ヒルトン東京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒルトン東京
Shinjyuku International Building 2009.jpg
ホテル概要
正式名称 ヒルトン東京
運営 日本ヒルトン
所有者 東京都市開発
前身 東京ヒルトンホテル
階数 地下4階 - 地上38階
部屋数 825室
開業 1963年6月(現在地では1984年9月1日)
最寄駅 東京メトロ西新宿駅
最寄IC 首都高速4号新宿線新宿出入口
所在地 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目6番2号
位置 北緯35度41分33.1秒 東経139度41分27.8秒 / 北緯35.692528度 東経139.691056度 / 35.692528; 139.691056座標: 北緯35度41分33.1秒 東経139度41分27.8秒 / 北緯35.692528度 東経139.691056度 / 35.692528; 139.691056
公式サイト 公式サイト
テンプレートを表示
ヒルトピア
Hiltopia
Shinjuku kokusai building 2009-1.JPG
新宿国際ビルディング事務所棟。左側のガラスが多い方が新館、右側の丸みを帯びた方の建物が本館。
店舗概要
開業日 1984年9月
商業施設面積 2,420 m²
店舗数 29店
最寄駅 東京メトロ西新宿駅
外部リンク ヒルトン東京
テンプレートを表示

ヒルトン東京(ヒルトンとうきょう、英語表記Hilton Tokyo)は、東京都新宿区西新宿6丁目にある高級ホテル。運営はヒルトン・インターナショナル傘下の日本ヒルトン株式会社。

概要[編集]

1964年東京オリンピック開催による国際ホテル建設促進に則り、アメリカヒルトン・インターナショナル(以下ヒルトン)が日本進出を図ることになった。

なお、米国統治下の沖縄に米国人向けの「沖縄ヒルトン」がヒルトン直営で存在していたが、1970年代に「沖縄シェラトン」に改称したあと廃業した。建物は約30年間廃墟に近い状態となっていたが、2005年に「コスタビスタ沖縄」として蘇っている。

ヒルトンは東京急行電鉄(東急)との合弁会社「東京ヒルトンホテル株式会社」を設立、1963年6月北大路魯山人の名門料亭星ヶ岡茶寮」(東京都千代田区永田町)の跡地に「東京ヒルトンホテルTokyo HILTON HOTEL)」として開業した。

ヒルトンは、現在のホテルニューオータニの場所を購入してのホテル建設を計画していたが、土地保有者の大谷工業の関連会社である大谷鐵工に、現在のホテルニューオータニイン東京大崎)の土地との抱き合わせで高額な価格を提示されたことで断念した。そのため東京急行電鉄との合弁に切り替え、星ヶ岡茶寮跡地を所有していた東急がホテルを建設し「東京ヒルトンホテル」として運営した。用地売却を断念した大谷鐵工は業態転換し「ホテルニューオータニ」を開業することとなった。

「東京ヒルトンホテル」は、東急とヒルトンの間で開業後20年間の合弁契約が締結されていたが、1967年4月頃に東急側が「Hotel Japan Tokyu」に改称。ヒルトン側が東京地裁仮処分を申請し、改称が差し止められたことで「東京ヒルトンホテル」に復帰したが、その後も契約期間等の軋轢をめぐり裁判沙汰となる。その後、当初の契約期間満了により1983年12月31日をもって閉館となり、翌1984年1月1日からは東急ホテルズの「キャピトル東急ホテル」として運営されることになった(2006年に閉館し建て替え、後身はザ・キャピトルホテル東急)。

「東京ヒルトンホテル」の代替として、ヒルトンは新たに100%出資の子会社(現在はヒルトンジャパン傘下)日本ヒルトン株式会社を1981年に設立し、1984年9月1日に新宿国際ビルディング(地上38階建て)内に日本初の完全外資によるシティホテル「東京ヒルトン インターナショナルTokyo HILTON International)」を開業した。その後、名称を現在のヒルトン東京へ改称した。

周辺の西新宿一帯は、京王プラザホテルパークハイアット東京ハイアットリージェンシー東京など、高級指向の大型シティホテルが所在する競合地域となっている。

館内設備は高速インターネット通信完備のエグゼクティブ&デラックスフロアを含む全825室、6つのレストラン&バー、大小20の宴会場、室内プール、ジム、サウナ、屋外テニスコート、ビジネスセンターなどがある。

1996年に最寄り駅となる西新宿駅が開業したが、新宿駅からは離れた場所に立地するため、ホテル利用者専用のシャトルバスが運行されている。運行は京王バス東に委託している。

新宿国際ビルディング[編集]

新宿国際ビルディング事務所棟の出入口。ヒルトン東京とは独立している。

ヒルトン東京は、東京都市開発株式会社(東京都が一部出資)が所有・管理する新宿国際ビルディングのホテル区画に入居している。多くの部分はヒルトン東京だが、オフィス部分(新宿国際ビル本館とも)があり、隣接する新宿国際ビルディング新館とともに各種企業などが入居している。ホテルとは独立したオフィス用の出入口ロビーがある。また、新宿国際ビルディング一帯は1980年に着手された「西新宿六丁目中央地区市街地再開発事業」によって開発されたものである。

1996年の西新宿駅開業に伴い整備された地下道「タイムズアベニュー」(新宿歩行者専用道第1号線)とは、1997年に接続している。

ビル全体の地下1階は、ヒルトピアHiltopia)という地下街ショッピングモール)となっており、物販・飲食・サービスの約3店舗0がある。運営は東京都市開発子会社の株式会社ヒルトピアであり、日本ヒルトンの直営施設ではない。また、地下4階には東京都下水道局の施設「新宿副都心水リサイクルセンター」があり、新宿の各高層ビルのトイレ用として下水道の処理水に殺菌処理等を施した再生水(中水)を供給・管理している。

アクセス[編集]

ホテル送迎バス(2018年撮影)

不祥事[編集]

ミシュランガイド東京2008で二つ星の評価を受けていた[12][13]、ヒルトン東京が経営する高級フレンチレストラン「トゥエンティワン」でメニューの産地偽装が行われていたとして、公正取引委員会2008年9月にレストランへの立ち入り検査を実施した[12]。調査の結果、レストランの発注責任者のフランス人シェフが食材の産地指定や農薬使用の有無の確認を怠ったまま注文し[12]2007年2月から9月頃まで、メニューで前沢牛と表示しながら大部分が山形牛であったり、北海道ボタンエビと表示しながらカナダ冷凍エビであったり[13]、また無農薬オーガニック野菜と表示した野菜に農薬が使用されていたなどの状態が続いていたことが判明した[12]

同年12月16日、公正取引委員会から景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)違反として、ホテルを経営する日本ヒルトンが排除命令(行政処分)を受けた[14][リンク切れ][13]。公正取引委員会は「レストランは認識がありながら偽装表示を続けており、チェックできなかったホテル側にも問題があった」と指摘、これを受けてヒルトン東京は謝罪のコメントを出した[13]。「トゥエンティワン」は営業自粛を経て9月に閉店し、同年11月7日より店舗跡地に「ル・ペルゴレーズ」が入居してレストラン業を再開した[12]

その後「ル・ペルゴレーズ」も2014年6月のレストランフロア全面改装により閉店し[15]、店舗を総入れ替えした上で同年11月にリニューアルオープン[15]中国料理レストラン「王朝」以外は別の店舗に置き換えられた[16]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e アクセス” (日本語). ヒルトン東京. 2020年3月31日閲覧。
  2. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2018年4月22日). “ヒルトン東京ファンの方はすでにお気付きかも知れませんがヒルトン東京と新宿駅を結ぶシャトルバスが新型になりました。お客様の声から乗降し易い車両になりました。” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  3. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年4月9日). “ヒルトン東京へは新宿からはシャトルバスが便利です。京王百貨店さんの前、21番バス停から20分間隔で08:20〜21:40まで運行しております。” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  4. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2018年4月22日). “先ほどご紹介したヒルトン東京シャトルバス、マニアックに言うと先代は日野メルファ、そして日野レインボーに変わりました。1枚目は懐かしの先代の前のカラーリング。” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  5. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年6月22日). “ヒルトン東京と新宿駅を結ぶシャトルバスのカラーリングが新しくなりました!黒の車体に様々な国言葉でこんにちは、ようこその文字が入ってます。” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  6. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年6月22日). “こちらがそのシャトルバスの写真です。ヒルトン東京にお越しの際はぜひご利用下さいませ。ヒルトン東京 中村pic.twitter.com/psF68PQSj8” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  7. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2014年3月9日). “ヒルトン東京と新宿西口を結ぶシャトルバスには世界各国のウェルカムの言葉が描いてあります。全部で何ヶ国語あるでしょう?” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  8. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2019年12月10日). “ヒルトン東京⇆新宿駅で無料のシャトルバスが運行していますが、よく見て見ると世界中の言葉の挨拶が書かれてるんですよ。” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  9. ^ リムジンバス&新宿WEバス|お得なきっぷ・乗車券” (日本語). 東京空港交通オフィシャルサイト. 2020年3月31日閲覧。
  10. ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2014年2月25日). “[https://twitter.com/hiltontokyoconc/status/438525814632505344 新宿の便利な循環バスをご紹介。 "WEバス"です。新宿の西と東を結ぶ¥100バスです。ヒルトン東京の近くからもご乗車して頂けます。]” (日本語). @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
  11. ^ 東京・さいたま・群馬~富山・金沢線 時刻表・運賃表”. 日本中央バス. 2020年3月31日閲覧。
  12. ^ a b c d e ミシュラン☆☆店、今度は無農薬野菜偽装 ヒルトン東京 - 特集:食の不安”. 朝日新聞デジタル (2008年11月5日). 2020年3月31日閲覧。
  13. ^ a b c d ミシュラン☆☆仏料理店に排除命令 産地偽装で公取委 - 特集:食の不安”. 朝日新聞デジタル. 2008年12月16日. 2020年3月31日閲覧。
  14. ^ 日本ヒルトン株式会社に対する排除命令について 公正取引委員会
  15. ^ a b ヒルトン東京、2階レストランフロア全面改装、11月オープン”. トラベルビジョン. 2014年6月5日. 2020年3月31日閲覧。
  16. ^ ダイニング|ヒルトン東京” (日本語). ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ. 2020年3月31日閲覧。

関連項目[編集]