チュニジアの大統領

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チュニジアの旗 チュニジア共和国
大統領
رئيس الجمهورية التونسية
Presidential Standard of Tunisia.svg
大統領章
初代 ハビーブ・ブルギーバ
創設 1957年7月25日
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チュニジアの大統領(チュニジアのだいとうりょう、アラビア語: رئيس الجمهورية التونسية‎)では、北アフリカチュニジア共和国国家元首である。

チュニジアは1956年、ムハンマド8世アル=アミーンを国王ベイ)とするチュニジア王国としてフランスから独立したが、翌1957年に王政が廃止され、共和制に移行した。以下の一覧には、共和制移行後の歴代大統領が記されている。

選出規定[編集]

大統領は国民の直接選挙で選出される。任期は5年で、再選制限は無い。大統領選挙に立候補するには、40歳から75歳のチュニジア国民であり、父母および父方・母方のいずれかの祖父がチュニジア国民である必要がある。また、チュニジア以外の国籍(二重国籍)を持っていたり、イスラム教以外の宗教を信仰している場合は、立候補が認められない。

かつて大統領選挙の立候補者の年齢上限は70歳だったが、2009年の大統領選挙にザイン・アル=アービディーン・ベン=アリーが出馬できるよう、2002年の憲法改正で75歳まで引き上げられた。

権限[編集]

チュニジアは大統領制の共和国であり、大統領は国家元首であると同時に行政府の長も兼ねる。首相閣僚の任免権、軍の最高指揮権、国家緊急権条約批准権など多くの権限を持ち、国政に与える影響は極めて大きい。

歴代チュニジア共和国大統領の一覧[編集]

氏名 所属政党 在任期間 備考
1 ハビーブ・ブルギーバ
حبيب بورقيبة
Habib Bourguiba
Bourguiba 1960.jpg 新憲政党

社会主義
憲政党
[1]
1957年7月25日
- 1987年11月7日
チュニジア王国としてフランスから独立後、首相に就任。翌年に王制を廃して初代大統領に就任。1987年、クーデターにより辞任。
2 ザイン・アル=
アービディーン・ベン=アリー

زين العابدين بن علي
Zine El Abidine Ben Ali
Zine El Abidine Ben Ali cropped.jpg 社会主義
憲政党

立憲民主連合
(RCD)[1]
1987年11月7日
- 2011年1月14日
前首相。クーデターにより政権継承。ジャスミン革命で失脚し、亡命。

モハメッド・ガンヌーシ
محمد الغنوشي
Muḥammad al-Ġanūšī
Mohamed Ghannouchi.jpg 立憲民主連合
(RCD)
2011年1月14日
- 2011年1月15日
前首相。憲法56条の規定に基づき、暫定大統領への就任を宣言。憲法評議会が就任を認めなかった為、翌日に辞任。

フアド・メバザ
فؤاد المبزع
Fouad Mebazaa
Fouad Mebazaa 15 jan 2011.jpg 立憲民主連合
(RCD)

無所属
2011年1月15日
- 2011年12月13日
元下院議長。憲法評議会の指名(憲法57条規定)に基づき、暫定大統領に就任。
3 モンセフ・マルズーキ
المنصف المرزوقي
Moncef Marzouki
Moncef Marzouki2.jpg 共和国のため
の会議

(CPR)
2011年12月13日
- 2014年12月31日
暫定憲法の制定を受けて行われた制憲議会の信任投票により、選出。
4 ベジ・カイドセブシ
الباجي قائد السبسي
Beji Caid Essebsi
Beji Caid el Sebsi at the 37th G8 Summit in Deauville 006.jpg チュニジア
の呼び掛け
2014年12月31日
- 現職

脚注[編集]

  1. ^ a b 新憲政党は1964年に社会主義憲政党と改称し、更に1988年立憲民主連合(RCD)と改称した。よってこれら3政党はいずれも同一の政党である。

関連項目[編集]