パソコンパラダイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パソコンパラダイス』(Pasocom Paradise)は、メディアックス、のちにサンデー社が発行していたアダルトゲーム専門雑誌であり、雑誌として休刊したのちにオークスが発行したムック本シリーズである。通称は「パソパラ」。

概要[編集]

1991年7月に日本初のアダルトゲーム専門誌としてメディアックスから隔月刊で創刊。1993年4月号より月刊化。それまでパソコンゲーム雑誌で数ページだけ扱われているだけだったアダルトゲームについて誌面全体をそれだけに絞った構成で注目され、その後の類似誌の創刊ラッシュなどアダルトゲーム専門誌・美少女ゲーム専門誌というジャンルを築き上げた。また1994年1月には姉妹誌としてジュブナイルポルノ小説とアダルトアニメをメインに扱う『パソパラチャット』(PPチャット)も創刊された。

誌面内容的にはゲーム紹介記事を中心としており、ゲーム攻略記事は少ない。紹介記事中のゲーム画面写真で性器の表現がある所にはもともとモザイク処理がかけられているにも関わらず、「お宝マーク」(金の延べ棒のイラスト)と呼ばれる独自の修正処理が行われていた。2002年頃からパソコンゲーム雑誌のほとんどに付いていた出版倫理協議会による18禁マークが唯一付けられていなかったが2007年3月号を以てお宝マークは廃止され、18禁マークがつけられた。

また、月刊化以降から読者参加ゲームやアダルトゲームの漫画化小説化作品の連載・掲載を積極的に行っている。また数ヶ月おきに定期的に「パソコンパラダイス総集編」というこれまでのゲーム紹介記事を再録したムックも発行していた。19号より「ストレージ」に表題を改め価格を下げたものの、タイトルによっては2年遅れと明らかに旬を逃した再録もあり読者の評判が芳しくなかったことからストレージは2号を持って休刊。以後、総集編は1年に1回のペースで限定的に出されていたが2003年号(2005年発行)を以て発行を停止している。

2008年4月号からは編集を手掛けていたピーズサイテックがフェリオとの経営統合により、編集部が総入れ替えとなり、発行もサンデー社に変わる。その後編集プロダクションがスタジオエクレア、ディーキャンプ、元『P-mate』の編集者が率いるβversionと入れ代わり2013年11月30日発売の2014年1・2月合併号にて休刊した。

その後、2014年6月にオークスがムック本として『パソコンパラダイス復活号』を発売し、その後『パソパラ』の誌名で3か月ごとに発売していたが、2015年6月に発行されたVol5を最後に発行を停止している。

本誌の編集を担当していたピーズサイテック及びフェリオが編集している個別のゲームタイトルに関するガイドブック(攻略本・ファンブック・原画集)は、メディアックス及びサンデー社ではなくジャイブから刊行されていた。

表紙イラストレーター[編集]

読者参加ゲーム[編集]

  • 聖アップル学園
  • 秘密指令1919
  • 学園トライアングル
  • 学園ジェネシス
  • バイトマスター
  • 精霊異境REBISS
  • プリマ・マテリア
  • 威武の嵐
  • ゾディアック・エンジェルス
  • みらくる☆くる〜ず
  • エナジーイコール
  • ブレイブキャスター
  • インビジブルウォー
  • パペットプリンセス

出身者[編集]

のちにコアマガジン社の編集人、G-type編集長となる上崎洋一は創刊当時、新勝寺ひろ名義でゲームライターとしてデビューしている[1]。またジュブナイルポルノ作家のたかなみれいもゲームレビューや読者参加ゲームを5年に渡り執筆している。ライトノベル作家の鏡裕之アダルトゲーム『ぷにつま』のノベライズを連載していた。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 初めての原稿料 日野百草@上崎洋一