ダーリィ・ダガー

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ダーリィ・ダガー プロフィール

  • 初出作品SAMURAI SPIRITS(2019年)
  • 誕生日:8月8日(拾われた日)[1]
  • 出身地:不明(どこかの海賊)[1]
  • 血液型:A型[1]
  • 武器:リバタリア[1]
  • 流派:我流[1]
  • 好きなもの:船と自由[1]
  • 嫌いなもの:口先だけの人間[1]
  • 特技:なんでも作れる事[1]

ダーリィ・ダガーは、SNK対戦型格闘ゲームサムライスピリッツ』シリーズに登場する架空の人物。声優は小林ゆう[2]。キャラクターデザイナーは佐治有倫[3]

概要[編集]

SAMURAI SPIRITS(2019年)』にて初登場した女性キャラクター。武器は、身の丈ほどもある巨大なの「リバタリア」。キャッチコピーは、大海原の女大棟梁[1][2]

あらゆる工具を使いこなす船大工。幼い頃に流れ着いた島で、海賊達から生きるための知恵を教え込まれた[2]。よく海賊に間違われるが、ダーリィ曰く「なんでも作れる船大工」で、自分の仕事に誇りを持っている。ダーリィがやっている船工房の従業員は皆女性であることがエンディングで確認されている。

ダーリィは超人的な腕力の持ち主で、彼女の拳に殴られた者は、一瞬にして、全身の骨が砕け散ると噂されている[2]

コンセプト[編集]

怪力女性というコンセプトがあらかじめ決められて、ビジュアルを練ってから、ゲームの性能面が決まっていった[4]

キャラクターデザイナーの佐治有倫によれば、ダーリィは当初「ワッショイワッショイ」と喋りながら戦う火消しの男性だったが、周りのスタッフから「そんなキャラクター誰も好きになってくれない」と言われてしまった。そこから大工のアイディアが出てきて、なんとなくデザインした女性が格好良かったので、現在のダーリィの方向性となった[4]

衣装[編集]

ターコイズグリーン、オレンジ、白、赤を基調としたビキニを身に着けている。頭にはバンダナを、腰には工具の入ったベルトを身に着けている。

キャラクター性能[編集]

高い攻撃力とリーチの長い通常攻撃を持つパワーファイター。間合いにより威力が変化し、中距離では工具による強力で扱いやすい攻撃を仕掛けるが、近距離戦と遠距離戦は苦手とする[5][6][7]

素手時のみに使える技を持ち、ヒットすれば大逆転も狙える[5]

技の解説[編集]

必殺技[編集]

波刃乗り
斜め上に飛び上がり、多段ヒットする突進技[6][7]
落波
ハンマーを叩きつける中段攻撃。強で溜め押しすると、相手を気絶させる[6][7]
巻波
バールのような工具で相手を引き寄せて、蹴り付ける打撃投げ[6][7]
ダーリィの必殺技の中で最長のリーチを誇り、画面の半分以上をカバーする[7]
貫波
相手を掴んだ後、ドリルで貫くコマンド投げ技[6][7]
波砕き
素手状態でのみ使用可。超威力のパンチを繰り出し、弱、中だと踏み込みか飛び退きで中断可。強だと一発だけ斬撃や打撃を耐えて、ガード不能攻撃になる[6][7]
威力は秘奥義並に強力で、体力の8割を削れ、大逆転も狙える[6]

武器飛ばし必殺技[編集]

抉り波
強力なアッパーを放った後、ノコギリで連続斬りを放つ[6][7]

秘奥義[編集]

崩し波
斬り付けで相手を高く打ち上げ、巨大なドリルで連続攻撃を放つ[6][7]

ストーリー[編集]

天明7年(1787年)、田沼意次の失脚後、新たに老中になった松平定信寛政の改革を行ったが、飢饉や大火、打ちこわしによる混乱が猖獗を極めていた日の本から遠く離れた島で、船工房を営むダーリィだったが、とある夜に何者かの手により建造中の船が無残にも破壊されてしまう。事件の夜、仮面を被った奇妙な大男が船工房にいたという話と、外国行きの船に見慣れぬ男がいた事を聞いたダーリィはその男にけじめをつけさせる為に大海原へと旅立った。

遂に仮面の大男タムタムを見つけたダーリィは自分達の船を壊した落とし前をつけさせようとする。タムタムは自分はやっていないと誤解を解こうとするが、ダーリィは信じてくれそうにないので、仕方なく戦う事に決めた。勝利したダーリィだったが、仮面が勝手に動いた事で、タムタムを逃してしまう。

常世しずか千年桜にたどり着き、何もかも滅ぼそうとする静御前を前にしたダーリィは、黙って見ているわけにもいかず、彼女を殺してでも止めようとする。

静御前との戦いを終えたダーリィが最初に目にしたのは、一面を覆うかのように咲き乱れる淡い色の美しい花の海だった。船を壊した犯人こそ見つからなかったものの、より価値のある光景を目にする事が出来たダーリィは暖かい春の風の中、晴れやかに笑う。ダーリィは仲間達が待つ故郷へと足を向けた。船工房では妹分達がダーリィの帰りを待っており、もう一度造り上げられた船の傍らで、彼女らを一人ずつ抱き締めた後ダーリィはいつものように工具を担ぎ上げた。ダーリィが一度ノコギリの音が鳴らすと、たちまち工房に日常が舞い戻り、今までの遅れを取り戻すべくダーリィ達は昼夜奮闘するのだった。ダーリィが帰還して数カ月後、遂に進水式の日が訪れた。島中の住人が集まる中、ダーリィは仮面の大男の姿に気付く。その刹那、屈強な乙女達の胸にあの日の怒りが湧き上がり、彼女達の手によりタムタムはたちまち捕らえられ、ダーリィは彼にコブラツイストをかける。後にこの出来事を語った者によれば、ダーリィの「けじめ」は三日三晩続き、男の悲鳴がいつまでも島中に響いたという。

関連人物[編集]

  • タムタム - ダーリィの工房で建造していた船を破壊した犯人と目される。犯人ではないらしいが、新しく造られた船の進水式に姿を現してダーリィ達に捕まってしまい、彼女に「けじめ」をつけられる。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i SAMURAI SPIRITS 公式サイト | キャラクター ダーリィ・ダガー
  2. ^ a b c d 電撃PS675, p. 9.
  3. ^ 週ファミ20190711, p. 38.
  4. ^ a b 週ファミ20190711, p. 39.
  5. ^ a b 週ファミ20190711, p. 35.
  6. ^ a b c d e f g h i 週ファミ20190704, p. 169.
  7. ^ a b c d e f g h i 電撃PS677, p. 90.

参考文献[編集]

  • 電撃PlayStation
    • 『電撃PlayStation Vol.675』株式会社KADOKAWA、2019年4月27日、初版。
    • 『電撃PlayStation Vol.677』株式会社KADOKAWA、2019年6月28日、初版。
  • 週刊ファミ通
    • 『週刊ファミ通 2019年7月4日号』株式会社KADOKAWA、2019年6月20日、初版。
    • 『週刊ファミ通 2019年7月11日号』株式会社KADOKAWA、2019年6月27日、初版。