テーブルさん座
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Mensa | |
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属格形 | Mensae |
略符 | Men |
発音 | 英語発音: [ˈmɛnsə]、属格:/ˈmɛnsiː/ |
象徴 | the Table Mountain |
概略位置:赤経 | 4 〜 7.5 |
概略位置:赤緯 | −71 ~ −85.5 |
広さ | 153平方度 (75位) |
主要恒星数 | 4 |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 16 |
系外惑星が確認されている恒星数 | 1 |
3.0等より明るい恒星数 | 0 |
10パーセク以内にある恒星数 | 1 |
最輝星 | α Men(5.09等) |
最も近い星 | α Men;(33光年) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
かじき座 カメレオン座 みずへび座 とびうお座 はちぶんぎ座 |
テーブルさん座 (テーブルさんざ、テーブル山座、Mensa) は、南天の星座の1つ。現在、天の南極にあるはちぶんぎ座の次に南にある星座である。日本から全く見ることのできない星座の1つ。
88星座のうち、最輝星が最も暗い星座である (+5.09)。
主な天体[編集]
恒星[編集]
「テーブルさん座の恒星の一覧」も参照
星団・星雲・銀河[編集]
- NGC 1841:球状星団。
その他[編集]
- PKS 0637-752:クエーサー。チャンドラX線望遠鏡によって発見された。X線画像から、このクエーサーには広いガス雲が伴っていることが明らかになった。
由来と歴史[編集]
1756年にニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって、南アフリカ・ケープタウンのテーブル山(英: Table Mountain、ラテン語形で Mons Mensae)をモチーフに設定された。ラカーユは1751年から1752年にかけてケープタウンで初期の重要な観測を行っている[1]。
大マゼラン雲 (LMC) はこの星座とかじき座の境界線上にあり、大部分はかじき座に掛かっている。テーブルさん座に掛かる大マゼラン雲の姿は、実在のテーブル山に掛かる「テーブルクロス」と呼ばれる雲に喩えられている[1]。
呼称と方言[編集]
日本では長くメンサ座と呼ばれていた。戦時中には平山清次・平山信の両名を記念する意味も込めて「ひらやま座 (平山座)」という名前も提唱されたが、1944年に学術研究会議(現日本学術会議)の天文学述語委員会により「天文述語集」が刊行[2]された際に「テーブルさん座」という名称が採用された[3]。
出典[編集]
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