ビジコン (テレビゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ビジコン(VISICOM)は、東京芝浦電気(現:東芝)1978年4月1日に発売した家庭向けテレビゲーム[1]

概要[編集]

東芝が1978年4月1日に発売した、国産では初のマイコンを内蔵したカセット交換式テレビゲーム。開発はテレビ事業部が担当、米国RCA社開発のテレビゲーム「RCA Studio II」をベースに、同社のマイクロプロセッサを使用してカラー化させたものである。発売した東芝は玩具店の販売ルートを持たなかったため、販売は家電ルートで行われた。本体価格54,800円[1]

コントローラはテンキーのみのパッドであるが、ジョイスティックのオーバレイを被せることでジョイスティックにもなる(スティックの傾きで2・4・6・8を中で押すだけなので使わなくてもプレイは出来る)という独特な物であった。また本体にあらかじめ5種類のソフトウェアが内蔵されており、カセットがなくても遊ぶことが出来た。本体はメタルパーツを多用して、いかにも家電メーカーらしい高級感溢れる作りになっていた[1]

描画性能はエポック社カセットビジョンにも劣る物であるが、本体側にマイクロプロセッサを持たせて、プログラムROMカセットでソフトウェアを供給している点が、カセットビジョンと大きく異なる点である。

スペック[編集]

  • CPU: RCA 1802(1.78MHz)
  • ROM: 2Kバイト(5種類の本体内蔵ソフト含む)
  • RAM: 768バイト
  • グラフィック: 64×32ドット, 4色カラー(朱色水色黄緑透明
  • サウンド: 単音, 固定周波数
  • 寸法: 幅450mm×高さ92mm×奥行251mm
  • 重量: 2.2kg
  • 付属品: アンテナ切換えスイッチ(VC-1), ACアダプター(AD-800), コントロールスティック×2個

本体内蔵ソフト[編集]

別売カセット[編集]

算数ドリル(CAS-110:5,000円)
四則演算
数当て
数のならびかえ
スポーツファン(CAS-130:5,000円)
野球
角力
ギャンブラーI(CAS-140:5,000円)
ブラックジャック(1人用, 2人用)
ギャンブラーII(CAS-141:5,000円)
スロットマシン-1(1人用 - 回数制限なし)
スロットマシン-2(1人用 - 10回制限つき)
電子サイコロ(2人用)
スペースコマンド(CAS-160:5,000円)
円盤射撃I(水平飛行)
円盤射撃II(垂直飛行)
霊感(CAS-190:5,000円)
八卦占い
血液占い
星占い

算数ドリル、スポーツファン、ギャンブラーI、スペースコマンドをBOXセットにしたビジコンカセットキット(CAS-100K:20,000円)も発売された。

脚注[編集]

  1. ^ a b c コアムックシリーズNO.682『電子ゲーム なつかしブック』p.55.