ハドラ

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ダフを演奏する女性を描いた、ハシュト・ベヘシュト宮殿壁画(イランイスファハン1669年

ハドラ(Haḍra、حضرة) とはスーフィズム教団が行う集団儀式木曜日金曜日日曜日に開かれる場合が多い他、イスラム教の特別な祝祭通過儀礼でも行われることがある。モスク、スーフィズム系の宿泊施設などで開催[1]アラビア語で「存在」を意味する。

説教や集団学習、コーランなど(なかんずく「ヒズブ」や「ウィルド」と呼ばれるスーフィズム教団特有の祈祷書)の暗唱、宗教詩の唱和といった様々な形態があり、いずれもへの賞賛や哀願、宗教的な訓戒を中心とする。

称名の律動的な暗唱や宗教詩の唱和は一斉に行われることが多い。保守的なスーフィズム教団は楽器を使わないか、ダフ(大型の枠太鼓)のみで行う一方、他教団は幅広い器楽用編成を形成している。

「ハドラ」という名称はアラブ世界の他、インドネシアマレーシアといった一部の非アラブ系ムスリム諸国で利用。トルコでは「デブラン」と呼ばれることが多く、同国やバルカン半島におけるリファーイー教団などの特徴となっている。

関連項目[編集]

脚注[編集]