クリテリウム・デュ・ドーフィネ (Critérium du Dauphiné) とは、UCIプロツアーに組み込まれる自転車プロロードレースの一つ。南フランスを舞台にしたステージレースで、1947年から開催されている。
概要
2009年までは、主催者であるドーフィネ・リベレ新聞社の名称にちなんで、日本では一般的に、ドーフィネ・リベレ (Critérium du Dauphiné Libéré、クリテリウン・デュ・ドフィネ・リベレ)の名称で親しまれてきたが、ツール・ド・フランスを主催するASOが2010年以降の開催権を取得し[1]、これに伴い大会名も上記に変更となった。また、ASO主催のUCIワールドカレンダー対象レースは、ヒストリカルレース(HIS)扱いとされるのが通例だが、2010年の開催に関してはUCIワールドカレンダー内のUCIプロツアー(UPT)カテゴリのままとなった[2]。
概ね1週間程度開催され、開催時期の関係から、ツール・ド・スイスとともにツール・ド・フランスの前哨戦として位置づけられている。またアルプス山脈を中心とする山岳コースが、ツール・ド・フランスでも、ほとんどそのまま使用されているケースも少なくない。したがって、著名選手の最終調整的なレースとしても位置づけられており、過去ないし後にツール・ド・フランスで総合優勝を果たした当大会の歴代優勝者は2009年現在、延べ16名(9選手)にも及ぶ。
また、「死の山」という俗称を持つモン・ヴァントゥへの頂上ゴールが設定される年度も少なくない。また2010年の開催では、ラルプ・デュエズがゴール地点として設定された。
歴代優勝者
脚注