ビジネスデザイン研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

株式会社ビジネスデザイン研究所(ビジネスデザインけんきゅうじょ)は、愛知県名古屋市にある、ロボットに関する特許開発販売を行っている会社である。ロボットの企画から開発・販売を手がける企業。

会社名が長いため、英語のBusiness Design Laboratoryの頭文字をとって、BDLと略して呼ばれることも多い。

BDLが手がけるロボットは工場などで使われる産業用ロボットではなく、人間が生活する上で役に立つロボット、経済産業省の分類ではサービスロボットと呼ばれる種類のロボットである。また、医療、介護などの福祉分野での活用もされている。

概要[編集]

  • 1990年9月に設立される。当初はコンサルティング事業を中心に行っていたが、2002年8月にロボット事業部が設立され、ロボット事業がスタートした。
  • 2003年にオリジナルのコミュニケーションロボット「イフボット(ifbot)」が完成し、2004年から量産生産がスタートした。
  • 2004年12月、「よりそいifbot」の販売開始。
  • 2005年の愛・地球博では、名古屋大学・武田一哉研究室と共同開発したロボット「DAGANE(だがね)」を発表した。複数装着型マイクロフォンで雑音下音声認識を行ない、案内などを行なう。
  • 2007年12月、アメリカ合衆国のユーゴビー社(Ugobe)で開発された恐竜型ロボット「PLEO(プレオ)」の日本での独占販売を発表し、ロボットの輸入事業がスタートした。

[1]

  • 2016年現在、株式会社ifoo が営業を継承している。[2]

ロボットラインナップ[編集]

ifbot 0309(イフボット・ゼロサンゼロキュー)
宇宙人の形態をした会話型ロボット。腕と足の動くタイプで、カメラが搭載されており、顔認識を行う。人検知センサーや障害物センサーが搭載されている。プロトタイプ的位置づけで、100台製造されたが、一般販売はされていない。2003年9月リリース。
ifbot 0404(イフボット・ゼロヨンゼロヨン)
初の量産品で、足の動く可動型と、足の動かない据置型の2タイプが存在する。どちらも腕は動く。カメラと人検知センサーや障害物センサーが搭載されている。色は、白・ピンク・シルバー・黄色の4タイプ。2004年4月リリース。2008年現在販売終了。
ifbot 0410(イフボット・ゼロヨンイチゼロ)
安全面を考慮して腕と足は動かない。また、カメラ・人検知センサーは搭載されていない。色は白のみ。2004年10月リリース。2008年現在販売終了。
Hello Kitty ROBO(ハローキティロボ
ハローキティの主人公、キティ・ホワイトの姿をした会話型ロボット。2004年11月販売開始。2008年現在、ハードウェアの改良やコンテンツの充実を図ったver.2が販売されている。
よりそいifbot(よりそいイフボット)
イフボット(2004年10月バージョン)の高齢者向けバージョンで、高齢者の脳の訓練のためのメニューがコンテンツに入っているタイプ。2004年12月販売開始。2008年現在、音声合成エンジンを改良したver.2が販売されている。
PLEO(プレオ)
恐竜のカマラサウルスの形態をしたロボット。2007年12月販売開始。
Nabaztag(ナバズタグ)
ウサギの形態をしたネットワークロボット。2009年1月販売開始。

関連情報[編集]

  • 当初より、ロボットの研究開発と特許取得に特化しており、知的財産部門と営業部門から構成されていた。
  • 社内に製造部門は持たず、ロボットの製造は社外にアウトソーシングしていた。実際に製造していたのは、イフボットフタバ産業ハローキティロボ:NECアクセステクニカPLEO:FOXCONNである。
  • ロボットの開発に関してもアウトソーシングしており、開発の統括は、フタバ産業により行われた。実際の開発業務を行っていたのは、新横浜にあるシステムインテグレート企業のMCTECであった。
  • ラインナップには掲載されていないが、「英語イフボット」なるものが存在した。イナゴ株式会社と共同開発したもので、自然言語処理を行うエンジンNetPeopleをイフボットに搭載したものである。
  • 2005年の愛・地球博では、上述の「DAGANE」の他、ブラザーのパビリオンでイフボットによるショーが行われ、その他、様々な場所でのハローキティロボおよびイフボットの展示およびイベントが行われた。
  • 2006年には、スバルカスタマイズ工房と「くっつけ名人 with ifbot」を共同開発した。クレーン型の景品ゲームである「くっつけ名人」の中に「イフボット」が鎮座し、プレーを応援したりするという、画期的な製品であった。
  • 2007年のPLEO販売時には、電通が企画した大規模なプロモーションが行われた。眞鍋かをりを招いた製品発表会も行われ、メディアに大きく取り上げられた。
  • 2009年に行われたNabaztagの製品発表会は、在日フランス大使館内で行われ、フランス大使館経済部商務官のミッシェル・ロゼンベルグも挨拶をした。
  • 恐竜ロボット「Pleo」の製造元が破産[3]
  • 2010年5月〜10月に行われた上海国際博覧会(上海万博)には、イフボットとキティロボが展示されていた。このキティロボは中国語を話すバージョンとなっており、その後、中国国内で、一般販売する計画もあった。

関連企業[編集]

  • 株式会社ロボットライフ21 - 東京都にある、ロボットの企画・販売会社。高齢者施設向けのサービス等も行っている。

提携企業[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ifoo、ifbotなどコミュニケーションロボ出展、新規事業も検討中
  2. ^ http://www.ifoo.co.jp/sub1.html
  3. ^ ITメディアニュース2009年04月27日