テーパー
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さまざまな飛行機の翼。多くはテーパーが付いている。

指数関数テーパーが付いたエッフェル塔。
テーパーまたはテーパ (英語: taper) は、細長い構造物の径・幅・厚みなどが、先細りになっていることである。そのような設計にすることを「テーパーをつける」と言う。
目的[編集]
塔や柱・釣竿など、構造物の各部に重力が荷重としてかかる場合、各部はそこから先端までにかかる全荷重を支えなければならない。その荷重は根元ほど大きくなるため、根元ほど太くなるようテーパーがつけられる。飛行機の翼なども、重力以外に揚力もかかるが同様である。
針・ネジなど、刺したり捩じ込んだりする用具は、先が細い必要があるが、応力や強度を保つために他の部分にはそれなりの太さが必要である。径の異なる部分を滑らかにつなぐため、テーパーがつけられる。テーパーがついたねじをテーパーねじと呼ぶ。ピンセットなども、先を細くする目的は異なるが、原理は同様である。