パークシティ豊洲

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アーバンドック パークシティ豊洲
Park City Toyosu Tokyo.JPG
Tower A at Park City Toyosu complex.JPG
A棟
施設情報
所在地 東京都江東区豊洲2丁目
状態 完成
着工 2005年4月[1]
竣工 2008年3月[1]
用途 共同住宅、店舗、保育所、診療所[1]
地上高
高さ タワーA 179.49m
タワーB 114.83m
タワーC 25.72m[1]
各種諸元
階数 タワーA 地下1階 地上52階 塔屋2階
タワーB 地下1階 地上32階 塔屋1階
タワーC 地下1階 地上7階[1]
敷地面積 28,900.05 [1]
建築面積 タワーA 7,609.01
タワーB 5,600.60
タワーC 1,447.97 [1]
延床面積 タワーA 121.951.43
タワーB 63,551.57
タワーC 5,562.71 [1]
構造形式 タワーA RC造一部S造
タワーB RC造一部S造・RC造
タワーC RC造[1]
エレベーター数 25基[1]
戸数 1,481戸[1]
駐車台数 1,025台[1]
関連企業
設計 三井住友建設鹿島建設建設企業共同体
デザインアーキテクト ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所、アースケイブ、ライティングデザイン[1]
構造エンジニア 三井住友建設・鹿島建設建設企業共同体[1]
施工 三井住友建設・鹿島建設建設企業共同体[1]
デベロッパー IHI三井不動産レジデンシャル[1]
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アーバンドック パークシティ豊洲(アーバンドック パークシティとよす、Urban Dock Park City Toyosu)は、東京都江東区豊洲にある超高層マンションであり、大規模マンションである。A棟が区内で最も高い建築物となっている。

タワーであるA棟・B棟と低層板状のC棟およびANNEXから構成され、IHI(石川島播磨重工業)と三井不動産レジデンシャルが開発・分譲にあたった。

概要[編集]

1988年東京都臨海副都心構想で晴海大橋の建設を決定すると、ここにあった造船所イージス艦も建造してきたIHIは、建造船の荷出しができなくなるため、再開発の検討を始める。バブル崩壊の影響で一時頓挫したが、2001年に都がまちづくり方針を打ち出すと、IHIが行う再開発の中心となる「豊洲2~3丁目地区再開発区計画」が決定。水と緑の新都心へと変貌させ、利益の柱に据えることを眼目とする再開発がスタートする[2]

アーバンドック パークシティ豊洲は、約50haにおよぶ「産・学・住・遊・商」が一体となった大規模再開発の一環で建設され、晴海運河に面した7街区に位置する。総戸数は1481戸で、ICカードによる個人認証システム、各住戸に至るまでの4回のチェックを行う4タイムズチェックシステムも構築したほか、全住戸MB、PS(パイプスペース)を住戸内に配置しないSI住宅とすることで、実に420タイプもの豊富な住戸プランバリエーションを提供した[3]

外構空間のほとんどの部分である公共用空地を入居者、来訪者が回遊し、安らぐことのできる、緑豊かな空間とした。入居者用駐車場は全て地下に置き、地上部は歩行者が安全かつ快適に過ごせる空間とした。自走式駐車場棟の屋上は緑地とデッキの織りなす屋上庭園とし、入居者専用のアメニティ空間となっている。また、6街区に建てられたららぽーと豊洲とは地下連絡通路で繋がっている[3]

外観デザインは自然の印象をテーマに、柔らかく膨らんだ白い外壁、その背景となって白とさわやかな対比を生み出すライトグリーンとサーモンベージュを基調に構成している[4]

CMには黒木瞳を起用して、高級感あふれるイメージで[5]2007年5月に販売開始したところ、約1万4000組が押し寄せ、営業担当者が悲鳴を上げたという[2]

タワーA[編集]

吹抜空間を持つセンターボイド型住棟で、北側にスリットを設けることで、吹抜には光が入り込むようにした。吹抜を囲む共用廊下は長くなるが、コア分散の配置により、避難上安全で、かつ居住者へのエレベーターのサービス性能を高めた[3]

タワーB[編集]

中廊下形式としながら、エレベーターホールを外部に面することで眺望を享受できるようにした[3]

タワーC[編集]

晴海通り沿いに位置し、住宅、保育所、クリニックのコンプレックス。超高層建物による圧迫感を緩和し、また街に活気と賑わいを与えている[3]

ANNEX[編集]

タワーAとタワーBの間で、地上に浮かびプールやゲストルームがある[3]

他の街区に位置する施設[編集]

オフィスビル

1街区には先行して、1992年NTTデータ本社が入る豊洲センタービル(37階)が竣工し、2006年8月には隣接して豊洲センタービルアネックス(33階)が完成。NTTデータは首都圏に分散していたオフィスを集約した。同年4月には5街区にIHIの本社機能が入る豊洲IHIビル(25階)も竣工している[2]

3-1街区にはマルハニチロ本社などが入る豊洲フロント(15階)、3-2街区に豊洲フォレシア(16階)、3-3街区に第一生命豊洲本社などが入る豊洲キュービックガーデン(14階)が建てられた。

マンション

9-2および8-4街区にシティタワーズ豊洲、8-3街区にザ・トヨス・タワー(43階)が立地。8-2街区Aには大和リビングUR都市機構から敷地を定期借地しロイヤルパークス豊洲(14階)を賃貸経営するほか、8-2街区Bに豊洲レジデンス(14階)が立地する。

学校

IHIがモノづくりの縁で誘致を働きかけ、2006年4月、8-1街区に芝浦工業大学が豊洲キャンパスを開設したほか、ファミリー世帯が多く移り住むことを前提に江東区に用地を提供し、2007年4月に豊洲北小学校が開校している[2]

商業施設等

6街区にアーバンドックららぽーと豊洲、9-1街区にスーパービバホーム豊洲、4-2街区にアニヴェルセル豊洲(結婚式場)などが進出している。

交通[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『近代建築』2008年6月号 p.56
  2. ^ a b c d 「特集 土地持ち企業を狙え」『エコノミスト』2007年7月3日号
  3. ^ a b c d e f 『近代建築』2008年6月号 p.53
  4. ^ 『近代建築』2008年6月号 p.51
  5. ^ 「豊洲変身中 再開発 完了は20年後?」『朝日新聞』東京版 2006年3月27日