チャング

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演奏例

チャング장구)、あるいはチャンゴ장고)は、朝鮮半島の伝統的な打楽器である。漢字では「杖鼓」 「長鼓」と表記される。

特徴[編集]

宮廷音楽から、民衆の音楽である農楽、仮面芝居のタルチュムまで広いジャンルのリズムを取る打楽器である。日本を大きくしたような形状で、の木を削った胴になどのを張る。胴体と革を紐で固定しており、紐に挟まっているプジョンでチューニングをする。全体の大きさや使用する革は、演奏する曲のジャンルで異なる。左右の皮は音が異なり、左側は竹の根の先端に丸いものをつけた「クングルチェ」を使うか、平手で叩く。右側はでできた桴「ヨルチェ」をしならせながら叩く。手首は縦ではなく、横に回転させる。左の桴は左の面を打つばかりではなく、時に腕を伸ばして右面も打つ。リズムは3拍子が多い。

韓国の現代音楽である「サムルノリ」で必ず用いられる4つの楽器(ケンガリチン、チャング、プク)ではチャングはを表現している。五穀豊穣を祈る農楽や祖先を祀るプンムル(風物)で親しまれてきた。

「伝統楽器」と表現されることがあるが、伝来や、いつごろから使用されているかは明らかではない。現代はショーとしてアレンジされた打法・演技で華美に披露され、古来からの楽曲が正確に伝承・演奏されることはない。