ハラッド

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ハラッド
原由子ベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル タイシタレーベル
プロデュース 桑田佳祐小林武史
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン
  • 2010年6月度月間7位(オリコン)
  • 2010年度年間56位(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会
  • 原由子 年表
    東京タムレ
    2002年
    ハラッド
    (2010年)
    -
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    ハラッド』は、原由子の2枚目のベスト・アルバム2010年6月23日発売。発売元はタイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDS

    背景[編集]

    1998年にリリースされた『Loving You』から12年ぶりとなる原のベスト・アルバム。原名義の楽曲はもちろん、サザンオールスターズのシングル・アルバムの中で原がメインボーカルを務めた楽曲からもセレクトされており、更には桑田作詞・作曲による書き下ろし楽曲も収録されている。

    リリース[編集]

    原のアルバムとしては初となる初回限定盤と通常盤の2タイプリリースされ、初回限定盤には原自身が責任監修と務めた特別本「はらぼん」が封入されている。

    音楽性[編集]

    アルバムタイトルは、サザンオールスターズのバラード・ベスト『バラッドシリーズ』をもじっており、本作もその番外編という位置づけとなっている。

    プロモーション[編集]

    今作の発売を記念して2010年7月4日に鎌倉芸術館大ホールにて、自身としては19年ぶりとなるワンマンライブ「原 由子スペシャル『はらばん』鎌倉ライブ」が開催された[1]

    収録曲[編集]

    Disc-1[編集]

    1. 京都物語
      • 作詞・作曲・編曲:桑田佳祐、ストリングアレンジ:原由子
      本作のために書き下ろされた楽曲、タイトルにある通り舞台はかねてから作者の桑田が「好きなんです」と著書などで述べていた京都になっていて[2]、歌詞の中に京都の名所が随所に出てきている。これは桑田が2010年4月上旬に京都を訪れていたこと[3]が影響している。
    2. 恋は、ご多忙申し上げます
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:桑田佳祐・Head Arrengers
      原のソロ4thシングルで、ソロ2ndアルバム『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd』にも収録。資生堂「フィアネス」CMソングとしてヒットし、シングルのスポットCMも作られ、原自ら出演・ナレーションした。
    3. 鎌倉物語
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、ストリングアレンジ:大谷幸
      サザンオールスターズの1985年に発売されたアルバム『KAMAKURA』に収録。当時原の長男がお腹にいる状態でレコーディングがされた逸話がある楽曲である。
    4. 私はピアノ
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、ストリングアレンジ・ホーンアレンジ:八木正生
      サザンオールスターズの1980年に発売されたアルバム『タイニイ・バブルス』に収録。サザンのオリジナルアルバムの中では原の初となるメインボーカル楽曲である。
    5. 流れる雲を追いかけて
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、ストリングアレンジ・ホーンアレンジ:八木正生
      サザンオールスターズの1982年に発売されたアルバム『NUDE MAN』に収録。中国残留孤児がテーマとなった楽曲である。
    6. Loving You
      • 作詞:原由子、作曲・編曲:HARABOSE
      原のソロ2ndシングル「うさぎの唄」カップリング曲で、ソロ1stアルバム『はらゆうこが語るひととき』にも収録。作詞は原が自ら担当し、作曲は同作の為に結成された楽曲製作ユニット・HARABOSEが担当している。1998年にリリースされた原初のベストアルバムのタイトル曲にもなっている。
    7. そんなヒロシに騙されて
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ
      サザンオールスターズの1983年に発売されたアルバム『綺麗』に収録。同作はテクノポップを導入した作品だが、この曲のみアナログ色が濃くなっているのも特徴である。なおタイトルになっている“ヒロシ”とはサザンのドラムスである松田弘から取られたものだが、この楽曲と松田当人とは全く関係が無い。
    8. I Love Youはひとりごと
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:HARABOSE、ストリングアレンジ・ホーンアレンジ:八木正生
      原のソロデビューシングル、渋谷円山町を舞台にした楽曲だが、歌詞の中に淫猥な内容があり、放送禁止の処分を受けてしまう。元々は桑田が他アーティストに提供した楽曲だが、原のソロデビューシングルとしてもリリースされた。
    9. シャボン
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、ストリングアレンジ:八木正生
      サザンオールスターズの1984年に発売されたアルバム『人気者で行こう』に収録。同時期に長山洋子がカバーしている。
    10. 横浜 Lady Blues
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:桑田佳祐・Head Arrangers
      原のソロ5thシングルで、ソロ2ndアルバム『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd.』にも収録。同作からの先行シングルカット曲だった為、アルバムと同じジャケットが使用されている。
    11. いちょう並木のセレナーデ
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:桑田佳祐・Head Arrangers
      ソロ2ndアルバム『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd.』に収録。楽曲を手掛けた桑田がコーラスで参加し、また同じサザンのメンバーである関口和之・大森隆志(2001年脱退)もコーラスで参加している。
    12. あじさいのうた
      • 作詞・作曲:原由子、編曲:桑田佳祐・藤井丈司
      • 1987年リリースの6thシングルでソロ3rdアルバム『MOTHER』にも収録。富田靖子主演の映画「BUSU」主題歌。レコーディング当時次男がお腹にいる状態でレコーディングがされた。長男がお腹にいる時はサザンオールスターズの「鎌倉物語」のレコーディングが行われている。その誕生までの経緯やレコーディング模様は自身の著書「娘心にブルースを」に描かれている。
    13. ためいきのベルが鳴るとき
    14. ナチカサヌ恋歌
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ
      サザンオールスターズの1990年に発売されたアルバム『Southern All Stars』に収録。沖縄戦で離れ離れになった恋人への想いをモチーフにした楽曲の為、歌詞の中には沖縄に関連する地名や言葉や楽器等が多数登場する。なおタイトルになっている「ナチカサヌ」とは沖縄弁で懐かしい、悲しいの意味である。
    15. 愛して愛して愛しちゃったのよ(歌:原由子 & 稲村オーケストラ)
      桑田が監督を務めた映画「稲村ジェーン」のサウンドトラックに収録されていた原由子 & 稲村オーケストラ名義の楽曲で、原曲は和田弘とマヒナスターズ田代美代子デュエット曲。
    16. 第三の男 (bonus track)
      Disc-1のボーナストラック、キャロル・リードが監督務めた同名映画主題歌のカバーで、「エビスビール」のCMソングに起用された。

    Disc-2[編集]

    1. ハートせつなく
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:小林武史・桑田佳祐
      ソロ10thシングルでソロ3rdアルバム『MOTHER』にも収録。原本人出演のカゴメCMソング、曲調は明るめだが歌詞は少女の失恋の歌となっている。
    2. 恋の歌を唄いましょう
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、ストリングアレンジ:中西俊博・サザンオールスターズ
      サザンオールスターズの1996年に発売されたアルバム『Young Love』に収録。
    3. じんじん
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:小林武史・桑田佳祐
      ソロ11thシングルでソロ3rdアルバム『MOTHER』からの先行シングルカット曲。ホンダビート」CMソング。
    4. 花咲く旅路
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:小林武史・桑田佳祐
      ソロ3rdアルバム『MOTHER』に収録、シングルカットはされていないが発売当時JR東海のCMソングとして、TVで流れていた為、原の楽曲の中では知名度が高い。また2002年にリリースされたカバーアルバム「東京タムレ」のボーナストラックとしても収録されており、その当時にはコカ・コーラ「まろ茶」のCMソングとしてタイアップがついた。また2009年末にはソフトバンクモバイルのCMに使用されている。
    5. 少女時代
      • 作詞・作曲:原由子、編曲:小林武史・桑田佳祐
      ソロ3rdアルバム『MOTHER』に収録、元々は1988年にリリースされた斉藤由貴のアルバム『PANT』への提供曲のセルフカバーである。その後テレビアニメ「YAWARA!」エンディングテーマして起用され、ソロ12thシングル「負けるな女の子!」のカップリング曲としてリカットされた。
    6. ポカンポカンと雨が降る (レイニー ナイト イン ブルー)
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:小林武史・サザンオールスターズ
      サザンオールスターズの1992年に発売されたアルバム『世に万葉の花が咲くなり』に収録。
    7. みんないい子 (わるい子ヴァージョン)(歌:桑田佳祐・原由子)
      • 作詞・作曲・編曲:桑田佳祐
      元は1997年SMAP香取慎吾と香取慎吾&原由子名義で発売されたもので、ベストアルバム「Loving You」リリースの際、香取に代わって桑田のボーカルで再録音され夫婦デュエットとして収録された。なお、歌詞自体には変更は無い。
    8. 唐人物語 (ラシャメンのうた)
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ
      サザンオールスターズの1998年に発売されたアルバム『さくら』に収録。朝日放送・テレビ朝日系「驚きももの木20世紀」テーマソング。「ラシャメンのうた」はサブタイトルであり、タイトルは「とうじんものがたり」である。唐人とは江戸時代末期にいた芸者で所謂実在の人物である。
    9. 涙の天使に微笑みを
      ソロ13thシングル、ベストアルバム『Loving You』にも収録。NHK朝の連続TV小説甘辛しゃん」主題歌。
    10. いつでも夢を(歌:桑田佳祐・原由子)
      「みんないい子 (わるい子ヴァージョン)」に続く桑田・原の夫婦デュエットでカバーアルバム『東京タムレ』に収録。原曲は橋幸夫吉永小百合デュエット曲である。ただし原曲とは逆で女性パートは桑田が男性パートは原が担当していた夫婦デュエットとなっている。
    11. リボンの騎士
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ・斎藤誠・片山敦夫
      サザンオールスターズの2005年に発売されたアルバム『キラーストリート』に収録。タイトルは手塚治虫同名漫画から取られているが、作品とは全く関係は無い。
    12. 夢を誓った木の下で(歌:ハラフウミ)
      2007年にリリースされた風味堂とのコラボレート・ハラフウミ名義のシングルでフジテレビドラマスワンの馬鹿! 〜こづかい3万円の恋〜』主題歌となった。編曲は椎名林檎の楽曲でもお馴染みであり、サザンのファンを公言している亀田誠治が担当している。
    13. 潮風のエトランゼ
      • 作詞・作曲:原由子、編曲:桑田佳祐
      ソロ14thシングル「夢をアリガトウ」カップリング曲。
    14. 夢をアリガトウ
      • 作詞・作曲・編曲:桑田佳祐
      ソロ14thシングルで日本テレビ系ドラマ「赤鼻のセンセイ」主題歌・コーセー「グランデーヌ ルクサージュ」CMソングとダブルタイアップにもなっている。
    15. 想い出のリボン
      • 作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:小林武史・桑田佳祐
      ソロ3rdアルバム『MOTHER』に収録、卒業・別れがテーマの曲で、ベストアルバム『Loving You』にも収録されており、原の楽曲の中ではキーポイントになっている。
    前作 原由子の企画盤アルバム 次作
    東京タムレ

    脚注[編集]

    1. ^ 原由子が鎌倉で19年ぶりソロライブ日刊スポーツ
    2. ^ 桑田佳祐「ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」(1984年、新潮社、p213)
    3. ^ 「BRUTUS」2011年3月1日号より。