バーンパーチー駅

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バーンパーチー駅
ホーム上のバーンパーチー駅舎
ホーム上のバーンパーチー駅舎
ชุมทางบ้านภาชี
Ban Phachi Junction
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
アユタヤ県パーチー郡
駅番号 1036
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
電報略号 ภช.
駅構造 地上駅
ホーム 4面6線
開業年月日 1897年5月1日
乗入路線
所属路線 北本線
キロ程 89.95km(クルンテープ駅起点)
プラケーオ (3.13km)
(3.63km) ドンヤナン
所属路線 東北本線
キロ程 0.00km(バーンパーチー駅起点)
(4.67km) ノンクアイ
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バーンパーチー駅(バーンパーチーえき、タイ語:สถานีรถไฟชุมทางบ้านภาชี)は、タイ王国中部アユタヤ県パーチー郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

概要[編集]

バンコクの北方89.95km地点に位置する。バンコク都市圏に含まれ、当駅を始発終着とするバンコク方面の通勤列車も設定されている[1]

当駅でタイ国鉄北本線から東北本線が分岐する。北本線の当駅以南は主要幹線二線が共用し、列車設定の最も輻輳する区間であることから1942年複線化され、1990年代初めまでタイ国鉄唯一の複線区間となっていた[2]。その後更に、1994年から2004年にかけて実施された改良工事で、北本線のロップブリー駅まで複線区間が延伸され、当駅以南については、ランシット駅バーンスー駅の北方約21km)から当駅までの区間の三線化が行われている[3][4]

当駅では小さなカップにストローを挿した手作りアイスクリームが売られており、名物となっているが、児童労働の現場にもなっており問題視する声も挙がっている。

歴史[編集]

タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅 - アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[5]。その後ナコンラチャシーマに向け路線を延伸し、1897年5月1日に本駅を含むケンコーイ駅 まで開通したことにより本駅が中間駅として開業した。1900年12月21日には当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。その後新たにチエンマイまでの路線を北本線として整備する事なり、本駅が分岐駅に選ばれ、1901年4月1日ロッブリー駅まで完成した[6]。その後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た[7]

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (54.02km)
  • 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)

駅構造[編集]

島式4面6線のプラットホームを持つ地上駅であり、駅舎はホーム上にある。

駅構内[編集]

タイ国鉄蒸気機関車177号機

プラットホーム上に、退役した蒸気機関車177号機(1919年N.B.L.Co.Hyde.Park製、製造番号21759[8])が静態保存されている。

脚注[編集]

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  1. ^ 『鉄道ピクトリアル』2000年6月号(No.686)p.86 電気車研究会
  2. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.201
  3. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.294 - p.295
  4. ^ 『鉄道ピクトリアル』2000年10月号(No.691)p.79 電気車研究会
  5. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
  6. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.26
  7. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25 - p.28
  8. ^ 『タイ国の蒸気機関車』 p.16

参考文献[編集]

  • 高田隆雄 『タイ国の蒸気機関車』 (エリエイ出版部、1978年)
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]