デレク・ホランド

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デレク・ホランド
Derek Holland
シカゴ・カブス #45
Derek Holland at Minute Maid in August 2014.jpg
テキサス・レンジャーズ時代
(2014年8月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オハイオ州リッキング郡ニューアーク
生年月日 (1986-10-09) 1986年10月9日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 左投両打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト25巡目
初出場 2009年4月22日 トロント・ブルージェイズ
年俸 $10,000,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年

デレク・レーン・ホランドDerek Lane Holland, 1986年10月9日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州リッキング郡ニューアーク出身のプロ野球選手投手)。左投両打。MLBシカゴ・カブス所属。

愛称はダッチ[2]

経歴[編集]

プロ入りとレンジャーズ時代[編集]

アラバマ州ウォレス・ステート・コミュニティカレッジ英語版から、2006年ドラフト25巡目(全体748位)でテキサス・レンジャーズから指名され、1年後の5月20日に20万ドルの契約金で入団[3]

2009年4月22日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。ルーキーイヤーで8勝を挙げたが、防御率6.13が示すように投球内容は不安定だった。同年オフには、菊池雄星との面談に出席するため、GM補佐と共に来日した[4]

2010年はAAA級オクラホマシティ・レッドホークスにいる期間が長く、メジャーでの登板は前年より減ったが、防御率は4.08と改善した。ポストシーズンではリリーフに回り、6試合に登板した。ニューヨーク・ヤンキースとのALCS第4戦では、4回裏一死満塁のピンチで登板して後続を断ち切り、3回2/3を無失点に抑えてレンジャーズの逆転勝利を呼び込んだ[5]

2011年はエースのC.J.ウィルソンと並んでチームトップの16勝を挙げ、レンジャーズのア・リーグ連覇に大きく貢献した。4完封はリーグ最多だった。

2012年はウィルソンが退団したために、エースの役目を期待された。開幕前の3月20日に5年2850万ドル(6年目と7年目のオプションも含めれば最大で7年4900万ドル)で契約延長を行った[6]。シーズンでは12勝を挙げたものの両リーグワースト5位の32被弾を喫するなど防御率4.67に終わった。

2013年開幕前の2月27日に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[7]

2014年1月10日に左膝の軟骨損傷のため関節鏡下手術を受け、開幕に間に合わないことを球団が発表した[8]。 3月3日に60日間の故障者リスト入りした[9]。この年は6試合の登板に留まり、うち5試合は先発登板だった。投げた試合では好投し、防御率1.46、WHIP1.05という好数値をマークした。

2015年は10試合全てに先発で登板したが、メジャーデビュー年以来となる自己ワースト2位の防御率4.91に終わった。だが、4勝のうち1つの勝ち星は完封勝利だった。

2016年は22試合に登板して、うち20試合に先発登板した。防御率4.95・7勝9敗・WHIP1.41という不安定なピッチングに終始し、3シーズンぶりとなる復活の二桁勝利とはならなかった。オフの11月7日にレンジャーズが球団オプションを破棄したため、FAとなった[10]

ホワイトソックス時代[編集]

2016年12月14日にシカゴ・ホワイトソックスと600万ドルの1年契約を結んだ[11]

2017年は故障無く先発ローテーション投手として29試合(先発26試合)に登板したが、7勝14敗、防御率6.20と振るわず、9月5日に自由契約となった[12]

ジャイアンツ時代[編集]

2018年2月9日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。3月26日にジェフ・サマージャの離脱に伴い、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。メジャー昇格後は36試合(先発30試合)に登板し5年ぶりに規定投球回に到達。7勝9敗、防御率3.57と前年と比較するとある程度の成績の改善が見られた。オフの10月29日にFAとなったが、2019年1月14日にジャイアンツと700万ドル+2020年の球団側オプションで再契約を結んだ[15]

2019年7月21日にDFAとなった[16]

カブス時代[編集]

2019年7月26日に金銭トレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[17]

投球スタイル[編集]

2011年にデビッド・プライスに次ぐ平均球速94.97mphを記録した[18]、左腕としてはリーグ屈指のスピードを誇る速球派左腕である。しかし、フォーシームを投げる事はほとんどなく、1シーズン中に20球以上投げたのは2013年だけである。

基本的には、投球の約6割がシンカーというシンカーボーラーで、それにスライダーカーブチェンジアップを織り交ぜる。2013年からは通常のカーブをやめ、ナックルカーブを投げている。ちなみに、2014年時点のフォーシームの平均球速は92.2mph程度まで落ち込んでいる。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 TEX 33 21 1 1 0 8 13 0 2 .381 611 138.1 160 26 47 0 4 107 3 3 98 94 6.12 1.50
2010 14 10 0 0 0 3 4 0 1 .429 253 57.1 55 6 24 0 4 54 0 1 30 26 4.08 1.38
2011 32 32 4 4 0 16 5 0 0 .762 843 198.0 201 22 67 1 6 162 2 1 97 87 3.95 1.35
2012 29 27 0 0 0 12 7 0 0 .632 730 175.1 162 32 52 0 3 145 1 0 100 91 4.67 1.22
2013 33 33 2 2 0 10 9 0 0 .526 894 213.0 210 20 64 0 3 189 9 1 90 81 3.42 1.29
2014 6 5 0 0 0 2 0 0 0 1.000 145 37.0 34 0 5 1 0 25 1 0 8 6 1.46 1.05
2015 10 10 1 1 0 4 3 0 0 .571 245 58.2 59 11 17 2 5 41 1 0 32 32 4.91 1.30
2016 22 20 0 0 0 7 9 0 0 .438 461 107.1 116 15 35 2 2 67 2 0 62 59 4.95 1.41
2017 CWS 29 26 0 0 0 7 14 0 0 .333 626 135.0 156 31 75 2 8 104 7 0 106 93 6.20 1.71
2018 SF 36 30 0 0 0 7 9 0 0 .438 727 171.1 154 19 67 6 4 169 2 1 74 68 3.57 1.29
MLB:10年 244 214 8 8 0 76 73 0 3 .510 5535 1291.1 1307 182 453 14 39 1063 28 7 697 637 4.44 1.36
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2009 TEX 33 5 13 5 2 .783
2010 14 3 9 1 0 .923
2011 32 7 31 3 2 .927
2012 29 9 28 2 1 .949
2013 33 3 17 2 0 .909
2014 6 1 2 1 0 .750
2015 10 1 8 1 1 .900
2016 22 3 8 2 0 .846
2017 CWS 29 5 16 3 1 .875
2018 SF 36 9 15 2 0 .923
MLB 244 46 147 22 7 .898
  • 2018年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 45(2009年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Derek Holland Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年5月29日閲覧。
  2. ^ Sox Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧
  3. ^ Sickels, John(2008-08-27). Where Did This Guy Come From? Derek Holland. Minor League Ball(英語). 2011年10月3日閲覧
  4. ^ 雄星取りへレンジャーズが8勝左腕を同席. nikkansports.com. 2011年10月3日閲覧
  5. ^ Bengie Molina's 3-run shot leads homer-happy Rangers to 3-1 ALCS lead. ESPN.com(英語). 2011年10月3日閲覧
  6. ^ Rangers To Extend Derek Holland
  7. ^ Team USA final roster for WBC announced[リンク切れ] USABaseball.com (2013年2月22日) 2015年3月27日閲覧
  8. ^ Derek Holland undergoes left knee surgery”. MLB.com Rangers Press Release (2014年1月10日). 2014年1月11日閲覧。
  9. ^ Rangers receive INF Andy Parrino on waiver claim from Oakland A's; place LHP Dderek Holland on 60-day disabled list”. MLB.com Rangers Press Release (2014年3月3日). 2014年3月4日閲覧。
  10. ^ Rangers decline 2017 contract option for LHP Derek Holland”. MLB.com Rangers Press Release (2016年11月7日). 2016年11月16日閲覧。
  11. ^ Scott Merkin (2016年12月14日). “White Sox strike 1-year deal with Holland” (英語). MLB.com. 2016年12月19日閲覧。
  12. ^ Scott Merkin (2017年9月6日). “White Sox reinstate Moncada from DL” (英語). MLB.com. 2017年9月7日閲覧。
  13. ^ Steve Adams (2018年2月9日). “Giants Sign Derek Holland To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月21日閲覧。
  14. ^ Michael Wagaman (2018年3月27日). “Holland added to Opening Day roster” (英語). MLB.com. 2018年3月31日閲覧。
  15. ^ Maria Guardado (2019年1月14日). “Giants seal 1-year deal to bring back Holland” (英語). MLB.com. 2019年1月16日閲覧。
  16. ^ Chris Haft (2019年7月21日). “Holland designated for assignment by Giants” (英語). MLB.com. 2019年7月22日閲覧。
  17. ^ Jordan Bastian (2019年7月26日). “Cubs acquire lefty Holland for bullpen matchups” (英語). MLB.com. 2019年7月27日閲覧。
  18. ^ http://www.fangraphs.com/leaders.aspx?pos=all&stats=pit&lg=all&qual=y&type=4&season=2011&month=0&season1=2011&ind=0&team=0&players=0

関連項目[編集]