ドラゴンボールZ 真武闘伝
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ジャンル | 対戦格闘ゲーム |
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対応機種 | セガサターン |
開発元 | トーセ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1-2人 |
メディア | CD-ROM1枚 |
発売日 | 1995年11月17日 |
売上本数 | 約11万本[1] |
『ドラゴンボールZ 真武闘伝』(ドラゴンボールゼット しんぶとうでん)は1995年11月17日にバンダイ (後のバンダイナムコエンターテインメント) から発売されたセガサターン用対戦型格闘ゲームである。
概要[編集]
登場キャラクターとそのグラフィック以外はプレイステーション用ソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』とは別物。スーパーファミコンの超武闘伝シリーズの距離が離れると画面が縦分割されるデュアルスクリーンシステムが復活し、背景もポリゴンではなく2Dステージに戻っている。その他にも『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』ではコマンドを入力しないと出現しない隠しキャラクターが初めから存在しており、今作オリジナルのMr.サタンモードがある。オープニングムービーは『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』のものを再編集したものになっている。
それ以外にも、ディスクをCDプレイヤーに入れることでゲーム中の音楽を聴ける要素がある。
開発当初は『DRAGON BALL Z 超武闘伝 SEGASATURN』と紹介されていた[2]。
ゲーム内容[編集]
- 1P VS CPU
- キャラクターに関係した9人のキャラクターと闘う。キャラクターごとにエンディングがある。
- 1P VS 2P
- 対戦モード。
- 天下一武道会
- トーナメントモード。
- Mr.サタンモード
- サタンのライバルジャガーバッダの挑戦を受け、対戦キャラクターに掛け金などをかけるモード。エンディングは3種類ある。
- OPTION
- 難易度、対戦回数、時間などの設定が出来る。
登場キャラクター(操作可能)[編集]
- 孫悟空(声:野沢雅子)
- 少年孫悟飯(声:野沢雅子)
- グレートサイヤマン(声:野沢雅子)
- 孫悟天(声:野沢雅子)
- ベジータ(声:堀川亮)
- TRUNKS(声:草尾毅)
- トランクス(声:草尾毅)
- ピッコロ(声:古川登志夫)
- クリリン(声:田中真弓)
- 天津飯(声:鈴置洋孝)
- ゴテンクス(声:野沢雅子&草尾毅)
- 界王神(声:三ツ矢雄二)
- ザーボン(声:速水奨)
- リクーム(声:内海賢二)
- ギニュー隊長(声:堀秀行)
- フリーザ(声:中尾隆聖)
- 人造人間18号(声:伊藤美紀)
- 人造人間16号(声:緑川光)
- セル(声:若本規夫)
- ダーブラ(声:大友龍三郎)
- 魔人ブウ(声:塩屋浩三)
- 超ブウ(声:塩屋浩三)
以下のキャラクターは「1P VS CPU」では登場しない。
その他登場キャラクター(操作不可)[編集]
評価[編集]
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ファミコン通信クロスレビューでは6、5、6、5の22点[3]。レビュアーは超武闘伝の流れを汲んでいて一風変わったMr.サタンモードや流行の団体戦など本作オリジナル要素が豊富、キャラが27人もいるのは魅力、だが今まで通りの路線という感が否めず離れて戦ったり空中戦は慣れていれば驚かない、コマンドのタイムラグが気になる、基本技と必殺技のギャップが大きい、広いフィールドならもっと自由に空を飛びまわりたい、過去作と同様に相手の位置が分かりにくくフィールドが広いせいで攻撃的な戦いになり難い、グラフィックはアニメタッチで原作への思い入れの強さで乗り越えられるとも言えるとした[3]。
セガサターンマガジンソフトレビューでは6、6、5の23点(平均5.66点)[4]。レビュアーはDB好きには十分楽しめ、シリーズ集大成でリクームのようなマニアックなキャラも参戦した数の多さには驚き、必殺技は派手、プレイ人数に関わらずそれなりに遊べるが、キャラゲーだがキャラが小さく超必殺技のとき程度しかアニメがなく迫力不足、1人プレイ中に乱入不可、余分な画面を飛ばせないシステム面でかゆいところに手が届いていない、正確に入力しないと繰り出せない必殺技、体力やパワーのゲージは3重ではなく1本でもいい気がする、当たり判定が甘い、コマンドは各キャラ共通で絵だけ違うと言える味気なさでコマンドをいくつも覚えなくても楽できるがそういったゲームは寿命が短い、キャラに頼り切ってしまっていて格闘ゲームとしての基本が今一つ、ゲームの進化が止まっており、せめてゲームバランスさえ良ければとした[4]。
出典[編集]
- ^ Vジャンプ編集部編「DRAGON BALL スーパーデータ DRAGON BALL VIDEO GAME DATA」『30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集 -SUPER HISTORY BOOK-』集英社〈愛蔵版コミックス〉、平成28年(2016年)1月26日、ISBN 978-4-08-792505-0、216頁。
- ^ 鳥嶋和彦編「ドラゴンボールZ」『Vジャンプ 1995年9月号』集英社、平成7年(1995年)9月1日、雑誌11323-9、36頁。
- ^ a b c ファミコン通No.364 1995年12月8日号 29ページ
- ^ a b c セガサターンマガジン 1995年12月8日号 191ページ
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