ディスオビディエンス

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ディスオビディエンス(邦題未定)
Disobedience
監督 セバスティアン・レリオ
脚本 セバスティアン・レリオ
レベッカ・レンキェヴィチ
原作 ナオミ・アルダーマン『Disobedience
製作 エド・ギニー
フリーダ・トレスブランコ
レイチェル・ワイズ
出演者 レイチェル・ワイズ
レイチェル・マクアダムス
アレッサンドロ・ニヴォラ
音楽 マシュー・ハーバート
撮影 ダニー・コーエン
編集 ネイサン・ヌーゲント
製作会社 ブレイヴン・フィルムズ
エレメント・ピクチャーズ
フィルム4・プロダクションズ
フィルムネイション・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 ブリーカー・ストリート
イギリスの旗 カーゾン・アーティフィッシャル・アイ
公開 カナダの旗 2017年9月10日(トロント国際映画祭
アメリカ合衆国の旗 2018年4月27日
イギリスの旗 2018年9月28日
上映時間 114分
製作国 アイルランドの旗 アイルランド
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
興行収入 世界の旗$309,593[1]
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ディスオビディエンス』(原題: Disobedience)は、2017年に制作された合作のドラマ映画である。同年9月のトロント国際映画祭で上映され、2018年にアメリカやイギリスで公開された。

監督はセバスティアン・レリオ、主演はレイチェル・ワイズレイチェル・マクアダムスが務めた。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。

ストーリー[編集]

ロニットは敬虔なユダヤ教徒の家に生まれ育ったが、その伝統的な生活と保守的な価値観に溶け込むことができず、長らく故郷を離れていた。そんなある日、彼女の元に父親が亡くなったとの知らせが入った。不本意ではあったが、ロニットは生まれ故郷に戻らざるを得なくなってしまった。帰郷したロニットは旧友のエスティと再会した。2人の関係は旧友というよりも元恋人に近いものだったが、ユダヤ・コミュニティでそれを公にすることはできなかったのである。エスティはすでに別の男性(ドヴィッド)と結婚していたが、燃え上がる恋の炎を押さえ込むことはできなかった。2人は信仰と愛の間で葛藤することになったが、やがて2人だけの問題に留まらなくなっていった。2人の不倫が知れ渡った結果、宗教共同体の価値観が根底から揺さぶられるような事態に至ってしまったのである。

キャスト[編集]

  • レイチェル・ワイズ - ロニット・クリシュナー
  • レイチェル・マクアダムス - エスティ・クパーマン
  • アレッサンドロ・ニヴォラ - ドヴィッド・クパーマン
    • バーナード・サントス、ジョナサン・シャイ - 幼少期のドヴィッド
  • アントン・レッサー - クルシュカ
  • バーニス・ステジャース - フルマ
  • アラン・コーデュナー - モーシェ
  • ニコラス・ウーデソン - ゴールドファーブ
  • リザ・サドヴィー - ゴールドファーブ夫人
  • クララ・フランシス - ヒンダ
  • マーク・ストッバート - レヴ
  • キャロライン・グルーバー - ハンナ・シャピロ
  • アレクシス・ジーガーマン - リヴカ

製作[編集]

2016年9月29日、ナオミ・アルダーマンの小説『Disobedience』がレイチェル・ワイズ主演で映画化されるとの報道があった。その際、監督にセバスティアン・レリオが起用されるとも報じられた[2][3]。10月4日、レイチェル・マクアダムスがキャスト入りした[4]。12月7日、アレッサンドロ・ニヴォラが本作に出演することになったと報じられた[5]

2017年1月3日、本作の主要撮影が始まった[6]。ロケ地にはロンドンやクリックルウッド、ヘンドンが選ばれた[7][8]

公開・興行収入[編集]

2017年5月23日、カーゾン・アーティフィッシャル・アイが本作の全英配給権を購入したと報じられた[9]。9月10日、本作は第42回トロント国際映画祭でプレミアを迎えた[10]。27日、ブリーカー・ストリートが本作の全米配給権を獲得したと発表した[11]。2018年4月24日、本作はトライベッカ映画祭で上映された[12][13]

2018年4月27日、本作は全米5館で限定公開され、公開初週末に23万7393万ドルを稼ぎ出し(1館当たり4万7479ドル)、週末興行収入ランキング初登場19位となった[14]。本作の興行的成功は同性愛を題材にした映画にも十分な需要があることの証明として受け取られた[15]

評価[編集]

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには60件のレビューがあり、批評家支持率は88%、平均点は10点満点で7.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ディスオビディエンス』は思考を喚起する様々なテーマを掘り下げている。その試みはレイチェル・ワイズ、レイチェル・マクアダムス、アレッサンドロ・ニヴォラの名演によって支えられている。」となっている[16]。また、Metacriticには27件のレビューがあり、加重平均値は74/100となっている[17]

英国インディペンデント映画賞では作品賞のほかワイズが主演女優賞、マクアダムスは助演女優賞、ニヴォラは助演男優賞にノミネートされているほかレリオとレンキェヴィチは脚本賞にもノミネートされている。ワイズは制作として携わったため作品賞、主演女優賞、また『女王陛下のお気に入り』での好演に対して助演女優賞と計3部門でノミネートされている。

出典[編集]

  1. ^ Disobedience”. 2018年5月4日閲覧。
  2. ^ Weisz Beyond Her Years: From Optioned Novel to Arthouse Drama, Rachel Weisz Nurtured Disobedience at Every Stage”. 2018年5月4日閲覧。
  3. ^ Rachel Weisz to Produce and Star in Adaptation of Naomi Alderman Novel ‘Disobedience’ (EXCLUSIVE)”. 2018年5月4日閲覧。
  4. ^ Rachel McAdams to Star With Rachel Weisz in Love Story ‘Disobedience’ (EXCLUSIVE)”. 2018年5月4日閲覧。
  5. ^ Alessandro Nivola In Talks To Join Rachel Weisz & Rachel McAdams In ‘Disobedience’”. 2018年5月4日閲覧。
  6. ^ FilmNation, Film4 team on 'Disobedience'”. 2018年5月4日閲覧。
  7. ^ Film crews descend on Cricklewood to shoot big budget movie Disobedience”. 2018年5月4日閲覧。
  8. ^ Hey, film stars, we’re frum, not frumps”. 2018年5月4日閲覧。
  9. ^ Cannes: FilmNation Sells Out Internationally on ‘Disobedience,’ Untitled Julianne Moore Project (EXCLUSIVE)”. 2018年5月4日閲覧。
  10. ^ 7:42 - 2017年9月11日 by@TIFF_NET”. 2018年5月4日閲覧。
  11. ^ Bleecker Street Picks Up 'Disobedience' Starring Rachel McAdams and Rachel Weisz”. 2018年5月4日閲覧。
  12. ^ 17 Films You Should See at This Year’s Tribeca Film Festival”. 2018年5月4日閲覧。
  13. ^ Disobedience”. 2018年5月4日閲覧。
  14. ^ April 27-29, 2018”. 2018年5月4日閲覧。
  15. ^ Forbidden Romance ‘Disobedience’ Soars at Specialty Box Office”. 2018年5月4日閲覧。
  16. ^ Disobedience”. 2018年5月4日閲覧。
  17. ^ Disobedience (2018)”. 2018年5月4日閲覧。