パグアサ島

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外交紛争のある島
現地名:
タガログ語: Pag-asa Island
中国語: 中業島
英語: Thitu Island
ベトナム語: đảo Thị Tứ / 島市肆
Thitu Island & Reefs, Spratly Islands.png
中央の島がパグアサ島
地理
パグアサ島の位置(南シナ海内)
パグアサ島
所在地

南シナ海

北緯11度03分11.9秒 東経114度17分6.4秒 / 北緯11.053306度 東経114.285111度 / 11.053306; 114.285111座標: 北緯11度03分11.9秒 東経114度17分6.4秒 / 北緯11.053306度 東経114.285111度 / 11.053306; 114.285111
所属群島 南沙諸島
実効支配
 フィリピン
パラワン
カラヤン
領有権主張
 中国
 中華民国
 ベトナム

パグアサ島タガログ語: Pag-asa Island: Thitu Island中国語: 中業島ベトナム語: đảo Thị Tứ / 島市肆)は、スプラトリー諸島(南沙諸島タガログ語ではカラヤーン群島)にある。「パグアサ」は、フィリピン語(タガログ語)で「希望」という意味。日本が領有宣言をしていた新南群島時代の旧称は三角島

地理[編集]

南沙諸島の中では2番目に大きいとされる島[1]太平島に次ぐ)。三角おむすび形の平坦な島。面積は0.37 km2

パラワン島の西方海上に位置し、約25キロメートル南西には中国が造成により拡張して兵器を配備しているスービ礁がある[1]

領有に関する主張[編集]

1971年からフィリピン実効支配しているが[2]、他に中華人民共和国台湾およびベトナム領有権を主張している[3]

フィリピンによる実効支配[編集]

フィリピン軍の兵士や沿岸警備隊の隊員約30 - 50名が交替で配備されているほか、漁民ら一般住民も約100人(2019年時点)島[1]暮らしている[4]2012年には、小学校の開設や埠頭の建設が予定されていると伝えられている[5]

島内には1970年代に未舗装の1,400m滑走路を持つ飛行場が建設されている。2014年6月18日には、フィリピン海軍幹部が海水による浸食が進んだ滑走路を補修する計画を明らかにしている[6]

2017年5月、フィリピン軍がセメント・木材などの建設資材を搬入し、計画しながら中断していた埠頭の接岸施設の整備・滑走路の補修に着手した[7]

2019年7月23日、ロレンザーナ国防相が記者会見でホテル建設計画を公表した。フィリピン政府は、周辺海域を「西フィリピン海」と呼称している[1]

歴史[編集]

  • 1971年 - フィリピンの実効支配。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「比、南シナ海に観光地 スプラトリー諸島/中国に対抗 軍事拠点化も」『読売新聞』朝刊2019年7月31日(国際面)。
  2. ^ “【地球人間模様】@南沙諸島「孤島に生きる」”. 47NEWS (全国新聞ネット). http://www.47news.jp/47topics/ningenmoyou/169.html 2017年4月8日閲覧。 
  3. ^ 「南シナ海 中国をけん制/フィリピン 領有権争う島 滑走路改修」日本経済新聞』朝刊2019年1月10日(国際面)2019年1月26日閲覧。
  4. ^ “比、南沙で滑走路整備へ 中国に対抗し実効支配強化”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2013年12月4日). オリジナルの2013年12月4日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131204140040/http://sankei.jp.msn.com/world/news/131204/asi13120421370001-n1.htm 
  5. ^ “フィリピンが南沙諸島に小学校 6月、中国反発も”. 47NEWS. 共同通信 (全国新聞ネット). (2012年4月25日). オリジナルの2012年11月11日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121111091825/http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042501002084.html 
  6. ^ “南沙諸島の滑走路補修へ=比”. 時事ドットコム (時事通信社). (2014年6月18日). オリジナルの2014年9月13日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20140913001323/http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406/2014061800931 
  7. ^ “南シナ海で対中抑止力 ベトナム、日本の護衛艦が寄港 フィリピン、南沙で滑走路を改修”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2017年6月2日). http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM01H5F_01062017FF1000/ 2017年6月3日閲覧。 

関連項目[編集]