バラクーダ (コミックバンド)
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バラクーダは、ボーイズバラエティ協会、岡本圭司音楽事務所所属のコミックバンド(ボーイズ物)。
概要[編集]
歴代メンバーは全員プロのミュージシャン。
1974年に『ダスターポット』残党の岡本圭司とベートーベン鈴木のコンビで『(中小企業楽団)バラクーダー』結成。1979年に自主制作した「日本全国酒飲み音頭」が宴会ソングの定番化して以降、「チャカ・ポコ・チャ」「演歌・血液ガッタガタ」と3年毎に連続ヒットを飛ばし、人気者になった[1]。
1986年に一旦解散したが、1995年に『ミュージカルぼーいず』残党の及川兄弟と岡本のトリオ『中小企業楽団 バラクーダ』として再結成。「帰ってきた酒飲み音頭」(飲酒運転撲滅キャンペーンソング、2003年)等をリリースした。
メンバー[編集]
- 地元のジャズ喫茶で演奏活動していたが、弟子の横山やすしの相方を探していた横山ノックに誘われ、やすしと短期間ながら漫才コンビを組んだが、初舞台を前に解散している。
- 平尾昌晃を頼って上京後は、『佐々木功とロリーポップス』[2]や、『スウィング・ウエスト』の司会兼ボーヤ、音楽ショウ『宮本二郎とスクラップサウンズ』を経て、1965年2月に那須三郎から承継した『岡本八とダスターポット』のリーダーとなり、1972年まで活動。
- 1974年に元同僚の鈴木と『バラクーダー』を結成し、1986年にコンビ解消。1995年からは『中小企業楽団 バラクーダ』を率いる。
- 著書に『即効!カラオケ術&爆笑!宴会芸』(マガジンランド)がある。
- 主な楽曲作品:「日本全国酒飲み音頭」「チャカ・ポコ・チャ」「演歌・血液ガッタガタ」「ありがとう音頭」「オールドミスだって夢がある」「帰ってきた酒飲み音頭」(以上バラクーダ)、「母子草」「母子花」(藤あや子)、「黒い渚」(大津美子)、「血液ガッタガタPART-2」(ピンクの電話)など。
- おさむの兄。北海道出身。大学でクラシック音楽を学び、1970年から『仲野彰とニューシャープス』『チャーリー石黒と東京パンチョス』等、ビッグバンドの楽団員を渡り歩く。1989年より弟に続いて『ミュージカルぼーいず』で活動。1995年から弟と共に『中小企業楽団 バラクーダ』に参加。
- スタジオミュージシャンとしても活動中。ゴルフはシングルの腕前。
- 主な楽曲作品:「ぼくの日記」(バラクーダ)
- 及川の弟。北海道出身。1971年より小川悠一に師事し作曲を学ぶ。1973年キングレコード専属歌手、1979年よりジャンボ具志けんの名で『ミュージカルぼーいず』で活動し、1995年から兄と共に『中小企業楽団 バラクーダ』に参加。
- 作曲家・編曲家としても活動中で、『おさむwithあんみつ』名義でシングル「チャカ・ポコ・チャ2002」等をリリース。
- 主な楽曲作品:「たまんないよ恋しくて」(新浩司)
- 昭和期メンバー
- ロックバンド『ナッツダンディーズ』を経て、『ダスターポット』ではリードギター担当。
- 『バラクーダー』解散後はシンガーソングライター兼ギター漫談家(東京演芸協会所属)として活動中。
代表曲[編集]
- 「日本全国酒飲み音頭」(72万枚)[3]
- 「チャカ・ポコ・チャ」(40万枚)[3]※ミニアルバム的な形でも発売している。(ミュージックカセットテープ・品番8CV-2051 徳間ジャパン)
- 「演歌・血液ガッタガタ」(50万枚)[3]
- 「帰ってきた酒飲み音頭」(2カ月で1万枚)[4]
- 「阪神タイガース酒飲み音頭2003」(2カ月で4万枚以上)[4]
など。「日本全国酒飲み音頭」は東芝レコード/ドリームレコード(数年後に徳間ジャパン)、「チャカ・ポコ・チャ」は徳間ジャパン/ミノルフォンレコード、「演歌・血液ガッタガタ」はビクターでの発売だが古巣であった徳間ジャパン発売のゴールデン☆ベストにて統一して発売されている。
CM出演[編集]
- 「パラゾール・ノンカット」(白元)
脚注[編集]
- ^ 中小企業楽団・バラクーダ「来年は節目の年で酒が飲めるぞ~♪」[リンク切れ](夕刊フジ、2009年12月11日)
- ^ 同僚に四谷シモン、三善英史らが居た
- ^ a b c コミックバンド バラクーダ(2009/10/24閲覧)
- ^ a b 【あの人は今こうしている】 岡本圭司、ゲンダイネット、2004年12月16日。
外部リンク[編集]
- バラクーダ日記(岡本ブログ)
- バラクーダ日記(新・岡本ブログ)
- BHタレントラインナップ 中小企業楽団バラクーダ