テキーラ・サンライズ
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テキーラ・サンライズ | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | ビルド |
グラス | ゴブレット |
アルコール度数 | |
度数 | 12度 - 14度 |
レシピの一例 | |
ベース | テキーラ |
テキーラ・サンライズ(Tequila Sunrise)とは、テキーラベースのカクテルである。
概要[編集]
オレンジを朝焼けの空、グラスの底に沈んだグレナデン・シロップを太陽に見立ててこの名前がついたとされる。元々はメキシコのマイナーなカクテルだったが、ローリング・ストーンズのボーカリスト、ミック・ジャガーが1972年のメキシコ公演で絶賛、メキシコ滞在中にかなりの量を飲んだ事によって知られるようになった。その後、1989年メル・ギブソン主演映画のタイトルになったり、イーグルスの2枚目のアルバム『ならず者』に「テキーラ・サンライズ」という曲が収録されるなどし、さらに知名度を広げていった。
ローリング・ストーンズは1972年にはメキシコでの公演は行っていないが、アメリカツアー中のパーティで、バーテンダーのBobby Lozoffが提供したテキーラ・サンライズをミック・ジャガーが気に入り、キース・リチャーズをして“cocaine and Tequila Sunrise tour”と言わしめたほどだった。
標準的なレシピ[編集]
- テキーラ - 45ml
- オレンジ・ジュース - 適量
- グレナデン・シロップ - 2tsp
作り方[編集]
- テキーラ、オレンジ・ジュースをゴブレットに注ぎ、軽くステアする。
- ゴブレットの縁から静かにグレナデン・シロップを注ぎ、底に沈める。
バリエーション[編集]
- グレナデン・シロップを、アロマチック・ビターにすると、ティファナ・サンライズ (Tijuana Sunrise)[1]となる。
- グレナデン・シロップを抜くと、シャンギロンゴ (Changuirongo)となる。
関連項目[編集]
- カクテル
- テキーラ・サンセット - 対になる名前を持つカクテルだが、材料や製法は大きく異なる。
参考文献[編集]
- 桑名伸佐 監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年2月25日。ISBN 978-4-537-20423-0。
- 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年12月18日。ISBN 4-278-03752-X。
出典[編集]
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