ビクトル・ポストル
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基本情報 | |
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本名 | ビクトル・ヴァシロビッチ・ポストル |
通称 | The Iceman(アイスマン、氷男) |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 180cm |
リーチ | 187cm |
国籍 |
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誕生日 | 1984年1月16日(35歳) |
出身地 | キエフ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 29 |
KO勝ち | 12 |
敗け | 2 |
ビクトル・ポストル(ウクライナ語: Віктор Постол,英語: Viktor Postol、男性、1984年1月16日 - )は、ウクライナのプロボクサー。キエフ出身。元WBC世界スーパーライト級王者。トレーナーはフレディ・ローチ。TGBプロモーションズ所属[1]。
来歴[編集]
2007年12月1日、ボスニア・ヘルツェゴビナブルチコ行政区ブルチコでデビュー戦を行い、2回TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2011年12月18日、ザポリージャ州ザポリージャのアイス・パレス“ユノスト”でカーレン・テヴォスヤンとWBCインターナショナルスーパーライト級シルバー王座決定戦を行い、12回3-0(119-108、2者が120-107)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2012年6月27日、キエフでイヴァン・メンディと対戦し、12回3-0(2者が117-111、118-110)の判定勝ちでWBCインターナショナルシルバー王座初防衛に成功した。
2012年10月27日、キエフで元WBO世界スーパーライト級王者デマーカス・コーリーと対戦し、3-0(2者が118-110、117-112)の判定勝ちを収めWBCインターナショナルシルバー王座2度目の防衛に成功した。
2013年3月21日、カリフォルニア州イングルウッドのハリウッドパーク競馬場でヘンリー・ランディとWBCインターナショナルスーパーライト級王座決定戦を行い、12回3-0(116-113、2者が116-112)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年10月3日、キエフでイグナシオ・メンドーサと対戦し、12回3-0(2者が119-108、118-109)の判定勝ちを収めWBCインターナショナル王座初防衛に成功した。
2014年5月17日、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでファン・マヌエル・マルケスVSマイク・アルバラードの前座でセルチュク・アイディンとスーパーライト級契約12回戦を行い、11回2分52秒KO勝ちを収めた。
2015年10月3日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートでダニー・ガルシアの王座返上に伴いWBC世界スーパーライト級2位のルーカス・マティセーとWBC世界スーパーライト級王座決定戦を行い、10回2分58秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。
2015年10月8日、WBCはポストルをWBCの2015年10月度の月間優秀選手に選出した[3][4]。
2016年7月23日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでWBO世界スーパーライト級王者のテレンス・クロフォードと王座統一戦を行い、プロ初黒星となる12回0-3(2者が107-118、108-117)の判定負けを喫し王座統一に失敗、WBC王座の初防衛に失敗しクロフォードに王座を明け渡すと共にWBO王座の獲得にも失敗した[5][6]。
2017年10月6日、WBCがWBC世界スーパーライト級2位のレジス・プログレイスとWBC世界スーパーライト級4位のビクトル・ポストルの間でWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行うよう指令を出した[7]。
2018年2月12日、ポストルが練習中に右手を負傷し、同年3月9日にレジス・プログレイスと行う予定だったWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を辞退した[8][9]。
2018年6月23日、WBC世界スーパーライト級シルバー王者ジョシュ・テイラーとWBC世界スーパーライト級王座挑戦者決定戦で対戦し、12回0-3(110-118、110-117、108-119)判定負けを喫した[10]。
2019年3月27日、同年4月27日にIBO世界スーパーライト級王者モハメド・ミモウンに挑戦する事を発表と同時にトップランク社から離脱しアル・ヘイモンと契約してTGBプロモーションズに移籍した[11]。
2019年4月27日、ラスベガスのザ・コスモポリタン内チェルシーでIBO世界スーパーライト級王者モハメド・ミモウンに挑戦したが、前日26日にWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦と10回戦に変更した上で通常通り行われ[12]、ポストルが10回3-0(98-92、97-93、99-91)の判定勝ちを収めホセ・カルロス・ラミレスへの指名挑戦権を獲得した[13]。
獲得タイトル[編集]
脚注[編集]
- ^ “Top Rank Eyes Big 2020 For Jose Ramirez, Beginning With Postol”. Boxing Scene.com (2019年11月4日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ マティセーKO負け、ポストルがWBC・SL級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月4日
- ^ RATINGS WBC公式サイト 2015年10月8日
- ^ 尾川堅一がWBC13位に、月間MVPはワイルダー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月9日
- ^ クロフォード2度倒し大差勝利、S・ライト級2冠統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月24日
- ^ Terence Crawford dominates Viktor Postol, becomes junior welterweight unified titlist ESPN.com 2016年7月24日
- ^ Everything you need to know about the status of WBC world titles ESPN.com 2017年10月6日
- ^ Regis Prograis Very Motivated To Impress Against Viktor Postol Boxing Scene.com 2018年2月10日
- ^ Postol injured, Indongo steps in vs. Prograis Fightnews.com 2018年2月12日
- ^ “Josh Taylor Drops, Decisions Viktor Postol in Tough Fight”. Boxing Scene.com (2018年6月23日). 2018年6月29日閲覧。
- ^ “Postol-Mimoune Part of Showtime Telecast 4/27 From Las Vegas”. Boxing Scene.com (2019年3月27日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ “Photos: Viktor Postol, Mohamed Mimoune - Set For Eliminator”. Boxing Scene.com (2019年4月26日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ “Viktor Postol Hopes To Get Jose Ramirez Title Shot Next”. Boxing Scene.com (2019年4月28日). 2019年11月29日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- ビクトル・ポストルの戦績 - BoxRec(英語)
空位 前タイトル保持者 ダニー・ガルシア |
WBC世界スーパーライト級王者 2015年10月3日 - 2016年7月23日 |
次王者 テレンス・クロフォード |