バーレーン国防軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バーレーン国防軍
قوة دفاع البحرين
Bahrain Defence Force
Flag of the Bahrain Defence Force.svg
派生組織 Flag of the Royal Bahraini Army.svg バーレーン陸軍
Flag of the Royal Bahrain Naval Force.svg バーレーン海軍英語版
Flag of the Royal Bahraini Air Force.svg バーレーン空軍
Flag of the Royal Guard of Bahrain.svg バーレーン親衛隊
Flag of the Bahrain Defence Force Royal Medical Services.svg バーレーン医療部隊英語版
本部 マナーマ
指揮官
最高司令官 ハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王[1]
国防担当大臣 アブドッラー・ビン・ハサン・アル・ヌアイミー[2]
総司令官 ハリーファ・ビン・アーメド・アル・ハリーファアラビア語版元帥[3]
参謀総長 ズィヤーブ・ビン・サクル・アル・ヌアイミー中将[4]
総人員
徴兵制度 志願制[5]
現総人員 約13,000
財政
予算 14億8,000万米ドル(2018年)[5]
軍費/GDP 3.6%(2018年)
テンプレートを表示

バーレーン国防軍(バーレーンこくぼうぐん、アラビア語: قوة دفاع البحرين‎、英語: Bahrain Defence Force)は、バーレーン王国の軍事組織。バーレーン陸軍バーレーン海軍英語版バーレーン空軍バーレーン医療部隊英語版バーレーン親衛隊で構成される。

憲法上、国家元首たる国王を最高司令官とする[1]。2008年1月6日、王政令によってサルマーン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ英語版皇太子が副最高司令官[6]ハリーファ・ビン・アーメド・アル・ハリーファアラビア語版元帥が総司令官[3]にそれぞれ任命された。

安全保障に関する最高意思決定は、最高国防会議英語版によって行われる。

歴史[編集]

1971年8月14日にイギリス保護国から独立したバーレーンは、小規模な軍事力しか保有しておらず、1972年頃の総兵力は1,100人で、陸軍は1個歩兵中隊、1個装甲車中隊及び1個対戦車小隊で編成され、海軍は数隻の哨戒艇を保有していたが、空軍は編成されていなかった[7]

1978年に発生した隣国イランで発生したイスラム革命後、新しい国防計画が策定された。1982年に湾岸協力会議(GCC)は、バーレーンの防衛力を改善するため17億ドルを拠出した。1999年以降のバーレーンの国防費は安定しており、年間約3億2,000万ドルが支出されている。

構成[編集]

バーレーン陸軍[編集]

バーレーン陸軍は6,000人の兵力を保有する。1個機甲旅団、1個機械化歩兵旅団、1個砲兵旅団、1個防空大隊、1個特殊作戦大隊で構成される。

アメリカ製M60A3戦車M113A2装甲兵員輸送車やフランス製パナール M3装甲兵員輸送車英語版など欧米製装備品のほか、コブラ軽装輪装甲車アクレプ軽装輪装甲車英語版などトルコ製装備品の導入を行っている。

バーレーン海軍[編集]

フリゲート「サバ

バーレーン海軍は700人の兵力を保有している。旧アメリカ海軍オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート1隻、アル・マナマ級コルベット2隻、アハマド・アル・ファテフ級ミサイル艇チェコ語版4隻など、20隻の戦闘艦艇を有する[8]

バーレーン空軍[編集]

F-5E戦闘機

バーレーン空軍は1,500人の人員を保有する。2個航空団隷下に9個飛行隊を編成している[9]

アメリカ製F-5E/FおよびF-16C/D戦闘機を主力に、AH-1E/F攻撃ヘリコプター、UH-60M汎用ヘリコプターなどのヘリコプター戦力も有している。

バーレーン医療部隊[編集]

バーレーン医療部隊は800人の人員を保有する。バーレーン最大の病院の一つである国防軍病院を運営する。

バーレーン親衛隊[編集]

バーレーン親衛隊による儀仗

バーレーン親衛隊はバーレーン王室の警護を任務とし、ハマド国王の息子のナーセル・ビン・ハマド・アール・ハリーファ英語版少将が司令官を務める。

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b バーレーン王国憲法(日本語訳)”. 駐日バーレーン王国大使館. 2020年5月19日閲覧。
  2. ^ バーレーン閣僚一覧”. 在バーレーン日本国大使館. 2020年5月19日閲覧。
  3. ^ a b “Royal Decree No 2 of the Year 2008 on the Appointment of the Commander-in-Chief of the Bahrain Defence Force”. Official Gazette of the Kingdom of Bahrain. (2008年1月6日). http://www.legalaffairs.gov.bh/viewhtm.aspx?ID=O0208 
  4. ^ バーレーン概観”. 在バーレーン日本国大使館. 2020年5月19日閲覧。
  5. ^ a b バーレーン基礎データ”. 日本国外務省. 2020年5月17日閲覧。
  6. ^ “Royal Decree No 1 of the Year 2008 on the Appointment of the Deputy Supreme Commander”. Official Gazette of the Kingdom of Bahrain. (2008年1月6日). http://www.legalaffairs.gov.bh/viewhtm.aspx?ID=O0108 
  7. ^ 鳥井・2000 405頁-407頁
  8. ^ 世界の海軍 2018 16頁
  9. ^ 石川・2009 96頁-99頁

参考文献[編集]

  • 鳥井順 2000 「中東軍事紛争史IV 1967~1973 初版」 第三書館 2000年6月10日 ISBN 4-8074-0007-X
  • 石川潤一 2009 「Jwing No.133 2009年9月号 知りたい!世界の空軍 第33回 バーレーン空軍」 イカロス出版
  • 「世界の艦船 4月号増刊 No.878 世界の海軍2018-2019」 海人社

関連項目[編集]