ハドソン・ヤード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ハドソン・ヤード
情報
位置 30丁目、12番街34丁目10番街に囲まれたエリア
ニューヨーク市マンハッタン
座標 北緯40度45分17秒 西経74度00分14秒 / 北緯40.754661度 西経74.003783度 / 40.754661; -74.003783座標: 北緯40度45分17秒 西経74度00分14秒 / 北緯40.754661度 西経74.003783度 / 40.754661; -74.003783
現状 建設中
起工 2012年12月
竣工 2015–18年
関係者
建築家 コーン・ペダーセン・フォックス(マスタープラン)
スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル
建設業者 Tutor Perini Building Corp.(建築請負業者)
デベロッパー The Related Companies L.P.
Oxford Properties Group Inc.
技術的詳細
費用 US$200億
ビル フェーズ1:10, 15, 30, 35, 50, 55 ハドソン・ヤード、 en:Culture Shed
フェーズ2:マンションおよび学校; ハドソン・パーク、広場、モール;7系統延伸
開発面積 26-28エーカー (10.5 - 11.3 ha)
ウェブサイト
http://www.hudsonyardsnewyork.com/
ハドソン・ヤード・プロジェクトが進行しているウエスト・サイド・ヤード (en)

ハドソン・ヤード再開発プロジェクト (Hudson Yards Redevelopment Project) はニューヨーク市マンハッタン区ヘルズ・キッチンおよびチェルシーハドソン川沿いのエリアで進行中のニューヨーク市都市計画局英語版およびメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (MTA) によるジョイント・ベンチャーである。

概要[編集]

この都市再開発エリアはハドソン・ヤード (Hudson Yards) と呼ばれる新しいネイバーフッドとなる。交通アクセスとしてニューヨーク市地下鉄7系統延伸計画によって、このエリアの11番街沿いに当地名を冠した34丁目-ハドソン・ヤード駅が新設され、2015年9月に開業した。さらに、ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターの改修工事も行われる。このプロジェクトは、ニューヨーク市が2012年夏季オリンピックの招致で敗れたことから、MTAのJohn D. Caemmererウエスト・サイド車両基地英語版 の敷地にニューヨーク・ジェッツの新しい本拠地としてウエスト・サイド・スタジアム英語版を建設する計画に代わって開発が始まった。

この再開発計画の中心は、26-28エーカー (10.5 - 11.3 ha)[1][2]The Related CompaniesおよびOxford Propertiesによる複合用途の不動産開発である。コーン・ペダーセン・フォックスが作成した基本計画(マスタープラン)によると、ハドソン・ヤードには12,700,000平方フィート (1,180,000 m²)以上の新しいオフィス、住宅、および小売スペースを含む16の超高層ビルが建つことになっている。これらは、6,000,000平方フィート (560,000 m²)の商業オフィススペース、レストラン、カフェ、マーケット、およびバーを備えた750,000平方フィート (70,000 m²)の小売センター、ホテル、文化スペース、約5,000戸の住宅、750席を持つ学校、および14エーカー (5.7 ha)の公共空間からなる[3]。この開発は2012年12月4日に起工された。最初に竣工する予定の施設は10 ハドソン・ヤードであり、敷地の南東の角に高さ895フィート (273 m)のオフィスビルとして2015年に竣工することになっている[4]

この開発エリアの西端はハドソン・リバー・パークおよびハドソン川、東端は7番街および8番街、南端は西28丁目および30丁目、北端は西43丁目である[5]。総工費は200億ドル以上[6]、1日の訪問者数は65,000人と見積もられている[7]

経緯[編集]

2005年1月、ニューヨーク市議会は28丁目から43丁目に含まれる約60ブロックの区画整備を承認した[8]。2009年、スタジアム建設計画が州議会により却下された後、ウエスト・サイド・ヤードも同様に区画整備された。この区画整備計画では、ハドソン・ヤードには25,800,000平方フィート (2,400,000 m²)のA等級オフィス、20,000ユニットの住宅、2,000,000平方フィート (190,000 m²)のホテル、750席の公立学校、1,000,000平方フィート (93,000 m²)の小売施設、そして20エーカー (8 ha)以上の公共空間が作られることになっている[9]

2010年5月、MTAは車両基地上にビルを建てるための空中権を99年に渡ってRelated CompaniesおよびOxford Properties Groupのジョイントベンチャーにリースした[10]

フェーズ1(イースタン・フェーズ)およびフェーズ2(ウェスタン・フェーズ)を含む全プロジェクトは2024年までに完了する予定である。

フェーズ1[編集]

フェーズ2[編集]

7つのマンション、1つのオフィスビル、そして1つの学校の建設が予定されている[3]

周辺プロジェクト[編集]

先進技術[編集]

様々な先進技術がこの再開発に用いられ、センサーや他のデータ計測機器によって、あらゆる種類のデータが集められることになっている[3][11]

  • 大気環境モニタリング[11]
  • 熱分布マッピングによる人の移動とエネルギー使用状況のトラッキング[3]
  • モバイル・アプリによる利用者の健康や活動状況に関するデータ収集[11]
  • 歩行者と自動車の交通状況トラッキング[11]
  • ノイズレベルおよびエネルギーと水の使用状況に関するデータ収集センサ[3]
  • マイクロ・グリッドを用いたエネルギー節約[11]
  • 風速45マイル毎時 (72 km/h)の気送管を用いた有機物および固形物ゴミ収集およびリサイクル;ゴミ収集車は用いられない[12]

ニューヨーク大学Center for Urban Science and Progressがハドソン・ヤード・プロジェクトのためにこのインフラを設計した。屋上のパラボラ・アンテナ、無線応答機、およびツーウェイ・ラジオと接続されたファイバーループは14エーカー (6 ha)の公共スペースと17,000,000平方フィート (1,600,000 m²)の商業スペースをカバーするネットワークを構成する[11]。これらのインフラは、より新しい技術が開発されたときにアップデートができるように、拡張性・適応性を持たせて設計されている[3]

関連項目[編集]

出典[編集]

脚注

  1. ^ Hudson Yards developers give update on project”. AM New York (2014年8月21日). 2014年8月21日閲覧。
  2. ^ Time-Lapse Video of the Hudson Yards Real Estate Development After Two Years. Incredible”. Huffington Post (2014年8月21日). 2014年8月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Volpe, Joseph (2014年5月7日). “New York's next big neighborhood is its smartest”. Engadget. 2014年5月9日閲覧。
  4. ^ 10 Hudson Yards Availabilities | Hudson Yards”. Hudsonyardsnewyork.com (2014年1月22日). 2014年5月9日閲覧。
  5. ^ Mayor Bloomberg, MTA Officials, and local leaders take first ride on 7 Subway Train Extension”. MTA.info (2013年12月20日). 2014年5月9日閲覧。 “Hudson Yards is defined as the area bounded by Seventh and Eighth Avenues (East), West 28th/30th Streets (South), West 43rd Street (North) and Hudson River Park (West).”
  6. ^ New York's New $20 Billion Neighborhood Of Skyscrapers Is Designed With Millennials In Mind”. Fast Company (2014年7月29日). 2014年7月29日閲覧。
  7. ^ Adamczyk, Alicia (2014年12月16日). “Hudson Yards Takes Shape: New York's Newest Neighborhood Is Moving Full-Speed Ahead”. Forbes. 2014年12月16日閲覧。
  8. ^ Purnick, Joyce (2005年1月2日). “What Rises in the West? Uncertainty”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2005/01/20/nyregion/20matters.html 2010年3月6日閲覧。 
  9. ^ Bagli, Charles V. (2009年12月21日). “Rezoning Will Allow Railyard Project to Advance”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2009/12/22/nyregion/22hudson.html 2009年12月22日閲覧。 
  10. ^ “MTA Finalizes Hudson Yards Deal”. Metropolitan Transportation Authority. (2010年5月26日). http://new.mta.info/press-release/mta-headquarters/mta-finalizes-hudson-yards-deal 2013年10月4日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f Clancy, Heather (2014年6月11日). “Hudson Yards: A connected neighborhood grows in Manhattan”. GreenBiz. 2014年6月11日閲覧。
  12. ^ Clarke, Katherine (2014年6月27日). “TOO RICH FOR TRASH: Hudson Yards waste will exit by pneumatic tube”. NY Daily News. 2014年6月27日閲覧。

参考文献