バック・トゥ・ザ・ルーツ〜グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート

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バック・トゥ・ザ・ルーツ〜グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースカバーアルバム
リリース
録音 カリフォルニア州サンラフェル ザ・サイト[1]
アディショナル・レコーディング: カリフォルニア州サウサリート スタジオD・レコーディング[1]
ジャンル ロックR&B
時間
レーベル エレクトラ・レコード
プロデュース スチュワート・レヴィン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 21位(スイス[2]
  • 46位(ドイツ[3]
  • 55位(アメリカ[4]
  • ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 年表
    ハード・アット・プレイ
    (1991年)
    バック・トゥ・ザ・ルーツ〜グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート
    (1994年)
    Time Flies... The Best of
    (1996年)
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    バック・トゥ・ザ・ルーツ〜グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート』(原題:Four Chords & Several Years Ago)は、アメリカ合衆国ロックバンドヒューイ・ルイス&ザ・ニュース1994年に発表したアルバム。スタジオ録音の新作アルバムとしては7作目に当たり、全曲ともカバーである。

    背景[ソースを編集]

    バンドは前作『ハード・アット・プレイ』(1991年)1作のみでEMIを離れ、エレクトラ・レコードに移籍して本作を発表した[5]

    「マザー・イン・ロウ」には、ドクター・ジョンがピアノとボーカルでゲスト参加している[6]。「ゴーイング・ダウン・スロー」はセントルイス・ジミー・オーデン作のブルース・スタンダードだが、ヒューイ・ルイスはリトル・ウォルターのヴァージョンを参考にした[6]

    反響[ソースを編集]

    アメリカでは1994年6月4日付のBillboard 200で55位に達し、『ベイエリアの風』(1982年)以降のアルバムとしては初めて全米トップ40入りを逃す結果となった[4]。本作からは「サム・カインド・オブ・ワンダフル」(全米44位[7])、「バット・イッツ・オーライト」(全米54位[8])がシングル・ヒットした。

    スイスでは1994年6月5日付のアルバム・チャートで初登場21位となり、4週連続でトップ50入りした[2]。ドイツのアルバム・チャートでは9週トップ100入りし、うち2週にわたって46位を記録した[3]。イギリスでは全英アルバムチャート入りを逃したが[9]、「サム・カインド・オブ・ワンダフル」は1994年5月21日付の全英シングルチャートで84位を記録した[10]

    評価[ソースを編集]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「彼らがアルバム『スポーツ』の頃にヒットさせた曲にあった、磨き抜かれたエナジーには欠けているが、このアルバムは楽しくて熟達した演奏に満ちており、バンドがなおもヒット・シングルを生み出す方法を分かっていたことを証明した作品で、"(She's) Some Kind of Wonderful"と"But It's Alright"は、いずれもマイナー・ヒットとなった」と評している[11]。また、1994年5月23日付の『ピープル』誌のレビューでは「街角のハーモニー、高々と鳴り響くサックス、脂っこいハーモニカ演奏を懐かしがっている人々にとっては、胸を焦がす思いを満たすことだろう。或いは、そこまでいかなくとも、楽しい時間を過ごせるだろう」と評されている[12]。一方、Patrick Kampertは1994年6月2日付の『シカゴ・トリビューン』紙において4点満点中1.5点を付け「昨今はリメイクが旬だが、ヒューイ・ルイスはアメリカン・ソングブックへの回帰に関して、ブライアン・セッツァーやコリン・ジェイムスほど深く突っ込んでいない」「"Some Kind of Wonderful"は、ソウル・ブラザーズ・シックスのオリジナルはもとよりグランド・ファンクのヴァージョンにも及ばない」と評している[13]

    収録曲[ソースを編集]

    1. シェイク・ラトル・アンド・ロール - "Shake, Rattle and Roll" (Charles E. Calhoun) - 3:07
    2. ブルー・マンデイ - "Blue Monday" (Dave Bartholomew, Fats Domino) - 2:40
      • スマイリー・ルイスが1954年に発表した曲。1956年には作者のファッツ・ドミノによるヴァージョンも発表された。
    3. サーチン・フォー・マイ・ラヴ - "Searching for My Love" (Bobby Moore) - 2:51
      • ボビー・ムーア&ザ・リズム・エイシズが1966年に発表した曲。
    4. サム・カインド・オブ・ワンダフル - "(She's) Some Kind of Wonderful" (John Ellison) - 3:06
      • ソウル・ブラザーズ・シックスが1967年に発表した曲。
    5. バット・イッツ・オーライト - "But It's Alright" (J.J. Jackson, Pierre Tubbs) - 2:54
      • J.J.ジャクソンが1966年に発表した曲。
    6. イフ・ユー・ガッタ・メイク・ア・フール・オブ・サムバディ - "If You Gotta Make a Fool of Somebody" (Rudy Clark) - 2:32
      • ジェームス・レイが1961年に発表した曲。
    7. マザー・イン・ロウ - "Mother in Law" (Allen Toussaint) - 2:43
      • アーニー・ケイ・ドウが1961年に発表した曲。
    8. リトル・ビティ・プリティ・ワン - "Little Bitty Pretty One" (Robert Byrd) - 2:05
      • ボビー・デイ英語版&ザ・サテライツが1957年に発表した曲。
    9. グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール - "Good Morning Little School Girl" (Sonny Boy Williamson) - 4:02
      • サニー・ボーイ・ウィリアムソンI世が1937年に発表した曲。
    10. スタッガー・リー - "Stagger Lee" (Harold Logan, Lloyd Price) - 2:36
      • ロイド・プライスが1958年に発表した曲。
    11. シー・ショット・ア・ホール・イン・マイ・ソウル - "She Shot a Hole in My Soul" (Mac Gayden, Chuck Neese) - 2:39
      • クリフォード・カリーが1967年に発表した曲。
    12. シュアリィ・アイ・ラヴ・ユー - "Surely I Love You" (James Bracken, Marion Oliver) - 2:51
      • ロスコ・ゴードンが1960年に発表した曲。
    13. ユー・レフト・ザ・ウォーター・ランニング - "You Left the Water Running" (Oscar Franck, Rick Hall, Dan Penn) - 3:06
      • ビリー・ヤングが1966年に発表した曲。
    14. ユア・キャッシュ・エイント・ナッシン・バット・トラッシュ - "Your Cash Ain't Nothin' But Trash" (Charles E. Calhoun) - 2:58
      • ザ・クローヴァーズが1954年に発表した曲。
    15. ファンクション・アット・ザ・ジャンクション - "Function at the Junction" (Edward Holland, Jr., Shorty Long) - 3:13
      • ショーティー・ロングが1966年に発表した曲。
    16. ベター・トゥ・ハヴ・アンド・ノット・ニード - "Better to Have and Not Need" (Don Covay, Erskin Watts) - 3:32
      • ドン・コヴェイが1974年に発表した曲。
    17. ゴーイング・ダウン・スロー - "Going Down Slow" (St. Louis Jimmy Oden) - 2:00
      • セントルイス・ジミー・オーデンが1941年に発表した曲。

    参加ミュージシャン[ソースを編集]

    アディショナル・ミュージシャン

    • ドクター・ジョン - ピアノ、ボーカル(on #7)
    • マーヴィン・マクファーデン - トランペット(on #4, #5, #6, #7, #10, #11, #13)
    • リンダ・ティレリー、ジーニー・トレイシー - バッキング・ボーカル(on #4, #6, #10, #11, #15, #16)

    脚注[ソースを編集]

    [ヘルプ]
    1. ^ a b Huey Lewis & The News - Four Chords & Several Years Ago (CD, Album) | Discogs
    2. ^ a b Huey Lewis And The News - Four Chords & Several Years Ago - hitparade.ch
    3. ^ a b Offizielle Deutsche Charts
    4. ^ a b Huey Lewis & the News Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年3月6日閲覧。
    5. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Huey Lewis & the News - Biography & History”. AllMusic. 2019年3月6日閲覧。
    6. ^ a b CD英文ライナーノーツ(Dave Sholin)
    7. ^ Huey Lewis & the News (She's) Some Kind Of Wonderful Chart History - Hot 100”. Billboard. 2019年3月6日閲覧。
    8. ^ Huey Lewis & the News But It's Alright Chart History - Hot 100”. Billboard. 2019年3月6日閲覧。
    9. ^ HUEY LEWIS & THE NEWS | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    10. ^ HUEY LEWIS & THE NEWS | full Official Chart History | Official Charts Company
    11. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Four Chords & Several Years Ago - Huey Lewis & the News”. AllMusic. 2019年3月6日閲覧。
    12. ^ Picks and Pans Review: Four Chords and Several Years Ago”. People. Meredith Corporation (1994年5月23日). 2019年3月6日閲覧。
    13. ^ Kampert, Patrick (1994年6月2日). “Huey Lewis & The NewsFour Chords and...”. Chicago Tribune. 2019年3月6日閲覧。