トヨタ・S型エンジン (初代)

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トヨタ・S型エンジン(トヨタ・Sがたエンジン)は、トヨタ自動車水冷直列4気筒ガソリンエンジンの系列である。

トヨタはシボレーエンジンをベースとしたトヨタ最初のエンジンA型(1935年-)から一貫して動弁機構はOHVを採用してきており伝統ともいえるものだったが、本エンジンではフラットヘッド(サイドバルブ、SV)となり、動弁機構としてはある種の「先祖返り」となった。 本エンジンの開発は昭和20年9月頃に設計着手、昭和21年3月頃に設計完了、同年9月に現物完成と、戦後混乱期の資材や設備が欠乏する状況下において、簡易さと堅実さが要求されたため、サイドバルブとせざるを得なかったためである。本エンジン以降にトヨタではサイドバルブエンジンは作られなかったため、本エンジンがトヨタで唯一のサイドバルブエンジンとなる。[1]

各部の構造は英国フォード1932 - 1937年に製造したベビーフォード(en:Ford Model Y)、主要諸元と性能はドイツアドラー1936 - 1941年に製造したトランプ・ジュニア(en:Adler Trumpf Junior)のエンジンをリバースエンジニアリングし参考にしている。

系譜[編集]


型式[編集]

1947年10月登場

ガソリンエンジン

水冷直列4気筒SV(サイドバルブ)

S - 1000cc[編集]

S (初代)
登場年月 1947年10月
エンジン種別 ガソリンエンジン
冷却方式 水冷
シリンダー配置・数 直列 4気筒
弁形式 SV
ボア×ストローク 65mm×75mm
排気量 995cc
圧縮比 6.5:1
馬力 27PS/4,000rpm
トルク 5.9m・kg/2,400rpm
重量 -kg
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています

搭載車種[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 戦中に日産エンジンとの部品共通化を目指し設計されたサイドバルブのL型エンジン(6気筒3,790 cc)が存在したが、製造されてはいない。このエンジンの研究結果は本エンジン開発においても参考にされたと思われる。
  2. ^ トヨタ自動車75年史 第8節 第1項 「S型エンジン搭載の小型車開発」

関連項目[編集]