経て新たなスキル指揮想呼が発現し、Lv.2にランクアップ。
武器 : リトル・バリスタ、スキウルス・ウォールナット
発展アビリティ:耐異常
魔法
シンダー・エラ
変身魔法。自分に似た体格の対象に、姿を変えることができる。変身すると相手の身体能力もコピーできるが、相手が自身のアビリティ以上のステイタスの持っている場合は不可。ただし、恩恵(ファルナ)とは関係の無い、一部の獣人がもつ鋭い嗅覚や聴覚などの五感は反映できる。人だけでなく、モンスターにも変身可能。変身像は詠唱時に思い浮かぶ対象のイメージに依存しており、イメージに具体性が無い場合は変身が失敗する。
スキル
縁下力持(アーテル・アシスト)
一定以上の重い持ち物を装備している時に補正で軽く持てるスキル。補正は重量に比例する。
指揮想呼(コマンド・コール)
派閥連合での「遠征」を経て、新たに発現したスキル。一定以上の叫喚時における伝播機能が拡張し、乱戦時のみ拡張補正は戦闘規模に比例する。また、同じ恩恵を持つ者のみに遠隔感応が可能で、最大範囲はレベルに比例する。
ヴェルフ・クロッゾ
声 - 細谷佳正
ベルのパーティーメンバー。ヒューマンの青年で鍛冶職人。職人気質で気持ちのいい性格で、面倒見もよく、ベルの兄貴分のような存在。「戦える鍛冶師」と自称しており、パーティで前衛を担い、パーティーメンバーが増えてからも中衛より前を担う。ステイタスはLv.1→Lv.2。
ラキア王国の鍛冶貴族であるクロッゾ家の末裔である。クロッゾ一族は既に血統に基づく強力な魔剣を生み出す力を失って没落しており、現在ではヴェルフのみがクロッゾの魔剣を打つことができる。彼を利用して鍛冶貴族に返り咲きを画策する家族に反発してラキア王国から出奔し、オラリオの鍛冶師系ファミリアを運営する女神へファイストスの眷属となる。しかし、オラリオでも客たちにクロッゾの魔剣ばかりを求められることに嫌気がさし、魔剣を打たなかった。家名への嫉妬等から同じファミリア団員とパーティーが組めず、単独の冒険ではランクアップが難しいため、鍛冶アビリティを得ることができないでいた。
そこで、自分の作品を探していたベルと出会い、鍛冶アビリティを取得するまでという条件でパーティーに加入する。予期せぬ中層での遭難を経て、Lv.2にランクアップし、念願の鍛冶アビリティを入手。二つ名は不冷(イグニス)アポロン・ファミリア戦争遊戯を行うことになったベルたちを助けるため、ヘファイストス・ファミリアからヘスティア・ファミリアに改宗する。魔剣へ抱いていた意地も解消し、仲間たちを守るために新たに魔剣を打つことを決める。
ヘファイストス曰く「感性が残念」で、自身の作品に対して兎鎧(ピョンキチ)、牛短刀(ミノタン)、寅弐郎(シマじろう)などといった愛玩動物の様な名前を付ける。自分の主神だったヘファイストスには尊敬や恩義以上の感情を抱いており、いつかヘファイストスに認められる武具を作った暁には自分と付き合って欲しいと宣言する。その後、彼の目指す道はヘファイストスが打った武器すら超えることへ昇華することとなった。
本編14巻では、モンスターたちに追い詰められ、アイシャたちが身を挺して時間を稼ぐ中、ダンジョンで魔剣を打つ前代未聞の鍛冶を行う。その結果、決して壊れないヴェルフの魔剣と呼ぶべき始高・煌月(しこう・かづき)[注 10]の作製に成功し、窮地を切り抜ける。派閥連合での「遠征」を経て、新たなスキル炎化創火が発現する。
武器 : 大刀
発展アビリティ : 鍛冶
魔法
ウィル・オ・ウィスプ
対魔力魔法(アンチ・マジック・ファイア)。超短文詠唱を唱えて発動すると腕から陽炎を発射。それが魔法、あるいは魔力攻撃をしようとしている敵に命中すると魔法暴発(イグニス・ファトゥス)を誘発させて自爆させる魔法封じの魔法。対象の魔力が高ければ高いほど爆発力も上がる。
スキル
魔剣血統(クロッゾ・ブラッド)
魔剣を作成するスキル。作成する際には通常の魔剣よりも強化可能で、このスキルで強化されたものが「クロッゾの魔剣」となる。
炎化創火(ベリタス・バーン)
派閥連合での「遠征」を経て、新たに発現したスキル。炎に対する高い耐性があり、炎属性に関わる攻撃時に効果が増幅する。
ヤマト・命(ヤマト・みこと)
声 - 赤﨑千夏
タケミカヅチ・ファミリア所属で、現在はヘスティア・ファミリアに所属。長い黒髪を1つに結った容姿端麗なヒューマンの少女。ステイタスはLv.2。
あらゆる配置をこなすオールラウンダーで、下記にある二つの優秀な探索・探知スキルもあり、ダンジョン探索において重要な役割を担っている。
その端正な容姿と実力も相まって注目されている冒険者。非常に生真面目で礼儀を重んじており、義理堅い性格。そのため、嘘をつくのが下手。大の温泉好きで、料理が得意。
本編5巻で、タケミカヅチ・ファミリアのダンジョン探索時に、中層で負傷した千草を救うべく、襲ってくるモンスターたちを怪物進呈(パス・パレード)でベルたちに擦り付けることによって難を逃れたが、上記のような性格のため割り切れずに負い目を感じる。
ヘスティア・ファミリアとアポロン・ファミリアとの戦争遊戯では、怪物進呈でベルに許された恩を返すため、タケミカヅチに願い出て1年間の期限でヘスティア・ファミリアに改宗している。
タケミカヅチを神として敬愛すると同時に異性としても慕っており、彼が多くの異性と分け隔てなくスキンシップしていることを見かけてはヤキモチを妬いている。
本編12巻では、タケミカヅチとの稽古を経て円月蹴(サマーソルトキック)や絶華といった新技を会得する。
二つ名は絶†影
武器 : 残雪、地残、虎鉄、春霰、赤夜
発展アビリティ : 耐異常
魔法
フツノミタマ
重圧魔法。発動と同時に上空に巨大な光剣が出現し、地に複数の同心円が発生。光剣が同心円の中心に突き立つと、最大で半径50mの巨大なドーム状の重力結界を展開し、中にいる者を押し潰す。効果範囲が広く、階層主級のモンスターの動きを一時的だが封じるほどの威力を誇る。タケミカヅチから閉鎖空間であるダンジョンでは使うなと厳命されている。また自身を中心に魔法を発動し、周りの敵もろとも動きを封じるという荒技もある。
スキル
八咫黒烏(ヤタノクロガラス)
索敵系のスキル。発動すると、周囲の遭遇経験のあるモンスターを探知できる。これによって、初見以外のモンスターの不意討ちを防げる。効果範囲は命のステイタスとコンディションによって左右され、発動すると精神力(マインド)を消費する。
八咫白烏(ヤタノシロガラス)
探知系のスキル。発動すると、自分と同じ主神の眷属を検知できる。眷属の位置情報は、視野範囲を超えて頭に直接浮かび上がる。効果範囲は八咫黒烏(ヤタノクロガラス)と同様で、発動すると精神力(マインド)を消費するのも同じである。
サンジョウノ・春姫(サンジョウノ・はるひめ)
声 - 千菅春香[12]
本作のヒロインの一人。翠の瞳で金髪の狐人(ルナール)の少女[17]。元イシュタル・ファミリア所属の娼婦で[18]、現在はヘスティア・ファミリアの一員[19]。ステイタスはLv.1。
極東の貴族の出身[20]で、タケミカヅチ・ファミリアの面々とは旧知の仲。11歳の頃に小人族の客人が神アマテラスに供えるため持って来ていた神饌(しんせん)を寝惚けて誤って食べてしまい、それを知った役人である父親に勘当され、紆余曲折を経てオラリオにやってきた[21]。ただし、神饌の一件は客人の小人族による証言のみであり、真相は不明[注 11]
ベルと出会うまでは、イシュタル・ファミリアで娼婦として張見世から外を眺めているだけであった[注 12]。ただし、娼婦とは名ばかりであり、男の裸をみると気絶するので、本人も知らないが娼婦としての実働はない。
イシュタル・ファミリア消滅後、ヘスティア・ファミリアへ入団。入団後は普段から着ていた和服からメイド服に衣替えしており、ファミリア内の世話係を自主的に務めている。ヘスティア曰く母親の資質があり、それにより調教師(テイマー)の素質ももつ。小さい頃は箱入り娘として育てられていたため、外の世界は本でしか知ることができなかったことから、お伽噺や童話が好きで各物語に対する造詣が深い。
イシュタル・ファミリアで世話係だったアイシャとの関係は良好であり、何かと面倒を見てもらっている。本編12巻では、アイシャがヘルメス・ファミリアの倉庫からちょろまかした魔導書を読んで、新魔法ココノエを会得する。また、ウチデノコヅチ発現以降、幾度となく詠唱をしてきたことで、その技術は高速詠唱の域に達しており、その一点においては上級魔導士を凌駕している。また、春姫が入団した後からヘスティア・ファミリアの探索基準より低い階層で「経験値稼ぎ(レベリング)」を行っており、リリもランクアップするまで加わっていた。
そして、派閥連合での「遠征」を経て、スキル妖想狐術が発現しただけでなくLv.2にランクアップが可能となったが、以前からのアイシャからの進言と自衛の術を身に着けるまではランクアップは控えたほうがいいというベルたちの方針によって、ランクアップできるという事実は春姫本人とリリには伏せられている。
魔法
ウチデノコヅチ
階位昇華(レベル・ブースト)。発動すると対象の真上に光の槌が具現。そこから降り注ぐ光に当たると光粒が付与され、その者のレベルを一時的に1つランクアップさせる規格外の魔法。対象は一人までで、春姫自身には使用できない。本編9巻時点で、持続時間は最長で十五分。一度発動すると再度使用するのに約十分のインターバルが必要。
ココノエ
付与魔法(エンチャント)。詠唱連結した魔法の効果を複数回使用できる。まず詠唱の前に魔法名を宣言すると、春姫に光の狐尾が具現。その後、詠唱を接続した別の魔法の効果を狐尾に装填、尾の数と同数の魔法を好きな時に発動可能になり、ウチデノコヅチと併用することで、複数の人間を同時に一時的にランクアップできるようになる。尾の上限は九つだが、春姫は本編14巻時点で五つまでしか出せない。
スキル
妖想狐術(ミクズメノホウ)
派閥連合での「遠征」を経て、発現したスキル。魔法の効果が増幅し、精神力(マインド)の消費が効率化する。なお、このスキルはエルフが種族全体で共通して発現させるスキルと似ている。

ロキ・ファミリア[編集]

女神ロキの運営する探索系ファミリア。本拠は「黄昏の館」。エンブレムは道化師(トリックスター)。高レベルな冒険者が多数在籍する最強ファミリアの一角。女好きのロキの方針ゆえに、女性冒険者の割合が高い。ロキとヘスティアの仲が悪いため表立っての付き合いはないが、幹部クラスの者はベルに注目している。到達階層は59階層。

ロキ
声 - 久保ユリカ
ロキ・ファミリア主神。朱色の髪の女性。エセ関西弁で喋るお調子者の神。無類の酒好き。
胸がコンプレックスであり、貧乳・微乳を通り越して無乳と称されるほど絶壁。幼い外見でありながらも巨乳であるヘスティアとは天界にいたころから喧嘩をしており、下界に降りて来てからも続いている。一方で彼女が善神であることは理解している。
フレイヤに丸くなったと言われるほど、天界にいたころは退屈凌ぎに他の神々を扇動して殺し合いをさせようとするなど物騒な神で[22]、神々からもトリックスターとも言われる存在。
フレイヤのベルに対する興味にいち早く気づいたが、フレイヤとは天界での借りを帳消しにしてもらう代わりに、フレイヤのベルに関する行動にちょっかいを出さない取引をしている。また、外伝『ソード・オラトリア』では、極彩色のモンスターの件でヘルメスディオニュソスの2人と同盟を組んでいる。
美女・美少女が好きなため、ファミリアの女性陣はすべて容姿端麗な者たちで構成されている。飄々として気取らない性格のため、団員から表向きは敬われてはいないが、リヴェリアに「あれで存外に切れる」「我々からの信頼も厚い」と評されている。団員に時折助言や後押しをしたり、団員が殺害された時は怒りを見せたり、自身の団員を大切に思っている。
異端児の一件では、ヘスティアから異端児討伐からの撤退を打診されたが、自身のファミリアの立場、フィンの野望との齟齬もあり、そもそも異端児との共存は不可能と断言し、彼女の要求を拒否する。その後、自身の名声を失うにも関わらず、異端児を救ったベルを「本物の馬鹿な子」と評し、初めて興味を示す。異端児の件から、自身の殻を破る決意をしたフィンついて、初めての応援者として、彼の新たな冒険に歓喜し、声援を送る。
ウラノスには、異端児の件で、フィンの弱みに付け込もうとしたり、強請ろうとしたら即座にヘルメス諸共殲滅しに行くと告げ、フィンの歩む道を守るのならば、異端児のことを他言しないとウラノスと契約を交わしている。
アイズ・ヴァレンシュタイン
フィン・ディムナ
声 - 田村睦心
ロキ・ファミリア団長。幼い少年の外見に反して泰然とした穏やかな物腰の人物で、オラリオの女性冒険者の間で1、2を争う人気を誇る。小人族(パルゥム)の冒険者で、年齢は40代。ステイタスはLv.6。
非常に頭が切れ、指揮官としてファミリアを支える。指揮官として計算された戦略や戦術が得意。一方、現場では、予期せぬ危機に際して、親指の疼きを信じた直感に基づく判断も行う。個人としては、小柄な体格を活かした素早い身のこなしと長槍を組み合わせた戦法を用いる。指揮官として自身が先頭に立って味方を鼓舞することで、仲間の士気を高める天才でもある。ただし、戦略や戦術も無視してしまう実力の持ち主であるオッタルやアステリオスとは相性が悪いことを本人も自覚している。二つ名は勇者(ブレイバー)
外伝『ソード・オラトリア』はロキ・ファミリアが主役のため、団長である彼がアイズと並び主人公に近い役割を務める。
フィンは、小人族の再興を目的としており、それを「野望」と語っている。小人族の架空の女神フィアナを崇拝しており、自身がフィアナと同等の存在になり、衰退していた小人族の象徴となることで「野望」を実現しようと考えている。自身の二つ名は、神々の発案でなく、ロキに掛け合って強引に得た称号である。行動原理も計算の上でも、名声を得ることが最優先であり、そのため、自身を「人工の英雄」と称している。
ベルと片角のミノタウロスとの戦いを目撃した際には、ベルの鬼気迫る一進一退の戦いぶりを見て、ファミリアの指揮官として堅実に徹することで忘れていた冒険者の精神を思い出す。また、異端児を救うベルの行動やアステリオスとの戦いを目にすることで、心を揺さぶられる。これ以降は「本物の英雄」を目指すためにフィアナを超えた存在になること、「最善」ではなく「最高」を追い求めることを自分自身に課す。 ロキとは互いに利害関係で協力しており、フィンは自身の野望を最優先させていたが、物語が進むに連れてより強い繋がりと信頼を見せていく。
自身の後継者となる子孫を作るために密かに小人族の嫁を探しており、ベルとミノタウロスとの戦いで傷つきながらも、必死に助けを求める小人族のリリルカの姿を見て、嫁に相応しいと見定めて彼女に縁談を申し込むが、リリルカのベルを思う気持ちに負けて身を引いた経緯がある。
武器 : フォルティア・スピア、スピア・ローラン
発展アビリティ : 狩人、耐異常、魔防、先制、連攻
魔法
ヘル・フィネガス
高揚魔法。詠唱すると指先に紅い魔力が集まって槍の穂先の形となり、それで自身の額を撃つと戦闘意欲が引き出され、全能力が超高強化される。代償として発動中はまともな判断能力を失う。
ティル・ナ・ノーグ
投槍魔法。レベルおよび潜在値を含む全アビリティ数値を魔法能力に加算。一度発動すると再度使用するのに二十四時間のインターバルが必要。
スキル
小人真諦(パルゥム・スピリット)
逆境の時に魔法およびスキルの効力が高く増幅されるスキル。
勇猛勇心(ノーブル・ブレイブ)
精神汚染の異常に対する抵抗が高くなるスキル。
騎心一槍(ディア・フィアナ)
槍を装備している時に発展アビリティ「槍士」が一時的に発現するスキル。補正効果はレベルに依存する。
指揮戦声(コマンド・ハウル)
一定以上の叫喚時に自身の伝播機能が拡張されるスキル。乱戦の時のみ拡張補正は規模に比例する。
軍長勲章(アル・マクミーナ)
眠りの異常に対する高い耐性が付くスキル。不眠時間の継続力も強化され、また炎属性の攻撃に対する耐久力も強化される。
リヴェリア・リヨス・アールヴ
声 - 種田梨沙(本編)、 川澄綾子(外伝『ソード・オラトリア』[23]
ロキ・ファミリア副団長。深緑の長い髪の落ち着いた雰囲気のハイエルフの女性冒険者。ステイタスはLv.6。
フィン、ガレスと並ぶロキ・ファミリアの最古参であり、アイズを幼少期から面倒を見てきた人物。洞察力に優れており、相手の反応の機微から物事を察知することに長けている。
エルフの王族出身でありながらも、未だ見ぬ外の世界を見てみたい一心から里を飛び出し、オラリオにやってきた。
自他共に認めるオラリオ最強の魔法使いであり、攻撃・防御・回復の3種類の魔法に加え、それぞれ3段階の階位を含めた魔法を詠唱連結によって詠唱文の長さを変化させることにより計9つの魔法を使いこなすことが可能な人物。
ベルがアビリティの限界を超えたことを知る数少ない人物の1人であり、それを見て彼女にしては珍しく声を大にして笑っている。
いつかはファミリアを脱退して世界を旅することを決めており、自身の後釜の魔導士としてレフィーヤの指導に勤しんでいる。
種族同士の対立からかつてはガレスと犬猿の仲であり、仲裁を試みたフィンに対しても高望みばかりする小人と侮蔑していたが、現在では大切な仲間となっている。
二つ名は九魔姫(ナイン・ヘル)
武器 : マグナ・アルヴス、妖精王の聖衣
発展アビリティ : 魔導、治療、耐異常、精癒、魔防
魔法
ウィン・フィンブルヴェトル
第一階位攻撃魔法。極寒の三条の吹雪を引き起こして敵を凍りつかせる。
レア・ラーヴァテイン
第二階位攻撃魔法。魔法円(マジックサークル)から無数の巨大な炎の柱を突き出す広範囲殲滅魔法。
ヴァース・ヴィンドヘイム
第三階位攻撃魔法。
リヴ・イルシオ
第一階位防護魔法。
ヴェール・ブレス
第二階位防護魔法。物理属性と魔力属性に対する抵抗力を上昇させる補助防護魔法。効果は一定時間持続し、僅かだが回復効果もある。
ヴィア・シルヘイム
第三階位防護魔法。翡翠色の魔法円(マジックサークル)を物理と魔法の攻撃を全て遮断するドーム状の結界に変える結界魔法。
フィル・エルディス
第一階位回復魔法。
ルナ・アルディス
第二階位回復魔法。
ヴァン・アルヘイム
第三階位回復魔法。
スキル
妖精王唱(フェアリー・アンセム)
魔法効果を増幅するスキル。魔法の射程距離も拡大し、詠唱量が増えれば増えるほど強化補正も増大していく。
妖精王印(アールヴ・レギナ)
自分の魔法円(マジックサークル)の中にいるエルフを強化するレアスキル。自身の魔力アビリティを強化し、自分の魔法円内にいるエルフの魔法効果を増大し、周囲に拡散する魔素を回収して精神力(マインド)に変換する。結果、リヴェリアの魔法円内にいるエルフは魔法の威力が強化され、さらに消費した精神力をリヴェリアを含めて回復できる。このスキルによって、リヴェリアを中心としたエルフ専用の部隊が作られた。
ガレス・ランドロック
声 - 乃村健次
ロキ・ファミリアの最古参で首脳陣の1人。豪胆な性格の髭を蓄えたドワーフの老兵冒険者。
都市において1、2を争う力と耐久の持ち主であり、ダンジョンでの探索では攻略の要である魔導士たちを守る前衛を担っている。現在では若い団員の成長を見守る立場にあるため、自身が中々成長できない立場にある。
ベルとミノタウロスとの戦いを目撃していないがフィンたちから話を聞いており、18階層で対面したときには激励を送っている。
普段はアイズたちを育てるため防御に回っているが、ひとたび前に出るとLv.6のステイタスを存分に振るう豪快な戦いぶりで敵を圧倒する。力のみであれば、Lv.7のオッタルとすら互角とされる。
砲竜を投げ飛ばすなどの怪力に加え、ドワーフ特有の頑強な肉体そのものが最大の武器。
種族同士の対立からかつてはリヴェリアと犬猿の仲であり、仲裁を試みたフィンに対しても打算で動く小人と侮蔑していたが、現在では大切な仲間となっている。
二つ名は重傑(エルガルム)
武器 : グランドアックス、アックス・ローラン
発展アビリティ : 拳打、破砕、耐異常、魔防、堅守
魔法
アースレイド
地破魔法。力のアビリティの効果が影響され、地面上でなければ発動不可。
スキル
力精豪拳(ドヴェルグ・エンハンス)
力のアビリティに高い補正がかかるスキル。
地剛兜(アルディーガレア)
耐久のアビリティに高い補正がかかるスキル。攻撃魔法に対する耐性も強化される。
ティオネ・ヒリュテ
声 - 高橋未奈美
ロキ・ファミリアに属する、ティオナの双子の姉で長い黒髪のアマゾネスの女性。ステイタスはLv.5→Lv.6。
普段は冷静沈着に振る舞っているが、本来は粗暴な性格。想い人であるフィンに好かれるために、口調や立ち振舞いを矯正している。だが、激昂すると口調が戻ってしまう。
周囲の目があってもフィンへのアプローチには遠慮がなく、常に彼のために献身的に振る舞っている。アイズとはティオナが構い出していく内に仲良くなり、現在は共に迷宮探索や買い物に行くまでの仲になっている。
外伝『ソード・オラトリア』では、遠征で赴いた深層で出現した、周囲の物を溶かす極彩色のモンスターにファミリア全員が攻めあぐねていた中で、彼女だけは激情のままに魔石だけを引きずり出してみせる荒業を見せている。59階層への遠征を経て、Lv.6にランクアップした。
生まれ故郷であるテルスキュラから、かつての主神であったカーリーや自分に闘い方を教えたアルガナたちが訪れたときには、対面した瞬間に本来の性格に戻るほど嫌悪を表した。
テルスキュラにいたころは、風習に従って闘技場で日夜モンスターや同族であるアマゾネスたちとの文字通り命懸けの闘いを送っていたが、ある日闘って殺したアマゾネスが同じ石部屋で姉のように慕っていたセルダスであったことに絶望し、現在でもセルダスを殺したことを後悔している。
師であったアルガナからは、徹底的に暴力を振るわれていた。ティオネの格闘術は、生き残るためにアルガナから死に物狂いで得たものである。
二つ名は怒蛇(ヨルムガンド)
武器 : ゾルアス、フィルカ、ハルバード・ローラン
発展アビリティ : 拳打、潜水、耐異常、治力
魔法
リスト・イオルム
束縛魔法。魔力で具現した光の鞭で対象を捕らえると一定確率で強制停止(リネトレイト)の状態にする。成功確率は魔力アビリティに依存。ティオネ曰く、階層主に対しての成功率は10回に1回くらい。
スキル
憤化招乱(バーサーク)
ダメージを負う度に攻撃力が上昇するスキル。怒りの丈によって効果が向上する。
大反攻(バックドラフト)
瀕死の状態の時に力のアビリティに超高補正がかかるスキル。
ティオナ・ヒリュテ
声 - 村川梨衣
本作のヒロインの1人。ティオネの双子の妹で同じロキ・ファミリアに属し、ステイタスはLv.5→Lv.6。天真爛漫な性格で、誰とでも臆することなく接している。英雄潭が好きであり、幼いころに読み聞かせてもらった本の魅力に惹かれてから共通語を独学で覚えるほど熱中していた。
肉付きの薄いスレンダーな体型で胸が無いことを気にしており、ロキやティオネに弄られている。
ベルと片角のミノタウロスとの戦いを目撃し、彼のその戦いぶりから幼少期に読んだ童話に準えて、ベルのことを「アルゴノゥト君」と呼んでいる。それからはベルを気に入っているようで、ベルの成した偉業を嬉しそうにガレスに語って、ベルに対するガレスの興味を引いている。そして、59階層への遠征を経て、Lv.6にランクアップした。
本編6巻では、戦争遊戯開始までの1週間の期間、アイズに特訓をつけてもらいに来たベルに協力しており、率先して食料や武器の調達などを行っている。それだけでなく、ティオナ自身も特訓に加わって第一級冒険者2人がかりでベルを鍛え上げている。
テルスキュラにいたころ、唯一の肉親であるティオネと殺し合いたくなかったため、当時の主神であったカーリーに「国を出たい」と申し出ている。間も無くカーリーの許可を得ることができたので、ティオネと共にテルスキュラを出た。ティオネに師としてアルガナがついたように、ティオナにはバーチェがついて闘い方を叩き込まれている。鍛練の途中に道端に捨てられていた英雄潭の一部をバーチェに読んでもらっており、物語の面白さを知ってからはそれまで以上によく笑うようになっている。
カーリーたちがメレンに訪れた際にカーリーに見守られながら師であるバーチェと対決し、毒による激痛に苛まれながらも満面の笑顔で渾身の一撃によってバーチェを倒した。
二つ名は大切断(アマゾン)
武器 : 大双刃(ウルガ)、ブレード・ローラン[注 13]
発展アビリティ : 拳打、潜水、耐異常、破砕
スキル
狂化招乱(バーサーク)
ダメージを負う度に攻撃力が上昇するスキル。ティオネと違って怒りによる効果向上はない。
大熱闘(インテンスヒート)
瀕死の状態の時に全アビリティ能力に高補正がかかるスキル。
ベート・ローガ
声 - 岡本信彦
灰色の毛並みの狼人(ウェアウルフ)の男性で、左の頬に入れ墨を入れている。Lv.5の時点で、ロキ・ファミリア最速と謳われる。ステイタスはLv.5→Lv.6。
速さを活かした接近戦で強力な膂力を叩きつける戦闘スタイルを好み、魔法吸収効果をもつブーツによる対策も施している。アイズには貪欲に強さを求める姿に、自らの理想を重ねて好意を抱いている。アイズ以外の女性には配慮がないため、好意を寄せるリーネ以外の女性団員からの人気は皆無である。男性団員からの人望も皆無であったため、一時はロキ・ファミリアから放逐寸前の事態に陥るが、普段の罵詈雑言が弱者を成長させるための奮起であると判断されて、以降はロキ・ファミリア内部での人間関係は好転した。ロキ・ファミリア外部の人々から嫌悪されている現状には変わりがないため、ベートが立ち寄る店では喧嘩が絶えない。
放浪の獣人部族である平原の獣民の族長の息子であり、「弱肉強食」という父親の教えに従い、幼いころから鍛錬を続けていた。12歳の時、家族と幼馴染みを含む部族全員が竜である平原の主によって全滅している。そして、辿り着いたオラリオにてヴィーザル・ファミリアに入団したころは今とはまるで違う好漢児で、このころはかなりの人望の持ち主だった。やがて、オラリオで最も勢いのあるファミリアの団長として名を馳せていった。16歳のころ、部族の敵である平原の主に勝利しオラリオに凱旋するも、ベート不在時に好意を寄せていた副団長の女性をダンジョンで亡くし、ヴィーザル・ファミリアと喧嘩別れした。その後、酒場でロキ・ファミリアの面々に喧嘩を吹っ掛け、ガレスに吹っ飛ばされた末にロキ・ファミリアに入団する。そして、59階層への遠征を経て、Lv.6へランクアップした。
二つ名は凶狼(ヴァナルガンド)。最初の二つ名は灰狼(フェンリス)
武器:フロスヴィルト[注 14]、デュアル・ローラン
発展アビリティ:狩人、耐異常、拳打、魔防
魔法
ハティ
付与魔法(エンチャント)。炎属性。詠唱を終えて発動すると両手両足に紅蓮の炎を纏う。この炎は魔力吸収(マジックドレイン)の属性があり、炎に触れた魔力による攻撃を吸収して炎自体の出力と威力を増幅する。攻撃魔法以外の魔法も例外ではない。さらに炎には損傷吸収(ダメージドレイン)の属性もあり、傷を負えば負うほど火力が際限なく高まっていく。この魔法を全身に纏った状態での突撃は一撃で戦局を覆すほどの威力を誇るが、副作用として「敵味方問わず無制限に魔法を吸収してしまい、自分にとって有利な回復魔法や結界でさえも全て破壊してしまう」「損傷を受ける度に攻撃力は上がるが損傷は蓄積されていき回復もできない」など致命的なものが多いため、味方にも大損害を与えてしまうという問題点が存在する。さらにベートがハティを使う時はハティ以外に反撃の手段を失った状況に追い詰められているという屈辱を意味するため、絶対に使いたくない切り札として自ら禁じている。ベートの武器のフロスヴィルトはハティの劣化装備にあたる。
スキル
月下咆哮(ウールヴヘジン)
獣化するスキル。月の光を浴びることで獣性と力が発揮され、全アビリティ能力に超高補正がかかり、状態異常も無効化する。狼人なら誰もが発現するスキルだが、月の下でないと発動不可能のため、ダンジョンでは使えない。
孤狼疾駆(フェンリスヴォルフ)
走行速度を強化するスキル。
双狼追駆(ソルマーニ)
加速時に力と敏捷のアビリティが強化するスキル。
レフィーヤ・ウィリディス
声 - 木村珠莉
外伝『ソード・オラトリア』に登場する、山吹色の髪のエルフの少女。15歳。ステイタスはLv.3。外伝ではアイズやフィンに並んで主人公に近い役回りである一方、本編では14巻でも直接的な登場はしていない。
心優しい性格で、慕っているアイズのために勇気を振り絞ってプレゼントを渡したりしている。
純粋な魔法特化型であり、単純な攻撃力ではLv.6のアイズやLv.5のヒリュテ姉妹をも越える魔法を放つことができる。そのため、ロキ・ファミリアきっての魔導士であるリヴェリアの後釜として彼女から日々指導を受けており、ロキ・ファミリアの未到達である59階層への進行の選抜メンバーにも、Lv.3でありながらも選ばれている。また、アイズたちの役に立ちたい一心で極彩色の魔石の件で同盟を組んだディオニュソス・ファミリアフィルヴィスからも指導を受けている。
59階層遠征を経てLv.4へのランクアップが可能となったが、魔力アビリティの上昇を優先させるために保留にしている。
上記の通り、本編では本格的な登場はしていないが、外伝ではベルと偶然出会ったり、事件に巻き込まれ共闘するなど、何かと彼と関わることが多い。また、ベルの活躍を耳にしたりランクアップしたという情報を知ると焦りを見せるのが、お約束となっている。
他派閥でありながらも憧れであるアイズに何かと気にかけてもらっているベルに嫉妬や敵意を向けることも多いが、彼の人柄は理解しており、ベルに成長の秘訣を聞こうと考えたこともある。
本編11巻でアステリオスとの決闘の中、ベルに対し声援を送ったエルフの少女がレフィーヤということが、外伝10巻で確認できる。
外伝11巻でクノッソス攻略作戦に参加するが、親友のフィルヴィスを目の前で惨殺されたことで心が壊れてしまい、アナキティに抱えられてクノッソスから脱出できたが、以降はアイズたちの呼びかけにも応じず、人形のような状態になってしまった。
二つ名は千の妖精(サウザンド・エルフ)
武器:森のティアードロップ
発展アビリティ:魔導、耐異常
魔法
アルクス・レイ
単射魔法。標準対象を自動追尾する光の矢を撃ち出す。
ヒュゼレイド・ファラーリカ
広域攻撃魔法。炎属性。数百数千にも及ぶ炎の矢を雨のように降らせる。
エルフ・リング
召喚魔法(サモン・バースト)。エルフの魔法に限って、詠唱とその効果を完全把握していれば他者の魔法を使用できるという前代未聞のレア魔法。二つ名の由来にもなっている。ただしエルフ・リングの詠唱を行ってから次に使用する魔法の詠唱をしなければならないので時間がかかる。また精神力もエルフ・リングと使用する魔法の二つ分消費する。
スキル
妖精追奏(フェアリー・カノン)
魔法効果を増幅するスキル。さらに攻撃魔法の場合、補正が倍加する。
ラウル・ノールド
声 - 石谷春貴
ヒューマンの男性冒険者。21歳。ステイタスはLv.4。生まれは農家の三男という、極々普通の青年。性格は真面目だが、どこか貧乏籤を引かされてしまうなど、気苦労が絶えない青年。遠征には第一級冒険者たちのサポーターとして同行しており、フィンからも中層でのパーティの指揮を任されるほどの信頼を得ている。遠征後の魔石などの換金交渉も任されているが、過去にとある娼婦に入れあげた際にちょろまかしていた過去をもつ。
ファミリアの幹部連中の取りこぼしたおこぼれで現在のレベルに至っているとの認識から自分に自信が持てずにいるが、一方でファミリアの第二級冒険者たちからは親しみやすさも含めて、強い信頼を集めている。
ロキ・ファミリアへ入団したときにはアイズ(当時8歳)は既に Lv.2であり、そのころからずっと敬称を付けて呼んでいる。
二つ名は超凡夫(ハイ・ノービス)。外伝11巻時点ではLv.4でありながら、魔法やスキルは一切発現していない。
武器:プロタゴニスタ、ノーブル・ボウ
発展アビリティ:狩人、耐異常、逃走
アナキティ・オータム
声 - 小原好美
猫人(キャットピープル)の女性冒険者。ステイタスはLv.4。第一級冒険者たち主力パーティを支える第二級冒険者軍の中核メンバーで、黒い髪と尻尾が特徴の女性。身内からは「アキ」と呼ばれている。ロキ・ファミリアへの入団は、ラウルと同時期。
外伝『ソード・オラトリア』10巻では、フィンからの指示で変身魔法でラウルを欺いて誘導したリリルカを僅かな手掛かりで捕まえて、リリルカの変身魔法を利用してダイダロス通りに出張っていた闇派閥残党の兵士たちが所持するダイダロス・オーブを奪取することに成功した後でリリルカを解放する。しかし、その際にフィンの姿に変身してラウルを騙したことに怒気を見せて、リリルカを恐怖させた。
二つ名は貴猫(アルシャー)
アリシア・フォレストライト
第一級冒険者たち主力パーティを支える第二軍の中核メンバーで、金髪のエルフの女性。温厚な性格の年長者。ステイタスはLv.4。
エルフであるため、外伝『ソード・オラトリア』5巻でクロッゾの一族であるヴェルフに怒りを顕わにしたが、魔剣に対してのヴェルフの意志を聞いて怒りを収めた。外伝『ソード・オラトリア』10巻では、クノッソスでその存在を知った異端児に当初は嫌悪感を抱いていたが、レヴィスがアリシアに放った不治の呪道具の長剣から異端児のレイが身を挺して庇ったことから、異端児への感情が変化した。
リーネ・アルシェ
声 - 日岡なつみ
第一級冒険者たち主力パーティを支える第二軍の中核メンバーで、長髪をおさげにしているヒューマンの少女。サポーター兼治療師。ステイタスはLv.2。
ベートに好意を抱いていたが、外伝『ソード・オラトリア』7巻でクノッソスからの脱出時にヴァレッタに襲われて致命傷を負い、ベートや仲間に看取られながら息を引き取った。

ヘファイストス・ファミリア[編集]

女神ヘファイストスの運営する鍛冶師(スミス)系ファミリア。エンブレムは、交差する2本の槌に火山。迷宮都市オラリオにとどまらず、世界クラスのブランド力を誇る。武具販売の収益が絶大で、オラリオ内で唯一ダンジョンからの収入による運営がなされていない。 ファミリアのブランド名のロゴである「Hφαιστοs」は、Lv.2以上の「鍛冶」アビリティを習得した鍛冶師でヘファイストスと幹部たちが認めた武具のみが入れることが認められる。

ヘファイストス
- 寺崎裕香
ヘファイストス・ファミリア主神。赤髪で男装の麗神。右目に眼帯をつけている。
鍛冶の神としては他の追随を許さないほどの技術を持っており、それに裏打ちされたヘファイストス・ブランドは冒険者の間で最も信頼が厚い。
ヘスティアの神友で彼女が下界に下りてきたときに面倒を見ていたが、彼女のあまりの怠惰さに堪忍袋の緒が切れてホームから追い出した。その後もヘスティア・ファミリアのホームとなる廃教会を与えたり、バイトを紹介したりと何かと彼女を気にかけている。
本編1巻で土下座をしてまで懇願するヘスティアのために、毎日8時間以上の強制労働という条件付でベルの武器となる神(ヘスティア)のナイフを製作した。
自分の右眼に、非常に強いコンプレックスを持っている。眼帯をしているのはこのためで、この眼が元で他の神々から嫌厭され、自分の眷族からは怖れられるなど辛い思いをしていた。
自分の元眷族であるヴェルフに目を掛けており、魔剣に意地を張っている彼を諭したりしていた。本編8巻にて、ヴェルフから自分に認められる武具を作れたら付き合ってほしいと懇願される。右眼を理由に断ろうとしたが、右眼を見ても毅然とした態度を見せた彼に好意を抱く。
その後は、椿を呼び寄せては惚気話をして彼女をうんざりさせ、それが元でヴェルフにひどい二つ名が付けられた。
そして、派閥連合での「遠征」の最中にヴェルフが作製した始高・煌月を遠征後に鑑定し、一定の評価を認めた後で前述通りに付き合ってもいいと告げようとしたところ、ヴェルフが勘違いして立ち去ったことで、珍しく地団駄を踏んで少女のような表情を見せた。
椿・コルブランド(つばき・コルブランド)
声 - 生天目仁美
ヘファイストス・ファミリア団長。ステイタスはLv.5。
極東出身のヒューマンとドワーフの間に生まれたハーフドワーフの女性。黒髪赤眼で左眼に眼帯を装着している。
ヘファイストス・ファミリアの頂点に君臨する、名実ともにオラリオ最高の鍛冶師。ダンジョンで自らの武器の試し斬りを続けたことで強くなり、鍛冶師でありながら第一級冒険者級の戦闘力を誇る。ヴェルフに目をかけているが、彼が生まれ持った魔剣を打てる才能を使わずにいることには疑問を持っている。彼のことを「ヴェル吉」と呼んでちょっかいをかけるなど、可愛がっている。魔剣を打てるのに打たない姿勢から同期たちから孤立してしまい、ソロでダンジョンに赴くしかなかったヴェルフが共に冒険する仲間と出逢えたことは心から喜んでいる。
自身の豊満な胸をはじめ美しい肢体が魅力的であることを理解しており、セクハラ好きなロキが逆にダメージを食らうほどセクハラ慣れしている。鍛冶師として常に熱気に晒されるため、基本的にさらしのみの姿が多いうえに過激すぎるスキンシップが多く、その被害は基本的にヴェルフが担わされている。ヴェルフがクロッゾの末裔であることを周囲に自慢しているのも椿であるが、ヴェルフが苦境にある時に駆けつけてくれるのも椿であることが多いため、ヴェルフにとっては頭の上がらない存在。
ロキ・ファミリアに不壊属性のローラン・シリーズを提供し、自らも派閥の上級鍛冶師たちとともに遠征に同行する。本編14巻では、遠征に出たヘスティア・ファミリアの本拠地「竈火の館」の留守番を頼まれたついでにヴェルフの工房で我が物顔で刀剣を鍛錬している最中に、ミアハとナァーザからの依頼で危機に陥っているリューとヘスティア・ファミリアの救出のために、アーニャたちと共にダンジョンに向かった。そして、27階層でヴェルフたちと合流すると、ヴェルフが作り上げた始高・煌月を一目見ただけで何が成し遂げられたのかを理解して歓喜し、ヴェルフを自分と同じ領域に到達した同族だと歓迎した後で、アーニャたちと共に異端児以外のモンスターたちを駆逐した。
ベートのグリーブであるフロスヴェルトは彼女の作品であり、試作品。また、ガレスとは直接契約を結んでいる。
二つ名は単眼の巨師(キュクロプス
武器:長刀〈紅時雨〉[注 15] / 発展アビリティ:鍛冶
ヴェルフ・クロッゾ

フレイヤ・ファミリア[編集]

美の神フレイヤの運営するファミリア。本拠は「戦いの野(フォールクヴァング)」。エンブレムは戦乙女の側面像(プロフィール)。ロキ・ファミリアをも凌駕するオラリオ随一の戦力を誇る。都市最高のLv.7冒険者オッタルが在籍する。 イシュタル・ファミリアとの抗争で都市に大損害を与え、ギルドから莫大なペナルティを課せられたが、フレイヤは一向に気にしていない。

フレイヤ
- 日笠陽子
フレイヤ・ファミリア主神。神々の中でも随一の美貌をもつ美の女神。その美しさをもって魅了した団員を数多く抱える。その魅了の効果は絶大で、モンスターや神ですら虜にすることができる。
かつて見たことが無いほど透き通った綺麗な魂の色をもつベルを偶然目撃して以降、彼を気に入り、自らのものにすべく画策している。また、自分のものとして相応しい能力を身に付けさせるため、彼に様々な形で試練を与えたり密かに手助けをして成長を促している。
普段は泰然と構えているがベルに対して異常ともいえる執着を見せており、たとえベルが死んだとしても今の地位を捨て天界に戻って追い掛け、彼の魂を捕まえると言い切るほどである。また、ヘルメスやイシュタルなどの一部の神には堂々とベルを自分のモノと宣言している。また非常に嫉妬深く、ベルが自分以外の女性と親しくしていたりその過程で成長を促される度に嫉妬心を露わにしている。
本編7巻で、イシュタルがベルを寝取ろうとしていると知るや否や眷族たちを総動員して自ら出向いて歓楽街に侵攻し、イシュタルを天界に強制送還してイシュタル・ファミリアを消滅させた。
ベルがLv.4にランクアップしてからは、事情を知らない神々からは目覚ましい活躍で目に留まった程度にしか思われていないのをいいことに表立ったちょっかいを見せ、本編12巻の神会でベルの新しい二つ名に美神の伴侶(ヴァナディース・オーズ)と名付けようとして、悪戲の形で提案していた。
詳細は不明だが、シルのことをと呼んでいる。
オッタル
声 - 小柳良寛
フレイヤ・ファミリア団長。猪人(ボアズ)の冒険者で都市最強と謳われる、身長210C(セルチ)[注 8]の大男。オラリオにおいて唯一にして最強の Lv.7である頂天。ロキ・ファミリア首脳陣全員が全力で挑むことでようやく互角の戦いとなるほどの実力者であり、アステリオスをして一目見ただけで敵わない相手と覚悟を決めざるえないほどの圧倒的な存在感をもつ。たった一人で戦略も戦術も覆せる数少ない存在であり、アステリオスと共にフィンにとっては非常に相性が悪い相手となっている。
常に冷静沈着で表情を表に出すことはあまり無いが、実直で武人肌な性格。フレイヤの側仕えのような存在で、彼女を侮辱する者には普段の姿から一転して激しく激昂するなど、一貫してフレイヤに尽くす。
長らくダンジョンには潜っていない様子だが、アイズやベートら第一級冒険者たちを難なく相手にできるほどその実力は健在。フレイヤが執心しているベルに対してアレンたちとは違い嫉妬することも無く、寵愛を受けた洗礼として乗り越えるようにと心の中で激励を述べている。また自分を犠牲にしてでも仲間を守ろうとした命の行動には美しさを感じたらしく、瀕死の命に万能薬で救うなど敵味方問わず行動の美醜に彼なりのこだわりがある。仲間も巻き込む戦闘までした末に敗北したフリュネを包囲した際には最初から侮蔑を隠さず、後の降伏に加えフレイヤを侮辱された際にはフレイヤ・ファミリアの精鋭たちと共にフリュネが再起不能になるほどの恐怖を叩き込んだ。
外伝『ソード・オラトリア』11巻では、自分たちの本拠地を訪れたアイズからの無謀な申し出に、フレイヤの承諾もあって引き受ける。そして、酷烈な実戦形式の訓練をアイズに行う中で、未だ異端児の一件で迷いを抱えるアイズの心の内を見抜き、アイズに決意を抱かせる助言を行った。
二つ名は猛者(おうじゃ)
アレン・フローメル
声 - 八代拓
フレイヤ・ファミリアに所属する猫人(キャットピープル)の男性実力派冒険者。ステイタスはLv.6。豊饒の女主人アーニャとは実の兄妹だが、現在は絶縁状態にある。
小柄で口が悪いがフレイヤを心の底から敬愛しており、他の女性には触れられることすら穢れると拒絶する。
本編3巻では、フレイヤの命令でベルの腕試しと彼が師事をしているアイズに警告するために、ガリバー兄弟と下級冒険者たちを引き連れて2人に闇討ちを仕掛ける。本編11巻では、フレイヤの命令でベルとアステリオスの戦いを邪魔させないためにティオネを足止めした。
豊饒の女主人にたまに立ち寄っており、シルに実は猫舌であることを見抜かれている。
二つ名は女神の戦車(ヴァナ・フレイア)
ミア・グランド

ミアハ・ファミリア[編集]

回復薬を扱う道具店を営むファミリア。本拠は「青の薬舗」。エンブレムは、五体満足の人の体。ヘスティア・ファミリア同様、当初は団員がナァーザだけという零細ファミリア。 かつてはそれなりに名の知られた中堅ファミリアとして順風満帆だったが、瀕死の重傷を負ったナァーザのために、ディアンケヒト・ファミリアから莫大な借金をしたことから、ナァーザを残して団員全員が脱退して没落した。ヘスティア・ファミリアと親交があり、ヘスティア・ファミリアが強制任務で遠征に向かう際には派閥連合を結成する。 その後、ヘスティアの借金の額を知った元アポロン・ファミリアのダフネとカサンドラが、向こうよりもマシで主神ミアハが神格者である理由から入団する。

ミアハ
声 - 古川慎
ミアハ・ファミリア主神。小規模なファミリアで借金を抱えているにも関わらず、ベルを含める多くの知人にタダ同然でポーションをばら撒いたりしているため、ファミリアの経営は常に火の車である。
ナァーザのために背負った借金でファミリアは没落したが、彼は気にしていない。
タケミカヅチ同様に、オラリオ中の女性から好意を寄せられている。一方でミアハが男女問わず心から優しい気持ちで接していることも皆が理解しているため、反感はあまりもたれていない。
ナァーザ・エリスイス
声 - 葉山いくみ(『メモリア・フレーゼ』)
ミアハ・ファミリア団長。犬人(シアンスロープ)の女性。18歳。ステイタスはLv.2。
かつては冒険者だったが瀕死の重傷を負ったため戦えなくなり廃業し、今は薬師に専念している。右腕は銀の腕(アガートラム)という名の魔道具の義手で、本物の腕と変わらず自在に動かせる。義手となってもLv.2の実力は健在だが、かつて重症を負った際の心的外傷により、ダンジョンに潜ることができなくなっている。これにより、一瞬の判断ミスで全てを失う冒険者の宿命についてはよく理解しており、ベルを騙していた時期でさえもこの教訓についてはベルにしっかり教えていた。
ファミリアの全財産を投げ打って自分を救ってくれたミアハに対して好意を持っている。普段は淡々としているが、実は凄まじいヤキモチ焼き。ミアハがタケミカヅチ同様にオラリオ中の女性から好意を寄せられていることには嫉妬しているが、ミアハが男女問わず心から優しい気持ちで接していることも理解しているため、怒るに怒れない心境に至っている。
ファミリア没落の原因を作ったことを非常に後悔しており、火の車となったファミリアの経営に危機感を持っている。
ベルとは主神たち同様に親交が深く、彼の危機の際は助けに来るなど友好的な関係を築いている。
武器:弓
発展アビリティ:調合
魔法
ダルヴ・ダオル
詳細不明。
ダフネ・ラウロス
声 - 小若和郁那[12]
ミアハ・ファミリアの冒険者。18歳のヒューマンで、短髪吊り目の美少女。ステイタスはLv.2→Lv.3。元アポロン・ファミリア構成員。
外見から強気そうな印象を持たれがちだが、冷静で落ち着きのある性格。一人称は「ウチ」。
過去に無理やり迫られて眷属にされた経緯があるため、アポロンに対して複雑な感情を持っており、同じ境遇のベルに対しても多少同情的だった。
戦争遊戯後はカサンドラとともにヘスティア・ファミリアに入団を志望するが、ベルたちが莫大な借金を抱えていると知るとカサンドラを連れてすぐにその場を去った。その後、ミアハ・ファミリアに改宗する。
本編12巻では、カサンドラと共にベルたちの遠征に参加する傍ら、出発前にリリに指揮の指導を行った。本編14巻では、崩壊が始まった25階層から脱出するために26階層への入り口に向かうように発言したカサンドラを、当初はまた予知夢による戯言だと受け入れようとしなかったが、カサンドラの必死な様子を見て、自分が信じるのは予知夢ではなくカサンドラ自身だと告げて、リリたちを26階層へ向かわせたことが派閥連合を救うことになった。そして、派閥連合での「遠征」を経て、カサンドラと共にLv.3にランクアップした。
武器:フェンサー・ローリイット
発展アビリティ:耐異常
魔法
ラウミュール
防護魔法。耐久のアビリティを僅かに上昇させて敏捷のアビリティを大幅に強化する。強化は魔力に比例する。詠唱の内容がアポロンを彷彿とさせるので、ダフネは使いたがらない。
スキル
鉛矢受難(エリオス・バスシオン)
敏捷のアビリティに小補正がかかるスキル。さらに何かに追われている時は発展アビリティ「逃走」が一時的に発現する。
月桂輪廻(ラウルス・リース)
消耗時および瀕死時に耐久のアビリティに超高補正がかかるスキル。発動個所は任意で、効果領域はダフネの体皮に変異する。
カサンドラ・イリオン
声 - 真野あゆみ[12]
本作のヒロインの一人。ミアハ・ファミリアの治療師。18歳のヒューマンで、長髪垂れ目のあどけない雰囲気の美少女。ステイタスはLv.2→Lv.3。元アポロン・ファミリア構成員。ダフネとは長い付き合い。
予知夢を見る能力があるが、アポロン麾下では信用してもらえず全く相手にされていなかった。元々裕福な家の生まれらしく、予知夢云々はその育ちの弊害である妄想癖だとダフネらには思われていた。ミアハやタケミカヅチらの検証の結果、実際には予知夢どころか神々でさえ把握できない謎の力によるものとして、神の領域にすら匹敵するものとされている。
当初からベルを追い詰めることでファミリアに危機が訪れることを予知しており、再三に渡って警告を発していたが相手にされず、結果として戦争遊戯で大敗北を喫してしまう。
戦争遊戯後、自分の予知夢を元に愛用枕を探してヘスティア・ファミリアの新ホームを訪れた。その際に予知夢を信じてくれたベルに感激し、その嬉しさからヘスティア・ファミリアに入団を熱望するが、ヘスティア個人の莫大な借金を誤解 (?) した親友ダフネに無理矢理連れ戻され、断念した。その後、ミアハ・ファミリアに改宗する。
本編13巻では、派閥連合が全滅するという最悪の予知夢を見たことで、その悲劇を回避するためにヴェルフに頼み込んでリリのゴライアスのローブの一部を切り取って作ってもらったゴライアスのマフラーをベルに与えたことが、ベルの命を繋ぐことになった。そして、派閥連合での「遠征」を経て、ダフネと共にLv.3にランクアップしただけでなく、ベルに想いを寄せている様子を見せた。
二つ名は悲観者(ミラビリス)[24]
武器:神聖のクリスタルロッド
発展アビリティ:治療
魔法
ソールライト
範囲回復魔法。効果範囲は精神力に比例して拡大する。
キュア・エフィアルティス
解害魔法。カサンドラはこの魔法を解毒魔法と思い込んでいるが、解呪効果が含まれていることに気付いていない。
スキル
謳え悲劇世界の王女(ファイブ・ディメンション・トロイア)
解読不可能のスキル。スキルの名前でさえも神聖文字(ヒエログリフ)で表示されず、ミアハがこうであろうと解釈したものである。予知夢を見る能力の源と思われるが、詳細は不明。

タケミカヅチ・ファミリア[編集]

武神タケミカヅチを主神とするファミリア。本拠は「仮住居の長屋(タウンハウス)」。エンブレムは地面に突き立った剣。極東出身者6人のヒューマンだけで構成され、あらゆる武術や武具の取り扱いに長ける。本編5巻以降はヘスティア・ファミリアとも親交があり、ヘスティア・ファミリアが強制任務で遠征に向かう際には派閥連合を結成する。

タケミカヅチ
声 - 間島淳司
タケミカヅチ・ファミリア主神。角髪(みずら、古代日本人の髪型)の男神で、普段は街でバイトをしてファミリアの運営の足しにしている。
下界ではまだ新参者であることもあり、ヘルメスを始めとした一部の男神たちからはいじられることが多い。他の男神いわく天然ジゴロで、嫉妬されている模様。
ヘスティアとは神友(親友)であり、彼女に土下座を教えていたりと仲が良い。
カシマ・桜花(カシマ・おうか)
声 - 興津和幸
タケミカヅチ・ファミリア団長。大柄な体格のヒューマンの青年でステイタスはLv.2。情に厚いが、必要な時は冷徹な判断を下せるタイプ。
ダンジョンの中層で千草が怪我を負って撤退を余儀なくされた際、偶然居合わせたベルのパーティーを怪物進呈で囮にした。その後、ヘスティアたちと共にベルたちの救出に向かい彼らに謝罪をするが、あの時の仲間の命を優先した判断は間違ってなかったと自らの主張は曲げなかったため、ヴェルフやリリの反感を買う。しかし、18階層に出現した階層主との戦いで体を張ってベルを守ったことから、戦いが終わった後は関係も改善した。ヴェルフからは大男と呼ばれることが多いが行動を共にしていることが多くなっており、互いに戦友と呼べる関係になりつつある。
本編12巻では、ベルたちの遠征に参加するためにヴェルフに頼んで戦斧 皇剛を作ってもらった。本編14巻では、遠征前に皇剛に相応しい必殺技をタケミカヅチから叩き込まれたことを思い返しながら、階層主アンフィス・バエナとの死闘の中で、命のフツノミタマの助けを借りて必殺技である虎喰(こくう)でアンフィス・バエナの片方の首を斬り落とし、勝利に貢献した。
二つ名は武神男児(マスラタケオ)[25]
武器:皇剛
ヤマト・命(ヤマト・みこと)
ヒタチ・千草(ヒタチ・ちぐさ)
声 - 井口裕香
タカミカヅチ・ファミリア構成員。ヒューマンの女性冒険者で16歳。ファミリアの中では、命と桜花の二人に次ぐ力量をもつ。気弱な性格。
桜花とは幼馴染で彼に好意を持っている。人見知りであり、命とだけは自然に話せる。イシュタル・ファミリアとの抗争を経て、Lv.2にランクアップした。本編12巻では、ベルたちの遠征に参加するが、モス・ヒュージの強化種に宿り木を植え付けられてしまう。しかし、ベルがモス・ヒュージの強化種を倒したことで、宿り木から解放された。
二つ名は比翼少女
発展アビリティ:耐異常

ヘルメス・ファミリア[編集]

ヘルメスを主神とするファミリア。本拠は「旅人の宿」。探索系ファミリアだが、儲け話ならどんなことにでも手を出すと評判。主神がほぼ不在なので、団長のアスフィがまとめている。 他のファミリアと違って眷属のランクアップをギルドに申請せず、敢えて下位に留まっている。立場上、物語で起きている多くの事件に関わっており、団員全員が異端児や闇派閥や怪人といった情報に精通している。

ヘルメス
声 - 斉藤壮馬
ヘルメス・ファミリア主神である男神。普段は情報収集のために旅をしており、滅多にオラリオにはいない。おどけた言動が多いがその大半は演技であり、実は勘も鋭く掴みどころのない性格。フレイヤがベルに執着していることにも気付いている。
団員のレベル上昇をギルドへ申告せずに秘匿していたりと、全般的に食えない人物。「ある神」の使い走りをしていた過程でベルに興味を抱き、彼を英雄として大成させるために騒動の火種を蒔く。その結果、自身が様々なペナルティを負うこともあるがあまり気にしていない模様。
異端児についてはウラノスに協力しているが、ベルを英雄として大成させることと比べれば優先順位は低い。このため、ウィーネを助けたことで地に堕ちたベルの名声の回復をするべく、彼が異端児を皆の前で斃さざるをえない状況になるよう策謀を進めていた。アステリオスによって策謀が台無しになってしまうが、結果的に自身の予想を超えるほどにベルの名声が回復することになった。
アスフィ・アル・アンドロメダ
声 - 茅野愛衣
ヘルメス・ファミリア団長。眼鏡を掛けた理知的な雰囲気で、ヒューマンの女性冒険者。ステイタスはLv.4。マジックアイテムを製作するアイテムメイカー。
いつもヘルメスに振り回されている苦労人で、時折歳に似合わない蓄積された疲労感を醸し出すときがある。
立ち居振る舞いや仕草が非常に洗練されており、とある海国の姫であると噂されているが、真相は不明。
ヘルメスの行動に嫌気が差しているが、渋々ながらも結局は命令に従って行動している。
本編13巻で、ギルドのクノッソス攻略作戦にヘルメス・ファミリアも参加することになり、ルルネたちを連れてクノッソスに侵入するが、同行したリューがある人物を見て自分たちから離れて駆け出していくのを見て、再び闇派閥への憎しみに捕らわれるのではないかと危機感を抱いている。外伝『ソード・オラトリア』11巻では、フィンに見せてもらったダイダロス・オーブと、クノッソスのオリハルコン製の扉を作戦前に調査したことで、ダイダロス・オーブをダンジョンの産出物で自作するという離れ業を見せて、作戦中に透明状態になれるハデス・ヘッドも併用してバルカを急襲して、クノッソスの部分的崩壊を防いだ。
二つ名は万能者(ペルセウス
武器:カノーヴァル・ダガー
発展アビリティ:神秘、調合、彫金
魔法
カロフ・アルゴール
詳細不明。
ルルネ・ルーイ
声 - 赤尾ひかる
ヘルメス・ファミリアに属する犬人(シアンスロープ)の女性冒険者。盗賊。ステイタスはLv.3。
盗賊ゆえにマッピングが得意。
外伝『ソード・オラトリア』2巻では、謎のローブの人物であるフェルズからの依頼からダンジョンから地上まで「あるもの」を運ぶクエストを引き受けて、リヴィラの街でハシャーナから荷物を受け取ったが、直後殺人事件に巻き込まれてリヴィラの町を去ろうとしたところをアイズたちに捕まって、「あるもの」をアイズとレフィーヤに渡した。
その後、外伝『ソード・オラトリア』3巻でフェルズに本当のレベルを報告すると脅迫され、24階層へ赴く依頼をヘルメス・ファミリア総出で泣く泣く引き受ける羽目に陥った。外伝『ソード・オラトリア』11巻では、アスフィたちと共にクノッソス攻略作戦に参加し、アスフィの急襲でバルカが落とした「ダイダロスの手記」を拾い上げ、「眼晶」を通じてフィンたちにクノッソスの構造を伝えた。
本来はLv.3であるが、ヘルメスの命令で登録はLv.2のままである。
二つ名は泥犬(マドル)
アイシャ・ベルカ
声 - 渡辺明乃[12]
元イシュタル・ファミリア幹部で戦闘娼婦(バーベラ)たちを束ねていたリーダー格のアマゾネス。容姿端麗にして、性格は剛胆かつ色欲に忠実。並行詠唱の使い手で、二つ名にふさわしく戦う様が美しいと評される。
春姫の世話係をしていた。姉御肌で面倒見がよく、多くのアマゾネスたちから慕われている。ステイタスはLv.3→Lv.4。
ベルとは歓楽街で彷徨っているところを偶然出会い、一目見て気に入る。
かつて儀式に必要な殺生石を破壊したことでフリュネに痛めつけられた後、イシュタルに骨の髄まで魅了されてしまい、彼女の命令に背きたくても背けない。だが、春姫のことは心配しており、春姫を救おうとするベルの前に何度も立ち塞がり、覚悟を見定めていた。
ファミリア消滅後はイシュタルの呪縛から解放されたため、春姫をヘスティア・ファミリアに任せた後はヘルメス・ファミリアに改宗し、Lv.4にランクアップした。その後もベルを度々助けている。
妹分の春姫の危機には、たびたび駆けつけて助けている。ベルのことは未だ狙っており、隙あらば迫ろうとしている。そのことと種族の相性もあってリューとは険悪になることも多いが、ベル絡みで一緒に行動することも多い。
本編12巻では、ベルたちの遠征に参加する。本編13巻では、リューの無実を証明したいというベルの頼みで疾風の討伐隊に同行し、不審な言動をするタークを見張るためにベルと別行動をとるが、タークたちによるダンジョンの大規模破壊を防ぐことができず、そのことに連動して生み出された階層主アンフィス・バエナ相手に交戦する羽目になり、本編14巻で桜花たちや春姫のウチデノコヅチの助けを借りて、アンフィス・バエナの魔石を砕いて仕留めた。
二つ名は麗傑(アンティアネイラ)
武器:大朴刀ザーガ
発展アビリティ:狩人、耐異常、拳打
魔法
ヘル・カイオス
攻撃魔法。詠唱を終えた後に剣を振り下ろすと巨大な紅色の斬撃波を放つ。

ギルド[編集]

オラリオの都市運営、冒険者および迷宮の管理、魔石の売買を司る機関。神の1人ウラノスが長であるが、事実上の運営は職員たちが行っている。ウラノス・ファミリアとでもいうべき存在ではあるが、現在ウラノスは職員たちに恩恵を授けていない(中立であることを示すためと言われている)。あくまでも迷宮が生み出す富を管理するための組織であり、冒険者やファミリア間のトラブルには、よほどのことがない限り介入しない。 緊急の指令などは、個人またはファミリアを指名するのでギルドの傘下であるファミリアは必ずしも従わなければならない決まりである。

ウラノス
声 - 大川透
ギルドの主神で、2Mを超える巨大な老神。千年前に神々が降臨した際に当時のギルドを再編成し、今の形に作り直した。以降は「君臨すれども統治せず」を貫き、自身はギルドの地下で祈祷を捧げ続けている。
謎多きダンジョンについて熟知しており、フェルズと共に異端児を庇護している。しかし、ダンジョンを囲むようにして作られていた人工のダンジョンクノッソスの存在には気付いておらず、そこを利用したイケロス・ファミリアによって異端児が危機にさらされてしまうこととなった。
ダンジョンとファミリアに中立性を示すため、ギルド構成員には恩恵を与えていない。このため異端児のために彼が動かすことができるのは、右腕と言えるフェルズと私心抜きで協力しているガネーシャ・ファミリアなど、非常に限られている。かつてはゼウスとヘラにより巨大な戦力を確保していたが、現時点ではロキやフレイヤでもゼウスやヘラの領域には達していないと判断しており、協力関係を打診することはあきらめている。
異端児と関わったベルには非常に興味を抱いており、異端児が暴走した際の解決にベルを同行させたことが後にウィーネたちを救うという奇跡につながった。
かつて大ファミリアを築いたゼウスとヘラの表舞台からの退場にも関わっており、最初から三者で壮大な演出劇として計画していたことを示唆する行動が多い。ヘルメスの推察では何かしらの目的のためにウラノスがゼウスとヘラに代わってオラリオの中心となり、ゼウスとヘラも最初からオラリオを離れるため故意に失脚したことを指摘されているが、ウラノスは暗黙を保っている。
エイナ・チュール
声 - 戸松遥
本作のヒロインの1人。ギルドの受付嬢を務める眼鏡を掛けたハーフエルフの美女。
ベルの担当アドバイザーであり、まだ冒険者になって間もない彼の相談相手にもなっている。ただし、ベルの尋常ではない成長速度にはある意味で頭を悩ませており、何度かステイタスを見せてもらっている。学区で学んでいたため、僅かながら神聖文字が読める。
ファミリアでダンジョンの知識を教えてくれる者がいないベルに、膨大なダンジョンの知識を勉強会と称して叩き込んでいた。教えはスパルタで、あまりの辛さに担当した冒険者の多くは音を上げて逃げ出すほどである。
恋愛などの浮いた話が全くないが、本人はあまり気にしていない。ギルドの同僚や冒険者たちには人気があるが、ぐいぐい引っ張られるより少し頼り無く面倒を見てあげられる男性が好み。自他共に認める世話好きな性格で、何かにつけてアタフタしているベルを弟のように思いながら公私で面倒を見ていたが、ベルがアステリオスと激戦の上に敗北して悔し涙を流す姿を見て以降、ベルに対して「恋心」を抱いていることを自覚するようになる[26]
フェルズ
声 - 小松未可子
ウラノスと会話をしている謎の魔術師(メイガス)で、800年もの時を生きている。全身を黒衣に包み、容姿どころか性別も判断できない。その正体は、かつて神秘のアビリティを極めて永遠の命を生み出す賢者の石を作り出した賢者。主神に賢者の石の生成を報告にいき、それを目の前で破壊された。その後、不死の秘法を編み出すが、結果として肉が腐り落ち骸骨の姿になってしまい、背中が無くなってしまったためにステイタスを更新できなくなり、ステイタスはLv.4のままである。
現在はウラノスの右腕として、異端児との連絡役や裏の仕事を引き受けている。その容姿から、一部のギルド職員からは「幽霊(ゴースト)」という名で噂されている。
武器 : 魔咆手(マジック・イーター)
発展アビリティ:魔導、神秘
魔法
ディア・パナケイア
全癒魔法。相手がどれだけ疲労や負傷をしていても、全快にまで回復できる。本編10巻で、ディックスとの死闘で負傷したベルを、この魔法で完治させた。本編11巻では切り落とされたアステリオスの右腕を元通りにくっつかせた。
ディア・オルフェウス
蘇生魔法。死んだ者を蘇らせる。ただし、成功したのは本編10巻の終盤でウィーネを蘇生させた一回きりで、フェルズ本人はウィーネの蘇生に成功するまで魔法スロットを埋めるだけの無駄な魔法と嘆いていた。

豊饒の女主人[編集]

西のメインストリートに面し、元冒険者のミア・グランドが切り盛りする酒場。従業員は全員女性で、ヒューマンやエルフ、獣人などさまざまな種族が働いている。従業員はLv.2の冒険者を簡単に倒すなど腕っ節が強く、大体の荒事はミアの一喝で収まる。ベルやロキ・ファミリアが常連になっているなど、人気は高い。

ミア・グランド
声 - 慶長佑香
豊饒の女主人亭の女主人。ドワーフではあるが、ベルを上回る身長と数倍する横幅を誇る。元一流冒険者で、ステイタスはLv.6。
物怖じしない肝っ玉母さんで、神に対してすら遠慮がない。店でリューのような訳ありの娘を何人も雇っており、「母さん」と呼ばれている。
フレイヤ・ファミリアの元団長で、半脱退の状態ながらも現在でも籍を置いている。現役だったころはオッタルと並ぶ実力者であり、ファミリアの二枚看板であった。
二つ名は小巨人(デミ・ユミル
シル・フローヴァ
声 - 石上静香
本作のヒロインの1人。作中のメインキャラの中では唯一の一般市民。オラリオでも人気の酒場「豊饒の女主人」の店員。
ベルに対して好意を抱いており、ちょくちょくベルに弁当を渡したりしている。ヘスティア・ナイフを盗んだリリに厳しく釘を刺すなど、ベルのためなら普段とは違う顔を見せることがある。また、冒険者という危険な立場の彼を心配しているが、ミノタウロスを倒してLv.2にランクアップした際は心から喜んでいた。
フレイヤの置いていった魔導書や、客から貰ったアミュレットをベルに貸し与えたりすることがあり、それらが彼を窮地から脱することへ繋がることが多々ある。ちゃっかりしているものの、基本的にドジッ子体質。
実は貧民街育ちで両親を知らない。ダイダロス通りで偶然マリアの孤児院を見掛けてからは、たまに店を休んで孤児院の子供たちの世話に赴いている。
リュー・リオン
声 - 早見沙織
本作のヒロインの1人で、外伝『ファミリアクロニクル』episodeリューの主人公。豊饒の女主人で住み込みで働く、薄緑の髪のエルフの女性。ステイタスはLv.4。
同僚であるシルとの縁でベルと出会う。冒険者として日が浅いベルを気に掛けており、元冒険者の経験を踏まえてアドバイスをしている。謹厳で実直な性格であり、口調も厳しめだが、気を許した相手には若干柔らかい態度になる。なお、料理の腕は、からっきし駄目。
シルのベルへの想いを応援しているため、何かあったら自分よりシルを優先するよう常にベルに言い聞かせているが、本編14巻の深層での一件以降はベルの顔をまともに直視できないほどに彼を意識するようになってしまう。
かつて、オラリオの治安を取り締まっていたアストレア・ファミリアの団員だったが、本編の5年前に敵対しているファミリアにダンジョンで罠に嵌められてしまい、彼女を除く全団員が死亡している。そのご、仲間の復讐のために多くの人間を血祭りにあげた後、力尽き倒れ伏していたところをシルに拾われ、豊饒の女主人で働くことになった。その際の事件によって、ギルドのブラックリストに載ってしまっている。全滅した仲間たちの装備などを墓石の代わりとして、18階層にお墓を作っており、定期的に墓参りに行っている。
すでに冒険者を引退しているとはいえ、Lv.4の腕前は未だ健在で、ベルたちの救出や戦争遊戯の際には実力を遺憾なく発揮している。18階層での階層主との戦いでは、激しい近接戦闘を行いながらも高出力の魔法の詠唱を同時にこなしており、それを見た命からは目標とされている。
かつての二つ名は疾風。本編における度重なる活躍はギルド首脳たちも理解しており、ジャガーノートとの戦闘時(本編13巻)に疾風は死亡したという公式発表が行われ(本編14巻)、事実上ブラックリストから解除された。
武器:アルヴス・ルミナ[注 16]、小太刀 双葉
発展アビリティ:狩人、耐異常、魔防
魔法
ルミノス・ウィンド
広域攻撃魔法。風・光属性。緑風を纏った無数の大光玉を広い範囲に放つ。
ノア・ヒール
回復魔法。地形効果があり、使う場所が森林地帯の場合、回復効果に強力な補正がかかる。ただしポーションのように即効性は無く、消費する精神力(マインド)も効率は悪い。
スキル
妖精星唄(フェアリー・セレナード)
魔法の効果を増幅するスキル。夜の間は強化の補正がさらに増える。
精神装填(マインド・ロード)
攻撃時に精神力(マインド)を消費することで力のアビリティを強化するスキル。精神力の消費量を含め、任意で発動できる。
疾風奮迅(エアロ・マナ)
走行時に走る速度が上昇すればするほど攻撃力により強い補正がかかるスキル。
ルノア・ファウスト
声 - 芳野由奈
豊饒の女主人亭のヒューマンのウェイトレスで、シルやリューの同僚。アーニャとクロエとは互いに小馬鹿にし合っているが、仲は良い。
オラリオから遠く離れたとある帝国領の出身で、戦争によって両親を失い、ストリートチルドレンとなって喧嘩の日々を送っていた。その後、あるファミリアに入って神の恩恵を手に入れ、そのファミリアが消滅した後は依頼成率ほぼ十割を誇る賞金稼ぎとなった。
しかし心身共に疲れ果て、本編の5年前に最後の仕事として大物賞金首であり豊饒の女主人の店員となったリューを狙うが結果的に失敗(この時、クロエと仕事が被る)し、さらに店を滅茶苦茶にされたことで激怒したミアに拳骨一発で叩きのめされ、借金返済の名目で豊饒の女主人の店員となった。
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やアーニャたちと共にリューの救援隊としてダンジョンへ向かった。
現在はデメテルの眷属だが、ファミリアの団員ではない。ステイタスはLv.4。
当時の通り名は黒拳
発展アビリティ:拳打、破砕、拳士
アーニャ・フローメル
声 - 西明日香
豊饒の女主人亭の猫人(キャットピープル)のウェイトレスで、シルやリューの同僚。ステイタスはLv.4。
少しお馬鹿な猫娘で、思慮の足りない行動が目立つ。フレイヤ・ファミリアアレンとは実の兄妹で、店員になる前は兄のアレンと同じように冒険者をしていた。
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やルノアたちと共にリューの救援隊として久しぶりにダンジョンへ向かった。
二つ名は戦車の片割れ(ヴァナ・アルフィ)
クロエ・ロロ
声 - 洲崎綾
豊饒の女主人亭の猫人(キャットピープル)のウェイトレスで、シルやリューの同僚。ショタコンの気があり、ベルのお尻を気に入り興奮を覚えている。腹黒な面があり、賭博などを行って同僚から白い目で見られることもある。
大陸で密かに囁かれている犯罪組織系ファミリアの構成員の娘として生まれ、母親(クロエには最後まで素性を明かさず、クロエは姉貴分だと思っていた)の死を切っ掛けに退団した過去がある。その後、依頼達成率ほぼ十割を誇る暗殺者となった。
しかし心身共に疲れ果て、本編の5年前に最後の仕事として大物賞金首であり、豊饒の女主人の店員となったリューを狙う。しかし、機を同じくしてリューの首を狙っていたルノアと共に計画は失敗。ルノアと同様に借金返済のため、豊穣の女主人で働くことになる。
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やアーニャたちと共にリューの救援隊としてダンジョンへ向かった。
現在はニョルズの眷属だが、ファミリアの団員ではない。ステイタスはLv.4。
当時の通り名は黒猫
発展アビリティ:耐異常、調合、逃走
魔法
フェレス・クルス
幻影魔法。自分と同じ姿の実態の無い幻影体を生み出す。幻影体は攻撃も防御もできないが、これを使って陽動・攪乱・奇襲が可能。幻影体を出せる上限は二体。

異端児(ゼノス)[編集]

理知を備えたモンスター。通常のモンスターよりも高い知性を持ち、人間の言葉を理解し話す者もいる。通常のモンスターからも敵として認識されるので生き残っている者は稀である。ウラノスによって保護され、代わりにダンジョン内の面倒事を解決している。 全員が、どこかしらに人間の作った物を身に付けている(これは、異端児集団で生活する内に結果としてそうなるのであって、生まれ落ちた当初から先天的に持っているわけでは無い。実際に、当初のウィーネは全裸でアイテム非所持であった)。 ダンジョン内の未開拓領域を拠点として巡回しつつ、同胞を探している。アステリオスを除く全員に共通しているのは地上や人類に対する強烈な憧憬を持っており、いつか地上に出ることを夢見ている。

ウィーネ
本作のヒロインの一人。竜女(ヴィーヴル)の異端児。ステイタスは推定Lv.2以上。青銀の髪に琥珀色の瞳をもつ。蛇のような下半身をしている通常の竜女とは違い、人と同じように足が生えた姿をしている。全てを失ってでも異端児を守ろうとしたベルが救えた大切な存在であり、オラリオ全ての敵意に晒されることも覚悟のうえで彼女を救ったことは、ベルに対する異端児たちの心に大きな影響を与えることになった。
産まれ落ちたダンジョンで、自身のおかれている状況が分からないまま、モンスターや冒険者に襲われて、彷徨っていたところをベルと出会う。当初はベルのことも自分を傷付ける相手としか見ていなかったが、自分を血眼になって探す冒険者から咄嗟に庇い、それどころか治療してくれたベルには次第に心を開いていく。
その後、ベルの必死の説得と、彼女の発した人の言葉に驚愕を隠せないリリルカたちによって地上へと連れ出された。そして、ヘスティアの許可を貰い、ヘスティア・ファミリアの本拠地竈火の館にて保護されている間に、春姫を始めとしてファミリア全員に心を許している。
リド
蜥蜴人(リザードマン)の異端児。赤緋色の鱗と雄黄の瞳が特徴。異端児の最初期からのメンバーであり、古株の木竜のグリューが巨体で気軽に動けない代わりに彼が異端児たちを率いている。
冒険者の落としていった長直刀と曲刀を装備している。第1級冒険者に匹敵する実力を持っているが、最近加わったアステリオスにその実力を越えられたことを悔しく思っている。さすがにLv.5であるディックスの呪詛には苦しめられたものの、ベルの言葉を受け自力で解除しディックスを驚かせた。
異端児の隠れ里にベルたちが赴いた際は、ベルたちを試すために襲いかかった。気さくな性格でベルのことを「ベルっち」と呼んでおり、人とモンスターの共生するための希望として期待している。
レイ
金色の翼の歌人鳥(セイレーン)の異端児。異端児の最初期からのメンバー。毛先が青みがかったくすんだ金髪と青い瞳が特徴で、美しい相貌をしている。人の言葉は喋ることができるが一部は片言。
19階層でベルとヴェルフの前に現れて人とモンスターの共生ができるかを問い、自らの願いを伝えた上で2人に何かを感じたのか「期待している」と言い残してその場を去っている。
美しいその歌声は一部の冒険者たちの間で噂になっており、その歌声の出所を突き止めるために冒険者依頼が発注されるほど。
夢は日の光を浴びて空を羽ばたくことと、両腕が翼であるため、抱きしめることのできない翼の代わりに愛する人に抱きしめられることであり、その思いをベルたちに語っている。
アステリオス
黒い猛牛(ミノタウロス[注 17]の異端児。
最近加わった新参者だが、異端児の中で最強であり、その実力はLv.7[注 18]に匹敵し、咆哮(ハウル)だけで上級冒険者たちを戦意喪失させ、Lv.5のディックスを瞬殺し、ロキ・ファミリアの幹部複数人相手に互角に戦うほどである。階層主と同じか、それ以上の力を有している。
実はベルがLv.1の時に戦って討ち取った片角のミノタウロスの記憶を持っており、ベルとの再戦を強く望んでいた。地上に出てきた際に、遂にベルとの再会を果たし、再戦を開始する。その後、数日前に風を纏ったアイズに右腕を落とされ、度重なる戦いによって瀕死と隻腕でありながらベルに勝利し、ダンジョンに戻っていった。その後、フェルズに右腕を元通りに治療してもらった後、ベルとの三度目の再戦の時のために修行として深層に向かった。
名前の由来は、前世の最期に見たベルのファイアボルト。
作者の大森は本作の着想からしてミノタウロスに特別な位置付けを与えており[27]、ベルの好敵手を設定するにあたってはミノタウロスしかないと考え、彼を第三部の猛牛(ヒロイン)と位置付けている[28]
マリィ
人魚(マーメイド)の異端児。下半身が魚であるため、水の迷都から離れられず留守番をしている。普段からリドたちが出かけている間は一人なため、初対面にも関わらず優しく接してくれたベルには好感を抱いている。異端児ではない人魚同様に歌などを使って戦うこともできるが、最大の強みはユニコーンの角と並ぶ類稀な回復能力であり、たとえ体の一部が切断された場合でさえもマリィの生き血により元通りに接続再生する。
水の中であれば他のモンスターに追随を許さない速度を誇るが、人魚という種族自体の戦闘スタイルやマリィ自身の性格もあり、基本的に戦闘は苦手。また、水の中であっても強力なモンスターの存在は察知できるらしく、ジャガーノートをはじめとしたモンスターの誕生などもいち早く気付いている。

ガネーシャ・ファミリア[編集]

逞しい青年神ガネーシャの運営する大手のファミリア。本拠は「アイアム・ガネーシャ」。エンブレムは象の顔。上級冒険者をオラリオでもっとも多く抱えており、戦力はロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアにも劣らない。 腕の良いモンスター調教師を多数抱え、年に1度観客の前でモンスターを調教するギルド公認の祭典である怪物祭(モンスターフィリア)を主催・運営している。以前、アストレア・ファミリアとともに都市の治安維持活動に務めていた。

ガネーシャ
声 - 土田大
ガネーシャ・ファミリア主神。常に顔の上半分を覆う象の仮面を装着している。大抵の場合、「俺がガネーシャだ!」としか言わない。
群衆の主を標榜しており、その名の通り神々の中でも特に人間たちを愛することに厚い。フレイヤの策略で怪物祭に使う闘技場のモンスターが街へ逃亡した際には、即座に他のファミリアへ支援を要請するよう命じて面子より民衆を守ることを優先するなど、変人ではあるが好漢として神や人の間で有名。こういった主神の人格や人望に加え、率いているファミリアの勢力も他を圧倒しているため、ウラノス本人だけでなくギルドからも協力体制構築を要請され、オラリオの治安維持を担っている。
ファミリアの蓄えを叩いて本拠地の建物をあぐらをかいた巨大な自分の像(しかも入り口は股間)にするなど、変わった趣向の持ち主。自分の趣向が変わっていることは自覚しているらしく、団員が身勝手な暴走をした際には建物に更なる魔改造を施すと宣言し団員たちの暴走を止めている。
ウラノスから直接に異端児たちのことを知らされている数少ない人物で、異端児に関わることに対しては全面的に協力体制にある。一方でモンスターへの理解や耐性があるガネーシャ・ファミリアでさえも全ての団員が異端児に対して歩み寄れる段階ではないことも理解しており、現状ではガネーシャ・ファミリアにおいても首脳陣にのみ明かすなど細やかな対応を心掛けている。人々と異端児が理解し合える時代を目指しており、そのような時代がきた際にはネオ・ガネーシャとなることも決意している。
シャクティ・ヴァルマ
声 - 大地葉(『メモリア・フレーゼ』)
ガネーシャ・ファミリア団長。ヒューマンで藍色の髪の麗人。ステイタスはLv.5。ガネーシャから、異端児たちの存在を聞かされている。イケロス・ファミリアの陰謀で異端児が暴走した際には、18階層でタイミング悪く事情を知らないアステリオスと対峙してしまい、一瞬で倒されてしまう。周囲からは秒殺されたと判断されるほどの重傷であったが、命に別状はなく地上へ帰還することができた。その後は血気盛んとなる団員たちを鎮めるため、団長自ら療養という形式をとり、団員たちが勝手にダンジョンへ赴くのを防いだ。
アーディという妹がいたが、闇派閥による自爆攻撃で死亡したことが本編14巻で判明した。
二つ名は象神の杖(アンクーシャ)

ディオニュソス・ファミリア[編集]

酒神ディオニュソスのファミリア。規模は中堅クラス。ファミリア内で1番の高Lvは、Lv.3である団長のフィルヴィス。外伝『ソード・オラトリア』11巻で、眷属の仇討ちのために主神のディオニュソスをはじめとしてファミリア全団員がクノッソス攻略作戦に参加するが、ディオニュソスがエニュオによって天界に強制送還されたことによってディオニュソス・ファミリア全団員のステイタスが封印され、フィルヴィスはエインに殺された。残った副団長のアウラを始めとする他の団員たちも、ディオニュソスの送還を合図に肥大化を開始した精霊の分身の緑肉に飲み込まれて全滅し、ディオニュソス・ファミリアは消滅した。

ディオニュソス
声 - 松風雅也
ディオニュソス・ファミリア主神。
貴公子然とした様相で上品さと優雅さを兼ね備えた男神。極彩色のモンスターに数人の眷族を殺されたことから、怪物祭で起きた事件を契機としてロキと共同戦線を張る。天界にいたころはロキ同様に他の神々に殺し合いをけしかけるなど物騒な一面を持ち、ヘスティアら彼を知っている神からは病気と言われていた。外伝11巻でクノッソス攻略作戦が決定すると、眷族の仇討ちのために自身を含めたディオニュソス・ファミリア全団員の参加をロキに頼み込んで作戦に参加する。作戦中にエニュオの存在を感じ取ってフィルヴィスが護衛として傍にいると思い込んでロキやガレスたちから離れてしまい、所持していた魔道具・眼晶(オクルス)からのロキからの呼びかけでようやく自身が一人きりであることに気付いて混乱しているところでエニュオと思われる神物に遭遇してしまい、天界に強制送還された。実は一連の事件の黒幕エニュオに神酒を飲まされており、知らず知らずのうちに操り人形にされていたことが外伝11巻で判明し、上記のフィルヴィスの幻覚を視たのもその影響である。
フィルヴィス・シャリア
声 - 金元寿子
ディオニュソス・ファミリア団長。ディオニュソスを慕うエルフの少女。上級中衛職である魔法剣士。並行詠唱を得意としている。ステイタスはLv.3。
6年前の 27階層の悪夢での生き残りであり、助け出されリヴィラに辿り着いた時には死人の様な形相をしていた。それ以降、参加したパーティが四度とも彼女を除いて全滅したために「死妖精(バンシー)」と呼ばれ、ファミリア内でも忌避されていた。
ディオニュソスの命でベートたちの24階層の調査に協力することになり、その道すがらレフィーヤと交流していく内に心を開くようになる。
外伝『ソード・オラトリア』4巻では、深層の遠征に赴くレフィーヤに並行詠唱を指導し、エルフ・リングで召喚できるように自身の障壁魔法を教えた。そして、外伝『ソード・オラトリア』11巻でのクノッソス攻略作戦に参加するが、レフィーヤがエイン率いる食人花の群れに襲われていたところを助けた直後にディオニュソスが天界に強制送還されたことでステイタスが封印され、常人にされてしまった。さらにエインの言葉に激高して襲い掛かるが、常人に成り下がっていたことでエインに容易く首を掴み上げられた末に首をへし折られて死亡する。その直後に食人花に肉体を食われて片腕だけが残り、その光景を目撃したレフィーヤの心を壊すことになってしまった。
二つ名は白巫女(マイナデス
魔法
ディオ・テュルソス
攻撃魔法。黄金の雷を放つ。
ディオ・グレイル
障壁魔法。白く輝く純白の円形障壁を展開して防御する。
アウラ・モーリエル
ディオニュソス・ファミリアの副団長であるエルフの少女。ステイタスはLv.2。
6年前の27階層の悪夢の際にはパーティから外れていた模様で、当時の団長を含めた先輩たちが死亡した中で一人だけ生き残ったフィルヴィスに対して確執がある。クノッソス攻略作戦の際にはディオニュソスの命令で確執を棚上げにして作戦に参加するが、ディオニュソスが天界に強制送還されたことでステイタスが封印され、クノッソス全域を埋め尽くそうとする精霊の分身の緑肉に他の団員諸共飲み込まれて死亡した。
二つ名は葡萄の杯(クラーテル)

リヴィラの街[編集]

迷宮第18階層に存在する、冒険者たちが独自に作った街。アイテムの販売や戦利品が法外な価格で取引されているが、それでも持ちきれないアイテムの換金や非常事態に仕方なく立ち寄るなど利用者は多い。300回以上モンスターに破壊されては、その都度再建されている。ギルドの目が届かないため、地上では御禁制の品なども普通に出回っている。ボールスという左目に眼帯をつけたヒューマンが街の顔役。

モルド・ラトロー
声 - 相馬康一
Lv.2でくすぶっているオグマ・ファミリアに属するヒューマンの平凡な上級冒険者。35歳。18階層のリヴィラに到達できるほどの腕はある。当初のベルとの出会いは最悪な形に近く、豊饒の女主人でベルにやっかんで絡むが、リューたちに叩きのめされて追い出された。
その後、18階層に到達したベルに焦りと嫉妬を抱いていたところを、ヘルメスに唆されてヘスティアを人質にベルを痛めつけようとした。その際、ヘルメスから受け取った魔道具 漆黒兜(ハデス・ヘッド)の透明状態(インビジビリティ)でベルを一方的にいたぶるが、すぐに対応されて反撃を受け、兜を破壊された。なおも戦おうとするが、神威を解放したヘスティアに怖気づいて逃げ出した。その後、18階層に出現した漆黒の階層主ゴライアスとの戦いで窮地をベルに助けられ、階層主に果敢に立ち向かうベルたちの姿を見て考えを改め、周囲の冒険者たちを奮い立たせて共に立ち向かった。
階層主との戦いが終わり、その興奮が冷めた後もベルには好意的な印象を抱いており、ちょくちょく登場してはベルにとって不利な状況でもベルに味方する立ち位置にいる。
二つ名は噛犬(ルフィアン・ドッグ)
スコット・オール、ガイル
声 - 八代拓(スコット)、濱野大輝(ガイル)
モルドの仲間であるヒューマンの男性冒険者たちで、ステイタスは二人ともLv.2。細身でオカマみたいな男性がスコットで、顔にペイントもしくは刺青をしている男性がガイル。
本編5巻では、二人ともモルドと共にベルを襲うが、漆黒のゴライアスとの戦いでベルに助けられてからは、モルド同様にベルに好意的になった。
ターク・スレッド
狼人の男性で、ステイタスはLv.2を自称しているが、真相は不明。本編13巻で、知人のジャンが疾風に殺されたとリヴィラの街で騒ぎ立て、疾風の討伐隊が編成されるように仕向けた。
実際は、甘い汁を吸いたくてジュラに従っている小悪党にすぎず、事件の真相もジュラの計画のためにリューに尋問された後で放置されていたジャンをタークが殺して、疾風の仕業に見せかけたものであった。
本編13巻で、ジュラの指示通りに下層の水の迷都に大規模な破壊を引き起こし、ジャガーノートを再び誕生させてしまう。しかし、自分たちが引き起こした大規模破壊に加えて、階層主アンフィス・バエナとアイシャたちの死闘の影響で25階層が壊滅的な被害を受けたことで本格的な崩壊が起こり、水晶の雪崩に巻き込まれて死亡するという自業自得な最期を遂げた。

ソーマ・ファミリア[編集]

主神ソーマが趣味である神酒ソーマを造ることだけを目的として作ったファミリア。エンブレムは三日月に杯。Lv.3以上の冒険者はいないが、神酒に魅せられて多数の冒険者が集まったため団員数が非常に多く、ギルドの窓口での魔石の換金による揉めことが多い。 ソーマが運営を放棄していたためにザニスに壟断されていたが、現在はチャンドラが団長となり、改善されつつある。

ソーマ
ソーマ・ファミリア主神。長い前髪で眼が隠れた少年の姿をした男神。
神酒(ソーマ)を作ることにしか興味がなく、ファミリアの運営にも全く意識を割かない神である。神の力を使うことなく飲んだ者を魅了する神酒を、人以下の力でありながらも作ることができる。
酒造りの資金のためにファミリアを設立するも、団員の人数が神酒目当てに加入する者たちで膨れ上がり、それで資金が増えるのならとまめに行っていたステイタスの更新すら上納金のノルマを達成している者に限定するようになった。上納金ノルマの報酬として提示した神酒に構成員のほとんどが中毒症状を起こしてしまい、我先に神酒を得ようと所属団員たちが他者を蹴落とす荒くれ者と化しても、ソーマ自身は無関心のまま酒作りに没頭していた。
エイナの告発によりギルドから警告を受けて、唯一の生き甲斐である酒造りを禁止された際には、完全な無気力状態に陥って自室の隅で膝を抱えていた。
神酒のもつ魔力ともいうべき全能感に酔いしれ、それに溺れてしまう自らの眷族たちに失望していた。本編6巻で、リリルカを助け出すため酒蔵に侵入して戦うヘスティアたちとソーマ・ファミリアの戦闘を止めて欲しいと懇願するリリルカに、「神酒を飲んでも溺れなければ耳を貸す」と試練をあたえる。そして、Lv.1の身でありながらも神酒の誘惑に打ち勝ったリリに心を動かされ、主神としての神意を込めた発言で戦闘を止めた。その後、リリルカの改宗を認めてリリルカと対面したい際は、部屋を後にしようとするリリルカに謝罪と労りの言葉をかけている。リリルカが去った後に棚に飾ってあった酒瓶を木箱に積めており、ファミリアの状況を少しずつだが改善していくことを決意する。
外伝『ソード・オラトリア』11巻の終盤で、ダイダロス通りの近くでロキと遭遇し、ロキに付着していた自身以外の誰かが作った神酒の僅かな香りを嗅ぎ付け、そのことを聞いたロキに同行してディオニュソス・ファミリアの本拠地へ赴き、匂いで神酒が貯蔵されたディオニュソス・ファミリアのワインセラーを突き止めて、ロキが開栓した葡萄酒の神酒の香りを嗅いだだけで、自身が作った神酒より極まっていると断言し、この神酒なら神さえも完全に酔わせられると呟いたことで、そのことを聞いたロキにエニュオの正体がある神物であると気付かせることになる。
リリルカ・アーデ

ディアンケヒト・ファミリア[編集]

大手の医療系ファミリア。主神のディアンケヒトは腕は確かだが性格が悪く、足元を見た依頼を発注するなど意地が悪いことで有名で、同じ医療系ファミリアであるミアハとは犬猿の仲。ポーション販売、原材料買取りなど、ロキ・ファミリアをはじめ、多くの冒険者と取引がある。

アミッド・テアサナーレ
声 - 加隈亜衣
ディアンケヒト・ファミリアの構成員。ヒューマンの女性治療師。ステイタスはLv.2。
白銀の長髪の少女。頭が良く、優しい気性。高位治癒魔法の使い手で、オラリオ最高の治療師(ヒーラー)と評されている。
アイズやティオナとも顔なじみであり、遠征に向かう彼女らに高価なポーションをプレゼントするなど、関係は良好である。
外伝『ソード・オラトリア』11巻では、フィンからの要請でクノッソス攻略作戦に参加する。そして本編14巻のエピローグでは、リリたちによって意識不明の重体で地上に運ばれたベルとリューを治療した。
二つ名は戦場の聖女(デア・セイント)
発展アビリティ:神秘
魔法
ディア・フラーテル
全癒魔法。発動すると菱形の魔法円(マジックサークル)が出現。その中にいる者の傷の治癒、体力回復、状態異常と呪詛の解除など、ありとあらゆる傷や異常を全て完全に回復するオラリオ最強の回復魔法。その全癒効果はエリクサーをも超え、規格外の破壊力をもつ階層主ですら根負けしたほど。

アポロン・ファミリア[編集]

アポロンを主神とするファミリア。エンブレムは太陽に弓矢。アポロンが見初めた者たちが数多く所属しており、美男美女が多い。ヘスティア・ファミリアとの戦争遊戯で敗北し、解体された。

アポロン
声 - 逢坂良太[12]
アポロン・ファミリア主神。
月桂樹の冠を被った金髪の美男子。1度見初めた相手は絶対に手に入れようとする執念深い性格だが、自身の愛を受けた者には紳士な態度で接する一面をもつ。
見初めた相手は女性よりも男性の方が多い。天界にいたころにはヘスティアにも求愛しており、彼女からは苦手意識を持たれている。恋多き神であるため、他の神からは悲恋(ファルス)と渾名を付けられて笑いものにされている。
最短でランクアップを果たしたベルを見初めていたが、18階層での彼の活躍を噂で聞いてからは、ベルを手に入れる口実を作るための命令をヒュアキントスに下していた。
極秘にソーマ・ファミリアと手を結び、卑劣な手段を用いてベルとヘスティアを追い詰めて戦争遊戯の開催に持ち込ませる。さらに勝負形式が攻城戦となり自分たちに圧倒的有利を得るが、侮っていたヘスティアたちの策略に嵌まって大打撃を受け、団長であるLv.3のヒュアキントスが当時はLv.2のベルに敗れるという、まさかの大敗北を喫する。
勝つことを疑っていなかったことから負けた場合に「何でも要求を呑む」ことを明言していたため、ヘスティアに許しを請うも今までの行いに怒り狂う彼女に聞き入れられず、本拠を含めた全財産を没収されてファミリアは解散となり、自身はオラリオから永久追放処分にされ、団員のステイタスを改宗可能の状態にしてオラリオを去った。
ヒュアキントス・クリオ
声 - KENN[12]
アポロン・ファミリア団長。ヒューマンの男性冒険者で、茶髪で色白な長身の美青年。ステイタスはLv.3。金のイヤリングなどの装飾品を身に付けている。
紳士的に振る舞っているが、プライドが高く冷酷な性格。アポロンに深く心酔しており、彼に見初められたベルを妬み敵視している。
アポロンの命を受け、2度に渡って格下のベルを完膚なきまでに叩きのめし、実力の差を見せつけている。
戦争遊戯では、圧倒的戦力差にも関わらずベルたちの策略に翻弄され、無傷のベルと一騎討ちになる。歯牙にもかけず倒したベルが、打ち負かしてから1週間しか経っていないにも関わらず急成長を遂げて、自分と互角に渡り合うことに危機感を覚える。そして、太陽のフランベルジュを折られてしまってからは魔法によって不利な状況を打開しようとするが、一瞬の油断の隙を突かれてベルから渾身の拳を頬に受けて敗れた。
ファミリアが解散した後は、オラリオを追放処分となったアポロンを追って同じ志の者たちと共にオラリオを去っている。
二つ名は太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)
武器:太陽のフランベルジュ[注 19]、連理の短剣
魔法
アロ・ゼフュロス
攻撃魔法。人間の上半身ほどの大きさの爆発する円盤を生み出して放つ。
ダフネ・ラウロス
カサンドラ・イリオン

イシュタル・ファミリア[編集]

性愛の女神イシュタルが運営する、歓楽街を牛耳る娼館ファミリア。等級はA。本拠は「女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)」。エンブレムは娼婦。構成員の大半を、戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスたちが占めている。 フレイヤ・ファミリア打倒を目論んでいたが、ベルに手を出したことがフレイヤの逆鱗に触れ、逆に主神もろとも殲滅されて消滅した。

イシュタル
イシュタル・ファミリア主神。
黒髪を編み込んだ褐色の肌の女神[29]。オラリオの南にある歓楽街を牛耳っており、日々莫大な利益を上げている[30]
自身と同じ美の神であるフレイヤをライバル視しており、これまでに何度もちょっかいという名目の襲撃をフレイヤの団員にかけている。
春姫と殺生石を使って、憎きフレイヤが率いるフレイヤ・ファミリア打倒を目論んでいた。
本編7巻で、ヘルメスを尋問してフレイヤがベルに執心していると知ると、彼女より先にベルを我が物にしてしまおうと思いつき、捉えたベルを魅了しようと試みるもスキル憧憬一途によって魅了が無効化され、戦慄と屈辱を抱く[31]
ベルを我が物にしようとしたことがフレイヤの逆鱗に触れ、フレイヤ・ファミリアにファミリアと歓楽街を壊滅させられた上、フレイヤに美しさという自分の矜持を砕かれ、天界へ強制送還された[32]
外伝『ソード・オラトリア』では、テルスキュラや闇派閥とも手を結んでフレイヤを追い落とそうとしていたことが描写されている。
フリュネ・ジャミール
イシュタル・ファミリア団長。
おかっぱ頭の2メートルを超える巨女の戦闘娼婦。ステイタスはLv.5。大きな目と裂けた口、短い手足の割りに顔と胴体がずんぐりと太った人間離れな体格をしている。笑い方は「ゲゲゲッ」。
同じ派閥の団員たちから「ヒキガエル」と蔑まれたりしているが、自身が絶世の美女と信じて疑わない彼女は自分に嫉妬しているゆえの言葉としか思っていない。自らの欲望に忠実で、自分の主神であるイシュタルさえも見下している。
色欲も他のアマゾネスよりも旺盛で、気に入った男は自分しか場所を知らない地下室に連れ込んでいる。
本編7巻でアイシャが本拠へ連れてきたベルを次の獲物として目を付け、アイシャたち戦闘娼婦の妨害を物ともせずベルを執拗に追跡していた。
二つ名は男殺し(アンドロクトノス)
武器:大戦斧ゴルダ
アイシャ・ベルカ
サンジョウノ・春姫

イケロス・ファミリア[編集]

イケロスを主神とするファミリア。エンブレムは翼の旅行帽と靴(サンダル)。異端児たちを捕まえては貴族たちに売り飛ばす密輸に手を染めている無法者集団であり、一時は目に余る悪行で闇派閥の疑いを掛けられたことがある。 ウィーネを攫い、さらにその場に居合わせた異端児たちを遊び半分で虐殺したことで他の異端児たちの怒りを買い、地上に侵攻した彼らによって眷族は皆殺しにされ、唯一生き残った主神イケロスもこれまでの悪行をギルドに咎められてオラリオを永久追放処分となり、壊滅した。

イケロス
黒い噂が絶えないイケロス・ファミリア主神。
紺色の髪と瞳、褐色肌に黒を基調とした衣装を纏い、卑屈そうな眼差しに軽薄そうな笑みを浮かべている。
自身のファミリアが犯罪者集団と化しているために過去に闇派閥の候補として挙がっていたが、本人は犯罪を指示しておらず、一切関与もしていない。ただ、面白いかそうでないかで判断するため、止める気は無い。
ディックスら自分の眷族に顎でこき使われており、ウィーネを見つけるためにベルに接触した異端児のオラリオ侵攻の動乱の後、眷族たちが犯した悪行を咎められてオラリオを永久追放処分となった。見送り人であるガネーシャとの別れの会話においても全く後悔を見せておらず、異端児や人工迷宮を巡って今後のオラリオが大きく揺れ動くであろうことに喜びを隠さずに去っていった。
ディックス・ペルディクス
イケロス・ファミリア団長。
煙水晶のゴーグルを掛けた瞳が赤い屈強なヒューマンの男性冒険者。ステイタスはLv.5。異端児を捕らえては怪物趣味の貴族たちに密輸している暴悪な密猟者。ダイダロス通りの名前の由来となった奇人ダイダロスの子孫。本来の性格は定かではないが彼自身も一族の悲願という掟に呪われていることを自覚しているらしく、女性や女性型モンスターをさらってきては子供を産ませて一族の血筋を保ってきた先祖たちの狂気にも失笑を隠さず、自分の先祖らしい所業と嘯いている。
巣(異端児の隠れ里)を探しており、異端児の巣の移動を捕捉した際、異端児を多数惨殺してウィーネを連れ去った。しかし、異端児による追撃という予想外の行動により計画が狂ってしまい、これが後に自身の落命につながってしまう。最後はアステリオスの一撃を喰らって死亡した。
二つ名は暴蛮者(ヘイザー)
武器 : 呪いの槍 / 呪詛 : フォベートール・ダイダロス

ラキア王国 / アレス・ファミリア[編集]

大陸西部に位置する闘神アレスを一柱の神として信仰している、国家系ファミリアの王国。通称ラキア王国。君主制を敷いている。エンブレムは重厚な鎧に身を包んだ豪傑。緑豊かで肥沃な大地を有し、王都には巨大な王城と城下町が存在する。 非常に好戦的で、よく他国や他都市に戦争を仕掛けているため、軍事国家という野蛮な側面も持っている。

被治者は60万を超えるほどの最大規模と繁雑さを有するファミリア。兵士や軍人は全て神の恩恵を授かっている眷族兼戦闘員であり、それ以外は非戦闘員となっている。また、君主である王が団長を務めている。 主神の性格ゆえに非常に好戦的で、各地の国や都市に戦争や侵略を仕掛けている。オラリオにも幾度となく侵攻していたが、すべて惨敗している。 かつてはクロッゾの魔剣を配備し、圧倒的な魔剣の力で連戦連勝をしていたが、精霊やエルフがいる森まで焼き払ったために精霊の怒りを買い、戦争に使われていた魔剣は悉く使用するそばから破壊され(一部の魔剣は現存)、一気に連敗を喫する。 本編8巻で6度目のオラリオ侵攻を目論んだが、ロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアなどに阻まれて圧倒的劣勢に立たされる。裏でいまだにクロッゾの魔剣を打てるヴェルフを手に入れようとしたが悉く失敗し、最終的にはアレス自身が捕らわれて敗北する。そして、捕虜になった兵士たちのステイタス放棄と多大な賠償を条件に全員解放されて、戦いは終結する。

アレス
ラキア王国(国家系ファミリアであるアレス・ファミリア)主神。
獅子の様な光り輝く金髪に、精悍で逞しい美丈夫の容貌をもつ男神。神の中でも非常に好戦的な性格で、建国前から幾度となく戦争を仕掛けていた。だが、頭まで筋肉と称されるほど猪突猛進なため、配下の将軍や副官たちを振り回して苦労させている。
たびたびオラリオに侵略戦争を仕掛けては悉く惨敗しているが、まったく懲りた様子がない。
6度目のオラリオ侵攻ではクロッゾの魔剣を作れるヴェルフを取り戻すためにヘスティアを誘拐するが、救出に駆け付けたアイズに殲滅された後、オラリオの援軍に捕らわれた。その後は、眷属たちが今回の戦で得られた経験値を全て白紙に戻すという条件で無事に解放され、ラキアに戻って行った。
マリウス・ウィクトリクス・ラキア
ラキア王国第一王子。アレス・ファミリア副団長兼アレス補佐の副官を務める。
いつもアレスに振り回されている苦労人で、ラキアを出てオラリオで冒険者になりたがっている。
アレスに盲信する現王の息子ゆえに軽んじられやすいが、的確な指示を出したり空を飛んでいたアスフィの手をミスリルの鎖を飛ばして捕らえるなど、それなりの実力を持っている。苦労人であることに同情されるのは酷く嫌がる。

ニョルズ・ファミリア[編集]

漁を司る男神ニョルズが運営する漁業系ファミリア。本拠は「船着の館(ノアトゥーン)」。 所属する漁師全員は神の恩恵を受けており、海に出没するモンスターたちを自分たちで退治している。

ニョルズ
茶髪を束ねた長身のたくましい男神でニョルズ・ファミリア主神。神界にいたときから、ロキとは面識がある。

テルスキュラ / カーリー・ファミリア[編集]

闘争と殺戮の女神カーリーが運営する国家系ファミリア[33]。通称テルスキュラ。 団員がアマゾネスのみで構成されており、ダンジョンでの経験値を得ずに高レベルに至った団員が多数存在する。人とモンスターを殺し合わせ、果ては人と人、どちらかが生き残るまで戦わせることを繰り返してきた。

カーリー
テルスキュラ主神。
赤い髪と褐色の肌で、背丈は小さい幼女神。骸骨を繋ぎ合わせた首飾りと牙を生やした仮面を身に着けている。神意を隠すことができ、それによりレフィーヤを孤立させて誘拐した。
イシュタルがフレイヤを蹴落とすべく、秘密裏にカーリーとそのファミリアをオラリオへと呼んだ。
アルガナ・カリフ
テルスキュラの頭領。カーリー・ファミリア団長。アマゾネスで、ステイタスはLv.6。
妹のバーチェとともに、テルスキュラを統治している。舌が長く、蛇のような印象を与える女性。かつてティオネに戦い方を教えた。
儀式の際に、戦った相手の返り血を舐めとる。テルスキュラの戦士の中でも特殊で、二つ名の習わしが無いにも拘わらず女神の分身(カーリマー)の異名を持っていた。
テルスキュラの儀式で相手の血を啜っていたのは、パフォーマンスではなく呪詛カーリマーの効果によって自身の戦闘力を上げるためであった。
呪詛
カーリマー
稀少呪詛(レアカース)。血潮吸収(ブラッドドレイン)の属性があり、恩恵を持った者の血を吸った分だけアビリティの値が上昇する。解除すれば元の値に戻る。呪詛の代償は耐久アビリティの激減。
バーチェ・カリフ
テルスキュラの戦士にして、アルガナの妹。テルスキュラの頭領である姉アルガナと共に、カーリー・ファミリアの団長を務める。アマゾネスで、ステイタスはLv.6。
顔の下半分をヴェールによって隠している、砂色の髪の女性。巨乳。かつてティオナに戦い方を教えた。昔、ティオナに共通語で書いてある英雄譚を読んで欲しいとせがまれた時には、内緒でカーリーにふりがなを打ってもらいに行っている。
魔法
ヴェルグス
付与魔法(エンチャント)。猛毒属性。発動すると身体が黒と紫の光膜に包まれる。この光膜には猛毒の効果が含まれており、触れた相手が対異常の発展アビリティを持っていないと簡単に死に至るほど。かつてバーチェは右手にしか付与できなかったが、Lv.6になってからは全身に張り巡らせるようになった。

タナトス・ファミリア[編集]

タナトス
タナトス・ファミリア主神。多くの団員に彼らの願いを叶えることを謳う男神。
本性は暇を持て余してのものであり、団員たちを欺くために演技をしている。アイズがLv.1からランクアップできずに苦悩していた際には、その心の隙を見抜いてダンジョンの12階層で顔を隠してアイズと接触し、闇派閥に勧誘するが断られている。
外伝『ソード・オラトリア』11巻で、遂にロキ・ファミリア主導によるクノッソス攻略作戦が開始され、次々とクノッソスの拠点を攻略されて追い詰められる。そして、バルカが死亡した直後にエインの下に赴いて「精霊の分身」を行使するように頼むが、逆にエインにエニュオからの言伝を聞いたことでエニュオの神意を知り、自分たちが道具として利用された末に生贄になるよう仕組まれていたことに気付いて感情を爆発させた。その直後に現れたロキたちに自嘲交じりにエニュオの神意を語り、ディオニュソスの強制送還を合図として肥大化した「精霊の分身」の緑肉によって逃げ場を失った中で、自身を利用したエニュオに対する仕返しとして自らに短剣を突き刺して天界に送還され、その際に生じた光の柱によってクノッソスに生じた穴からロキたちを脱出させる。
ヴァレッタ・グレーデ
闇派閥の主要幹部の1人で、 27階層の悪夢で死んだとされていたヒューマンの女性。ステイタスはLv.5。
当時のことでフィンと何らかの因縁がある。
外伝『ソード・オラトリア』8巻で、自身の魔法を始めとする周到な準備をした上でベートをおびき出して殺そうとしたが、窮地に陥ったベートが解禁した魔法ハティにより焼き尽くされ、死亡した。
二つ名は殺帝(アラクニア)
魔法:シャルドー
バルカ・ペルディクス
タナトス・ファミリア所属の男性で闇派閥の幹部。ダイダロスの子孫であり、イケロス・ファミリアのディックスの兄にあたる。ステイタスはLv.4[34]
人造迷宮クノッソスの完成以外には、一切の興味がない。呪術師(ヘクサー)でもあり、彼が制作した呪道具(カースウェポン)の武器には傷が癒えないという不治の呪いがかけられており、この呪道具を鑑定したアミッドは製作者のバルカを「常軌を逸した妄執の持ち主」と評している。
外伝『ソード・オラトリア』11巻でクノッソス攻略作戦が開始され、次々とクノッソスの拠点が制圧されたことで、フィンたちを全滅させるためにディックスが設置したクノッソスの特定の階層を崩壊させる装置を起動しようとするも、透明状態になっていたアスフィの一撃で首を切り裂かれて阻止された。そして、ダイダロスの手記も奪われて追い詰められたことで自身が作った呪道具の短剣で自らを数回刺し、所持していた宝玉の胎児を自身に融合させて呪詛(カース)をまき散らす異形の怪物であるバルカの怪物と化す。そして、超強威力の呪詛を巻き散らしてフィンたちを苦戦させるが、アミッド渾身の全癒魔法ディア・フラーテルの解呪効果によって全ての呪詛が解呪されると同時に生命活動が停止し、死亡する。
発展アビリティ:神秘

アストレア・ファミリア[編集]

正義と秩序を司る女神アストレアが運営していた迷宮探索系ファミリア。等級はBで、本拠は「星屑の庭」。エンブレムは正義の剣と翼。構成員は11人で、全員が第2級冒険者。到達階層は41階層であり、これまでに階層主を21回撃破している。探索以外にもオラリオの秩序を乱す者を取り締まる憲兵的な役割を担っており、オラリオに住む市民から慕われていた。

本編の5年前に、敵対していたルドラ・ファミリア[35]の罠でリュー・リオン以外の構成員が全滅し事実上消滅したが、主神アストレアは生き残ったリューの説得によりオラリオの外へ逃亡し、存命している。

本編14巻で、倒れたリューの夢の中に団員全員が現れ、リューに激励の言葉を飛ばし、たった一人でジャガーノートと戦うベルの下へリューを送り出した。

アリーゼ・ローヴェル
アストレア・ファミリア団長。故人。自らを清く完璧と自賛する、快活な赤い髪のヒューマンの少女。ステイタスはLv.4。
オラリオにやってきたばかりのリュー・リオンの手を握り、ファミリアへ誘って入団させた。リュー曰く「尊敬する人物」で美しくいつでも前を向いて誰にも分け隔てなく接する優しさを持っている。
本編の5年前に、ルドラ・ファミリアの罠によって現れたジャガーノートによりファミリアはリュー・リオンを残し全滅し、アリーゼは己の身と引換えにジャガーノートの装甲殻を破壊し、最期はリューの魔法によって消滅した。
二つ名は紅の正花(スカーレット・ハーネル)
魔法
アガリス・アルヴェシンス
付与魔法(エンチャント)。炎属性。手足と剣に炎の鎧を纏う。炎華(アルヴェリア)という付与魔法の爆散鍵(スペルキー)を唱えることで剣を通して炎の濁流を敵の体内に流して爆散させることもできる。
ゴジョウノ・輝夜(ゴジョウノ・かぐや)
アストレア・ファミリア副団長。故人。美しい黒の長髪をした極東出身のヒューマンの少女。ただし口はとても悪い。ステイタスはLv.4。
極東ではとても高貴な身分らしく、極東の政争を見た経験からか、現実主義者で理想を嫌う。そのため、理想を信じていた当時のリューとは意見が合わないこともあった。
太刀の使い手で、居合などの太刀の技をリューに教えた。
本編の5年前、ジャガーノートからリューを逃がすために立ち向かい、死亡。死の直前、愛用していた武器小太刀 双葉をリューに譲った。
ライラ
アストレア・ファミリアに所属する小人族(パルゥム)の少女。故人。桃色の髪をショートカットにしている。年齢はリューの二つ年上。ステイタスはLv.3。
不真面目に見えるが、率直で忌憚がない鋭い発言をするため、リューも彼女に相談することが多かった。
嘘の見抜き方や強請りに基づいた交渉術、ギャンブルの必勝法やイカサマなどの正義の派閥らしからぬ知識を数多くもつ。フィンとの玉の輿を狙っていたが、当のフィンには避けられていた模様。
本編の5年前、アリーゼや輝夜同様にジャガーノートからリューを逃がすため、目を潰された状態ながらも立ち向かって死亡。
リュー・リオン

ルドラ・ファミリア[編集]

闇派閥に加わっていたファミリア。男神ルドラが主神。本編開始から遡ること5年前に、自分たちをダンジョンまで追跡してきた敵対するアストレア・ファミリアを全滅させるために深層で罠を仕掛けたが仕留めることができず、その大規模な破壊によって厄災の怪物ジャカーノートを誕生させ、リューとジュラを除く両ファミリアが皆殺しにされるという大惨事を招く。その後、罠に嵌められたアストレア・ファミリアの復讐のためにルドラ・ファミリアのホームを襲撃してきたリューにより、壊滅させられた。

ジュラ・ハルマー
猫人の男性冒険者で怪物趣味の志向をもつ調教師。調教師の腕は優れているが、ガネーシャ・ファミリアの調教師ほどではなく、魔道具によって深層のモンスターでも従属させることができる。
ジャガーノートを誕生させてファミリアが全滅した際にはなんとか生き延びるが、そのジャガーノートに魅せられてしまい、己の人生を全て捧げてもよいと思うほど陶酔してしまう。
その後、復讐のためにホームに襲撃してきたリューにより右腕を斬り落とされ、クノッソスに逃げ込んだ。そして、自分を逃がすつもりのないリューへの恐怖に苛まれつつもジャガーノートを自分の所有物にするために計画を練り続けたが、本編13巻で再び誕生させたジャガーノートを制御できずに、ジャガーノートの尾に胴を両断されて殺された。
二つ名は奴隷猫(スレイバーキャット)

デメテル・ファミリア[編集]

大地母神デメテルを主神とする農業系ファミリア。本拠は「麦の館」。オラリオ近郊で野菜などを作っており、良質の食材として評判が高い。

デメテル
声 - 櫻井浩美
農業系ファミリアであるデメテル・ファミリア主神。
巨乳でありながら、貧乳コンプレックスのロキでさえひがむ気にならないほど、おおらかな気性の持ち主。オラリオで出回る野菜は、彼女のファミリアが育てたものである。

[編集]

ペニア
ダイダロス通りに住まう老婆の女神。貧窮を司っている。
名実共にダイダロス通りの主として、「富は精神を腐らせる。豊かさは肉体から労働を奪う」と説いており、下界の者たちから持ち寄られた金品を頂戴している。その金品をダイダロス通りの貧しい者たちに恵んでいる。
フォボス
かつてはフォボス・ファミリアの主神であったが、アレス率いるラキア王国軍(アレス・ファミリア)との戦争に敗れて、アレスの隷属である「従属神」にされた女神。クロッゾ一族を含むラキア王国での立場や実力の低い者たちを眷族としていた。
クロッゾ一族の中でも変わり者のヴェルフを気に入って、悪友のような関係だった。そして、ヴェルフが十歳の誕生日を迎えた際に神の恩恵を与えるが、それによって発現したスキル「魔剣血統(クロッゾ・ブラッド)」を見てヴェルフに魔剣を作れと告げた結果、一族と決別することを決意したヴェルフをラキア王国から逃がす手引きをしたが、それによって天界へ送還された。

怪人(クリーチャー)[編集]

レヴィス
声 - 大原さやか
緑の宝玉を探していた、赤い髪の謎の女。食人花を操る調教師。
Lv.4のハシャーナを油断していたとはいえ抵抗もさせずに殺し、レフィーヤの援護を受けた Lv.5のアイズを押し返す実力の持ち主。一方で、名が知れ渡っているはずのフィンやリヴェリアのことを知らないなど、素性が謎に包まれている。アイズの過去と何らかの関わりがあることが示唆されている。
正体は、モンスターと人間の混合種(ハイブリッド)である怪人(クリーチャー)。モンスターの核である魔石を身体に持ち、モンスターの魔石を喰らい吸収し力を高める強化種である。ダンジョンの地下に潜む穢れた精霊と、そこから生み出された精霊の分身(デミ・スピリット)を守護している。しかし、外伝『ソード・オラトリア』11巻では、肥大化した精霊の分身の緑肉によってクノッソスから撤退するアイズに対して精霊の分身は所詮は使い捨てで、精霊の分身にアイズを喰らわせるのは効率が悪いと発言しており、真意は不明。
オリヴァス・アクト
声 - 浜田賢二
かつて闇派閥に所属していた狂信者で元 Lv.3の冒険者。 27階層の悪夢の首謀者。
所属していたファミリアの主神が天界に送還され、自身も追い詰められて死亡したのだが、穢れた精霊によって怪人として蘇った。
外伝『ソード・オラトリア』3巻で、24階層でアイズたちと戦い、当時Lv.5のベートと互角の戦いを繰り広げる力を見せた。モンスターの魔石を喰らって力を高める強化種であり、それにより現在の力を手に入れている。
その後、ベートとの戦闘によって消耗していたところをアイズによって倒された。その後、レヴィスに不要と判断されて胸の魔石を奪われたことにより、灰となって消滅した。
生前の二つ名は白髪鬼(ヴェンデッタ)

その他[編集]

テッド
本物のテリー・セルバンティスがオラリオへ来る前に事故死したのを利用し、自分がカジノ経営者であるテリー・セルバンティスであると素性を偽り、オラリオ最大のカジノ「エルドラド・リゾート」を取り仕切っていたドワーフの男性。過去に悪事を働いてアストレア・ファミリアに捕まり、女神アストレアに許しを請いて釈放されたにもかかわらず、変わらずに悪行に手を染めていた。
気に入った女性がいると、その女性の親近者に賭けことを持ちかけて多大な借金を背負わせた上で、脅しをかけて女性を奪う手口で何人もの女性を妻として囲っていた[36]。しかし、外伝『ファミリアクロニクル』episodeリューでアンナを助けるためにエルドラド・リゾートに潜入したリューとシルにギャンブルで大敗した上に、リューに素性を暴かれ自慢の金庫に立て篭るが、リューに金庫の扉を破壊されアンナを奪還された末に、シルから後ろ盾として囁かれたフレイヤ・ファミリアの名前を聞いて戦意喪失し、ガネーシャ・ファミリアに拘束された。
アンナ・クレーズ
美しいヒューマンの街娘で、オラリオに滞在する男神たちから度々求婚されるほどの美貌の持ち主[37]。その美貌に目をつけたテッドの差し金で父のヒューイが多額の借金を背負わされ、担保として交易所に連れて行かれた末に、テッドの愛人にさせられる。しかし、アンナを助けるためにエルドラド・リゾートに潜入したリューたちによって救出され、その際に男装していたリューに恋心を抱いてしまう。別れ際にリューに告白しそうになったところで男装を解いたリューが女性であったことを知って衝撃を受けて、呆然としたまま母のカレンの待つ場所へ送り届けるためにリューが手配していた馬車に乗った。
その後、安酒場で酒を飲んでいるヒューイを見つけて、家に連れ戻している。

用語[編集]

冒険者関連[編集]

冒険者
神の恩恵を得て戦う者たちの総称。おおむね、オラリオで迷宮に挑む者たちを指す。都市外に出た場合は、野良の冒険者と呼ばれる。
上級冒険者
Lv.2以上の冒険者。Lv.1は下級冒険者と呼ばれる。ステイタスの基礎値の向上や発展アビリティを発現するなど、Lvが1つ上がる毎に戦闘力に格段の差ができる。またLv.2以降は等級で呼ばれることもある(Lv.5以上が第一級冒険者、Lv.3 - 4が第二級冒険者、Lv.2が第三級冒険者)。
二つ名
Lv.2以上の冒険者に神々が与える称号。「神会」における話し合いで多数決により決定される。Lvが上昇する毎に改名の機会となるが、現状維持の場合もある。
神と人の命名センスには著しい開きがあり、神々がいわゆる中二病的な名前などを付けてこれを笑いものにし、一方の人はそのセンスを褒め称えて名誉に感じるというズレが生じている。
サポーター
冒険者と共に迷宮に潜る荷物持ち兼雑用係。冒険者の荷重の軽減だけでなく、予備武器やアイテムなども持つため戦力的に重要視される。
駆け出しの冒険者が勉強のために同ファミリアの高レベル冒険者のサポーターを務める場合(第一級冒険者のサポートとして第二級冒険者が担当する)、フリーの専業として様々なパーティーに雇われる場合がある。後者は様々な理由でドロップアウトした冒険者がなることが多く、冒険者から目下に見られ、手ひどく扱われることがある。
三大冒険者依頼
「陸の王者(ベヒーモス)」・「海の覇王(リヴァイアサン)」・「隻眼の竜」の3体のモンスターを倒す、人類の目標。
ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアによって、「陸の王者」と「海の覇王」は倒されたが、「隻眼の竜」には敗北。両ファミリアの主戦力は全滅した。

組織関連[編集]

ファミリア
「眷族」の意。下界に降りた神が恩恵(ファルナ)と引き替えに、人々を集めて組織するもの。個々のファミリアは主である神の名を冠して○○・ファミリアと呼ばれ、ファミリアの主である神は主神と呼ばれる。
探索(ダンジョン)系が最も多いが、商業系、製作系、医療系、果ては国家系なども存在する。
規模や功績により、ギルドからIからSまで等級(ランク)付けされている。等級が高くなるほど、ギルドからの月間徴税額も上がり、探索系の場合はD等級以上には遠征の強制任務(ミッション)が課せられる。一部では眷族のレベルアップを報告せず、下位ランクに留まる違法ファミリアも存在している[38]
以下、個別のファミリアについて。主要なファミリアについては、主な登場人物の各ファミリアを参照のこと。
ゴブニュ・ファミリア
引き締まった体をしたドワーフを思わせる老神ゴブニュが主神を務める鍛冶系ファミリア。建築関連の依頼も請け負っている。同業のヘファイストス・ファミリアに規模では劣るものの、腕では伍する。アイズやティオナなどが利用している。
ゼウス・ファミリア、ヘラ・ファミリア
神々が降臨した1,000年前から、つい15年前までオラリオ最強を誇った探索系ファミリア。本編の15年前、古代モンスター「陸の王者」「海の覇王」を倒したものの、「隻眼の黒竜」に敗れて主力団員が全滅し、ゼウスとヘラは当時対立していたロキとフレイヤに追打ちをかけられて、オラリオから追放されて姿を消した。
ゼウス・ファミリアの主神ゼウスは、ベル・クラネルの回想で語られる祖父の正体。
ポセイドン・ファミリア[33]
大海原で活躍している大派閥。海中で戦闘する機会が多いため、所属する団員のほとんどの者が発展アビリティ「潜水」を会得している。
かつては港町メレンを本拠地にしていたが、海の覇王(リヴァイアサン)がゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアに倒され、海竜の封印(リヴァイアサン・シール)が施されたことでメレンに留まる必要がなくなり、メレンを去った。
セクメト・ファミリア
暗殺者を育成・派遣する犯罪組織。ヴァレッタたち闇派閥の残党に雇われ、元イシュタル・ファミリア所属のアマゾネスたちを襲撃した。
闇派閥(イヴィルス)
かつて存在した、邪神を名乗る神々の過激派ファミリアの総称。本編の5年前にギルドと各ファミリアの連携により滅ぼされたかに思われたが、これによって関わったファミリアの団員には忘れることのできない闇や傷跡を残している。残党は未だ人造迷宮クノッソスに潜伏していたが、外伝『ソード・オラトリア』11巻でクノッソス攻略作戦が開始されたことで、闇派閥最後の主神タナトスは天界に送還され、残った闇派閥残党の兵士たちも肥大化した「精霊の分身」の緑肉に飲み込まれて全滅し、闇派閥は壊滅した。
神会(デナトゥス)
神々による3か月に1回開催される定期的な集会。雑談や情報交換が主だが、真面目な議題やランクアップした冒険者の二つ名の命名も話し合われる。
戦争遊戯(ウォーゲーム)
ファミリアの間でルールを定めて行われるファミリア同士の決闘。所属している眷族を駒に見立てたボードゲームの如く、神と神が己の神意を通すためぶつかり合う総力戦。
神会で事前に手続きや勝負形式、勝利後の要求などの取り決めを行い、戦争遊戯に敗北した神は勝利した神の要求を絶対応えなければならない。
勝負形式は「一騎討ち」、「攻城戦」などさまざまある。
改宗(コンバージョン)
冒険者が、現在所属しているファミリアから別のファミリアに移転すること。改宗を行うと、最低1年は改宗できない。

能力関連[編集]

神の恩恵(ファルナ)
神々から下界の住人に与えられる恩寵。様々な事象から経験値(エクセリア)を得て能力を引き上げ、新たなる能力を発現させることを可能とする。
ステイタス
神の恩恵を細かくパラメータ化した数値。基本アビリティ、発展アビリティ、魔法、スキル、そして総合的階位を示すレベルから構成される。
レベル
冒険者のランクを明白に示す数値。基本的に冒険者のステイタスは部外秘であるが、これのみは公開・申告が義務づけられている。
過半数の冒険者はLv.1に属している。現時点の最高峰はLv.7であり、フレイヤ・ファミリアに所属するオッタルと名前も登場していない人物の2人だけである[39]
この作品におけるレベルアップは、むしろMMOなどにおける「クラスチェンジ」に近く、能力自体はレベルアップしなくても上昇する。
ただモンスターを倒して経験値を積むだけではレベルアップ(ランクアップ)はできず、やがて頭打ちになる。レベルアップするには自分の限界を突破するような特別な経験を積む必要がある。
迷宮の存在しない都市外ではこのレベルアップは非常に困難なものであり、外の冒険者はLv.3に到達できれば飛びぬけた存在だと見做される模様。
基本アビリティ[40]
力・耐久・器用・敏捷・魔力の5項目からなる基礎能力。一般的には0 - 999の数字と等級によって示される(0 - 99はI、900 - 999がSといった具合)。
訓練や実戦によって得られる経験値によって上昇する(レベルアップ経験値とは別物なため能力値は増える)。熟練度という呼び方もある。
通常この上限を超えることは不可能とされるが、ベルはスキルの効果によってこれを突破している。
なお、レベルが上がった場合は、アビリティの全ての項目は一旦0に戻る(ただし、以前のレベルで獲得した数値は隠しパラメータの形で残って反映される)。
発展アビリティ[41]
基礎能力を示す基礎アビリティとは意味が異なり、何かに特化した「特性」とでもいうべきもの。Lv.2以降、レベルアップの際に発現する可能性があるが、レベルアップしても発現しなかったり複数発現して選択が可能となるなどの場合もある(ベルの幸運、アイズの剣士・耐異常・狩人、ヴェルフの鍛冶、リヴェリアの魔導など)。ただし、複数発現したとしてもレベルアップの際に獲得できるのは1つのみである。また特定のレベルでしか発現しない発展アビリティもあり、こういったアビリティを選択の際にパスした場合は2度と発現せず、獲得もできなくなる。
「鍛冶」などは通常の技能とはまた別で、アビリティを持っていなければ鍛冶ができないというわけではないが、鍛冶の能力を飛躍的に上昇させる(打った武具に魔力を込めることができる)効果があり、同じ物を作ってもアビリティの有無で性能に大きな開きが生まれる。
基礎アビリティと同じくI - Sの等級が存在するが、発展アビリティの等級を上げるのは非常に困難であるとされる。
魔法
超常現象を引き起こす力。非常に強力な力として認識されている。個体の性質や種族に由来する先天性魔法と、神の恩恵に由来する後天性魔法がある。
発動するには詠唱を必要とし、詠唱が長いほど効果が強力になる傾向がある。超短文詠唱型や無詠唱型の魔法も存在する。
通常は人によって1 - 3個のスロットを持っており、スロット1つにつき1個の魔法を発現することができるが、大多数の者は発現しないままその生涯を終える。スロットの個数は基本的に生来のままだが、強力な魔導書によって増えることが示唆されている。
使用には魔力の基礎アビリティが必要だが、発現自体は前衛後衛(ゲームで言うところの「クラス」)を問わない。
それとは別に「魔導」という発展アビリティもあり、これをもつ者は魔法の威力・持続時間・対象数・効果範囲などを強化できる。
並行詠唱
戦闘や機動を行いながら魔術を発動させる高等技術。使用者はさながら移動砲台と呼ばれている。
魔法暴発(イグニス・ファトゥス)
魔法を行使する際に魔力を制御し切れずに暴走し、自爆する現象。起死回生のため、故意に引き起こす者もいる。
高速詠唱
文字通り高速で詠唱を行う技術。魔導士の基礎であり極意とされている。
呪詛(カース)
通常の魔法とは異なる「呪い」に分類される力[注 20]。魔法と同じく詠唱によって発動するが幻影・錯乱・金縛り・痛覚の付与など、肉体や精神に致命的なデメリットを引き起こす。
防御と治療には専用の魔道具が必要であり、「耐異常」の発展アビリティでも防ぐことはできない。
強力な反面、行使者は呪詛の発動中代償を負い、ステイタスの低下など様々な罰則(ペナルティ)を科せられる。
スキル
神の恩恵を得た者が発現させる固有の能力。発現者の特定の行動や基本アビリティ、魔法などを補正・強化する。
スキルを発現すること自体稀であるが、中でも他にはない特殊な効果をもつスキルはレアスキルと呼ばれる。
レベルアップ時以外でも発現するが、それ以外の発展アビリティとの明確な違いは説明されていない。

モンスター[編集]

迷宮が生み出す怪物。迷宮の壁や天井から生まれ、冒険者と戦う。人類の敵として存在しており、問答無用に襲いかかって来る。迷宮の階層やモンスターの種類により次産間隔(インターバル)があり、殲滅後一定時間はモンスターが産まれず、階層主など強力なモンスターほど次産間隔が長くなる。

神が降臨する以前には迷宮からモンスターが地上に出てくることもあり、そうしたモンスターは地上で繁殖して定着したり、数千年間生存していたりもする。繁殖するものは魔石の力を消費するので、地上に出て生き残ったものの子孫は迷宮のものとは比べ、力や魔石が弱体化している。ダンジョンとは違い、卵によって産まれてくる。

ミノタウロス
Lv.2にカテゴライズされるモンスターの内でも特に強力とされ、冒険者単独での撃破には実質Lv.3に届く力量が求められる強豪である。
主人公のベルが襲われたのをヒロインのアイズが救う流れで邂逅を果たした切っ掛けにして宿敵であり、その後も何らかの形でベルの前に幾度も立ちはだかる。
神話を代表する怪物であり、原作者の大森も本作の最初の着想はミノタウロスと戦う主人公から始まったという[27]、本作においても重要な役割をもつモンスター。
物語序盤の最後にベルと一騎討ちを繰り広げた個体(アステリオスの前世)は、原作では端に「ミノタウロス」としか呼ばれず、差異も明言されないがメディアミックス作品では体毛と角により赤みがかかった変異種[注 21]として描かれる[注 22]
大蛇の井戸(ワーム・ウェール)
深層域37階層に生息する、巨大な蛇のモンスターで、希少種(レアモンスター)に分類されており、ギルドではLv.4に定められている。深層のモンスターでありながら、階層間を移動し上部の階層に出現するという習性があり、稀に下層に現れては多くの冒険者を全滅させてきたことで、冒険者の間では凶兆(ラムトン)という二つ名でも呼ばれている。
階層主
正式名称は「迷宮の孤王(モンスターレックス)」。特定の階層にのみ出現する強力な固有モンスターを指す。いわゆるボスモンスター。個人で倒せる者は少なく、ファミリアの総出やレイドを組んで討伐される。
ゴライアス
ダンジョン17階層の階層主。全高7M(メドル)にも届く灰褐色の巨人のモンスター。推定能力値はLv.4相当で、次産間隔は2週間前後。出現場所が嘆きの大壁という18階層直前の大広間であるため、リヴィアの街へ行く妨げとなるという理由により街の冒険者たちによる定期的な討伐がなされている。
ドロップアイテムは「ゴライアスの硬皮」、「ゴライアスの歯牙」。
漆黒のゴライアス
本編5巻でヘスティアが放った神威を感じ取ったダンジョンが、神抹殺のために18階層に直接出現させた、黒色の肌をしたゴライアスの亜種。動作が早く防御力も通常のゴライアスをはるかに上回る。また魔力を消費することで、受けたダメージを回復する治癒能力も備えており、頭を吹き飛ばされても再生する。推定ではLv.5相当に匹敵すると推測され、リューとアスフィのLv.4が2名とリヴィアの街の上級冒険者総出による攻撃でも苦戦を強いられた。
ドロップアイテムは「ゴライアスの硬皮」だが、こちらも通常のそれより耐久力と重量が桁違いに高い。
アンフィス・バエナ
ダンジョン27階層の階層主。大きさは20M(メドル)を超え、総身が白い鱗で覆われた双頭の竜のモンスター。25階層から27階層へ続いている巨蒼の滝(グレート・フォール)を昇ることで上階にも出現する、現在確認されている中で唯一の移動型の階層主。次産間隔は約1か月。推定能力値はLv.5だが、水上の地形も合わさることでギルドからはLv.6相当と判断されている。自身の体内で生成された特殊な焼夷体液を混合した、水上でも燃え続ける超温度の焼夷蒼炎(ブルーナパーム)、魔法を拡散させ威力を落としてしまう紅霧(ミスト)という双頭それぞれ異なる息吹(ブレス)を有しており、特に紅霧(ミスト)により魔法での遠距離攻撃が不可能なので、接近戦を強いられるため、水上に無数の島が存在するルームでの攻略が前提とされている。
ドロップアイテムは「竜鱗」、「アンフィス・バエナの竜肝」。
ウダイオス
ダンジョン37階層の階層主。全高10M(メドル)を有する巨大な骸骨型のモンスター。37階層の中心部に存在する玉座の間より出現する。皮膚や臓器と言った器官は有しておらず、中心部には魔石が露出している。推定能力値はLv.6で、次産間隔は約3か月。下半身が地中に埋まっているために旋回能力はないが、地面から無数の逆杭を放つ能力を有し、その能力によって迂闊に攻め入ることができず、さらに同じく37階層に出現する骸骨型のモンスター、スパルトイ(Lv.4クラス)を産み出し、兵隊として使役することもできる。一対一の戦いの場合は奥の手として、地面から巨大な黒大剣を取り出し、それを振るうことでとてつもない威力の衝撃波を放つ技をもつ。
ドロップアイテムは「ウダイオスの黒剣」。入手条件はウダイオスと一対一で戦うこと。外伝2巻にてアイズがウダイオスに単独で戦いを行ったことで、初めてドロップが確認された。
バロール
ダンジョン49階層の階層主。
ジャガーノート
ダンジョンが修復が追い付かないほどに破壊された時、免疫機構として産み出される厄災。鎧を纏った恐竜の化石のような姿をしている。大軍の制圧力に優れた漆黒のゴライアスに対し、こちらは対人の殺傷能力を極めた存在とされている。純粋な膂力としてはアステリオスに劣る。
ダンジョンの破壊の原因となったものを抹殺することを目的とし、圧倒的な力を誇る大型級でありながら、驚異的な敏捷性をもつ怪物。核である魔石がないため物理的に破壊し尽くすしか斃す手段がないが、逆に魔石がないために長期間存続することができない。総合的な実力としてはLV.3を2名、LV.4を8名犠牲にした末にリューがようやく斃せたほどであり第二級冒険者十名でも歯が立たない。LV.2が多いリヴィラの街の冒険者たち数十人が相手でも全く相手にならず、ジュラたちに騙されたボールスたちが遭遇した際にはボールスを残して全員が犠牲になった。
殲滅力に特化しているため耐久は低いが、その殻には魔法反射の特性がある。アステリオス以上の破壊力を誇る破爪による攻撃も凄まじいが、漆黒のゴライアスの防御力に対しては傷をつける程度しかできず、漆黒のゴライアスを素材を使った防具さえあれば物理的な防御は可能。ダンジョンの破壊の原因となったものを抹殺するという本能が災いして危険性は冒さない部分があり、冒険者との駆け引きに持ち込まれると意外に脆いという弱点がある。
5年前、闇派閥のルドラ・ファミリアアストレア・ファミリアに対して仕掛けた破壊工作でダンジョンが破壊されたことで姿を現し、両ファミリアを惨殺、壊滅に追い込んだ。
精霊の分身(デミ・スピリット)
怪人たちが使役するモンスター。寄生したモンスターによって、姿や能力が変化する。精霊ゆえに何種類もの魔法を使役できる。
天の牡牛
クノッソス内部にてロキ・ファミリアを襲った牛型の精霊の分身。寄生したモンスターは「パワー・ブル」。
極彩色のモンスター
魔法や魔石に反応し、襲いかかってくるモンスター。黄緑の体をもつ。通常の魔石と違い、中央部分だけが極彩色。
巨蟲(ヴィルガ)
芋虫のような下半身のモンスター。上半身は指のような形。50階層付近から出没する。腐食液を出す。死ぬときに破裂して広範囲に腐食液を撒き散らす。
食人花(ヴィオラス)
極彩色の体をもつ触手のようなモンスター。打撃に強い皮膚を持ち、打撃だけだとLV.5でも手こずるほど。
巨大花(ヴィスクム)
全長では階層主をも上回る、巨大な極彩色のモンスター。オリヴァスとレヴィスによって、24階層の食料庫に寄生していた。

種族関連[編集]

ヒューマン
いわゆる普通の人間。他種族に比べて、劣っていると言われている。どの亜人の種族とも子供をもうけることができるが、アマゾネスを除き、子供はハーフとなる。
エルフ
容姿端麗で魔法に優れている種族。精霊に次ぐ魔法の使い手と言われている。一部の者は己の認めた者以外の肌の接触を嫌い、肌の露出の少ない服を好む。
ドワーフ
力に優れている種族。腕力などの身体能力に優れており、下級のモンスターなら恩恵なしで倒せると言われている。ドワーフは全員筋肉質な体格。
アマゾネス
褐色の肌の女性のみの種族。高い戦闘技術を持ち、強い男を好む。どの種族とも子供をもうけることができるが、生まれる子供は必ずアマゾネスになる。裸身を見られても恥ずかしがることはなく、露出の高い服を好む。
獣人
獣の特徴をもつ種族。鋭い五感と身体能力をもつ。狼人(ウェアウルフ)、犬人(シアンスロープ)、猫人(キャットピープル)、猪人(ボアズ)、狐人(ルナール)、狸人(ラクーン)[42]など様々な種族がいる。
小人族(パルゥム)
成人しても子供程度の姿をもつ種族。見た目だけでは実際の年齢が分かりづらい。
他種族よりも勇気に優れていると言われており、かつて数々の偉業をなした騎士団が擬神化したフィアナという架空の女神を信仰していたが、実際に神々が地上に来た際にフィアナが実在しないことを知り、一気に衰退していった。
1,000年前に天界より降り立った不変不滅の超越存在(デウスデア)。ヒューマンをはじめとする下界の住人に神の恩恵を与えて強化できる。自身の娯楽を最優先に行動する者がほとんどで、人格者な神は少ない。1,000年前からずっと下界にいる神もいれば、ヘスティアのように最近下界へ降臨した神もいる。人柄を指す際は神物(人物)、神友(親友)、神格者(人格者)などと表現されている。
本来は万能だが、下界ではごく一部を除いて神の力(アルカナム)を使うことが禁じられており、ほぼ並の人間と同じ能力しか持たないうえ、身体機能も同様で病気にもかかる。禁を破るか実際に死ぬと天界へ強制送還され、2度と下界へは降りてこられない取り決めがある。神ならば誰しも下界の者の嘘を見抜くことができる。
大規模なファミリアを擁する神は左うちわで生活できるが、ヘスティアやミアハやタケミカヅチなど零細なファミリアしか持たない神は自身で働いて生活費を稼いでいることもある。
天界では神の数が減って死者の魂を導く仕事が滞っており、残った神々によるデスマーチが続いている。
外見はヒューマンと変わりないが、神はみな容姿端麗で整った顔立ちをしている。常に神威を発しているために一目見れば相手が神かどうか判別できるが、一部の神(ゼウスやオーディンやカーリー)は神意を隠すことが可能である。姿形は不変であり、成長も老化もしない。
精霊
神の分身と言われる種族。かつて神々の代わりに人間の偉業に手を貸していた。神と同じく、一目見れば精霊かどうか判断できる。火精霊(サラマンダー)、水精霊(ウンティーネ)、土精霊(ノーム)などが存在する。
人間と子を成すことができないが例外として、クロッゾの一族のように何らかの事情で精霊の血をその身に宿している存在もいる。

アイテム関連[編集]

ヴァリス
作中の通貨単位。屋台のスナック「ジャガ丸くん」が1個30 - 40ヴァリス、1食の材料費が50ヴァリス、酒場の高めの定食が300ヴァリス。冒険者の装備なら、ベルの初期装備の短刀が3,600ヴァリス、同じく簡易防具が5,000ヴァリス、最低ランクのポーションが500ヴァリス。Lv.1の5人パーティの日当が25,000ヴァリスほどで、800万ヴァリスあればいい家が複数買える。
魔石
モンスターの胸部などの中心部に存在する生命力の核。砕かれると、モンスターは即死する。魔力が込められており、さまざまな道具に加工され魔石製品として用いられる。冒険者はモンスターを倒しこれをギルドで換金することで主な収入源とする。
ドロップアイテム
魔石とは別に、倒したモンスターが残すことがある身体の一部。様々な武具や道具の優れた素材になるため高く取引される。
魔剣
この作品では魔法の剣ではなく、魔法を放つ剣を指す。基本的に高レベルの鍛冶アビリティをもつ鍛冶師が作成でき、一定回数使用すると砕け散る。また、基本的には冒険者が扱う魔法より威力は弱い。
クロッゾの魔剣
かつてクロッゾ一族がスキルの恩恵によって製作してきた魔剣。その威力は絶大で、クロッゾの魔剣を駆使するラキア王国は完全無敵と謳われた。神が下界に降りてくる前の時代に、初代と言われるクロッゾの先祖が精霊を命懸けで守り、精霊から血を分け与えられたことで魔法や魔剣を作れるようになる。その後、子孫にスキルとして受け継がれ、この魔剣をラキア王国に提供したことでクロッゾ一族は鍛冶貴族としての地位を獲得した。しかしラキアの過剰な侵攻によって精霊たちからの怒りを買い、一族は魔剣を作る力を失う。現在、クロッゾの魔剣を製作できるのはヴェルフのみとなっている。
魔道具(マジックアイテム)
魔法的・超常的な効果をもたらす道具の総称。作成には、レアアビリティ「神秘」が必要になる。上級の武器や防具は鍛冶アビリティをもって作られるため、別枠扱いとなる。魔石を使った道具も同様。
魔道書(グリモア)
魔法を強制的に発現させる魔道具。一定確率で、魔法のスロット数を増やすこともできる。製作には高ランクの「魔導」と「神秘」のアビリティが必要で、値段は数千万ヴァリスは軽く越える。
漆黒兜(ハデス・ヘッド)
形状が帽子に近い小型の兜の魔道具。製作者はアスフィ。被ることで透明状態(インビジビリティ)となり、隠密行動や奇襲を可能にする。ただし、あくまで姿を消すだけなので、気配や視線などは消すことができない。
開錠薬(ステイタス・シープ)
眷属の隠されたステイタスを暴くことのできる魔道具。神血(イコル)を元に作製され、主に刺客や犯罪者の素性を洗い出すために使用される。使う場面が限定的で原材料からして非合法であり、そもそも作製可能な人物が少ないので絶対数そのものが少ない。一般には売られておらず、リヴィアの街のような裏市場で出回っている。
眼晶(オクルス)
片方の水晶が捉えた光景を音声と一緒に、もう片方の水晶に映し出すことのできる、双子水晶の魔道具。製作者はフェルズ。現在、作中に唯一存在する交信機能をもつ魔道具で、製作者であるフェルズでも素材が揃わなければ作成が困難といわれている。
ミスリル
軽量の上等級金属。魔法の伝導率が高い。ベルのヘスティアナイフ、ベートのフロスヴィルト、フリュネがベルを戒めるのに使った鎖などに使われている。
超硬金属(アダマンタイト)
迷宮で見つかる超硬度金属。含有量や純度により品質は大きく左右される。モンスターのドロップアイテムに含まれていることもある。ティオナの大双刃など、多くの第一等級武装に使用されている。
最硬精製金属(オリハルコン)
世界最硬の超希少金属。全人類と亜人の技術の結晶であり、様々な素材を元に精製される合金。破壊は、ほぼ不可能とされる。アイズの「デスペレート」など、不壊属性武器の原材料。

地名[編集]

迷宮(ダンジョン)
モンスターが産まれてくる地下迷宮。何層にも渡って下に広がっており、全てを知る者はいない。12階層までが上層、13階層から24階層までが中層、25階層から36階層までが下層、それ以下が深層と呼ばれ、下部階層に行くに従って広がる構造となっており、下に行くほど要求されるレベルも高くなる[43]。また、リヴィラの街のある18階層のような、安全階層(セーフティポイント)と呼ばれる比較的モンスターの出現し難い階層もある。
食料庫(パントリー)
ダンジョンに存在するモンスターの食料が染み出す場所。1、2階層を除く各階層の最奥部に複数存在する。
オラリオ
世界で唯一「迷宮」が存在する都市。神々の多くがここに居を構える。
神々の降臨の前からモンスターの魔石を得るため、またモンスターの進出を防ぐために多くの下界の住人が集っていた。神の恩恵により人の成長が早くなってからは、成長する絶好の場である迷宮が存在するために世界中を見回しても他に居ないほどの高みに到達する者が複数誕生する地となり、武力においても世界最高峰である。
バベル
迷宮の真上にそびえ立つ50階建ての摩天楼施設。元の高さは周囲の建物と大して変わらなかったが、下界に降りてきた最初の神々によってわざと破壊され、そのお詫びとして再建された結果、巨大な塔になった。
迷宮の監視と管理を行うギルド保有の施設であり、20階までは公共施設や換金所、各ファミリアの商業施設が軒を構えている。さらにその上からはオラリオでも有数のファミリアの神々が住み着いている「神様たちの領域(プライベートルーム)」となっている。ちなみに30階は神会を行う会場となっており、最上階はフレイヤが住んでいる。
迷宮からあふれ出るモンスターを抑える「蓋」としての側面ももつ。
ダイダロス通り
オラリオの東と南東のメインストリートに挟まれる区画にある貧民層の広域住宅街。
奇人の異名をもつ設計者であるダイダロスによる度重なる区画整理のせいで、一度迷いこめば二度と出て来れないといわれるほど非常に複雑になっており、オラリオに住む者からは、もう一つの迷宮と称されている。
人造迷宮クノッソス
奇人ダイダロスとその子孫たちによって造られたダイダロス通りにある人造の迷宮。ダンジョンの周りを覆う構造となっており、バベル以外の地上へと繋がるもう1つの出入口。ダイダロスの手帳を見た子孫は例外なく、クノッソスの迷宮の拡張を使命とさせられ、呪いと罵るものもいる。
造られ始めてから既に千年が経過しており、現在18階層まで造られている。
ダイダロスの子孫の左眼に反応して出入りできるようになっており、彼らの死後、その左目はくり抜かれて鍵として使われている。
バベルの通路を通らずともダンジョンに出入りできることから様々な裏組織が利用してきた。
シュリーム古城跡地
オラリオ東南の平原の真ん中に建つ城砦。
古代に築き上げられた防衛拠点の一つで、バベルが建つ以前はダンジョンから出現するモンスターが都市や町に侵攻するのを食い止める役割を担っていた。現在は廃墟化しているが、ラキアに要衝として長く使われていたため、城壁をはじめとした機能は生きている。
盗賊たちがその城砦に住み着いていたが、ヘスティア・ファミリアとアポロン・ファミリアの戦争遊戯の舞台に選ばれ、また以前からクエストで依頼されていたために、ガネーシャ・ファミリアによって討伐される。
メレン
オラリオから南西3キロの距離にある港町。極東やその他の島国からオラリオにやってくる者が立ち寄ることになる。オラリオへの輸入や輸出を担っている。
ロログ湖
メレンに面している汽水湖。ここで獲れた海産物はオラリオにも出荷される。湖の底にはその昔ダンジョンと繋がっていた穴があり、現在は塞がれている。

小説[編集]

大森藤ノ(著)、SBクリエイティブGA文庫〉。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか[編集]

イラストはヤスダスズヒト

初版第一刷発行日発売日ISBN備考
1. 2013年1月31日2013年1月15日[書 1]ISBN 978-4-7973-7280-9
2. 2013年2月28日2013年2月15日[書 2]ISBN 978-4-7973-7307-3
3. 2013年5月31日2013年5月15日[書 3][書 4]ISBN 978-4-7973-7362-2
ISBN 978-4-7973-7360-8(限定版)
限定版:書き下ろし短編小説&ゲストイラスト集
4. 2013年12月1日2013年12月14日[書 5][書 6]ISBN 978-4-7973-7514-5
ISBN 978-4-7973-7515-2(限定版)
限定版:小冊子
5. 2014年5月31日2014年5月15日[書 7]ISBN 978-4-7973-7714-9
6. 2014年11月30日2014年11月15日[書 8][書 9]ISBN 978-4-7973-8058-3
ISBN 978-4-7973-8059-0(限定版)
限定版:小冊子
7. 2015年4月30日2015年4月15日[書 10][書 11]ISBN 978-4-7973-8311-9
ISBN 978-4-7973-8221-1(限定版)
限定版:ドラマCD
8. 2015年6月30日2015年6月15日[書 12][書 13]ISBN 978-4-7973-8314-0
ISBN 978-4-7973-8313-3(限定版)
限定版:【ヘスティア】グラフィグ
9. 2015年9月30日2015年9月15日[書 14]ISBN 978-4-7973-8500-7
10. 2016年5月31日2016年5月14日[書 15][書 16]ISBN 978-4-7973-8677-6
ISBN 978-4-7973-8678-3(限定版)
限定版:小冊子
11. 2016年10月31日2016年10月15日[書 17][書 18]ISBN 978-4-7973-8812-1
ISBN 978-4-7973-8813-8(限定版)
限定版:ドラマCD
12. 2017年5月31日2017年5月25日[書 19]ISBN 978-4-7973-9280-7
13. 2018年2月28日2018年2月15日[書 20][書 21]ISBN 978-4-7973-9356-9
ISBN 978-4-7973-9357-6(限定版)
限定版:ドラマCD
14. 2018年12月31日2018年12月15日[書 22]ISBN 978-4-7973-9620-1
15. 2019年6月30日2019年6月15日[書 23]ISBN 978-4-7973-9622-5

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア[編集]

アイズ・ヴァレンシュタインを主人公にした外伝作品。イラストははいむらきよたか

初版第一刷発行日発売日ISBN備考
1. 2014年1月31日2014年1月15日[書 24][書 25]ISBN 978-4-7973-7553-4
ISBN 978-4-7973-7554-1(限定版)
限定版:小冊子
2. 2014年6月30日2014年6月13日[書 26]ISBN 978-4-7973-7716-3
3. 2014年12月31日2014年12月15日[書 27][書 28]ISBN 978-4-7973-8203-7
ISBN 978-4-7973-8150-4(限定版)
限定版:小冊子
4. 2015年5月31日2015年5月15日[書 29]ISBN 978-4-7973-8312-6
5. 2015年10月31日2015年10月15日[書 30]ISBN 978-4-7973-8508-3
6. 2016年6月30日2016年6月15日[書 31]ISBN 978-4-7973-8846-6
7. 2016年12月31日2016年12月15日[書 32][書 33]ISBN 978-4-7973-8934-0
ISBN 978-4-7973-8935-7(限定版)
限定版:小冊子
8. 2017年4月30日2017年4月15日[書 34][書 35]ISBN 978-4-7973-9234-0
ISBN 978-4-7973-9042-1(限定版)
限定版:ドラマCD
9. 2017年6月30日2017年6月15日[書 36]ISBN 978-4-7973-9281-4
10. 2018年5月31日2018年5月15日[書 37][書 38]ISBN 978-4-7973-9460-3
ISBN 978-4-7973-9623-2(限定版)
限定版:ドラマCD
11. 2019年1月31日2019年1月15日[書 39]ISBN 978-4-8156-0026-6

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル[編集]

本編では掘り起こしきれないキャラクターたちの過去に触れていく外伝シリーズ。イラストはニリツ

サブタイトル初版第一刷発行日発売日ISBN備考
episodeリュー2017年3月31日2017年3月15日[書 40]ISBN 978-4-7973-9080-3

漫画[編集]

本編漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス2013年16号から連載(『ガンガンONLINE』でも毎月第1木曜更新で同時掲載)。作画は九二枝
  1. 2013年12月13日発行(同日発売[書 41]) ISBN 978-4-7575-4166-5
  2. 2014年5月14日発行(同日発売[書 42]) ISBN 978-4-7575-4304-1
  3. 2014年11月13日発行(同日発売[書 43]) ISBN 978-4-7575-4464-2
  4. 2015年3月25日発行(同日発売[書 44]) ISBN 978-4-7575-4592-2
  5. 2015年6月25日発行(同日発売[書 45]) ISBN 978-4-7575-4673-8
  6. 2016年3月25日発行(同日発売[書 46]) ISBN 978-4-7575-4925-8
  7. 2016年10月13日発行(同日発売[書 47]) ISBN 978-4-7575-5120-6
  8. 2017年3月25日発行(同日発売[書 48]) ISBN 978-4-7575-5287-6
  9. 2017年9月25日発行(同日発売[書 49]) ISBN 978-4-7575-5368-2
  10. 2018年6月25日発行(同日発売[書 50]) ISBN 978-4-7575-5763-5

外伝漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)2014年6月号から連載(『ガンガンONLINE』でも毎月第4木曜更新で同時連載)。作画は矢樹貴。
  1. 2014年11月13日発行(同日発売[書 51]) ISBN 978-4-7575-4465-9
  2. 2015年3月25日発行(同日発売[書 52]) ISBN 978-4-7575-4593-9
  3. 2015年5月15日発行(同日発売[書 53]) ISBN 978-4-7575-4465-9
  4. 2015年10月14日発行(同日発売[書 54]) ISBN 978-4-7575-4767-4
  5. 2016年3月25日発行(同日発売[書 55]) ISBN 978-4-7575-4926-5
  6. 2016年10月13日発行(同日発売[書 56]) ISBN 978-4-7575-5121-3
  7. 2017年3月25日発行(同日発売[書 57]) ISBN 978-4-7575-5289-0
  8. 2017年4月13日発行(同日発売[書 58]) ISBN 978-4-7575-5361-3
  9. 2017年6月13日発行(同日発売[書 59]) ISBN 978-4-7575-5369-9
  10. 2018年2月13日発行(同日発売[書 60]) ISBN 978-4-7575-5559-4
  11. 2018年5月15日発行(同日発売[書 61]) ISBN 978-4-7575-5712-3
  12. 2019年2月13日発行(同日発売[書 62]) ISBN 978-4-7575-5907-3
  13. 2019年2月13日発行(同日発売[書 63]) ISBN 978-4-7575-6005-5
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー
『ガンガンONLINE』において2017年2月23日から2018年10月25日まで連載。作画は桃山ひなせ。
  1. 2017年3月13日発行(同日発売[書 64]) ISBN 978-4-7575-5270-8
  2. 2017年7月22日発行(同日発売[書 65]) ISBN 978-4-7575-5401-6
  3. 2017年11月22日発行(同日発売[書 66]) ISBN 978-4-7575-5518-1
  4. 2018年3月22日発行(同日発売[書 67]) ISBN 978-4-7575-5656-0
  5. 2018年7月21日発行(同日発売[書 68]) ISBN 978-4-7575-5784-0
  6. 2018年12月13日発行(同日発売[書 69]) ISBN 978-4-7575-5908-0

その他の漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】
『ガンガンONLINE』において2014年8月14日より2015年5月14日まで毎月第2・第4木曜日更新で連載された[注 23]2016年5月19日からはシーズン2が2017年5月18日まで毎月第1・第3木曜日更新で連載された。作画はタカムラマサヤ。
  1. 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】』、2015年5月15日発売[書 70] ISBN 978-4-7575-4639-4
  2. 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の非日常】』、2017年5月23日発売[書 71] ISBN 978-4-7575-5356-9
ダンまち4コマ そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2014年22号から2015年12号まで連載され、2016年9号から2017年5号まで2ndシーズンが連載された。作画はちょぼらうにょぽみ
  1. 『ダンまち4コマ そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか』、2015年6月25日発売[書 72] ISBN 978-4-7575-4674-5
  2. 『ダンまち4コマ どう考えてもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか』、2017年3月25日発売[書 73] ISBN 978-4-7575-5288-3
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 公式アンソロジーコミック
SBクリエイティブより発売。執筆者は、明地雫、アシズキ、うさみするが、FCT、桐灰きねそ、銀一、こうましろ、さんた茉莉、スミヤ、tenkla脳みそホエホエみぶなつき、わたのん。
  • 2015年10月15日発売[書 74] ISBN 978-4-7973-8556-4

テレビアニメ[編集]

『GA文庫10周年記念プロジェクト』アニメ第1弾として2014年10月25日に発表され[44]2015年4月から6月まで放送された。原作第5巻までの内容がアニメ化されている。2016年12月7日にOVAが発売された。

2016年3月6日に『ガンガンGA FES.2016 SPRING』にてGA文庫10周年プロジェクト第10弾として外伝『ソード・オラトリア』のテレビアニメ化が発表され[45]、2017年4月より7月まで『ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝』のタイトル(原作小説とソード・オラトリアの位置が逆になっている)で放送された。放送開始の前週には、OVAの特別編集版と外伝第1話の冒頭映像が放送された。

本編第2期『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』は、2019年7月より放送予定[12]

スタッフ[編集]

第1期 OVA 外伝 第2期
原作 大森藤ノ
キャラクター原案 ヤスダスズヒト
はいむらきよたか(外伝以外は原案協力)
監督 山川吉樹 鈴木洋平 橘秀樹
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹
プロップデザイン 野本咲良(モンスター) 小渕陽介
アクション作監 萩原弘光 酒井智史(アクション監修)
美術監督 水谷利春 倉本章 水谷利春
色彩設計 安藤智美
撮影監督 福世晋吾
編集 坪根健太郎
音響監督 明田川仁
音楽 井内啓二
音楽プロデューサー 小島剛
チーフプロデューサー 大澤信博
松倉友二
プロデューサー 宮崎誠司、川上竜太郎
中山信宏 志治雄一郎、米森裕人
アニメーション制作プロデューサー 鈴木薫
プロデュース GENCO SBクリエイティブ
EGG FIRM(第1期から外伝まではプロデュース協力[46][47]
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ダンまち製作委員会[注 24] ソード・オラトリア製作委員会[注 25]

主題歌[編集]

第1期
オープニングテーマ「Hey World」(第2話 - 第13話、OVA)
作詞 - 松尾潔 / 作曲 - 馬飼野康二 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 井口裕香
第1話ではエンディングテーマとして使用。
エンディングテーマ
「RIGHT LIGHT RISE」(第2話 - 第5話、第7話 - 第13話)
作詞・作曲・歌 - 分島花音 / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹
「君とボクの1日」(OVA)
作詞 - 分島花音 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - ヘスティア(水瀬いのり
挿入歌「REALIZE 〜始まりのとき〜」(第6話)
作詞 - うらん / 作曲 - Rie / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - リリルカ・アーデ(内田真礼
外伝
オープニングテーマ「RE-ILLUSION」(第2話 - 第12話)[48]
作詞・作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 井口裕香
エンディングテーマ「day by day」(第1話 - 第12話)[49]
作詞・歌 - 鹿乃 / 作曲・編曲 - 田中秀和
第2期
オープニングテーマ「HELLO to DREAM」[50]
歌 - 井口裕香
エンディングテーマ「ささやかな祝祭」[51]
作詞・作曲・編曲 - 照井順政 / 歌 - sora tob sakana

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1期
第1話 冒険者ベル・クラネル 白根秀樹 山川吉樹 高島大輔 木本茂樹 木本茂樹
第2話 怪物祭モンスターフィリア 橋本敏一 岩倉和憲
第3話 神様の刃ヘスティア・ナイフ 桜美かつし 冷水由紀絵
第4話 弱者サポーター 久尾歩 二瓶勇一 高島大輔 小渕陽介、徳田賢朗
第5話 魔導書グリモア 佐山聖子 上田みねこ、熊谷勝弘
富岡寛、山本雅章
第6話 理由リリルカ・アーデ 白根秀樹 山川吉樹 吉田りさこ 藤部生馬、熊谷勝弘
安野将人
第7話 剣姫アイズ・ヴァレンシュタイン 久尾歩 二瓶勇一 橋本敏一 中西愛、浅川翔
山本雅章、安田祥子
徳田賢朗
第8話 英雄願望アルゴノゥト 白根秀樹 紺野直幸 岩倉和憲
第9話 鍛冶師ヴェルフ・クロッゾ ヤスカワショウゴ 佐山聖子 小渕陽介、冷水由紀絵
第10話 怪物進呈パス・パレード 白根秀樹 桜美かつし 安野将人、斎藤敦史
上田みねこ、岩倉和憲
浅川翔
第11話 迷宮の楽園アンダー・リゾート 久尾歩 二瓶勇一 高島大輔 安田祥子、藤部生馬
中西愛
第12話 悪意ショー ヤスカワショウゴ 佐山聖子 高島大輔
佐山聖子
浅川翔、斎藤敦史
上田みねこ、山本雅章
第13話 眷族の物語ファミリア・ミィス 白根秀樹 山川吉樹 桜美かつし
山川吉樹
安野将人、小渕陽介
冷水由紀絵、藤部生馬
岩倉和憲
OVA ダンジョンに温泉を求めるのは
間違っているだろうか
鈴木洋平 佐野はるか、山本雅章
冷水由紀絵、前田義宏
高橋沙紀、浅川翔
前田ゆり子、木本茂樹
外伝
第1話 剣姫と妖精 白根秀樹 鈴木洋平
酒井智史
鈴木洋平 木本茂樹、前田ゆり子
山本雅章、小渕陽介
山口杏奈、安田祥子
吉田米穂
木本茂樹
第2話 試着と購入 カサヰケンイチ 橋本敏一 長谷川眞也、冷水由紀絵
藤部生馬、森七奈
山本雅章、上田みね子
斎藤美香
冨岡寛
木本茂樹
第3話 祭典と勇気 檜川信夫 小野田雄亮 長谷川眞也、冷水由紀絵
小渕陽介、上田みね子
藤部生馬、坂本哲也
前田ゆり子、古木舞
青木健一郎
木本茂樹
第4話 殺人と宝玉 谷畑ユキ 二瓶勇一
酒井智史
森義博 山内則康、猿渡聖加
第5話 赤髪と孤王 久尾歩 鈴木行 浅見松雄 長谷川眞也、冷水由紀絵
熊谷勝弘、藤部生馬
吉田米穂、森七奈
青木健一郎
第6話 討伐と逃亡 カサヰケンイチ
酒井智史
門田英彦 冷水由紀絵、斎藤美香
坂本哲也、山口杏奈
上田みねこ、金澤龍
第7話 依頼と分断 谷畑ユキ 青柳隆平 前田ゆり子、古木舞
冷水由紀絵、藤部生馬
熊谷勝弘、山本雅章
安田祥子、上田みねこ
第8話 穢れと少女 白根秀樹 小林孝志 冷水由紀絵、上田みねこ
長谷川眞也、森七奈
坂本哲也、青木健一郎
斎藤美香
第9話 訓練と嫉妬 久尾歩 鈴木行 森義博 山内則康、猿渡聖加
第10話 少年と英雄 白根秀樹 二瓶勇一 浅見松雄 山口杏奈、藤部生馬
長谷川眞也
LIM CHAE DEOK
LEE JEONG HOON
KIM MYUNG SIM
KIM JEONG WOO
第11話 冒険と未知 今泉賢一 門田英彦
野上良之
森七奈、坂本哲也
前田ゆり子、古木舞
上田みねこ、山本雅章
角谷知美、金澤龍
第12話 神々と眷族ソード・オラトリア 檜川信夫
鈴木洋平
小林孝志
鈴木洋平
冷水由紀絵、熊谷勝弘
小渕陽介、山口杏奈
山本雅章、斎藤美香
上田みねこ、安田祥子
坂本哲也、森七奈
前田ゆり子、青木健一郎
古木舞

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[52]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [53] 備考
2015年4月4日 - 6月27日 土曜 1:05 - 1:35(金曜深夜) TOKYO MX1 東京都
2015年4月5日 - 6月28日 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) KBS京都 京都府
日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜) テレビ愛知 愛知県
日曜 18:00 - 18:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2015年4月6日 - 6月29日 月曜 0:00 - 0:30(日曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) サンテレビ 兵庫県
日本国内 インターネット / 第1期 放送期間および放送時間[52]
配信期間 配信時間 配信サイト
2015年4月5日 - 6月28日 日曜 12:00 更新
日曜 23:30 - 月曜 0:00 ニコニコ生放送
2015年4月11日 - 7月4日 土曜 12:00 更新
日本国内 テレビ / 外伝 放送期間および放送時間[55]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [53] 備考
2017年4月15日 - 7月1日 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) TOKYO MX1 東京都
KBS京都 京都府
サンテレビ 兵庫県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
土曜 21:00 - 21:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2017年4月16日 - 7月2日 日曜 1:50 - 2:20(土曜深夜) テレビ愛知 愛知県
日本国内 インターネット / 外伝 放送期間および放送時間[55]
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年4月15日 - 7月1日 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) AbemaTV
2017年4月18日 - 7月4日 火曜 12:00 更新
  • dアニメストア
  • アニメ放題
  • U-NEXT
  • ニコニコチャンネル
  • バンダイチャンネル
  • ビデオマーケット
火曜 22:00 - 22:30 ニコニコ生放送
日本国内 テレビ / 第2期 放送期間および放送時間[56]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [53] 備考
2019年7月13日 - 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) TOKYO MX 東京都
サンテレビ 兵庫県
KBS京都 京都府
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 第2期 放送期間および放送時間[56]
配信期間 配信時間 配信サイト
2019年7月13日 - 土曜 0:30 更新
  • U-NEXT
  • アニメ放題
2019年7月15日 - 月曜 0:00 更新
月曜 0:00 - 0:30 ニコニコ生放送
2019年7月18日 - 木曜 0:00 更新 ビデオマーケット

BD / DVD[編集]

発売日[57] 収録話 規格品番
BD初回版 DVD初回版
第1期
1 2015年6月24日 第1話 - 第2話 1000571491 1000571499
2 2015年7月29日 第3話 - 第4話 1000571492 1000571500
3 2015年8月26日 第5話 - 第6話 1000571493 1000571501
4 2015年9月30日 第7話 - 第8話 1000571494 1000571502
5 2015年10月28日 第9話 - 第10話 1000571496 1000571503
6 2015年11月25日 第11話 - 第12話 1000571497 1000571504
7 2015年12月23日 第13話 1000571498 1000571505
OVA 2016年12月7日 OVA 1000631248 1000631249
外伝
1 2017年6月28日 第1話 - 第2話 1000647754 1000647758
2 2017年7月26日 第3話 - 第4話 1000647750 1000647756
3 2017年8月23日 第5話 - 第6話 1000647751 1000647757
4 2017年9月27日 第7話 - 第8話 1000647752 1000647759
5 2017年10月25日 第9話 - 第10話 1000647753 1000647760
6 2017年11月29日 第11話 - 第12話 1000647755 1000647761

WEBラジオ[編集]

テレビアニメ『ダンまち』の放送に合わせて、『TVアニメ「ダンまち」 ラジオに松岡との出会いを求めるのは間違っているだろうか』が、2015年3月20日よりプレ放送(第0回)、4月10日から7月3日までHiBiKi Radio Stationにて毎週金曜日に配信された。パーソナリティはヘスティア役の水瀬いのりとアイズ・ヴァレンシュタイン役の大西沙織

テレビアニメ『ソード・オラトリア』の放送に合わせて、『ラジオ「ソード・オラトリア」〜魔導士とアマゾネス〜』が、2017年3月31日から7月28日まで音泉にて毎週金曜日に配信された[58]。パーソナリティはレフィーヤ・ウィリディス役の木村珠莉とティオネ・ヒリュテ役の高橋未奈美

劇場アニメ[編集]

2019年2月15日に『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』のタイトルで約70スクリーン規模[59][注 26]で公開された[60]。監督と美術監督が交代した以外は変更点はなく、テレビアニメのスタッフが続投する。

内容は、原作者書き下ろし脚本だが、原作小説にはないアニメオリジナルストーリーである[11]

劇場公開を記念したコラボレーションとして、2019年2月15日発売のヤングガンガン5号(スクウェア・エニックス)では、ヘスティアに扮したコスプレイヤーのえなこが表紙・グラビア・ポスターを飾った[61]

2019年2月16日には新宿ピカデリーにて舞台挨拶が開催され、主要声優陣とえなこが登壇した[62]。また、同年3月2日にも同劇場にてヒット御礼舞台挨拶が開催され、水瀬いのりと大西沙織が登壇した[63]

2019年7月31日にBD・DVDが発売予定[64]

あらすじ (劇場版)[編集]

アルテミスはヘルメスによる協力のもと、とある槍を引き抜ける者を探すためにオラリオを訪れる。槍を引き抜いたベルのことをオリオンと呼び、大陸の果てにあるエルソスの遺跡にて、古代の大精霊に封じられたモンスターであるアンタレスの討伐というクエストをベルたちに依頼したアルテミスは、エルソスの遺跡へ赴く道中でベルと心を通わせていく。

実は、かつて封印が解けて暴れだしたアンタレスを討伐するためにファミリアの団員たちと共にエルソスの遺跡へ赴いた際、団員たちは全滅してアルテミスもアンタレスに喰われて死亡していた。アルテミスの遺体はアンタレスの体内の水晶に取り込まれたが、最後の力で天界から神創武器(しんぞうぶき)オリオンの矢を下界に召喚しており、力の残滓が実体化して思念体となり、オリオンの矢を引き抜ける者を探していたのだった。ベルが引き抜いた槍と思われた武器こそがオリオンの矢であり、アンタレスは取り込んだアルテミスの神の力アルカナムを使って天界最強の矢であるアルテミスの矢を発動させ、下界を滅ぼそうと目論む。

真相を知ったベルは、アルテミスの想いとヘスティアの懇願を受け、哀しみと共にオリオンの矢でアンタレスを討伐する。そして、ヘスティア・ナイフで水晶から解放されたアルテミスは、精神世界でベルに「生まれ変わって再会したら、1万年分の恋をしよう」と言い残して消滅した。そして、ヘスティアの励ましで立ち直ったベルは前に進む決意を新たに、エルソスの遺跡を後にする。

オリジナルキャラクター[編集]

アルテミス
声 - 坂本真綾[60]
アルテミス・ファミリアの主神を務める女神。貞淑を司る純潔神で、ファミリアへの入団も純潔の乙女しか認めていない。原作第2巻でも、ヘスティアとアルテミスと知神アテナの三神で天界の三大処女神スリートップと呼ばれていたことが描かれており、ヘスティアとは親友であることをうかがわせている。また、全知零能の神の一柱でありながらモンスターと直接戦えるだけの戦闘力を有している。

スタッフ (劇場版)[編集]

主題歌 (劇場版)[編集]

主題歌「おなじ空の下で[66]
作詞 - Satomi / 作曲・編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 井口裕香
挿入歌「月鏡」[67]
歌 - sana

ゲーム[編集]

コンピュータゲーム[編集]

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか クロス・イストリア』
GREEフィーチャーフォンスマートフォン用に2015年12月4日より提供され、「GREE Platform Award 2015」にて最優秀ルーキー賞を受賞した[68]。その後、Mobage/dゲーム/Amebaでも配信されていたほか、PC用のGREEにも対応した。また、iOS/Android用のネイティブアプリ版が2017年3月23日に配信された。このネイティブアプリ版では、アニメの声優陣による録り下ろしのキャラクターボイスやBGMなどが実装されている。プレイヤーはヘスティア・ファミリアの新人冒険者となり、「ガチャ」で獲得したキャラクターでパーティーを組み、ダンジョンでモンスターを倒したり、「モンスターフィリア」と呼ばれる闘技場で他の冒険者と競ったりする。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ』
iOS/Android用アプリゲームとして2017年6月19日より配信。ジャンルは「少年(ベル)と駆け抜けるRPG」。原作者完全監修の、アニメシナリオ拡張版(全くアニメ化されていないエピソードを含む)とオリジナルストーリーで構成されており、全編録り下ろしフルボイスである。プレーヤーは「ガチャ」などで獲得したキャラクターでパーティーを編成し、ストーリーを攻略したり、「戦争遊戯(ウォーゲーム)」や「栄光挑戦(レコードバスター)」の攻略などに挑戦したりする。その他にも、カジノ、目覚まし時計、ファミリアなど様々な機能が実装されている。
2017年8月からYouTube上で情報番組などを配信している(下記)。また、ゲーム実況アプリMirrativとコラボし、公式チャンネル[69]を用いた企画も行っている[70]。2019年4月現在、「キノの旅[71]、「進撃の巨人[72]、「デート・ア・ライブ[73]の3作品とコラボしている。
この作品でベル役の松岡がアフレコした台詞数が1万175ワードに達しており、2019年6月17日に行われたイベントにおいて、松岡に対し「一人の声優によりモバイルゲームに提供されたセリフの最多数」という内容でギネス世界記録に認定されたことが発表、松岡に認定証が贈られている[74]
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ラプソディア』
Yahoo!ゲームで2017年11月21日より配信。ジャンルは「神生活(シンセイカツ)RPG」。クエスト形式のブラウザゲーム。プレイヤーは新たにオラリオに降臨した神となり、降臨直後に出会いを果たしたエマ・フローレス(CV:三澤紗千香)(オリジナルキャラクター)を眷属としてファミリアを結成し、神友(しんゆう)で先輩のディア(オリジナルキャラクター)や、ヘスティアとそのファミリアの面々らから助言・助力をもらって、ファミリアを大きくしていく。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか インフィニト・コンバーテ』
2019年春に発売予定のPlayStation 4PlayStation Vita専用ソフト。ジャンルは「ダンジョン探索型アクションRPG」。

公式YouTubeチャンネル[編集]

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ』の公式YouTubeチャンネルが2017年8月28日に開設され[75]、情報番組『ダンまち情報局オラジオZ』とトーク番組『水瀬いのりと大西沙織のPick Up Girls!』がそれぞれ週1回ずつ配信されていた。

『ダンまち情報局オラジオZ』毎週生放送番組
パーソナリティは木村珠莉(レフィーヤ役)、村川梨衣(ティオナ役)。2018年10月2日からは村川が高橋未奈美(ティオネ役)と交代した。
2018年6月9日にはアプリリリース1周年を記念し、ニコファーレにて公開生放送が行われた。また、同年9月21日には放送開始1周年を記念し、公開生放送が行われた。
『水瀬いのりと大西沙織のPick Up Girls!』収録番組
パーソナリティは水瀬いのり(ヘスティア役)、大西沙織(アイズ役)。2017年10月6日から2018年5月25日まで配信された。

体感型ゲーム[編集]

『ダンまち緊急ミッション』
東京アニメセンター in DNPプラザを会場に2019年4月18日より5月12日まで開催。ジャンルはリアル宝探しゲーム。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかシリーズ企画展」の企画のひとつで、その入場料込みで参加キットを販売[76]。プレイヤーは、ギルドに現れたヘスティアによる、彼女のファミリアに所属する団員・ベルのために最近新しく発見された未開の地を調査してきて欲しいという依頼を受けて、貴重な原石が群生しているというその地へ、一介の冒険者として足を踏み入れるという設定の元に、会場を囘り謎を解く。

パチスロ[編集]

  • パチスロ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(2018年、北電子[77]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 例のヒモ[5]、「例のひも[7]など表記揺れがある。
  2. ^ ミスリルを材料にヘスティアの髪と神血、彼女の神聖文字を編み込んだ生きた武器で、彼女の恩恵をもつ者にしか性能を発揮できない。ナイフ自体にステイタスが発生し、持ち主と共に成長するという特性を持ち、製作者のヘファイストス曰く「邪道の武器」。
  3. ^ ベルの倒した宿敵ミノタウロスの角の半分を用いて、ヴェルフがベルのために初めて打った武器。
  4. ^ 鍛冶アビリティを得たヴェルフが残り半分のミノタウロスの角を用いて打ったもの。
  5. ^ ダイダロス通りでの異端児帰還作戦の際に、一角獣のユーノが殺傷能力を抑えるために切り落としたユニコーンの角の先端をちゃっかり譲り受けていたヴェルフが、その角を材料に作ったロングナイフ。解毒効果があり、本編14巻でベルがペルーダの毒針に刺された際に、とっさに白幻を傷口に突き刺して解毒を行った。
  6. ^ ベルだけが発現した発展アビリティ。
  7. ^ 限界突破の際には、必ずアイズとの訓練や戦闘が関与している。
  8. ^ a b 作品世界での長さの単位。他にもう少し大きい単位でM(メドル)がある。
  9. ^ アニメ版外伝『ソード・オラトリア』から、金髪金眼の容姿は母親のアリアから受け継がれていることが判明している。
  10. ^ 使い手と共に成長するヘスティア・ナイフを参考に、ヴェルフが作り出した史上最初の「壊れない魔剣」で、長剣型で属性は炎。ただし、自壊しない代わりに魔法のように使用者の精神力(マインド)を消費する。
  11. ^ 本編7巻で春姫の口からその一件を聞いたベルは、春姫に執心していた客人の小人族によって仕組まれた陰謀ではないかと推測している。
  12. ^ ただし、実は男性の上半身の裸を見ただけで失神するほどに純情で、失神するたびに興醒めした客から手を出されずに返品され続けたというのが真実で、未だに処女であることが本編7巻でアイシャの口からベルに語られている。
  13. ^ 不壊属性の大剣。
  14. ^ 魔法を吸収する効果があり、その力を纏わせることが可能。
  15. ^ 椿が自ら打ち上げ、鍛え上げた第一等級武装。
  16. ^ リューが愛用していた木刀で、本編13巻でのジャガーノートとの戦いで破壊された。その一部は、地上に帰還したボールスによって「疾風」の遺品としてギルドに提出された。
  17. ^ 正確には、深層種であるブラックライノスの亜種だとフィンは判断している。
  18. ^ 本編11巻終盤でのベルとの戦いの後、ギルドはアステリオスの脅威度をLv.7だと認定し、第一級の賞金首(バウンティ・モンスター)にしている。
  19. ^ アポロン・ファミリアの団長だけが持つことを許されている、装飾の多い波状剣。戦争遊戯でのベルとの一騎打ちで両断された。
  20. ^ 原作でははっきりと描写されていないが、外伝『ソード・オラトリア』の漫画版ではスキルの一種であると描写されている。
  21. ^ 『メモリア・フレーゼ』における個体名は〈レイジミノタウロス〉。
  22. ^ この個体よりドロップした角から打たれた牛若丸の刀身が(アニメ・漫画版で)赤い理由であり、製作者のヴェルフも漫画版で受け取った際は質の評価より先に(これがミノタウロスの角なのかと)疑問混じりの興味を漏らしている。
  23. ^ 4月23日更新分が最終回で5月14日更新分は特別編。
  24. ^ ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントクロックワークス、SBクリエイティブ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ〈旧ショウゲート〉、MAGES.フリュームービック、GENCO
  25. ^ ワーナー ブラザース ジャパン、クロックワークス、SBクリエイティブ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、MAGES.、フリュー、ムービック、J.C.STAFF、GENCO
  26. ^ 公開直後から上映されていない地域を中心に問い合わせが寄せられたため、同年3月にセカンド上映として約10スクリーン程度で追加となった。

出典[編集]

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書誌情報[編集]

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