ヒルディスヴィーニ

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ローランス・フレーリクによる、フレイヤがイノシシに乗ってヒュンドラを訪ねる場面。

ヒルディスヴィーニまたはヒルディスヴィン[1]古ノルド語Hildisvíni。「戦いの家猪」[1]、「戦いの猪」[2]の意)は、北欧神話女神フレイヤが持っているイノシシの名前。

一説には愛人の人間オッタルが変身した姿ともいわれている[3]

フレイヤは2匹のが牽く車を持っていてこれに乗って移動するがヒルディスヴィーニに乗ることもある[2]。この点は双子の兄で豊饒神のフレイもイノシシのグリンブルスティを持っておりそれに乗って移動することと共通している[4]

しかし2人がイノシシがお気に入りなのはイノシシが子供をたくさん産むことから豊饒多産のヴァン神族の聖獣となっていたためだという[4]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 『北欧神話』(ディヴィッドソン)188頁。
  2. ^ a b 『北欧の神話』123頁。
  3. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』212頁。
  4. ^ a b 『北欧の神話』115-116頁。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • H.R.エリス・デイヴィッドソン(en)『北欧神話』米原まり子、一井知子訳、青土社、1992年、ISBN 978-4-7917-5191-4。
  • V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
  • 山室静『北欧の神話 神々と巨人のたたかい』筑摩書房〈世界の神話 8〉、1982年、ISBN 978-4-480-32908-0。