ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜

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ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 泰三子
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
レーベル モーニングKC
発表号 2017年52号 -
発表期間 2017年11月22日 -
巻数 既刊17巻(2021年6月現在)
漫画:ハコヅメ 〜交番女子の逆襲〜 出向編
作者 泰三子
出版社 立花書房
掲載誌 警察公論
発表号 2020年1月号 - 9月号
漫画:ハコヅメ別章 アンボックス
作者 泰三子
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
レーベル モーニングKC
発表号 2021年9号 - 18号
巻数 全1巻
テレビドラマ:ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜
原作 泰三子
脚本 根本ノンジ
演出 菅原伸太郎、南雲聖一伊藤彰記
制作 日本テレビ
放送局 日本テレビ系列
発表期間 2021年7月7日 -
話数
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画・テレビ・ドラマ

ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』(ハコヅメ こうばんじょしのぎゃくしゅう)は、泰三子による日本漫画作品。

概要[編集]

モーニング』(講談社)にて、2017年52号から連載中[1]。また、講談社のウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」でも2018年4月から配信されている[2]。架空の町にある岡島県警町山警察署の交番(=ハコ)に勤務する女性警察官の内情を描いた警察日常マンガ[3]

警察官の昇任試験対策を扱う立花書房の月刊誌『警察公論』にて、2020年1月号から9月号にかけ『ハコヅメ 〜交番女子の逆襲〜 出向編』の出張連載が行われていた[4][5]

『モーニング』2021年9号から18号に、本編の連載を中断してスピンオフ『ハコヅメ別章 アンボックス』を連載した。これまでの日常コメディではなく、町山警察署管内で起きた「町山市における殺人・死体遺棄事件」を巡る物語を黒田カナの視点から描いている[注 1]。時系列としては本編の単行本17巻と18巻の間になる。

本作は2021年7月7日より、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠にて『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』というタイトルで連続ドラマ化されている[7]

作者の泰三子は女性警察官として10年間の勤務経験があり、1ページ漫画「交番女子」を数度掲載の後、本作で連載漫画家としてデビューした[8]

フリースタイルによる「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」18位[9]フジテレビONEの漫画専門番組『漫道コバヤシ』による漫道コバヤシ漫画大賞では、2018年度「もうドラマ化決まってるで賞」、2019年度のグランプリをそれぞれ受賞した[10]。2021年1月、小学館による第66回小学館漫画賞において「一般向け部門」を受賞した[11]。同年、第45回講談社漫画賞総合部門にノミネートされた[12]。2021年7月時点でシリーズ累計発行部数は210万部を突破している[13]

あらすじ[編集]

町山署の交番に勤務する新人警察官・川合麻依は、違反者や一般市民から日々言われる文句、想像以上の激務という警察官の仕事に嫌気がさし、辞表を提出しようとしていた。そこへ新たな指導員として配属されてきたのは、元刑事課のエースで、後輩へのパワハラで左遷されてきたという藤聖子部長。

初日にして連続窃盗犯を捕まえるなど、藤部長の鋭い観察眼や取り調べ能力を目の当たりにする川合。藤部長の優しく、時に厳しい指導の下、川合は警察官としての職務や心得を学び、少しずつ仕事に対する自信を持つようになる。

登場人物[編集]

町山警察署[編集]

地域課[編集]

川合麻依(かわい まい)
町山交番勤務の新人巡査。警察官になった理由は、安定した公務員を目指し試験を受けまくったが警察しか合格しなかったというものであり、警察官としての展望も特になく、第1話冒頭では激務のあまり辞職しようとしていた。藤の指導を受けるようになってからは、仕事に前向きな様子も見せるようになっていく。格闘など運動は不得手で警察官としての能力は低いが、曖昧な目撃証言から対象の容姿を判別できる能力がある。また子供のような絵柄でありながら特徴をとらえた似顔絵を描くことが出来、似顔絵捜査官としての素質を持っている。
図太い性格で空気の読めない発言が多い。恋愛とは無縁で、同僚からはチンパンジー扱いされており「異性として見れないタイプ」と言われてしまう。最近は少女漫画にハマっており、その影響で恋愛妄想が激しくなっている。男性に対する価値観は外見至上主義で、イケメンの如月にはいつもカッコイイとの誉め言葉をかけており、源に対してはモジャ頭の状態だとぞんざいな扱いだが、ショートカットのイケメン状態だと乙女心を全開させる。
県警女性特別機動隊に登録されており、桃木のことは分隊長と呼んでいる。
藤聖子(ふじ せいこ)
巡査部長。川合とペアを組み指導に当たる。超がつく美人だが中身はマウンテンゴリラ。警察学校を首席で卒業した「ミス・パーフェクト」だが、拳銃操法だけは苦手。藤の期の女性警察官4人は皆優秀で、「大豊作の年」と呼ばれる。男性警察官に対する態度とは違い、女性警察官・職員には優しい。川合に対しては厳しさをもって接しつつも、連載が進むにつれ溺愛の度が激しくなっている。
以前は刑事課のエースで、交番への異動理由は後輩へのパワハラによる左遷としていた。しかし実際は桜の轢き逃げ事件の捜査が目的で、川合を囮とするべく自分で志願して町山交番に異動してきた。
小学生のころは1歳上の如月と同じ剣道クラブに所属しており、副主将を務めていた。その際、駐在として剣道の指導に来てくれていた宮原を「サブちゃん」と呼んで慕っており、宮原に憧れて警察官になる。
私生活では川合の部屋に入り浸っているなど残念な一面もある。異性との交際経験は幾度もあるが、性格のせいで一度も長続きしていない。男心が全く理解できず、幼馴染の如月からは男心検定8級と認定されている。
伊賀崎
警部補。町山交番の所長。サボり一筋30年を自称し、最小限かつ無難に仕事をこなすため新米や女性を盾にすることも厭わないと豪語する。
一方で仕事をしないための労力は惜しまず、管轄内の未決事件を全て把握しているため、逆に事件を速やかに解決することもある。また、監察が来る直前に珍しく現場へ出るなど、危機回避の勘が鋭い。
若いころに専任の秘匿捜査員を経験していて、その浸透技術は他の潜入捜査官から別格扱いを受けるほどであり、県警内でも屈指の洞察力や記憶力の持ち主。岡島県警史上最大の薬物摘発事件「奥岡島事件」では、対象最深部での最も危険な内偵捜査に従事していた。
敷根 
巡査。21歳。川合の二期上の代。川合たちとは別の交番に勤務する。物語序盤では、職務熱心だが警察の権力を笠に着るタイプで、職務質問の仕方があまりにも高圧的なため動画をアップされるなどトラブルも多い人物であった。作者は「そういうタイプは身内にも嫌われていると言いたかった」と述べており[14]、作中でも藤・山田は嫌っており川合も苦手にしているが、注意されてもポジティブに受け取って立ち直りが早い。源のことを心のペア長と慕っている。警察業務を遂行する中で、自身の至らなさについて指摘・指導を受け、自身を顧みてからは徐々に性格も変わり、傲慢な言動をしないようになった。
及田
59歳。西町山交番勤務の巡査部長。敷根のペア長。術科訓練を年齢を理由に拒否しようとしたことがある。
年長者の貫禄と温厚な雰囲気から女性や不良少年の受けが良く、荒れた場を納めるのがうまい。
中富
岡島県警本部捜査一課係長(警部補)を経て、町山署地域課長(警部)となる。川合や藤の上司で、町山署の課長職では交通課の秀山を抜き最年少。
刑事新任時の上司が現・町山署刑事課長で、才能が無いと見放されながらも、彼に認められたい一心で岡島県警のエース級捜査官に成長し、本部捜査一課での信頼も厚い。
本部派遣捜査員として最後に現場捜査をしたのが「町山市における殺人・死体遺棄事件」で、同事件解決後の定期異動で警部に昇任し、町山署に地域課長として赴任した。
捜査一課でペアを組んでいた県警本部の鎌田と共に川合の絵の才能を認めている。新任の川合にも敬意を持って接している。
地域課長
川合や藤の上司。「町山市における殺人・死体遺棄事件」解決後の定期異動で異動する。

刑事課[編集]

刑事課長
冷静で冷淡な厳しい性格で、部下からは恐れられている。過労になるとテンションが上がり、普段は絶対やらない雑用もやり始める。盗犯刑事出身。本部捜査一課班長の米田とは、後進育成に対するスタンスで意見が合わないことをお互い自認していて、米田の部下の鎌田ともども犬猿の仲の様子だが、自分のやり方で捜査のプロを育成している自負はあり、新任刑事課員に対しては課内の観葉植物の世話を通じて観察眼を養っているところ、それを完璧にこなした源には全幅の信頼を寄せている。副署長もかつての部下で、機動隊からの異動時に刑事として鍛え上げた過去があり、立場上自身が部下になった今でも、おもちゃにしたり何かあれば説教している。盗犯刑事としては凄腕だったらしく、県警内では「ドロボウの神様」と言われている。
捜査一係[編集]
源誠二(みなもと せいじ)
巡査部長。藤とは同期。ブロッコリーのようなモジャモジャの天然パーマがトレードマーク。山田からは時折「クソ毛玉」と呼ばれている。実は髪を短くするとかなりのイケメンなのだが、周囲がそれを伝えようとしないため、本人は気づいていない。
天性の人たらしで、重要な取り調べをほぼ任される「取り調べの天才」。その話術は催眠術に近い域まで達している程。新人時代に3か月の実習期間に3件の職質検挙を連発して、所属署のド肝を抜いた。身体能力も高く、身体能力テスト「JAPPAT」ではAAA級を獲得している。
一方、警察学校の席次はビリで、現在も度々問題を起こす問題児。また、人たらしの性分は地域住民からも広く慕われる半面で信奉者を生んでしまっており、名指しの通報による余計な仕事を増やしている。父親も警察官で子供のころから田舎の駐在所で育ったため、動物の扱いにも長けている。
藤を「聖子ちゃん」と呼び、同期として一見フレンドリーに接するが警察官としての反りは合わず、嫌味の応酬や口喧嘩もしょっちゅう。2人が力を合わせると相殺されるためあまり意味をなさないが、いざというときは阿吽の呼吸を見せる。
町山署には藤から桜の轢き逃げ事件の協力を頼まれたため、本人が異動願いを出してやってきた。
初登場時は、刑事課公用車で被疑者を追尾中に遭遇した速度違反取締で川合に反則切符を切られていて、「げん」という読みが振られていた。
山田武志(やまだ たけし)
源とペアを組む巡査長。明るい髪質の短髪で源とのペアは「モジャツン」と呼ばれ、宿舎も源と同部屋。藤が刑事課にいた時は藤とペアを組んでいた。両親は教師で軽そうな見た目に反して真面目な性格。
作中最初期、ペア長の源が研修中で町山署不在であった一方、山田は、町山交番異動初日に藤が検挙した窃盗犯の取り調べを担当していて第1話から登場している。
藤・源の一級下で警察学校時代から二人にしごかれており、単純な性格も相まって今現在でも良いように扱われている。そのため、二人に対し警察官としては尊敬しているが、仕事以外では一切敬意がない。
上杉を山田の後任に据える形で鑑識係への異動内示が出されるが、直前になり上杉が鑑識係へ配属され結局は捜査一係に残留したものの、応援要員として実質的に鑑識係員を兼務している。
体力派の刑事で体力測定の成績は署内1位。嗅覚が異常に鋭いなど野生児的な能力をもつ。鑑識係長の南を私淑していて鑑識技術の向上に関心があり、その延長で写真が趣味で撮影技術はかなり高い。そのため町山署の幹部クラスが警察手帳の更新をする際には、写真撮影手として指名されることが多い。
牧高美和(まきたか みわ)
巡査長。捜査一係の紅一点。藤の後釜で捜一に配属された。山田・カナとは同期だが二人と違い大卒のA採用。愛称は「牧ちゃん」。ダボダボの上着がトレードマーク。
女子高出身のため、男に対する耐性がない。そのため、性犯罪者に対しては一般女性以上に強い嫌悪感を示す。
頭が良く書類仕事が得意だが運動神経は壊滅的で、署内一の運動音痴。責任感は強いが責任が重くなるのは嫌という理由で巡査部長昇進に対しては否定的。
新選組オタクの歴女で、バイブルは司馬遼太郎の『燃えよ剣』。「仕事内容が新撰組に似てるから」という理由で警察に入った変わり者で、文体に対して性的興奮を覚え、生まれてこの方愛したのは司馬遼太郎と歴史上の人物だけという重度の変態。山田には疾患と称され、如月の勘違いで不倫を疑われた際は、捜一の面々に「本当ならお祝いする」、「相手が生きてるだけで充分」と言われていた。
那須
牧高とペアを組む巡査部長。係の中では年長で、しっかり者。那須と牧高のペアは北条から「人の3倍仕事をこなしている」と評されている。既婚者で3人の子持ち(全員男の子)であり、後に4人目となる女の子が生まれる。
北条保(ほうじょう たもつ)
係長。階級は警部補。リーゼントの強面だが、部下思いの上司。常に部下の健康状態ばかりを気にかけているため、自分が疲れていても無理をしすぎるところがある。
捜査二係[編集]
如月昌也(きさらぎ まさや)
巡査部長。藤の幼馴染で一期先輩。小学生のころは藤と同じ剣道クラブで主将を務めていた。同期の玄田と付き合っていたが、既に別れている。
登場当初は本部捜査二課知能犯係勤務だったが、後に町山署に異動となる。王子様系のイケメンだが性格はノリがよく三枚目気質。AV8段と称され、異動の際は忘年会での下ネタ芸が原因の左遷という噂が立った。また、重度の方向音痴。
小学生のころ、男から性犯罪の被害にあっており、恐怖と憎悪からそのことを誰にも話せず、時々被害当時の状況を悪夢に見てしまっている。そのため、現在も他人から性的な目で見られることが耐えられず、恋愛も長続きしない。
宇都(うと)
上杉の一期先輩。192cmの大柄な体格。強面だが吹奏楽部出身の文化系で、おとなしい性格で運動は苦手。
町山署に異動してきた如月がイケメン過ぎたため、バランスをとるためにペアを組まされている。
東岩(ひがしいわ)
係長。サングラスをかけた強面。当初は「とういわ」と読みが振られていたが、途中から「ひがしいわ」に変更された。
鑑識係[編集]
上杉(うえすぎ)
巡査。敷根とは同期。当初は留置係勤務だったが、後に刑事課へ異動した。当初は鑑識係へ異動予定の山田の後任として捜査一係へ配属予定だったが、直前になり鑑識係へ異動となった。
留置場時代から源に目をかけられており、上杉も源を慕っている。何をさせても上手くこなすタイプで、応援要員として張り込み等の捜査の前線に立つことも多い。
性格が合わない敷根のことは嫌いで、声をかけられても平然と無視する。
町山署の平署員が警察手帳の更新する際の写真撮影手を主に務めている。
係長。職人気質のベテランで、卓越した鑑識技術を持つ。写真撮影に関してはプロ級で、女性警察官が警察手帳の写真を用意する際の専属カメラマンとなっている。

生活安全課[編集]

黒田カナ(くろだ かな)
巡査長。25歳。山田・牧高の同期。潜入・尾行等を行う秘匿捜査官。仲間内では「くノ一捜査官」と呼ばれる。身長148cmの県警最小警察官で、実は県警の採用基準(身長150cm以上)を満たしていないのだが、身体測定の際はかかとを浮かせてごまかした。童顔でもあるので交番時代は「ニセ警察官がいる」という通報が絶えなかったが、現在は女子高生にも扮するなど捜査に活かしている。高校時代は素行不良だったが、防犯パトロールをしていた岩元町内会長に諭されて更生した。
警察学校時代から先輩にも物怖じせず、藤のことも聖子ちゃんと呼んでいる。カナの期のB採用女性5人は、前年の「大豊作の年」と比較され「不作五人衆」と呼ばれていたが、先輩や教官に上手く取り入っていくカナの才能により、晴れて全員で警察学校を卒業している。
要領のいい性格で仕事は何でもソツなくこなすことを心掛けており、その手際の良さから課内では「裏課長」と呼ばれている。ただし訓練でも手を抜いているため運動は不得意で、体型もたるみ気味でお腹が出ている。
また、別章『アンボックス』では主人公であり、彼女の家庭が崩壊して素行不良に至った理由が明らかとなった。「町山市における殺人・死体遺棄事件」解決後しばらくして警察官を辞し、社会起業家として活躍する事となる。
益田海斗(ますだ かいと)
巡査長。24歳。既婚者で奥さんは3人目を妊娠中。激務の傍ら育児は積極的に手伝っている。
元々少女担当のイケメン枠として配置されたが、真面目な性格が災いしその役割としては上手くいっていない。一方、育児の経験を活かし子育てアドバイザーとして小児関連の事案で活躍する。若くして3人の子だくさんのため、一般市民からは「性欲オバケ」などと揶揄されることもある。
根っからの善人であるが故に人心の善なる部分を信じている節があるが、その反面で人心の影の部分には疎い。その点でカナとは精神的な傾向が正反対で、仕事上互いに補い合うことが多い。
桜しおり(さくら しおり)
巡査長。藤・源の同期で「大豊作の年」の一人。源とともに赤点コンビと呼ばれていたが頑張り屋と評されている。藤とは特に仲が良く、また源に好意を抱いていた。源には「さっつん」と呼ばれている。
町山交番に勤務していた際、臨場した交通事故現場での交通整理中にひき逃げ受傷事故に遭い、一命は取り留めるも歩行が困難となる重傷を負う。事故後、警察学校時代のメンバーから連絡は貰っていたが「情けない話をしたくなかった」ことから、事件解決に至るまでなかなか返事が出来ずにいた。
リハビリを経て日常生活では不便ない程度に回復したものの、事故のトラウマがあること、藤たちが事件を解決してくれたことで気持ちの整理がついたことから、一旦警察官には戻らないことを決意した。これは後に川合の機転により取り消すこととなる。
「町山市における殺人・死体遺棄事件」解決後の人事異動で、カナの退職により欠員の発生した生活安全課員として警察官に復帰する。
立浦(たてうら)
巡査部長。生安の経験が長いベテランだが古い価値観を引きずっており、自分でも今の時代の価値観と合わなくなっていることを自覚している。部下に対するパワーハラスメント行為により処分を受け、町山警察署へ単身赴任する事となった。横井が実習生の時の上官で、彼女に対しても女性蔑視的な発言をしていたが町山署では彼女の部下となり、自身の行いを謝罪し和解する。
なお、源の父、猿渡署長が同期にあたり、源誠二とは幼少期より知り合いで「立浦のおじちゃん」と呼ばれるほど親しい仲である。
西川庄司(にしかわ しょうじ)
警部補。係長。スキンヘッドの強面だが、若手への気遣いに篤くカナ、益田からは頼れる上司として慕われる反面、責任感が強すぎることを心配される。カナが配属された当初は、カナに秘匿捜査官という危ない任務をやらせようとした課長に反抗していた。刑事課の北条とは同期のライバル。
かつてガンを患い、治療後の職場復帰に際し刑事課から生活安全課へ異動した経緯を持つ。しかし仕事に忙殺されるあまり検査を後回しにしてしまい、「町山市における殺人・死体遺棄事件」捜査の途上でガンの再発が発覚し入院。事件解決後に息を引き取った。
横井(よこい)
警部補。性格はまじめで見た目は地味だが、非常に優しく、周りを思いやる配慮を忘れない人情家。カナや山田の警察学校時代の教官であり、カナの個人的事情を本人からの告白で熟知している。捜査一課係長を経て、生活安全課係長となる。「町山市における殺人・死体遺棄事件」において、被害女性の家族担当の西川が入院となった際に、補充の警部補として担当志願を行い、黒田・益田ペアと行動する事となった。
事件解決後、警察を退官するカナに対し涙ながらに激励。仲間たちからの引き留めを誘発させて猿渡署長(後述)がいうところの「絆という名の鎖」を可視化させつつ、それを全て断ち切るよう促す荒療治をもってカナを送り出した。
生安課長
思い付きで難題をふっかける変わり者で、係長からは裏で「かぐや姫」と呼ばれている。ドラマで見た女性潜入捜査官に憧れてカナをひきぬいた。
カナの才能を伸ばすように仕事を振ったり、当初の思惑が外れた益田を得意分野に使いまわすなど、人材活用に長ける。その一方で部下が警察官であり続けることにこだわりは無く、署長・副署長の眼前で警察業を「辞めたきゃ辞めればいい、こんな仕事」と言い切ることも辞さない。
「町山市における殺人・死体遺棄事件」解決後、一連の事件を通して経験した精神的疲弊からカナが辞職の意思を示した際は、西川の件も含めもう部下を亡くしたくないという思いから、カナの今後を応援する旨を告げ快く送り出した。

交通課[編集]

宮原三郎
交通課の巡査部長。交通機動隊出身の白バイ隊員。県警一の交通警察官を自負している。とてつもなく強靭なメンタルの持ち主で、体育会系の組織にあって年配の上官に対しても一切遠慮のない発言をする。一方で交通事故加害者に対してもその心情に寄り添う、情の篤い性格でもある。
剣道高段者で、 藤・如月が小学生のころに通っていた剣道クラブに、近所の駐在として指導に来ていた。特に藤は現役警察官の宮原が指導に来てくれることを望んでいた。周りの大人からの評判は、剣道の腕だけは確かであるものの、駐在なのに交通取り締まりばかりするため、点数稼ぎばかりしていると揶揄されていた。
藤・如月からは「サブちゃん」と呼ばれて慕われており、現在も藤はプライベートではその呼び方をしている。藤・如月が警察官を目指すきっかけになった人物でもある。自身の仕事の大変さから、警察官を目指す藤と如月に対して当初は難色を示し「誰かにやらせておけばいい仕事」と言うも、自身が警察官であることは「誰かがやらなければいけない仕事」と述べた。
約3年前、轟と共に桜の轢き逃げ事件現場に出動した。源が川合に桜の轢き逃げ事件の情報を何も与えないまま守護天使の似顔絵を描かせようとしていることを否定し、川合に全てを話す。4児の父で、駐在のころにできちゃった結婚をしている。白バイ隊員の職業病として、腰痛・痔を患っている。
秀山(ひでやま)
交通課長の警部。宮原とは同期。エリートのインテリ系で、押しの強い体育会系警察官が苦手。宮原はその筆頭だが、交通警察官としては全幅の信頼を置いている。藤や山田の警察学校時代の教官。
中富が地域課長として町山署に赴任するまでは署内最年少課長だった上、その性格もあって他の課長たちからはガンガン攻め込まれ無理難題を押し付けられている。宮原からは「戦国時代の弱小大名かよ」と揶揄されている。

警務課[編集]

町山署の電話交換係。警察事務職員であり警察官ではない。小柄で黒ぶち眼鏡をかけた幼い容姿の持ち主。絶え間なく電話がくるものの、刑事側も多忙を理由に上手く取り次いでくれない上、逆に怒鳴られるため刑事嫌い。刑事課絡みの通報のトラブルに耐えかねて、直接刑事課長に直談判をした上に、泣きながら刑事課内で大声で要望を叫ぶなどの思い切った行動をしたこともある。自分のことを気遣ってくれる藤のことは尊敬している。宝塚ファンで、副署長とは趣味友達。

幹部[編集]

署長
柔和な表情で性格も温厚だが、時折その雰囲気のまま容赦ない指令を出す。刑事経験はなく、地域畑一筋。警察学校時代の成績はビリだったらしい。作中1年目の年度末で退官した。
副署長
警視。武道採用の柔道の猛者で機動隊出身。スキンヘッドに髭の強面。問題児が多く、度々起こる不祥事に頭を悩ませている。先輩である刑事課長には上司になった今でも頭が上がらない。機動隊時代は水難救助隊にいたため水難救助や救命処置の知識にも長けており、副署長という立場ながら様々な訓練の講師を担当している。既婚者で一児の父。妻の京子は、藤たちがいたころの警察学校教官。宝塚ファン。
猿渡(さるわたり)
前任の署長退官後に新署長として町山署に赴任する。前任地は岡島北署。
フランクな性格で、署員を前にした町山署赴任の挨拶でも「よろしくね」と発したり、若手警察官に対してもあまり階級に囚われず同じ警察官の仲間として接している。かつての経験から“現場警察官は互いの絆を重んじる”ということを肝に銘じている故だが、その“絆”は若手警察官を激務や悲劇から逃さぬ“鎖”とイコールだと捉えるシビアさも兼ね備える。
若いころは刑事畑で、小柄でサル顔なため「小ザル」と呼ばれていた。宮原ら剣道熟練者の足元が特徴的なすり減り方をしているのに気づくなど観察眼が鋭い。
初任地は谷川署であり、同期の閣下・マコらと共に勤務していた際に岡島災害が発生。そのことを町山署赴任直前に結婚式の二次会で偶々居合わせた川合とその同期に一警察官の悲しい思い出として語っている。同期のマコこと岩元誠の実子である源のことはマコツーと呼んでいる。

戸成警察署[編集]

桃木(ももき)
戸成交番勤務の巡査部長。藤・源の同期で「大豊作の年」の一人。県警一と言われる美貌の持ち主で職員募集のパンフレットなどによく掲載される。警察学校時代のあだ名は「ビューティゴリラ」。性格は天然気味。父親は別所属の署長をしている55歳の警視。女性特別機動隊の要員で川合からは分隊長と呼ばれている。
美人過ぎるがゆえに男性からは敬遠されがちだが、本人はその魔性に気づいておらず、自身のコミュニケーション力不足だと思い込み凹んでいる。カナを気に入っており、一緒にいるときはお腹の肉を揉みたがる。
有田正行
桃木とペアを組む新人。川合の同期。川合曰くすごくいいやつだが、桃木の美貌に気圧され避けてしまっているため、桃木からは気難しい後輩だと思われている。
地域課長からは、ペア長の桃木に変な気を起こさないように、桃木の父親の写真を警察手帳に入れておけと指示されている。そのため、桃木の天然な発言を聞く度、常に左胸を締め付けられる思いで勤務している。
源の父
戸成南駐在所勤務。息子・誠二と同じく人たらしで、相手が何でも話したくなってしまうような雰囲気を持ち、受け持ちの駐在所では誠二同様にファンを獲得している。
桜を轢き逃げした事件の重要参考人(「守護天使」)の聴取に向かう際、スーツを汚した源らが着替えをするために立ち寄った。その後、川合と2人で同参考人の聴取に赴き、焦りや迷いに苛まれる川合をフォローして重要情報を引き出すことに成功する。
町山署新署長の猿渡とは同期で若いころの愛称は「閣下」。元々刑事畑で、現在の誠二のような取調スキルを持つエース級捜査官であったが、「奥岡島事件」でのとある出来事をきっかけに地域課畑に移り以後の警察官人生を、いわゆる駐在さんとして送る。実は誠二は実子ではなく、同期の「マコ」こと岩元誠とその妻であった自身の妹との間に生まれた子で、誠二の誕生直前、猿渡と共に谷川署で刑事をしていたころに発生した岡島水害で実父のマコが殉職したことに伴い引き取った養子である。その後、未亡人の妹は再婚して他県で暮らしている。岡島水害がおこる当日に偶然誠と会っていたが、その時の自分の行動が結果的に誠が命を落とすことにつながったと感じており、自責の念を抱いている。
板垣
46歳。交通課運転免許窓口係の巡査長。2人の子持ち。好きな言葉は「年休取得」。嫌いな言葉は「超過勤務」。仕事は頑張ったら負けと考えており、定時退庁を心掛けている。かなりのおしゃべりで、思ったことをすぐ口に出す。
かつては桃木の父がペア長であり、恩師の娘のため、桜の轢き逃げ事件の重要参考人と考えられている「守護天使」の情報を、桃木を通じて町山署に提供する。

本部[編集]

警務部 監察課[編集]

矢吹
監察官(監察課係長)。平時の監察、コンプライアンス講話のため町山署管内にも度々訪れる。警察不祥事の予防、調査を職務とする立場上、川合ら現場警察官はもちろん幹部たちも苦手意識が強い。
かつて、伊賀崎の後輩として秘匿捜査に専従しており、未だに伊賀崎が時折発する潜入捜査官特有のオーラには圧倒されてしまう様子。
「奥岡島事件」では、源の父、応援捜査員に抜擢された当時新任の鬼瓦とともに内偵捜査に従事していた。

刑事部捜査一課[編集]

松島
捜査一課勤務の巡査部長。藤・源の同期で「大豊作の年」の1人。警察学校を藤に次ぎ次席で卒業した。陸上のオリンピック選手くずれで「体力オバケ」と呼ばれ、逮捕術特練員を兼務している。性格はドS。デスクワークが中心らしい。
米田
本部捜査一課班長。中富(本部捜査一課係長当時)と鎌田の上司。捜査本部が設置された際に、所轄署に派遣され指揮を執る存在。事件解決のためなら捜査員のことはコマとして使いまわすことになんの躊躇もない一方、チームを使って所属員の才能を育てるのが管理職の務めという意識が強い。町山署管内で発生した連続女子学生わいせつ事件の際には、単独行動を取った川合に対して、結果として事件解決につながったことから特にお咎めなしとする器量も持つ。
町山署刑事課長を、人材育成の観念を欠いていて自分の眼鏡に叶わない人材は簡単に切り捨てがちと管理者としての資質を疑問視していて、これを反面教師に中富をエース級刑事に育て上げた自負がある。
鎌田
捜査一課勤務の巡査部長。顔に傷があり、「狂犬」と呼ばれる強面。中富が捜査一課係長だったころペアを組んでいた本部捜査一課員で、警部昇任により中富にとって最後の現場となった「町山市における殺人・死体遺棄事件」捜査でも中富とともに行動。
年下で上司の中富を根性の人として慕う一方、町山署刑事課長を新任時代の中富の能力を引き出せず刑事失格の烙印を押したと軽蔑している。また、源のことも町山署刑事課長の「才能至上主義」を体現する存在と見なし、トゲのある接し方をしている(ただし仕事を円滑に進めるべく態度を和らげる柔軟さも持つ)。
中富と共に川合の絵の実力を認めており、川合には丁寧に接している。

刑事部捜査二課[編集]

杉田勝
捜査二課長。29歳。警視。警察庁から出向してきたキャリア。エリートだが腰が低く気さくな人柄で、部下で年齢の近い如月とは親しくしており、忘年会で下ネタに大笑いしたり、如月のアイデアで自身をモデルにした詐欺対策マスコット「ニカチョーくん」をノリノリで作るなどしていた。
頼りない風体のため、町山署に巡回教養に訪れた際には、川合・藤・刑事課長に新人と勘違いされ、新人教養を受けさせられた。
玄田
捜査二課勤務の巡査部長。如月の同期であり、元カノ。鬼瓦教官の教え子の女性警察官の中でも抜群に優秀であり、「鬼玄田」と言われるほどポスト鬼瓦に最も近いと言われる存在。
如月には警察学校時代から好意を抱いており、共に捜査二課在籍中、如月が徹夜明けで上司から怒られたタイミングを見計らって告白して付き合うことになった。現在は破局しているものの、如月には未練タラタラであり、ストーカー規制法ギリギリの範囲で如月の様子を探ろうとしている。

生活安全部[編集]

服部
藤・源の同期。本部で風俗事件を担当している。秘匿捜査のセンスが高く「デリヘル刑事」の異名を持つ敏腕で、各署から派遣要請が絶えない。仕事に馴染むよう自身の外見・ファッションを整えた結果「すごく客引きっぽい」と称される胡散臭い外見となっている。
町山署生活安全課との合同捜査においてはカナとコンビを組み、西川や益田からコンビとしての働きを絶賛された。

警備部[編集]

岡田
藤・源の同期。県機動隊に所属している武道採用隊員(剣道)。月一度の合同機動隊訓練で女性特別機動隊の分隊長である桃木や隊員の川合と顔を合わせている。プライベートはほとんどタンクトップとジャージを着用しており、恩師の理事官の退官祝いにも「よそ行きジャージ」で来るという独特の感性の持ち主。

その他[編集]

藤・源の同期。源曰く同期のアイドル。愛称は「トドちゃん」。昔からの夢であった白バイでのマラソン先導を担当した後退職し、家業の酒造会社を継いだ。その後に結婚する。
約3年前、宮原と一緒に桜の轢き逃げ現場に出動し、桜の惨状を目の当たりにした。
川合の警察学校時代の教官。それ以前は交番勤務で藤の新人時代の先輩だった。
藤曰く交番時代は「ジャックナイフ」だったらしく、今なお恐れられている。現在は性格や顔つきが大分円くなっており、教官時代の教え子達からは厳しくも優しい教官と尊敬されている。
交番時代の同僚だった男性警察官(前町山署長の息子)と結婚した。
鬼瓦京子
藤や山田の警察学校時代の教官であり、その後は町山交番所長に異動。町山署副署長の妻。宮原・秀山の同期。
二人称は「てめぇ」という男らしい口調で、宮原からはボスゴリラと呼ばれていた。岡島県警の伝説的女性警察官として知られ、教官時代の教え子達は「鬼瓦組」と称される。
教官時代に妊娠しており、後に娘を出産。作中から約3年前の町山交番所長時代には、2人目の子どもが妊娠5か月だった。桜と出動していた事故処理中に桜が轢き逃げ事件に遭い、その現場対応で無理をした結果、流産する。その後警察を退職し専業主婦となる。
岩元
先述のマコの父で、源の実父方の祖父。町山署管内で町内会長を務めている。源が幼いころの事情により源家とは絶縁状態。
20年程前に教師を退職し、以後、殉職警察官の息子の遺志を受け継ぐ意味合いもあって防犯ボランティアに努めている。高齢のため最近体調を崩しがちだが、ボランティアを続けることには強い意志を持っている。カナの素行が荒れていた高校時代、彼女を諭して警察官になるきっかけを与えたことがある。
五十嵐凛香
岡島新聞記者。『アンボックス』で登場。「町山市における殺人・死体遺棄事件」の取材を行う事となる。「弱い立場の人の力になりたい」という思いから新聞記者となり、同事件解決後も遺族に対し「世間の反応で困ったこと」「必要と感じた支援」等の継続的な取材活動を行っている。
ピッピ
川合の部屋で飼育されることとなった。当初「彼ピ」という名であったが、源からの助言により「ピッピ」に改名された。藤・川合ペアが交番勤務中、女子小学生が来所し「ペットの猫が子を産んだが、自宅では育てられない」と助けを求めた。その子の親を交え「警察では猫を引き取ることができない」旨を説明したが、結果的に引き取ることとなった。
その後、しばらくはペット禁止の警察宿舎において管理者に内緒で飼育されていたのだが、「町山市における殺人・死体遺棄事件」を機に玄田に預けることとなり、同事件解決後「宿舎で猫を飼うなんて無責任」という玄田の主張から、そのまま玄田に引き取られた。

書誌情報[編集]

  • 泰三子 『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』 講談社〈モーニングKC〉、既刊17巻(2021年6月23日現在)
    1. 2018年4月23日発売[15]ISBN 978-4-06-511322-6
    2. 2018年6月22日発売[16]ISBN 978-4-06-511692-0
    3. 2018年8月23日発売[17]ISBN 978-4-06-512637-0
    4. 2018年10月23日発売[18]ISBN 978-4-06-513020-9
    5. 2019年1月23日発売[19]ISBN 978-4-06-514527-2
    6. 2019年3月22日発売[20]ISBN 978-4-06-514963-8
    7. 2019年5月23日発売[21]ISBN 978-4-06-515420-5
    8. 2019年7月23日発売[22]ISBN 978-4-06-516266-8
    9. 2019年9月20日発売[23]ISBN 978-4-06-517128-8
    10. 2019年11月21日発売[24]ISBN 978-4-06-517759-4
    11. 2020年1月23日発売[25]ISBN 978-4-06-518157-7
    12. 2020年4月23日発売[26]ISBN 978-4-06-518944-3
    13. 2020年6月23日発売[27]ISBN 978-4-06-518966-5
    14. 2020年9月23日発売[28]ISBN 978-4-06-518967-2
    15. 2020年11月20日発売[29]ISBN 978-4-06-521759-7
    16. 2021年3月23日発売[30]ISBN 978-4-06-522711-4
    17. 2021年6月23日発売[31]ISBN 978-4-06-523557-7
  • 泰三子 『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス』講談社〈モーニングKC〉、2021年6月23日発売[32]ISBN 978-4-06-523780-9

テレビドラマ[編集]

ハコヅメ
〜たたかう!交番女子〜
ジャンル 連続ドラマ
刑事ドラマ
原作 泰三子
『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』
脚本 根本ノンジ
演出 菅原伸太郎
南雲聖一
伊藤彰記
監修 城下司郎(警察)
古谷謙一(警察)
山本昌督(医療)
出演者 戸田恵梨香
永野芽郁
三浦翔平
山田裕貴
西野七瀬
平山祐介
千原せいじ
渕野右登
ムロツヨシ
音楽 井筒昭雄
オープニング ロイ-RöE-
「YY(ワイワイ)」
エンディング milet
「Ordinary days」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
チーフ・
プロデューサー
加藤正俊
プロデューサー 藤森真実
田上リサ(AXON)
大平太(協力)
制作 日テレアックスオン(協力)
製作 日本テレビ
放送
放送チャンネル日本テレビ系
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ2音声
副音声による解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2021年7月7日 -
放送時間水曜 22:00 - 23:00
放送枠水曜ドラマ
放送分60分
公式サイト
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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(ハコヅメ たたかう!こうばんじょし)のタイトルで、2021年7月7日より日本テレビ系「水曜ドラマ」で放送[7][33][34]。主演は戸田恵梨香永野芽郁[7][33]

あらすじ(テレビドラマ)[編集]

物語は川合が故郷の父に語りかける独白で進められていく。

町山交番所に勤務する新人警察官の川合麻依は、晴れて公務員となれたものの、日々の苛烈な業務や駐車違反者の悪態などに辟易し、辞職願を忍ばせながら日々を過ごしていた。そんな折り、新たな上司が赴任してくると耳にした。所長によると、元刑事課のエースだった藤聖子はパワハラで左遷されたと噂されていた。

登場人物(テレビドラマ)[編集]

埼玉県警 町山警察署[編集]

地域課(テレビドラマ)[編集]
藤聖子(ふじ せいこ)〈30〉
演 - 戸田恵梨香[33]
本作の主人公。巡査部長。地域課に異動し町山交番の勤務になった元エース刑事。警察学校を首席で卒業し、パトロール中にも次々と犯罪者を検挙する凄腕警察官。
川合麻依(かわい まい)〈20〉
演 - 永野芽郁[33]
町山交番に勤務する新人警官。巡査。安定収入に憧れ公務員である警察官になったが、ハードな交番勤務に辞職を考えている。
伊賀崎秀一(いがさき しゅういち)〈46〉
演 - ムロツヨシ[35]
町山交番の所長。警部補。飄々としてお茶目で温厚な人柄。
刑事課(テレビドラマ)[編集]
源誠二(みなもと せいじ)〈30〉
演 - 三浦翔平[36]
捜査一係の刑事。巡査部長。藤とは警察学校の同期。取り調べの名人。藤のことを「マウンテンメスゴリラ」と呼ぶ。
山田武志(やまだ たけし)〈29〉
演 - 山田裕貴[36]
捜査一係の刑事。巡査長。源とペアを組む。藤と源とは警察学校の一期後輩にあたる。
牧高美和〈27〉
演 - 西野七瀬[37]
捜査一係の刑事。巡査長。藤の後任として異動してきた。新撰組オタク[37]
鈴木敦〈25〉
演 - 渕野右登[38]
捜査一係の刑事。巡査長。牧高とペアを組む。THE・真面目[38]
北条保〈48〉
演 - 平山祐介[37]
捜査一係・係長[37]。警部補。
幹部(テレビドラマ)[編集]
吉野正義〈51〉
演 - 千原せいじ[37]
副署長。警視。機動隊出身の柔道の猛者。署内で警察術科訓練の講師を務める[37]
田邉司〈59〉
演 - 深沢敦
署長。警視正。吉野からは今年で定年退職だと思われていたが、実際は定年まであと1年であった。
その他(テレビドラマ)[編集]
警察無線の声
声 - 佐々木啓夫

ゲスト[編集]

第1話[編集]
第2話[編集]
  • 高木優太(補導された中学生) - 南出凌嘉
  • 高木咲子(優太の母) - 遊井亮子
  • 赤城琢磨(覚醒剤取締法違反の被疑者) - 武藤賢人
  • 立花あかり(赤城の関係者) - 玉井らん
  • 松原理沙(遺失物届けに交番を訪れた女性) - 山口まゆ
  • 菊池竜哉(理沙の彼氏・空き巣狙いの連続窃盗犯) - 井上尚
第3話[編集]
  • 清水彩菜(痴漢被害者の女子高生) - 畑芽育(第4話)
  • 清水麻里(彩菜の母) - 西山繭子
  • 安田大二郎(痴漢の容疑者) - 北澤ひとし(第4話)
  • 早見健(痴漢を目撃した男子高生) - 池田優斗
  • 木村珠代(交番を訪れた女性) - 茅島成美
  • 詐欺師(木村珠代のキャッシュカードと通帳を狙った詐欺師) - 和知龍範
  • 山崎多恵(源巡査部長を指名するスーパーの万引き犯)- 青木和代
  • 山崎恵美(多恵の娘) - 並木愛枝
  • 山崎聖人(多恵の孫) - 梅谷祐成
  • 久本(スーパー大安の店長)- 田村義晃
  • コインランドリーで下着盗難にあう女性 - 浜口京子[40]

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 ラテ欄[43] 演出 視聴率
第一話 7月7日 新米×元刑事の最強交番女子ペア誕生!
意外と知らない超リアルお巡りさん物語
南雲聖一
菅原伸太郎
11.3%[44]
第二話 7月14日 交番女子ペア始動!犯人尾行でラブホに潜入!? 涙のガサ入れ 南雲聖一 11.7%[45]
第三話 7月21日 新米交番女子の初手柄!?
超独特な犯人の似顔絵で捜査が動く
丸谷俊平
第四話 7月28日(予定)
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
日本テレビ 水曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
恋はDeepに
(2021年4月14日 - 6月9日)
ハコヅメ
〜たたかう!交番女子〜
(2021年7月7日 - )

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 連載開始時の作者コメントによれば、「『アンボックス』の題材は殺人事件で、楽しい事は何も出てこないので、目にしたくない方が飛ばしやすいようにタイトルを変えました。フィクションですので、10話後には必ず日常である『ハコヅメ』に戻ります。その時にはまたよろしくお願いします。」とのこと[6]

出典[編集]

  1. ^ 交番女子を描く新連載がモーニングで、高橋ツトム&野田彩子の読み切りも”. コミックナタリー (2017年11月22日). 2020年12月6日閲覧。
  2. ^ “『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(泰三子)、1話からの追っかけ連載がコミックDAYSでスタート!” (プレスリリース), 株式会社講談社, (2019年1月28日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002034.000001719.html 2021年6月23日閲覧。 
  3. ^ モーニング編集部 (2019年1月28日). “女性警察官が、警察を辞めてマンガ家になった理由”. 現代ビジネス. 講談社. 2021年6月23日閲覧。
  4. ^ 【講談社╳立花書房】 警察官👮向け月刊誌「警察公論」で『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~ 出向編』の出張連載開始”. モーニング公式サイト. 講談社 (2019年12月22日). 2021年6月23日閲覧。
  5. ^ 警察公論2020年9月号”. 立花書房. 2021年6月23日閲覧。
  6. ^ ハコヅメ別章 アンボックス - 泰三子 / その①くノ一誕生”. コミックDAYS. 講談社. 2021年6月13日閲覧。
  7. ^ a b c 戸田恵梨香×永野芽郁W主演!新水曜ドラマ「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」7月スタート!”. 日テレトピックス. 日本テレビ放送網 (2021年5月2日). 2021年5月2日閲覧。
  8. ^ 「警察は“しょうもない人”が頑張る仕事です」 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』作者、泰三子さんに聞く(前編)”. 日経ビジネス電子版. 日経BP (2018年4月24日). 2021年6月23日閲覧。
  9. ^ 「このマンガを読め!」1位は「メタモルフォーゼの縁側」、このマンに続き”. コミックナタリー (2018年12月19日). 2018年12月19日閲覧。
  10. ^ 『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』が「漫道コバヤシ漫画大賞2019」グランプリ受賞!🏆👏🎉 ケンコバ╳泰三子対談の模様は1/30放送”. モーニング公式サイト. 講談社 (2020年1月15日). 2021年6月23日閲覧。
  11. ^ 決定!第66回小学館漫画賞!!”. 小学館コミック (2021年1月19日). 2021年1月19日閲覧。
  12. ^ “第45回講談社漫画賞のノミネート13作品決定、受賞作は5月13日に発表”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月7日). https://natalie.mu/comic/news/423513 2021年4月7日閲覧。 
  13. ^ “ロイ-RoE-、ドラマ「ハコヅメ」OP曲配信リリース決定&新ビジュアルも解禁”. livedoor NEWS. (2021年7月7日). https://news.livedoor.com/article/detail/20494260/ 2021年7月9日閲覧。 
  14. ^ 交番女子の生態が判明!! 『ハコヅメ 〜交番女子の逆襲』作者登場「怖くて、やめますと言えませんでした」”. ベストカーWeb. 講談社ビーシー (2018年4月23日). 2021年6月23日閲覧。
  15. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  16. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (2)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  17. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (3)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  18. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (4)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  19. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  20. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (6)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  21. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (7)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  22. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (8)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  23. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (9)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  24. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (10)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  25. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (11)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  26. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (12)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  27. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (13)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  28. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (14)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  29. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (15)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年12月6日閲覧。
  30. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (16)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年3月23日閲覧。
  31. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 (17)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年6月23日閲覧。
  32. ^ ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年6月23日閲覧。
  33. ^ a b c d 戸田恵梨香&永野芽郁、ドラマ初共演でW主演 最強の“交番女子”ペア結成”. ORICON NEWS (2021年5月2日). 2021年5月2日閲覧。
  34. ^ 戸田恵梨香&永野芽郁:W主演「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」 七夕に初回放送 そろってクランクインも”. MANTANWEB. 株式会社MANTAN (2021年6月5日). 2021年6月5日閲覧。
  35. ^ "〈ハコヅメ〉 ムロツヨシ、戸田恵梨香&永野芽郁の上司役で出演決定". ザテレビジョン. KADOKAWA. 24 May 2021. 2021年5月24日閲覧
  36. ^ a b “三浦翔平&山田裕貴が“刑事ペア”「ほっこりと心温まる作品に」 『ハコヅメ』新キャスト発表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年5月7日). https://www.oricon.co.jp/news/2192536/full/ 2021年6月23日閲覧。 
  37. ^ a b c d e f “西野七瀬、戸田恵梨香&永野芽郁と刑事役で初共演 『ハコヅメ』新キャスト発表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年5月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2193390/full/ 2021年6月23日閲覧。 
  38. ^ a b “渕野右登「ハコヅメ」出演!牧高(西野七瀬)とペアを組む「THE・真面目」な刑事役”. テレビドガッチ (プレゼントキャスト). (2021年6月19日). https://dogatch.jp/news/ntv/ntvtopics_98882/detail/ 2021年6月23日閲覧。 
  39. ^ 大友花恋、“仲良し”永野芽郁と2回目の親友役 役名“麻依”呼びで混乱「何度も練習していました(笑)」”. ORICON NEWS. 2021年6月26日閲覧。
  40. ^ 『ハコヅメ』第3話に浜口京子が出演 永野芽郁×ムロツヨシとの共演に「救われました」” (日本語). Real Sound|リアルサウンド 映画部. 2021年7月17日閲覧。
  41. ^ “milet、戸田恵梨香&永野芽郁W主演『ハコヅメ』主題歌に決定「みなさんにそっと寄り添っていけますように」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年6月17日). https://www.oricon.co.jp/news/2197076/full/ 2021年6月23日閲覧。 
  42. ^ "ロイ-RoE-、新曲が戸田恵梨香・永野芽郁W主演ドラマOPに大抜擢". MusicVoice. アイ・シー・アイ. 19 June 2021. 2021年6月19日閲覧
  43. ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。
  44. ^ "戸田恵梨香&永野芽郁「ハコヅメ〜戦う!交番女子〜」初回世帯視聴率11.3%で好発進". スポーツ報知. 報知新聞社. 8 July 2021. 2021年7月8日閲覧
  45. ^ "戸田恵梨香&永野芽郁「ハコヅメ」第2話世帯視聴率11.7% 初回から0.4ポイント増". スポーツ報知. 報知新聞社. 15 July 2021. 2021年7月15日閲覧