ハリマ化成

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ハリマ化成グループ株式会社
Harima Chemicals Group, Inc.
ハリマ化成グループロゴ
HarimaMID plant.jpg
ハリマエムアイディ株式会社
トール油精留プラント
(兵庫県加古川市)
種類 株式会社
市場情報
略称 ハリマ化成グループ
本社所在地 日本の旗 日本
103-0027
東京都中央区日本橋3丁目8番4号※1
本店所在地 103-0027
東京都中央区日本橋3丁目8番4号
設立 1947年(昭和22年)11月18日
業種 化学
法人番号 9140001043348
事業内容 持株会社としてのグループ経営戦略の策定・推進、樹脂・化成品、製紙用薬品、電子材料事業を主とする各事業会社の経営管理
代表者 代表取締役社長 長谷川吉弘
資本金 100億円
発行済株式総数 2608万396株
売上高 785億8900万円(2019年3月)
営業利益 46億6700万円(2019年3月)
純利益 41億円3100万円(2019年3月)
純資産 378億1100万円(2019年3月)
総資産 728億7000万円(2019年3月)
従業員数 1458人(2019年3月)
決算期 3月31日
主要株主 長谷川興産株式会社 22.71%
ハリマ化成共栄会 4.82%
株式会社三井住友銀行 4.26%
有限会社松籟 4.18%
公益財団法人松籟科学技術振興財団 3.32%
兵庫県信用農業協同組合連合会 2.83%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2.70%
株式会社みなと銀行 2.69%
京阪神興業株式会社 2.61%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1.85%
主要子会社 主要関係会社参照
外部リンク https://www.harima.co.jp
特記事項:経営指標は 第77期 有価証券報告書[1]
※1:大阪本社は大阪市中央区今橋4丁目4番7号に所在
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ハリマ化成グループ株式会社(ハリマカセイグループ、英称:Harima Chemicals Group, Inc.)は、本店を東京都中央区日本橋に、本社を東京都中央区日本橋と大阪市中央区今橋に置く。ロジン松やに)を主力原料に、樹脂・化成品事業・製紙用薬品事業・電子材料事業をグローバルに展開する企業。創業は兵庫県加古川市

2012年10月1日より純粋持株会社体制とし、商号をハリマ化成株式会社からハリマ化成グループ株式会社に変更。それに伴い、新たに設立したハリマ化成株式会社が事業を継承した。ハリマ化成グループ株式会社は、グループ経営戦略の策定・推進、樹脂・化成品、製紙用薬品、電子材料事業を主とする各事業会社の経営管理を行う。

会社概要[編集]

国内唯一の松を原料とした粗トール油精留プラントを持つ。トールロジンおよびトール脂肪酸その関連する誘導体製品を中心に製造をおこなう化学メーカーである。ロジンは製紙用薬品、合成ゴム用乳化剤、塗料印刷インキ用合成樹脂、接着剤、電子材料さらには化粧品、医薬品などの原料として、また脂肪酸アルキド樹脂界面活性剤、ダイマー酸などに利用され、それぞれ幅広い業界において欠くことの出来ない役割を果たしている。

2011年1月に米国化学会社モメンティブ社の事業のうち、ロジン系印刷インキ用樹脂、粘接着剤用樹脂、合成ゴム用乳化剤他に関する事業を取得し、新会社LAWTERとして連結に加わったことで、世界11か国29製造拠点で展開している。

沿革[編集]

  • 1947年11月18日 - 兵庫県加古郡加古川町粟津(現加古川市)に播磨化成工業株式会社設立
  • 1952年12月 - トール油蒸留工場完成、生産開始
  • 1954年3月 - 野口工場(現・加古川製造所)建設に着手
  • 1957年3月 - 粟津工場から野口工場へ移転完了
  • 1958年10月 - トール油の連続式真空精密分留装置完成
  • 1961年6月 - 富士工場完成
  • 1962年6月 - 北海道工場完成
  • 1962年11月 - 中央研究所完成、東京工場完成
  • 1969年12月 - 仙台工場完成
  • 1972年1月 - 米国ミード社(現・ウエストロック社)、
    同インランドコンテナー社(現・インターナショナル・ペーパー社)等との合弁により、粗トール油の精留を目的に播磨エムアイディ株式会社(現・ハリマエムアイディ株式会社)設立(現・連結子会社)
  • 1973年5月 - 四国工場完成
  • 1974年8月 - ハリマドブラジルインダストリアキミカLTDA.設立(現・連結子会社)
  • 1980年2月 - 米国にハリマUSA社設立(現・連結子会社)
  • 1985年11月 - 大阪証券取引所2部上場
  • 1987年11月 - 筑波研究所完成
  • 1989年3月 - 東京証券取引所2部上場
  • 1989年4月 - 電子材料(ペースト状はんだ)工場完成、生産開始
  • 1990年4月 - 商号をハリマ化成株式会社に変更
  • 1990年9月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所1部上場
  • 1994年12月 - 中国に桂林播磨化成有限公司を設立(平成20年3月清算)
  • 1996年4月 - プラズミン・テクノロジーInc.の全株式を取得(現・連結子会社)
  • 1997年10月 - 中国に杭州杭化播磨造紙化学品有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2003年2月 - 中国に杭州播磨電材技術有限公司を設立(現・杭州哈利瑪電材技術有限公司)(現・連結子会社)
  • 2003年9月 - 米国にハリマUSA社子会社のハリマテックInc.を設立(現・連結子会社)
  • 2003年12月 - マレーシアにハリマテックマレーシアSdn.Bhd.を設立(現・連結子会社)
  • 2005年3月 - バイオマス発電設備完成
  • 2005年7月 - 中国に南寧哈利瑪化工有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2007年2月 - チェコにハリマテックチェコs.r.o.を設立(現・連結子会社)
  • 2009年8月 - ハリマ化成ポリマー株式会社を設立
  • 2009年10月 - 株式会社日本フィラーメタルズの全株式を取得(現・連結子会社)
  • 2009年12月 - 日立化成ポリマー株式会社の事業のうち、徳島工場のロジン変性樹脂に関する事業を取得し、信宜日紅樹脂化工有限公司(現・連結子会社)と信宜中林松香有限公司を取得
  • 2011年1月31日 - 米国化学会社モメンティブ社の事業のうち、ロジン系印刷インキ用樹脂、粘接着剤用樹脂、合成ゴム用乳化剤他に関する事業を取得するため、蘭国にLAWTER B.V.(現・連結子会社)を設立
  • 2011年2月 - 中国広東省東莞市に製紙用薬品製造拠点となる
    東莞市杭化哈利瑪造紙化学品有限公司が稼働
  • 2011年4月 - ローター社(LAWTER)、米国シカゴに本社設立
  • 2012年6月 - 中国上海市に管理性公司、哈利瑪化成管理(上海)有限公司
    (英文名:HARIMA CHEMICALS (SHANGHAI) CO.,LTD.)設立
  • 2012年10月 - ハリマ化成グループ株式会社(持株会社)に社名変更し、新たに設立したハリマ化成株式会社が事業を継承
  • 2014年6月 - ローター社(LAWTER)がスウェーデンにおけるトールロジン生産事業へ出資
  • 2014年12月 - 高砂伊保太陽光発電所が竣工(兵庫県高砂市)
  • 2015年12月 - ローター社(LAWTER)が出資したサンパイン社(スウェーデン)のトールロジン生産設備の試運転開始
  • 2016年6月 - サンパイン社のトールロジン生産設備が本格稼働、年間2万トンのトールロジン生産体制へ
  • 2018年6月 - 長谷川吉弘社長がベルギー王国より「レオポルド2世勲章コマンドール章」を受章
  • 2018年11月 - サンパイン社の株式追加取得、持ち株比率24.6%に

主な関係会社[編集]

ハリマ化成株式会社

LAWTER

ハリマエムアイディ株式会社

株式会社セブンリバー

ハリマ化成商事株式会社

株式会社日本フィラーメタルズ

主な製品[編集]

  • 樹脂・化成品
    • 塗料用樹脂/印刷インキ用樹脂/粘接着剤用樹脂/機能性樹脂/トール油製品/合成ゴム用乳化剤
  • 製紙用薬品
    • 内添サイズ剤/紙力増強剤/表面塗工剤
  • 電子材料
    • マイクロソルダー/スーパーソルダー/導電性ペースト/ナノペースト/アルミ用接合材料

出版書籍[編集]

『松の化学』
1989年に米国パルプケミカルズ協会が発行した「Naval Stores」を「松の化学」として翻訳出版。
ネーバルストアズの壮大な歴史から最新の情報までを包括的に解説した書籍。
D. F. Zinkel J. Russell 編
長谷川吉弘 訳
1993年6月26日発行
菊版変形 上・下巻セット
総1,418ページ 上製本

脚注[編集]

  1. ^ 第77期 有価証券報告書” (日本語). ハリマ化成グループ株式会社. 2019年6月27日閲覧。