トキオパーフェクト

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トキオパーフェクト
品種 サラブレッド
性別 牡→
毛色 鹿毛
生誕 1995年5月20日
登録日 1997年10月16日
抹消日 2002年8月2日 (JRA)
2008年12月13日 (NAR)
Rahy
Perfect Probe
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産 Edward P.Evans
馬主 坂田時雄
吉田勝己
→畠山誠
調教師 古賀史生美浦
櫻田浩三盛岡
競走成績
生涯成績 97戦19勝
中央競馬28戦7勝)
地方競馬69戦12勝)
獲得賞金 2億5774万4000円
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トキオパーフェクトは、アメリカ合衆国生まれで日本調教を受けた競走馬である。主な勝鞍はクリスタルカップ中日スポーツ賞4歳ステークスOROカップ早池峰賞1990年代後半から活躍し2008年まで現役を続けた。

戦績[編集]

馬齢2000年以前は旧表記、2001年以降は現表記を用いる。

中央競馬時代[編集]

1997年[編集]

1997年11月中央競馬 (JRA) の中山競馬場でデビュー。1600m新馬戦単勝1.9倍の人気に応え快勝した。

1998年[編集]

明けて4歳となり、ダート1200mの自己条件戦では6馬身、マイル戦のオープン特別である菜の花ステークスでは2着に3馬身差をつけるという実力の違いを見せ付けての3連勝を飾った。その次走クリスタルカップからシャドーロールを着用した。短距離戦でのハイペースの逃げを得意としたマウントアラタとの先手を競い、最後の直線で抜け出し最終的には2着マウントアラタに5馬身の差をつけ、4戦4勝で重賞競走初勝利を飾った。

この年の外国産馬は早くから高レベルとの評価を得ていたが、中でも力強い競馬を見せてきた無敗馬3頭の対決が注目を集めていた。無敗の3歳王者グラスワンダー骨折により離脱していたものの、NHKマイルカップでは2番人気に推された。1番人気はエルコンドルパサー(4戦4勝)、3番人気はラジオたんぱ杯3歳ステークスキングヘイローに差し勝ったロードアックス(3戦3勝)だった。しかし、ロードアックスは5か月ぶりの実戦であることや、初のマイル戦への懸念からやや人気を落としており、エルコンドルパサーとトキオパーフェクトの一騎討ちとの見方が大勢だった。

レースでは、2番手を追走し、それを見る形でエルコンドルパサーが進んだ。最後の直線に入り、エルコンドルパサーが早々に抜け出すと急に失速。勝ったエルコンドルパサーから1秒5離された15着と大敗を喫した。結果として、GI級競走のペースではマイル戦には対応できなかった。このレースで2着となったのは、6番人気と軽視されていたもう1頭の無敗馬シンコウエドワード(2戦2勝)であった。

NHKマイルカップの雪辱を期して、次走は中日スポーツ賞4歳ステークスに臨んだ。58kgというこの時期の4歳馬としては重い斤量を背負ったが、同世代相手の1200m戦では敵はおらず、2着キングナムラに3馬身半差の快勝で、単勝1.4倍の人気に応えた。

この後放牧に出されたが、休養は思いの外長引きスプリンターズステークスにはぶっつけで挑むこととなったが、レースでは逃げることができず、4コーナーで後続に交わされ、タイキシャトル相手に金星を挙げたマイネルラヴから3秒5離された14着に大敗。

1999年[編集]

年が明け、1999年の初戦となったガーネットステークスを4着とした後、淀短距離ステークスに出走。アグネスワールドを1馬身抑え、久々の勝利を挙げた。

続くシルクロードステークスでは人気を集めたが、マイネルラヴの10着と大敗。

目標の高松宮記念でも、キョウエイマーチとの激しい先手争いの末、逃げ潰れてマサラッキの14着。半年の休養を経て、復帰戦の根岸ステークスで2着と好走するも、スプリンターズステークスは逃げ潰れて16着最下位に終わった。

2000年 - 2002年[編集]

2000年の銀嶺ステークスでは、鞍上に岡部幸雄を迎えたものの斤量も60kgだったこともあり、オープン特別ながら6番人気に過ぎなかったが、中団で待機する作戦がはまり、先行馬をまとめて差し切り、1年ぶりの勝利を飾った。

高松宮記念でも、後方から鋭い差しを見せ、勝ったキングヘイローから0秒2差の5着に食い込んだ。そして、2002年の高松宮記念で後方のまま12着に敗れたのを最後に、登録抹消された。この後去勢手術を受け、岩手競馬で現役を続行することとなった。

岩手競馬移籍後(2002年 - )[編集]

岩手に移籍してからはいきなりの3連勝を飾り、JBCスプリントに挑みスターリングローズの6着とまずまずのレースを見せた。この後は芝、ダートを問わない岩手競馬の安定勢力として活躍し、2004年にはOROカップで6年5ヶ月振りの重賞勝利を挙げ、同年は早池峰賞も優勝した。ダートグレード競走にもコンスタントに出走してはかつての中央競馬ファンを懐かしがらせた。しかし、11歳(2006年)の頃から力の衰えが現れ、2007年はA2級、2008年には最下級のC2級まで落ちてしまったが、2008年3月のレース(C2三組戦)では2005年11月以来の1着となるなど3勝を挙げたが、11月29日のレース(B2十一組戦)で9着に敗れたのを最後に引退。2009年11月から岩手県奥州市の岩手馬術連盟にて功労馬として繋養されている[1]2010年9月2日放送のNHKの情報番組「生中継 ふるさと一番!」で、岩手競馬の紹介の際、競走馬の出走までの流れを説明するためのモデルとして出演。菅原辰徳を鞍上に、実際に水沢競馬場のコースを疾走した。 2014年11月3日に盛岡競馬場で行われたJBC競走当日には誘導馬として登場した[2]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
1997.11.29 中山 新馬 9 01.9 0(1人) 01着 蛯名正義 54 芝1600m(重) 1:36.7 (37.3) -0.2 (グランジャー)
1998.01.17 中山 黒竹賞 15 02.1 0(1人) 01着 蛯名正義 55 ダ1200m(不) 1:09.8 (35.9) -1.0 アメリカンボス
0000.03.14 中山 菜の花S OP 10 01.7 0(1人) 01着 蛯名正義 55 芝1600m(良) 1:36.0 (35.5) -0.5 (ヘイアンウインザー)
0000.04.05 中山 クリスタルC GIII 15 01.5 0(1人) 01着 蛯名正義 56 芝1200m(良) 1:08.5 (34.9) -0.8 (マウントアラタ)
0000.05.17 東京 NHKマイルC GI 17 03.6 0(2人) 15着 蛯名正義 57 芝1600m(稍) 1:35.2 (36.5) -1.5 エルコンドルパサー
0000.06.13 中京 中日スポーツ賞4歳S GIII 14 01.4 0(1人) 01着 蛯名正義 58 芝1200m(稍) 1:09.9 (35.8) -0.6 (キングナムラ)
0000.12.20 中山 スプリンターズS GI 15 21.6 0(4人) 14着 田中勝春 55 芝1200m(良) 1:12.1 (39.0) -3.5 マイネルラヴ
1999.01.10 中山 ガーネットS GIII 16 05.2 0(3人) 04着 蛯名正義 56 ダ1200m(良) 1:10.9 (38.1) -0.6 ワシントンカラー
0000.02.21 京都 淀短距離S OP 16 02.9 0(1人) 01着 ペリエ 57 芝1200m(良) 1:09.1 (35.3) -0.2 アグネスワールド
0000.04.25 京都 シルクロードS GIII 14 01.6 0(1人) 10着 蛯名正義 56 芝1200m(良) 1:09.6 (35.9) -0.9 マイネルラヴ
0000.05.23 中京 高松宮記念 GI 16 06.6 0(5人) 14着 田中勝春 57 芝1200m(良) 1:09.4 (36.6) -1.4 マサラッキ
0000.11.14 東京 根岸S GIII 16 06.9 0(3人) 02着 ペリエ 57 ダ1200m(良) 1:09.6 (35.5) -0.4 セレクトグリーン
0000.12.19 中山 スプリンターズS GI 16 28.0 0(7人) 16着 岡部幸雄 57 芝1200m(良) 1:10.2 (37.0) -2.0 ブラックホーク
2000.01.09 中山 ガーネットS GIII 14 07.5 0(3人) 05着 蛯名正義 57 ダ1200m(良) 1:10.8 (37.6) -0.6 ビーマイナカヤマ
0000.01.29 東京 銀嶺S OP 14 12.2 0(6人) 01着 岡部幸雄 60 ダ1400m(良) 1:23.5 (35.7) -0.2 シンコウスプレンダ
0000.02.27 阪神 阪急杯 GIII 12 06.4 0(3人) 07着 河内洋 58 芝1200m(良) 1:08.8 (34.7) -0.7 ブラックホーク
0000.03.26 中京 高松宮記念 GI 17 47.7 0(9人) 05着 岡部幸雄 57 芝1200m(良) 1:08.8 (34.7) -0.2 キングヘイロー
0000.05.14 東京 京王杯SC GII 14 54.9 (11人) 14着 藤田伸二 57 芝1400m(良) 1:22.2 (35.2) -1.2 スティンガー
0000.12.16 中京 CBC賞 GII 16 40.8 (12人) 05着 福永祐一 57 芝1200m(良) 1:08.7 (34.4) -0.8 トロットスター
2001.01.29 東京 根岸S GIII 13 08.9 0(4人) 09着 岡部幸雄 57 ダ1400m(不) 1:23.3 (36.9) -1.2 ノボトゥルー
0000.02.25 阪神 阪急杯 GIII 14 36.7 0(8人) 10着 武幸四郎 57 芝1200m(良) 1:10.1 (35.5) -1.4 ダイタクヤマト
0000.07.01 函館 函館スプリントS GIII 14 99.4 (13人) 08着 木幡初広 56 芝1200m(稍) 1:10.7 (36.6) -1.2 メジロダーリング
0000.08.05 札幌 札幌日刊スポーツ杯 OP 8 33.0 0(6人) 04着 武幸四郎 59 芝1200m(良) 1:08.8 (34.2) -0.1 タイキトレジャー
0000.08.26 札幌 キーンランドC OP 12 05.8 0(4人) 11着 蛯名正義 58.5 芝1200m(良) 1:10.8 (36.0) -1.4 エピグラフ
0000.09.30 中山 スプリンターズS GI 12 65.4 (12人) 07着 木幡初広 57 芝1200m(良) 1:07.2 (34.3) -0.2 トロットスター
0000.11.11 東京 オーロC OP 14 08.3 0(6人) 02着 横山義行 57.5 芝1400m(重) 1:22.4 (35.4) -0.1 サンライズタイガー
2002.03.02 中山 オーシャンS OP 14 09.7 0(5人) 09着 岡部幸雄 58 芝1200m(良) 1:08.1 (34.6) -0.8 ショウナンカンプ
0000.03.24 中京 高松宮記念 GI 18 82.8 (11人) 12着 吉田稔 57 芝1200m(良) 1:10.5 (36.5) -2.0 ショウナンカンプ
2002年8月17日地方転入/(6戦3勝)
2003年(7戦2勝)
2004年(14戦3勝)OROカップ、早池峰賞
2005年(11戦1勝)
2006年(11戦0勝)
2007年(7戦0勝)
2008年(9戦3勝)

血統表[編集]

トキオパーフェクト血統ブラッシンググルーム系 / Nasrullah4×5=9.38%) (血統表の出典)[§ 1]
父系 ブラッシンググルーム系

Rahy
1985 栗毛
父の父
Blushing Groom
1974 栗毛
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
父の母
Glorious Song
1976 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco

Perfect Probe
1990 黒鹿毛
Mr.Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
母の母
*サング
1978 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Prodice Prominer
Euridice
母系(F-No.) (FN:1-b) [§ 2]
5代内の近親交配 Nasrullah 4×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [3]
  3. ^ [3]


祖母サングの全妹バブルカンパニーの産駒にバブルガムフェロー天皇賞・秋朝日杯3歳ステークス)、Candy Stripes(仏2000ギニー2着、リーディングサイアー2回)、Intimiste(クリテリウムドサンクルー)、孫にはザッツザプレンティ(菊花賞)、マニックサンデー(4歳牝馬特別)、曾孫にショウナンパントル(阪神ジュベナイルフィリーズ)、4代孫にディープブリランテ日本ダービー)。

脚注[編集]

  1. ^ 引退名馬 2009年11月”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2016年3月14日閲覧。
  2. ^ [1] - ふじポンブログ、2014年11月4日閲覧
  3. ^ a b c 血統情報:5代血統表|トキオパーフェクト(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年10月15日閲覧。