デス・ストランディング

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DEATH STRANDING
デス・ストランディング
ゲーム
対応機種 PlayStation 4
Microsoft WindowsSteam/Epic Games Store配信)
ゲームエンジン DECIMA
開発元 コジマプロダクション
発売元 PlayStation 4
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
Windows
505 Games
プロデューサー 小島秀夫
今泉健一郎
ディレクター 小島秀夫
キャラクターデザイン 新川洋司
シナリオ 小島秀夫
野島一人
メディア BD-ROM
ダウンロード (PlayStation Store / Steam / Epic Games Store)
プレイ人数 1人
発売日 PS4版
世界の旗 2019年11月8日
Windows版
世界の旗 2020年配信予定
レイティング CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI18
テンプレート - ノート

DEATH STRANDING』(デス・ストランディング)はコジマプロダクション開発、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より2019年11月8日に発売のPlayStation 4用ソフト[1]。略称は「デススト」[2]

概要[編集]

メタルギアソリッドV』を最後にコナミを退社した小島秀夫が新会社コジマプロダクションを立ち上げて初めて開発する完全新規のタイトル。小島が企画・脚本・監督・ゲームデザインを手掛ける。

アートディレクターは新川洋司、タイトルデザインはカイル・クーパー。主人公はノーマン・リーダスが起用される[3]。また、後述の第2弾ティーザートレーラーにおいてマッツ・ミケルセンの出演が公表された。

2016年6月にロサンゼルスで行われたE3 2016にて第1弾ティーザートレーラーが初公開された。トレーラーでは、ウィリアム・ブレイクの詩「無垢の予兆」が引用されている。また、同年12月に第2弾ティーザートレーラーが公開となり、The Game Awards 2016にてINDUSTRY ICON賞を受賞した。2018年6月にはE3 2018で第3弾ティーザートレーラーが公開[4]。2019年5月には第4弾ティーザートレーラーが公開となり、発売日が発表された[5]

2019年10月28日にPC版の登場が発表される。PC版は2020年夏頃発売予定でパブリッシャーはSIEではなく505 Gamesになる予定。[6]

ゲームシステム[編集]

小島秀夫によると「DSはステルス・ゲームとは違います。主観で進む事も出来ますが、FPSシューターでもありません。全く新しい繋がり(ストランド)の概念を取り入れた、これまでにないジャンルのアクション・ゲーム、ストランド・ゲーム(ソーシャル・ストランド・システム)と呼んでます。」[7]であるとし、ゲームジャンルについてはいわゆるアクションゲームだが、従来のゲームジャンルには囚われないと語っている。

ゲームの目的[編集]

プレイヤーは主人公であるサムを操作し、荷物を目的地に配送しつつ行く先々で次世代通信インフラ「カイラル通信」を繋いでいく。最終的に北米大陸を横断し、カイラル通信で全米をつなぐ事が目的となる。道中にはミュールと呼ばれる集団や、BTと呼ばれる未知の敵が出現しサムに襲いかかる。プレイヤーはこれを撃退するか、避けて通るかを選択しながら荷物を配送していく。

キャラクター操作[編集]

基本は3人称視点で進行し、主人公であるサムを操作しミッションを受注する。サムは配送する荷物や装備を背負ってフィールドを移動する事になる。荷物ひとつひとつには重さと大きさの概念があり、同じ荷物でも持ち方・背負い方によってバランスが変化し、体勢を崩しやすくなるなどゲームプレイに影響が出る。そこでグレネードをポーチに入れて運ぶなど、荷物の状況に応じて運び方を工夫してバランスを整える必要がある。面倒な場合は「荷物の最適化」コマンドを用いて一括調整が可能。大量の荷物を運搬する場合はリバース・トライクやトラックといった乗り物や「フローター」というアイテムに荷物を載せる事でサムが運ぶ量を減らす事が出来る。フローターは2つまで利用可能で、サムが乗って高速移動することも可能となっている。[8]

フィールド[編集]

ストーリー開始時点でフィールド上に人工物はほとんどなく、プレイヤーは配達先までの道のりを組み立てつつプレイする必要がある。道中には様々なオブジェクトを設置する事ができ、梯子やロープの他、アイテムの一つである「建設装置」を使えば荷物を預けるポストや障害物を乗り越える橋、乗り物のバッテリーを回復させる発電機等も設置可能。これらのオブジェクトはネットワークで共有され、カイラル通信エリア内であれば他のプレイヤーが設置した物を使ったり、「いいね!」を送る事が出来る。

ストーリー[編集]

デス・ストランディングという現象によって繋がりが分断され崩壊した世界。サム・ポーター・ブリッジズはそんな世界で人々のために、アメリカを再建するため、そして“未来”を運ぶ任務に赴くのであった。

キャスト[編集]

サム・“ポーター”・ブリッジズ[9] (Sam "Porter" Bridges)
演 - ノーマン・リーダス / 日本語吹替 - 津田健次郎
本作の主人公。伝説の配達人。アメリカ大統領ブリジットを養母に持ち、その娘であるアメリは義姉にあたる。
接触恐怖症であり、他者に触れられることを極端に嫌う。自分とブリジットと妊娠中の妻の3人で撮った写真をいつも持ち歩いてる。
レベル2の能力者(ドゥームス)であり、BTをはっきりと視認はできないものの僅かに感じることができる。また、帰還者であるため死亡してもあの世とこの世の’結び目’から現世へ帰還することができる。 帰還者である彼の血液はBTをあの世へ退けられる性質を持ち、排泄物にはBTの力を弱める性質がある。そのため、彼の血液や排泄物を用いた対BT兵器が開発されている。
過去に妻のルーシーを、生まれてくるはずであった子供のルーと共に亡くしている。その際に妻の遺体の発見が遅れ、BT化したことで対消滅が発生してしまい、妻のもとに駆けつけようとしていたサムも巻き込まれる。帰還者である彼は対消滅からの唯一の生還者となったが、そのために世間から対消滅の原因を作った犯人とみなされて非難を受け、その批判が当時所属していたブリッジズにも向けられるようになった為、ブリッジズから離脱することとなる。そうした過去や接触恐怖症の存在のため、「もう誰とも繋がるつもりはない」と語る程に孤立を深めており、ブリッジズの理念に対しても極めて否定的な態度を取る。そのため当初はアメリやダイハードマンからの依頼を拒否する姿勢を見せるが、アメリを見捨てることができず、「アメリを助けるついで」として北米大陸を繋ぐ任務を引き受ける。
ルー / BB-28 (Lou)
サムが装備するBB。当初は個体識別コードである「BB-28」と呼ばれていたが、物語の途中でサムにより「ルー」という名前を与えられる。
物語序盤、サムはBBを装備したブリッジズ死体処理班のイゴールと共に、座礁地帯を通って遺体を焼却所へ運ぼうとしていたが、このBBが正常に機能しなかったためにBTに捕捉されてしまい、その結果対消滅によるセントラルノットシティの消滅を招いてしまう。その後、このBBはイゴールのログを解析したブリッジズによって不良品と判断され、ブリジットの遺体とともに焼却処分される予定であったが、焼却所で大量のBTに囲まれたサムに装備され、サムの窮地を救うことになる。焼却所から帰還した後は、能力者に適合する稀有な性質を評価され、サムの大陸横断に欠かせないパートナーとして同道することとなる。
クリフ[10] (Clifford "Cliff" Unger)
演 - マッツ・ミケルセン / 日本語吹替 - 山路和弘
サムがBBポッドに接続するたびに見るフラッシュバックの中に現れるヘビースモーカーの男性。ポッドの中のBBに「パパだよ」と語りかけてくる。
第一次世界大戦の死者が集まるビーチでサムと初めて会合し、その後も第二次世界大戦、ベトナム戦争のビーチで衝突することとなる。BBに強い執着を見せる。
デッドマン[11][12] (Deadman)
モデル - ギレルモ・デル・トロ / 日本語吹替 - 石住昭彦
監察医。ブリッジズにおいてはBBのメンテナンスを担当する。話し相手にボディタッチしたがる癖があるためサムとは相性が悪い。
多能性幹細胞の再生研究過程で誕生し、再生できなかった臓器の7割を死者からの臓器移植で補っている「人造人間」であり、母親の子宮から「誕生」したのではなく「造られた」試験管ベビーなため魂(カー)を持たず、死んでもビーチに辿り着く事がないと、自ら「死した男(デッドマン)」と皮肉って名乗っており、ビーチに憧れを抱いている。
フラジャイル[13][12] (Fragile)
演 - レア・セドゥ / 日本語吹替 - 水樹奈々
民間配送会社「フラジャイル・エクスプレス」のリーダーを務める女性。能力者でもあり、自身のビーチを経由して遠隔地へ瞬間移動できる能力を持つ(雨の日は使えない)。また、この能力を使用して他者を遠隔地へ転送する事も出来るが、魂を持たない物体を転送する事はできない(但し、転送される人物と深い繋がりを持つ物品は例外的に転送が可能)。彼女のこの能力は、本作のファストトラベルシステムとして機能している。ただしこの能力を使用するにあたり、一時的に血中酸素の濃度が高くなり、連続使用すると涙や鼻血、果ては昏睡状態に陥る。フラジャイルとは壊れ物の意。
フラジャイル・エクスプレスは彼女の父親が立ち上げた会社であり、父親の死後にリーダーの役目を引き継いだ。彼女の配送組織はノットシティやプレッパーズ達から強く信頼される存在であったが、後に同業のパートナーであったヒッグスに裏切られ、会社の配送網を秘密裏にテロ活動に利用されてしまう。その結果、ミドルノットシティが核兵器によって消滅し、彼女とフラジャイル・エクスプレスの信用は地に堕ちてしまう。同じく標的となったサウスノットシティへのテロ行為は、彼女の身を挺した活動で回避されるものの、その際にヒッグスから仕掛けられたゲームによって首から下の素肌を時雨に晒すことになり、結果頭部を除く全身が急速に老化した状態となっている。
この事件の後、彼女はヒッグスへの復讐の為、復讐に助力するという見返りを条件に、ブリッジズとサムに協力していくこととなる。
アメリ[10][12](サマンサ・アメリカ・ストランド)(Samantha America "Amelie" Strand)
演 - リンゼイ・ワグナー / 日本語吹替 - 井上喜久子
サムの義理の姉にあたる女性。死去したブリジットの遺志を継ぎ、UCA(アメリカ都市連合)の新しい大統領に就任した。
BTをはっきりと視認でき、"身体がビーチにある"ため、見た目は10年前から年を取っていない。
ブリッジズ第一次遠征隊を率いてノットシティを繋げるための遠征に出発したが、エッジノットシティに到達したところでヒッグス率いるテロリスト集団に遠征隊を壊滅させられ、アメリ自身は閉じ込められたという経緯が、サムへのブリーフィング時に語られる。サムに自身の救出と、各ノットシティにカイラル通信を繋げる仕事を依頼する。
ヒッグス[9][14] / 黄金仮面の男 (Higgs Monaghan)
演 - トロイ・ベイカー / 日本語吹替 - 三上哲
分離破壊主義者(ディメンス)でテロリスト集団のリーダー。フラジャイル曰く「レベル7か、それ以上」の能力を持つ能力者で、BTを操り、時雨を人為的に引き起こす他、フラジャイルと同じテレポート能力も持つ。テロリストを率いて各地で対消滅テロを引き起こしており、本編以前には「フラジャイル・エクスプレス」の配送網を利用して核兵器によるテロリズムも行い、その結果としてミドルノットシティを壊滅させている。「デスストランディングの正体をつかんだ」と語る。常に黄金の骸骨の仮面を被り、その理由は自身の顔が好きではないからという。額には英文のタトゥーが彫られている。
かつては彼も各地に荷物を届ける配達人として誇りと使命感を持っていたが、ある日を境に人が変わってしまったと、当時共に活動していたフラジャイルは語っている。
ダイハードマン[13][14] (Die-Hardman / John Blake McClane)
演 - トミー・アール・ジェンキンス / 日本語吹替 - 大塚明夫
アメリカ再建機関「BRIDGES」の長官。骸骨風の仮面をつけた黒人男性。大統領の右腕であり、サムに分離主義者に拘束されたアメリの救出と「北米をもう一度繋ぎ直すよう」依頼をする。
名前のダイハードマンは『死なない男』を意味する。本名はジョン。
ママー[14] (Mama / Målingen)
演 - マーガレット・クアリー / 日本語吹替 - 坂本真綾
ブリッジズのメンバー。能力者であるがレベルは不明。ブリッジズのメカニック担当で、縁なし眼鏡をかけた若い女性。赤ん坊のBTと繋がっている。本人曰く「(このBTは)私の子よ。私はこの子のママ」。
過去に出産のため入院していた病院がテロによって崩壊し、長時間に渡って瓦礫の下敷きとなっていた。その間に胎内にいた彼女の子供はBT化し、BTとなった子供の泣き声によって彼女は救助隊に発見されることとなる。それ以来彼女は子供がBT化した場所を離れることができず、病院の跡地に研究所を構えて生活している。
ハートマン[14] (Heartman)
モデル - ニコラス・ウィンディング・レフン / 日本語吹替 - 大塚芳忠
ブリッジズのメンバーの古生物学者の男性。能力者であるがレベルは不明。BTの調査研究を担当する。常にAEDを装着し、21分毎に心停止しては3分で蘇生する。よって、1日に60回死に、60回生き返る[15]。彼にとって21分は死ぬまでの待ち時間でしかない。
過去に対消滅によって妻と娘を失っており、自身も手術を受けていた病院が被災したことで心停止状態に陥る。その際に入り込んだビーチ(同じ対消滅で死亡した他の人々と共有されているビーチ)で海(あの世)へ歩み去ろうとする妻と娘を見つけるものの、自身はAEDによる蘇生によって陸(現世)へ引き戻され、それ以来妻と娘とは離れ離れとなってしまっている。以来、彼は妻と娘に再会するべく、定期的にビーチを訪問しては家族を探す日々を送っている。その結果、心臓はハート型に歪曲し、ハート型心筋症を患う。自身の心臓の分身としての存在のハート型の湖が眺められる位置に研究所兼自宅を構えている。
サムが彼の自宅に訪問した時点で218549回心停止していることが明かされる。つまり9年と11ヵ月と22日と12時間このサイクルを繰り返している計算になる。
ブリジット (Bridget Strand)
演 - リンゼイ・ワグナー / 日本語吹替 - 井上喜久子
アメリカ合衆国初の女性大統領にして最後の大統領、そして新アメリカ合衆国「UCA(United Cities America(アメリカ都市連合))」の初代大統領にしてサムの養母。末期癌に侵されており、死ぬ間際にサムと再会、アメリを救ってほしいと遺言を託し息を引き取る。遺体はネクローシス化する前にサムにより焼却場まで運ばれて火葬された。

その他[編集]

BT
演 - 小島秀夫
特定の条件を満たした上である操作を行うと現れ、サムをあの世に引きずり込もうとする。その際「ヒデオー!!」と叫んでいる。
ミュージシャン
モデル - 三浦大知
ルーデンスファン
モデル - w:Geoff Keighley
放浪のMC
モデル - コナン・オブライエン / 日本語吹替 - 杉田智和
コスプレイヤーのシェルターに同居するプレッパーズの一人。サムにコスプレイヤー謹製のラッコフードを託してくれる。
エンジニア
モデル - 伊藤潤二
アメリカ中部で機械の研究開発をしている技術者。アメリカ中部でサムが最初に荷物を配送する三人のプレッパーズのうちの一人。
映画監督
モデル - ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
カイラル・アーティスト
モデル - モーガン茉愛羅
タール湖の湖畔のシェルターに母と住んでいるプレッパーズの一人。
ロックネ
演 - マーガレット・クアリー / 日本語吹替 - 坂本真綾
ママーの双子の妹。マウンテンノットシティの代表者。

フィールド[編集]

本作のフィールドは東部・中部・西部の3つに分けられている。

東部[編集]

セントラル・ノットシティ(K1)
物語冒頭で荷物を配達しに向かうことになる街。ブリッジズの本部が存在する。
外観は高層ビルの立ち並ぶ大都会そのものであり、ノットシティの中でも最大規模の街であることが伺える。
プロローグで発生する対消滅によって壊滅してしまい、以降のストーリでは登場しない。
キャピタル・ノットシティ(K2)
東部エリアの最東端に位置する街。
セントラル・ノットシティの消滅に伴い、ブリッジズの本部が移されてくることになる。ブリジット大統領の病室もここに存在する。
ポート・ノットシティ(K3)
東部エリアの最西端に位置する街。配送担当者はヴィクトール・フランク。
ポート・ノットより西は対消滅によって生じた巨大なクレーター湖となっている為、中部に向かうには船でクレーター湖を渡る必要がある。
配送担当者曰く「ポート・ノットに雨が降ったことはない」とのことだったが、サムが到着した直後にヒッグスの襲撃を受け、街に時雨とBTを呼び寄せられてしまう。

中部[編集]

レイク・ノットシティ(K4)
中部エリアの東部に位置する街。ポート・ノットシティからの船はこの街の港に寄港する。
ミドル・ノットシティ(K5)
中部エリアの北部に位置する街。
本編の1年前にヒッグスの核兵器テロによって壊滅している。爆心地はクレーターと化しており、その付近はBTが彷徨う座礁地帯となってしまっている。
サウス・ノットシティ(K6)
中部エリアの南部に位置する街。
テロリストの攻撃によって半壊状態に陥っており、1年前にはミドル・ノットシティと共に核兵器テロの標的にされたことがある。
街のすぐ近くにはタールで満たされたクレーター湖がある。
マウンテン・ノットシティ(K7)
中部エリアの山岳地帯に位置する街。ママーの双子の妹であるロックネが代表を務めている。
街の中心部から湧き出るタールに悩まされており、このままでは街がタールにのみ込まれてしまうことが懸念されている。

西部[編集]

中部と西部の間にはタールベルトと呼ばれるタールの海が存在しており、西部に到達するにはタールの海を渡る何等かの方法が必要になる。
エッジ・ノットシティ(K8)
西部に存在する唯一の街。サムの北米大陸横断の旅の最終目的地。
テロリストによって街の住人が殺害され、その結果街中をBTが取り囲んでいるという状況にある。

アイテム[編集]

荷物[編集]

サムが配達先に配送する荷物。配送端末で受注したミッションに応じて配送する荷物が託される。フィールド上には配達人の落とした落とし物が点在しており、これを拾得して落とし物の持ち主の下に配送する事で評価を得る事も出来る。落とし物は別の配送端末で「落とし物の届け出」を行う事で他の配送人によって配達され、届け出た場所から持ち主の居場所までの距離に応じて「いいね!」を貰う事が出来る。
荷物は中身とケース双方に耐久値が設定されており、時雨に濡れたり落としたりすると劣化していき、劣化状態はミッションの評価にも影響する。
壊れ物注意
衝撃に弱い荷物。落下したり武器に使ってしまった場合中身が劣化してしまう。
水没注意
川に沈むと劣化してしまう荷物。運ぶには川に梯子や橋をかけて安全に渡る必要がある。
縦積注意
横に積んでしまうと劣化してしまう荷物。ピザ等が該当し、運ぶ際には荷物の背負い方を考えなければならない。

配送機材[編集]

サムの配達業務をサポートする為に使用されるアイテム郡。フィールド上に設置するタイプのアイテムは、使用後もその場に残り、ネット上の他プレイヤーも使用可能になる。
フィールド上に設置されたアイテムは時雨によって徐々に劣化し、最終的には消滅する。
梯子
フィールド上に設置することで、高低差のある地形を安全に移動できるほか、川やクレバスの上に設置することで安全に対岸まで移動することもできる.また、未使用の梯子は設置後でも手元に戻すことができるが、一度でも使用する(梯子に足を掛ける)と二度と手元には戻せなくなる。
ロープ用パイル
地面に突き刺して固定しロープを括り付けることで、高い崖などを安全に上り下りすることができるようになる。
建設装置
フィールド上に様々な設備を建設可能なアイテム。ストーリーが進む毎に建設可能な設備が増えていく。設備にはその場で即時使用可能になる物と、土台を作りそこに資材を投入する事で完成する物の二つに大別される。後者はオンラインで投入された資材を共有する事も出来る。
ケースリペアスプレー
ケースの耐久値を回復するスプレー。荷物のケース以外には効果がなく、また時雨の中で使用すると効果が低減する。
血液袋
サムの血液をストック出来る。武器に使用される血液は血液袋から優先して消費され、ダメージを受けた際も血液袋から血液が補給される。
水筒
モンスターエナジーが入っている水筒。使用する事でサムのスタミナが回復する。水筒の中身が減った場合は時雨の降っている場所や川で中身を補充出来る。

装備品[編集]

装備することでサムの身体を保護する、運動能力を向上させる、外観を変化させること等ができるアイテム群。
ブーツ
サムの足を保護するための装備。徒歩で移動することで劣化していき、最終的には破損する。
ブーツが破損した状態で徒歩移動を続けるとサムのパフォーマンスに悪影響が生じる為、スペアブーツや靴底草を準備しておくのが望ましい。
ブーツはブーツハンガーに掛けることで、荷物の積載容量を節約することができる。
ブーツにはブリッジズ制式ブーツの他、ミュールやポーターが使用しているブーツも存在するが、ブリッジズ制式ブーツと比べると耐久力の点で劣る。
靴底草
靴底に似た形状を持つ植物。フィールド上で採取することができ、ブーツの代用品として装備することができる。
ブーツと比べ安定性や耐久力で大きく劣るが、足音がしなくなるというメリットもある。
パワースケルトン
装備することで、サムが持ち運べる荷物の総重量を大きく増加させることができるが、両脚に荷物を固定できなくなるというデメリットもある。
スピードスケルトン
装備することで、サムのダッシュスピードを向上させることができる。また、持ち運べる荷物の総重量も少し増加する。
パイルスケルトン
装備することで、悪路での移動スピードの低下を抑制でき、坂道などで踏ん張った際の踏ん張り値消費を抑制できる。また、ダッシュ時にサムの安定性を補強する効果もある。

武器[編集]

ミュールやBTへ対抗するために使用するアイテム群。
武器によって効果を発揮できる相手が異なる為、相手によって適切な武器を使用する必要がある。
ストランド
サムが左腰に装着している縄。ストランドを装備した状態で背後からミュールに接近すると、速やかにミュールを無力化できる。
上記のように縄で直接攻撃する以外にも、ボーラガンの弾として撃つ、ロープ用パイルに結び付けて崖の上り下りに利用する等、用途は多岐に渡る。
ボーラガン
縄を発射して標的を拘束するための武器。縄が命中した標的は拘束状態になるが、拘束は一定時間で解ける為、その間に逃げる・気絶させる等の手を打つ必要がある。
拘束に使用する縄にはサムの血液が染み込ませてあるため、ミュールだけでなくBTにも有効。
血液グレネード
サムの血液を利用した対BT兵器。BTへ投げつけることでダメージを与えられる。ミュールには効果が無い。
サムの血液を採血して利用する為、使用する際にはサムの血液残量に注意する必要がある。(血液袋を所持している場合は、サムではなく血液袋の血液を優先して使用する)
カスタム血液グレネード
クラフトマンによってカスタマイズされた血液グレネード。血液グレネードに搭載されていたリミッター(サムの血液を採取しすぎないようにするためのもの)を解除し、より多くの血液を採取できるようにしたことで、BTに対してより大きなダメージを与えられるようになっている。その反面、従来の血液グレネードよりも多くの血液を使用するため、血液の残量により一層注意する必要がある。
EXグレネード
サムの老廃物を利用した対BT兵器。ナンバー0、1、2の3種類があり、ナンバー0はサムがシャワーを浴びた際に洗い落とされた老廃物を、ナンバー1はサムが排せつした尿を、ナンバー2はサムが排せつした便を利用して作成される。
ハンドガン
銃弾を発射して標的にダメージを与える武器。
銃弾には実弾とゴム弾の2種があり、実弾で攻撃すれば相手を殺害してしまう。殺害した敵の遺体は時間経過でBT化する為、その前に焼却所に運び焼却処分する必要が生じる。
通常の銃弾はBTに効果が無いが、サムの血液を塗布した特殊弾を使用すればBTにも効果がある。また、血液グレネードで生じた血煙越しに銃撃した場合でもBTにダメージを与えられる。
アサルトライフル
ハンドガンよりも装弾数と連射速度で勝る武器。銃弾ごとの特性はハンドガンの場合と同様。
放尿
サムが放尿する。放尿した場所にはきのこが生え、建物や梯子と同じくオブジェクトとしてオンライン上で共有される。BTとの戦闘ではBTをひるませたり動きを封じる事が可能。

世界観・用語[編集]

本作のテーマ・象徴
監督の小島秀夫は「DEATH STRANDINGでは、手形(掌)が重要なアイコンとなります。掌を開くと、他人と繋ぐ事が出来ます。掌を閉じると、それは拳に変わり、他人を排除する事が出来ます。繋ぐ事と争う事は、表裏一体。人の掌も、‘棒“と”縄“に例える事が出来るのです[16]。」と作品のテーマについて述べている。
舞台
本作は、デスストランディングによって荒廃し、BTやテロリストによって分断された北米大陸が舞台になっている。前時代の道路や建築物などは時雨での劣化や対消滅などでほぼ荒野と化しており、人々は地下に街と自治体を形成して住んでいる。マップはオープンワールド形式で、規模は不明だがアラスカやハワイなどを除く地域を舞台にしている。ハシゴなどのアイテムによってがけを上り下りすることもある程度は可能。プレイヤーはこのフィールドでクエストをこなし、街同士を繋いでアメリカを再び一つに戻すのが目的となる[17]
デス・ストランディング
作中において発生した現象。原因等の詳細は不明。本作の設定を作った小島によれば、「デス・ストランディング」は「ある世界」から「あるもの」が座礁することを意味する[18]
現実世界では、鯨やイルカが大量に海岸に打ち上げられる現象をマス・ストランディング、生きた状態はライブ・ストランディング、死んだ状態ではデス・ストランディングという。座礁鯨のことはBeached Whaleと呼ぶ。
ちなみに「マス・ストランディング」という言葉を小島監督が知ったのは、2010年に東京の国立科学博物館で開催された「大哺乳類展 海のなかまたち」を見たときである[19]
ブリッジズ
デスストランディングによって崩壊したアメリカ合衆国を再建するべく結成された組織。「再び都市連合を作らなければ、人類は滅びてしまう」というブリジットの意思の下、各ノットシティを繋いでアメリカ都市連合を築くべく活動している。組織の長はダイハードマン。
本編の3年前に、アメリをリーダーとする第一次遠征隊を派遣し、エッジ・ノットシティまで辿り着くことに成功するが、そこでテロリスト集団の襲撃を受けたことで遠征隊は全滅してしまう。その後は第二次遠征隊を派遣する準備を進めていたが、プロローグで発生した対消滅により本部がセントラル・ノットシティごと消滅したことで、第二次遠征隊の派遣も絶望的となってしまう。そのためブリッジズは、第二次遠征隊が担うはずであった任務を「伝説の配達人」サム・'ポーター'・ブリッジズに託すことを決定する。
分離破壊主義者(ディメンス)
ブリッジズとアメリカ都市連合に敵対するテロリストの総称。ダイハードマン曰く「彼らは思想の一種」「何者かに統率された一組織ではない」とのこと。
「繋がりは義務を要求し、個人を縛る鎖だ」と主張し、都市や人々の繋がりを分断するべく、大陸の各地で「対消滅テロ」を行っている。
フラジャイル・エクスプレス
フラジャイルがリーダーを務める民間の配送会社。創業者はフラジャイルの父親。
中部エリアに基盤を持ち、かつてはノットシティやプレッパーズから厚い信頼を寄せられる配送組織であった。
フラジャイルがリーダーを引き継いだ頃に、西部を仕切っていたヒッグスの配送組織と業務提携を行うようになったが、そのヒッグスに裏切られたことで会社の配送網をテロに利用され、それまで築いてきた信頼をほぼ全て失う事となる。
BB(ブリッジ・ベイビー)
専用のカプセルに、臍の緒と人工羊水ごと収められている胎児。本来の母親は脳死状態で、離れた場所にある病院にいる。
使用者はBBに接続することで、BBを介して脳死状態の母親と繋がることで「あの世」とも繋がることができ、その結果としてBTを(影のような不鮮明な形で)視認することができるようになる。BBが収められたカプセルは使用者の胸部にある固定具に固定されて持ち運ばれる。
ストレスが溜まると自家中毒を起こしBTを感知できなくなるため、定期的にBBをあやしたり、プライベートルームのインキュベーターにつなぎ母親の子宮内環境と同期させたりする必要がある。
BBは紛れもない人間の胎児であるが、ブリッジズではあくまでも「装備品」として扱われており、耐用限界に達したり不良品と判断されたりすれば廃棄される運命にある。
脳死母(スティルマザー)
脳死状態にあるBBの母親。BBは脳死状態にある母親を経由して「あの世」と繋がっており、そのためBBは「あの世」の存在であるBTを知覚することが可能となっている。
BB-28の脳死母はキャピタル・ノットシティに安置されていることがデッドマンから語られている。
時雨(タイムフォール/ときう)
作品世界にて、デス・ストランディングが起こって以後降るようになった特殊な雨。空から落下して最初に当たった物体(当たった部分)の時間を進め、当たった後は普通の雨水になる。最初に当たったのが物であれば劣化し、生物であれば老化を早める。
カイラル結晶は時雨の影響を受けない性質を持つため、カイラル結晶でコーティングすることで建造物などを時雨の影響から防護することができる。しかしながらカイラル結晶を大量に用いるとカイラル汚染による悪影響が発生する為、現状ではカイラル結晶を混ぜたコーティング剤を塗布することで時雨による劣化を低減させる程度が限界という状態にある。
ヒッグスはこの時雨を人為的に降らせる能力を持つ。また、フラジャイルは過去に首から下の素肌を時雨に晒した影響で、頭部以外の全身が急速に老化している。
BT
時雨が降っている時間・場所に現れる、幽霊のような存在。主にゲイザー、ハンター、キャッチャーの三種類に大別される。「座礁体」とも呼ばれ、BTの出没地帯は「座礁地帯」と呼称されている。
通常の人間には見ることはできず、サム、アメリ、フラジャイルのような特異体質の者や、BBとつながっている者にだけ察知または視認できる。人影のような姿をしたゲイザーは人間の存在を視覚ではなく聴覚(足音や呼吸音)で感知し、ハンターはゲイザーが感知した人間を集団で襲い地獄(ハデス)に引きずり込む。地獄に現れるキャッチャーは大型の動物型の個体であり、これに食べられると対消滅(ヴォイドアウト)が起こり、辺り一帯がクレーターとなる。キャッチャーとの戦闘時は周辺の地形がタールに呑まれ、そこから建物や車などその場所の「過去の地形」が浮かび上がってくる。
BTから伸びる紐状のものは「臍帯」と呼ばれており、この臍帯によってBTは「この世」に繋ぎ留められている。そのためコードカッターで臍帯を切断すると、臍帯によって「この世」に繋ぎ留められていたBTは「あの世」へ行けるようになり、現世から消滅する。
ハートマンによれば、BTが生者を探している時に発生する手形の痕跡は、「この世」の者と繋がろうとするBTの意思の表れであるとのこと。
ネクローシス
この世界では、人間は死亡した後、約48時間後に遺体がBT化する。すると他のBTが「向こう側の世界」へ招こうと集まり出し、最悪の場合対消滅が起こり、街ひとつが消滅することもある。そのためネクローシスする前に遺体を火葬しなれけばならないが、火葬時に発生する煙にもカイラルが含まれているため、街から離れた場所に火葬場がある。
ネクローシス前の遺体を火葬場に運ぶのは、通常はブリッジズ死体処理班の仕事であるが、サムは例外的に配達人でありながらブリジッドの死体処理を引き受けている。(その際に着用した作業着は死体処理班用のものである)
カイラル
BTから排出される物質でタール状の液体。単に「タール」と呼ばれることもある。この液体に触れると肉体汚染や精神汚染を発症する。
カイラル結晶
時雨が降った場所辺りにできる黄金の結晶。BTと同じように反重力物質でできており、生成された際に手のような形を取る。液状のカイラルは有害だが、結晶化したカイラルは無害で採取可能であり、また様々な性質を持つ事が発見されており、カイラル通信やカイラルプリンターなどの素材に活用されている。ヒッグスの付けている仮面もカイラル結晶で生成されている。
時雨の影響を受けないという性質も持つため、カイラル結晶を混ぜ込んだコーティング剤を塗布することで建造物などを時雨の影響から守ることができる。
カイラル通信
大陸中に存在するカイラル結晶を利用した、現実世界におけるインターネット回線のようなものであり、大容量の情報を瞬時に送受信する事ができるのはもちろん、莫大な電力も発電機経由で安定供給する事ができるのが特徴で、サムはダイハードマンからの依頼で大陸各地にカイラル通信を繋げる電波設備を増やしていき、ゲームシステム上では通信網を広げる度に移動できるマップが解放される。一方でビーチやカイラル結晶を用いる関係上、カイラルアレルギーを持つ人間の場合はアレルギー反応で涙が出るなどの難点を抱えている。
ハートマンによれば、カイラル通信の原理やメカニズムについては不明な点が数多くあり、「よくわからないまま使っている」というのが現状とのこと。ハートマンはこの状態を「初めて火を手にした人類」と形容している。 
カイラルプリンター
いわゆる3Dプリンターの一種で、製造するのに必要な材料をプリンターに入れて作動させる事により、カイラル通信から得た原子情報を元に、カイラル結晶で作った水晶体を通して空間上にプリントして製造する装置。ブリッジスはこの装置を用いて物資の流通が困難な現状が改善できると期待している。ゲームシステム上ではプリントする事により大陸にアスファルト道路や橋を作る事ができる他、バイクや車もその場で製造する事ができる。
手錠端末
サムがダイハードマンと契約した際に右手首に付けられた手錠型の通信端末。装着者の位置情報やバイタルメーターなどを見る事ができ、ストーリーを進める毎に天気予報などの機能が追加されていく。
アメリはこの装備を「私たちを繋ぐ象徴」であると主張するが、一方でサムは「束縛だ」と批判している。
コードカッター
物語の途中でサムの手錠端末に追加される機能。開発者はママー。
サムの血液が持つ性質を利用して作られた刃物であり、BTをこの世に繫ぎ止めている臍帯を切断することができる。(BTに発見されている状態では使用できない)
オドラテク
配達人の左肩に装着される風車のような形状をしたセンサー。周囲の地形を測量する他、荷物のタグを読み取って中身と持ち主を参照する事も出来る。
BBと接続する事でBTを探知出来るようになる。また、接続中はBBの意思でオドラテクを動かすこともできる。
ビーチ
この世とあの世をつなぐ境界線。陸側が「この世」を、海側が「あの世」を象徴している。カイラル通信やフラジャイルのテレポートなどはこのビーチを介して行われる。
人間一人ひとりが個別のビーチを持つが、ハートマンのように他人とビーチを共有できる特殊な例もある。また、戦争や対消滅などで短期間の内に大勢の人間が死亡した場合、その死者たちがビーチを共有する現象も発生する。
ハートマン曰く、「ビーチの発見により人類は死を認識できるようになったが、同時にBTがビーチを経由して「あの世」から「この世」へやって来るようにもなった」とのこと。
能力者(ドゥームズ)
ビーチの発見とともに確認されるようになった、特殊な能力を持つ者たちの総称。ビーチを介してテレポートやテレパシーといった超能力を行使する事ができ、BTを感知することもできる。
能力の度合いによってレベル分けされており、数字が大きくなる毎に能力も強力になっていく。
特徴として「絶滅夢」と呼ばれる悪夢を見る事が挙げられる。
帰還者
死亡時に「結び目」と呼ばれる特殊な空間へ移動し、そこから再び現世へ帰還できるという特異な能力を持つ人間を表す言葉。作中ではサムが唯一の帰還者である。
帰還者の血液や老廃物にはBTを退ける性質があり、その性質に着目したブリッジズによって対BT兵器が開発されている。
帰還者が現世に帰還できるのは現世で死亡した場合のみであり、ビーチで死亡した場合は帰還できない。
ポーター
フリーランスの配達人の総称。ブリッジズに復帰する前のサムもポーターとして配達を行っていた。
人々のために荷物を配送する善良な人々であり、サムに対して危害を加えるようなことも無い。
サムやサムの設置したアイテムに対して「いいね!」をくれることがあり、逆にサムから彼らに「いいね!」をあげることもできる。
ミュール
配達症候群になった配達人。武装して他の配達人を襲い、配達物を強奪して自分たちのアジトへ持ち帰ってしまう。(強奪されるのは配達物のみであり、配達物でない私物は捨てられてしまう。)
彼らの縄張りにはセンサーが敷設されており、荷物を感知すると集まってくる。ストーリーを進めればオドラテクでミュールのセンサーを打ち消す事が出来るようになる。
ミュールは元々、デスストランディング以降の世界で人々のために荷物の配達を行っていた善良な配達人であり、「ミュール」とい名称も配達組織のものであった。荷物の配送によって得られる感謝(作中では「いいね!」で表現されている)によって分泌されるオキシトシンと、それがもたらす幸福感に依存するようになった結果、配達物そのものに執着するようになってしまっている。
殺傷武器などを使う事で殺害する事も出来るが、その際は遺体がネクローシスしてBTとなるリスクも伴う。
ノットシティ
DS以後の北米大陸に点在している街を指す言葉。セントラル・ノットシティ(K1)、キャピタル・ノットシティ(K2)、ポート・ノットシティ(K3)、レイク・ノットシティ(K4)、ミドル・ノットシティ(K5)、サウス・ノットシティ(K6)、マウンテン・ノットシティ(K7)、エッジ・ノットシティ(K8)の8つの都市が存在していたが、ミドル・ノットシティは本編の1年前にヒッグス率いるテロリスト集団の核兵器テロで壊滅しており、セントラル・ノットシティは物語序盤の対消滅で壊滅した為、現存するノットシティは6つである。また、サウス・ノットシティもテロにより半壊状態にある。
ノットシティ同士は座礁地帯やテロリストによって相互に分断され孤立してしまっている。これらノットシティをカイラル通信で繋ぐことが、物語におけるサムの目標の1つとなっている。
プレッパーズ
プレッパーズとは、終末に対して「準備する人々」のことを示しており、崩壊前のアメリカ合衆国においては独自にシェルターを建設したり、食糧などを備蓄したりして自然災害や食糧不足、伝染病などの危機に備える人々のことである。特にアメリカのプレッパーズは政治的に右寄りだと自認する者が多く、「保守的」「共和党右派」「自由至上主義」「保守主義者」などを自称している。
本作におけるプレッパーズはDSの危機に備え、街(ノットシティ)ではなくシェルターに住んでいる人々のことである。政府や組織といった社会機構に依存せず、山奥や谷底など人里離れた場所に個人もしくは家族単位で住んでおり、彼らの下に荷物を運び、カイラル通信をつなぐ事もサムの目的の一つ。中にはUCA加盟をよしとしないプレッパーズもいるため、彼らを加盟させる為に依頼をこなし、信頼を勝ち取る必要がある。
クリプトビオシス
作中のクリプトビオシスは体長約5cmのクマムシの一種であり、フィールド上の特定のポイントに浮遊している。食べる事で時雨への耐性が付き、血液量が回復する。血液量が十分な場合は捕獲してストックしておく事も可能。
プライベートルーム
ブリッジズの配送センターに設置されているサム用のプライベートルーム。シャワー、トイレ、BB用のインキュベーターやモンスターエナジーなどが完備されている。休憩する事でスタミナや血液、BBのストレスが回復する。ルーム内には様々なギミックが備わっており、シャワーとトイレを使う事でサムの排泄物や老廃物から生成された「EXグレネード」を入手出来る。
配送センター以外にも建設装置を使う事でフィールド上の任意の場所にセーフハウスを建設する事も可能。
国道復旧装置
アメリカ中部に点在する国道を復旧する装置。必要な素材を投入する事で当該区画の国道が復旧し、安全に長距離を移動する事が出来るようになる。
国道では乗り物やアクティブスケルトンのバッテリーを消費する事なく移動する事が出来る。

評価[編集]

評価
集計結果
媒体結果
Metacritic83/100[20]
レビュー結果
媒体結果
Destructoid8/10[21]
Electronic Gaming Monthly5/5stars[23]
Game Informer7/10[24]
Game Revolution5/5[25]
GameSpot9/10[26]
GamesRadar+3.5/5stars[27]
IGN6.8/10[28]
VideoGamer.com8/10[29]

Metacriticによると81件のメディアサイトレビューに基づく集計スコアは83/100を記録しており、当サイトの評価基準における「概ね好評」を得た[30]

EGMは本作が万人向けでなく、また完璧な作品でもないと断った上で、真のオリジナリティを持ち、これまでになく意欲的な体験をもたらすものであると賞賛している[23]。 一方IGNも本作を同じく壮大で革新的としつつ、ミッションのバリエーションの乏しさに加え、特に移動中におけるリアリズムとゲームプレイとのバランスの欠如を指摘している[28]

マッドマックスシリーズで知られる映画監督のジョージ・ミラーは、本作をとてもラジカルで万人が理解できるとは限らないが、作品やメディアに変革をもたらすことは間違いないと評した[31]

週刊ファミ通 2019年11月21日号では、卵を守る雨宮、ジゴロ☆芦田、くしだナム子、戸塚伎一がいずれもレビューで10点をつけ、40点満点となった。


脚注[編集]

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  1. ^ PS4®『DEATH STRANDING』日本国内向けに2019年11月8日(金)発売決定! 本日より予約受付を開始!PlayStation.Blog 2019年5月30日
  2. ^ 『デススト』小島秀夫監督に聞く“ゲームとナラティブ”「ゲームとストーリーテリングは相性が良くない」”. リアルサウンド (2019年11月11日). 2019年11月19日閲覧。
  3. ^ 小島秀夫監督最新作PS4®『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』 E3にて映像を初公開PlayStation.Blog 2016年6月14日
  4. ^ 『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』最新映像を公開! ふたりの新キャラクターも登場【E3 2018】”. ファミ通.com (2018年6月12日). 2019年5月30日閲覧。
  5. ^ 『デス・ストランディング』発売日が11月8日に決定! 最新トレーラーも公開”. ファミ通.com (2019年5月30日). 2019年5月30日閲覧。
  6. ^ “小島秀夫氏の新作「デス・ストランディング」のPC版が2020年夏登場”. Gnn Web News (Gnn Web News). (2019年10月28日). https://gnn-web.com/2019/10/28/death-stranding-pc-2020-summer/news/game 2019年10月28日閲覧。 
  7. ^ 小島秀夫 (2019年6月4日). “質問が沢山来るので再度ツィート。DSはステルス・ゲームとは違います。主観で進む事も出来ますが、FPSシューターでもありません。全く新しい繋がり(ストランド)の概念を取り入れた、これまでにないジャンルのアクション・ゲーム、ストランド・ゲーム(ソーシャル・ストランド・システム)と呼んでます。pic.twitter.com/lUIMBfjpsL” (日本語). @Kojima_Hideo. 2019年6月18日閲覧。
  8. ^ Gnn Web News (2019年9月13日). “小島氏が独立後初めて手がけるゲーム「デス・ストランディング」はどんな内容なのか?ついに詳しいゲームプレイが明かされる” (日本語). Gnn Web News. 2019年9月13日閲覧。
  9. ^ a b 小島のツイートより”. 2018年9月27日閲覧。
  10. ^ a b 小島のツイートより”. 2018年9月27日閲覧。
  11. ^ 小島のツイートより”. 2018年9月27日閲覧。
  12. ^ a b c 小島のツイートより”. 2019年5月30日閲覧。
  13. ^ a b 小島のツイートより”. 2018年9月27日閲覧。
  14. ^ a b c d 小島のツイートより”. 2019年5月30日閲覧。
  15. ^ プレイステーション公式より” (2019年8月9日). 2019年8月12日閲覧。
  16. ^ 小島秀夫 (2019年5月30日). “DEATH STRANDINGでは、手形(掌)が重要なアイコンとなります。掌を開くと、他人と繋ぐ事が出来ます。掌を閉じると、それは拳に変わり、他人を排除する事が出来ます。繋ぐ事と争う事は、表裏一体。人の掌も、‘棒“と”縄“に例える事が出来るのです。…” (日本語). @Kojima_Hideo. 2019年6月18日閲覧。
  17. ^ Gnn Web News (2019年8月20日). “11月8日に発売を控える小島秀夫氏新作「デス・ストランディング」の新たなプレイ映像が公開。なんとフィールドで放尿できる” (日本語). Gnn Web News. 2019年8月20日閲覧。
  18. ^ Productions, Kojima (2019年6月4日). “ストランディングにはいくつかの意味があります。そのひとつは「座礁」。鯨やイルカが集団で座礁することを、マス・ストランディング。生きたまま座礁するとライブ・ストランディング。座礁鯨のことはBeached Whaleと呼ぶそうです。このへんにも、#DEATHSTRANDING を推理するヒントがあります。pic.twitter.com/heLy1TtlGw” (日本語). @KojiPro2015. 2019年6月18日閲覧。
  19. ^ Productions, Kojima (2019年6月4日). “ちなみに「マス・ストランディング」という言葉を小島監督が知ったのは、2010年に東京の国立科学博物館で開催された「大哺乳類展 海のなかまたち」を見たときだそうです。映画、小説、音楽、博覧会、美術展などで日々吸収したものたちが、#DEATHSTRANDING には満ちています。pic.twitter.com/FpkIaVEp7l” (日本語). @KojiPro2015. 2019年6月18日閲覧。
  20. ^ Death Stranding for PlayStation 4 Reviews”. Metacritic. 2019年11月8日閲覧。
  21. ^ Carter, Chris (2019年11月1日). “Review: Death Stranding”. Destructoid. 2019年11月6日閲覧。
  22. ^ Moore, Ben (2019年11月1日). “Death Stranding - Easy Allies Review”. Easy Allies. 2019年11月6日閲覧。
  23. ^ a b L Patterson, Mollie (2019年11月1日). “Death Stranding review”. Electronic Gaming Monthly. 2019年11月6日閲覧。
  24. ^ Kato, Matthew (2019年11月1日). “Death Stranding Review – The Wanderer”. Game Informer. 2019年11月6日閲覧。
  25. ^ Faulkner, Jason (2019年11月1日). “Death Stranding Review - A weapon to surpass Metal Gear”. Game Revolution. 2019年11月6日閲覧。
  26. ^ Plagge, Kallie (2019年11月1日). “Death Stranding Review - Strand And Deliver”. GameSpot. 2019年11月6日閲覧。
  27. ^ Hurley, Leon (2019年11月1日). “Death Stranding review: "An okay game ironically lost in its lengthy delivery"”. GamesRadar. 2019年11月6日閲覧。
  28. ^ a b Ogilvie, Tristan (2019年11月1日). “Death Stranding Review”. IGN. 2019年11月6日閲覧。
  29. ^ Wise, Josh (2019年11月1日). “Death Stranding review”. VideoGamer.com. 2019年11月6日閲覧。
  30. ^ Death Stranding”. metacritic. 2019年11月8日閲覧。
  31. ^ 『マッドマックス』の監督が『DEATH STRANDING』を絶賛!”. YouTube (2019年10月25日). 2019年10月30日閲覧。