ネゲヴ

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ネゲブ砂漠のEIN Avdat
ネゲヴ砂漠の遺跡
遊牧民の最大都市ラハト

ネゲヴヘブライ語: נֶגֶב‎、ティベリア式発声: Néḡeḇ、アラビア語: النقب‎ an-Naqab、: Negev)は、イスラエル南部の砂漠地方である。そもそもは聖書ヘブライ語(古典ヘブライ語)で「南」の意。同国の行政上の南部地区の大部分を占める。日本では「ネゲブ砂漠」と表記されることが多い[1]

概要[編集]

総面積は1万3千平方キロメートル。西側ではシナイ半島の砂漠と接し、東はワジアラバ(Arabah)を境界とし、逆三角形を形づくっている。

北部のベエルシェバ(人口約20万人)が、最大の都市で地域の行政府である。その南端は、エイラート湾とリゾート都市のエイラートである。他の町としては、ディモナアラドミツペ・ラモン、ラハト(Rahat)やテルシェバ(Tel Sheva)などのいくつかの小さなベドウィンの町が含まれる。イスラエルはベドウィンの定住政策を進めており、定められた居住区外での居住を認めていない。そのため、イスラエルが自治体として認めない「非公認の村」と呼ばれるベドウィンの村が幾つも存在する。「非公認の村」住民は一切の行政サービスを受けられない。またイスラエル政府は住居や農作物の破壊といったベドウィンの強制排除を随時行っており、法制化も進められている[2][3]。イスラエルは、35の「非公認の村」を破壊し、4 - 7万人のベドウィンを強制移住させる計画である[4]

また、レヴィヴィム(Revivim)やスデー・ボケル(Sde Boker)などいくつかのキブツユダヤ人入植地もある。後者は、初代イスラエル首相ダヴィド・ベン=グリオンによって創設され、政治から引退した後の彼の棲み家となった。

ベン=グリオン大学の本拠地でもあり、ともにスデー・ボケルの隣のミドレシェット・ベン=グリオン(Midreshet Ben-Gurion)キャンパスに位置するヤコブ・ブラウステイン砂漠研究所(Jacob Blaustein Institutes for Desert Research)やアルバート・カーツ砂漠研究国際学校(Albert Katz International School for Desert Studies)などの施設がある。ネゲヴ砂漠の都市ディモナの南東13キロメートルにはネゲブ原子力研究センター(Negev Nuclear Research Center北緯31度0分4.7秒 東経35度8分40.2秒 / 北緯31.001306度 東経35.144500度 / 31.001306; 35.144500)がある。

ネゲヴには興味深い文化的もしくは地理的な特徴がある。地理的特徴としては、3つの巨大なクレーター状の、侵食によるすり鉢型の地形(クレーター)が挙げられる。これは、この地域特有のマクテシム(マクテシュ英語版の複数形)であり、マクテシュ・ハガドル(大クレーター)、マクテシュ・ハカタン(小クレーター)とマクテシュ・ラモン(ラモン・クレーター英語版)である。

点滴灌漑による農業が行われており、ブドウ農園とワイナリーがある[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 【経済 比べてわかる】イスラエル 農業の技術革新/水制御 砂漠でワイン毎日新聞』朝刊2021年1月24日(2021年1月23日閲覧)
  2. ^ イスラエル(更新情報)破壊された村における植林の停止を求める 配信日:2011年2月 2日 - アムネスティ・インターナショナル
  3. ^ 2013年8月5日 05時30分 更新 イスラエル: ネゲブ砂漠のベドウィン(遊牧民)を強制移住 - International Business Times VANESSA O'BRIEN 翻訳者:加藤仁美
  4. ^ Israel's plan to forcibly resettle Negev Bedouins prompts global protests Sunday 1 December 2013 16.59 GMT - 『ガーディアン』Harriet Sherwood(英語)

関連項目[編集]