ファラオの葉巻

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ファラオの葉巻
(Les Cigares du Pharaon)
発売日 1934
シリーズ タンタンの冒険 (Les aventures de Tintin)
出版社 カステルマン
制作陣
ライター エルジェ
アーティスト エルジェ
オリジナル
掲載 20世紀子ども新聞
掲載期間 1932年12月8日 – 1934年2月8日
言語 フランス語
翻訳版
出版社 福音館書店
発売日 1987
翻訳者 川口恵子
年表
前作 タンタン アメリカへ (1932年)
次作 青い蓮 (1936年)

ファラオの葉巻フランス語:Les Cigares du Pharaon )は、ベルギー漫画家エルジェによって描かれたコミック、タンタンの冒険シリーズの4番目の作品である。

概要[編集]

タンタンシリーズ4番目の作品。シリーズ初の前後編の前編だが、話としては一応完結している(麻薬の隠し場所判明など)。この作品では政治的なテーマを避けている。舞台は途中で大きく変わり、前半はエジプト、途中で中東のとある国、後半からはインドとなっている。

この作品より、タンタンとスノーウィ以外のレギュラーキャラクター(デュポンとデュボン[1])、後の作品に再登場する準レギュラーキャラクター(ラスタポプロス[2]、オリベイラなど)が登場するようになった(「タンタン アメリカへ」以前に登場したゲストキャラクターで再登場したものはいない)。

なお、日本語訳では第8巻として訳されたが、後編の『青い蓮』は第14巻として訳されており、巻数が離れている。

あらすじ[編集]

久々のバカンスを船旅で過ごすタンタンとスノーウィ。その船上にてエジプト老古学者のフィレモン・サイクロン氏や大富豪ラスタポプロスに出会う。そんな中、タンタンは刑事のデュポン、デュボンの2人にコカイン所持(アニメではアヘン)の疑いで逮捕されてしまう。船内の1室に閉じ込められたタンタンとスノーウィだが、窓からマストを利用してとある男性のヨットに移り脱出成功。カイロのポートサイドにたどり着く。フィレモンと再会したタンタンはファラオの墓を探しに探険する。砂漠で墓と思われるものを掘り当てようとするが、そのときスノーウィが葉巻を見つけ、タンタンを呼ぶ。そのラベルはフィレモンのパピルスにもあったケオセフ王のマークだった。葉巻を見つけたタンタンはフィレモンを呼ぶが、フィレモンの姿はなかった。地下室と思われる場所を見つけたタンタンはそこで多くの老古学者たちのミイラを目撃するが、自分の分まで用意されており、その場を離れようとするが、扉を閉ざされ、麻薬を浴びせられ、気を失う。

登場人物[編集]

タンタン
主人公のルポ記者。
スノーウィ
タンタンの相棒の犬。
デュポンとデュボン
本作から登場。インターポールの刑事。最初はある人物の命令によってタンタンを逮捕しようと追いかける。しかし、後にタンタンは無実だということを知り、和解した。ヨガ行者に間一髪でやられそうになったタンタンを助けるという活躍をしている。
フィレモン・サイクロン
老古学者で、多くの学者がありかを知ろうとして死んだファラオの墓を見つけるためにエジプトへ来た。タンタンと共に墓を探すが、行方不明になる。その後、アランが海に捨てた棺桶に入っており、タンタンと再会するがすぐに離れ離れになってしまう。その後インドでまたタンタンとあったときは毒によって正気を失っており、タンタンを殺そうとする。
ラスタポプロス
映画会社の社長なども務める大富豪。
オリベイラ
ポルトガル出身の商人。話上手で、最初は様々な売り物をタンタンに売りつけた。その後、「燃える水の国」「紅海のサメ」など中東が舞台となる作品に再登場している。
アラン
シーク・パシャ
マハラジャ・ガイパジャマ
ヨガ行者

映像化作品[編集]

1990年代にネルバナによってアニメ化された。

脚注[編集]

  1. ^ カラー版「タンタンのコンゴ探険」でも1コマ登場している
  2. ^ 「タンタン アメリカへ」でも一応登場している。タンタンも船上で出会ったとき、「そういや前に一度会ったことがあったっけ?」と言っている。