ファン・フランシスコ・エストラーダ

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はエストラーダ第二姓(母方の)はロメロです。
ファン・フランシスコ・エストラーダ
Juan Francisco Estrada
Gallo21.jpg
基本情報
本名 ファン・フランシスコ・エストラーダ・ロメロ
通称 El Gallo
階級 スーパーフライ級
身長 163cm
リーチ 168cm
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 (1990-04-14) 1990年4月14日(29歳)
出身地 ソノラ州プエルト・ペニャスコ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 43
勝ち 40
KO勝ち 27
敗け 3
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ファン・フランシスコ・エストラーダ・ロメロJuan Francisco Estrada Romero、男性、1990年4月14日 - )は、メキシコプロボクサーソノラ州プエルト・ペニャスコ出身。現WBC世界スーパーフライ級王者。元WBAスーパーWBO世界フライ級王者。豊富なスタミナを持ち、手数の多さとボディショットと右フックを軸とした攻撃に定評がある。フェルナンド・ベルトランが代表を務めるサンフェルとエディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USA所属。

来歴[編集]

2008年8月30日、ソノラ州エルモシージョのエキスポ・フォルムでセルヒオ・チャベスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2010年10月2日、プエルト・ペニャスコにあるペニャスコ・デル・ソルにて、マヌエル・アルメンダリスとWBCムンドヒスパノスーパーフライ級王座決定戦で対戦し、2回TKO勝ち。王座獲得に成功した。

2011年5月14日、シナロア州ロスモチスにて、のちのIBF世界スーパーフライ級王者ファン・カルロス・サンチェス・ジュニアと対戦。初回にダウンを奪われ、8回にダウンを奪い返して追い上げるもプロ初黒星となる0-3の判定負けを喫した。

2012年6月23日、アーディン・ディアル(フィリピン)と対戦。初回に2度ダウンを奪うと、2回にボディショット一撃でダウンを奪い、2回2分22秒KO勝ちを収めた。

2012年11月17日、世界初挑戦がアメリカデビュー。カリフォルニア州ロサンゼルスロサンゼルス・スポーツ・アリーナで、WBA世界ライトフライ級王者ローマン・ゴンサレスと対戦。強打の対戦は初回から手数の多さのエストラーダと的確なパンチを放つゴンサレスの両者の持ち味が出た好試合となるが、結局判定までもつれ、0-3の判定負けを喫した[1]

2013年4月6日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオの中にあるコタイ・アリーナで、WBAスーパー・WBO世界フライ級王者のブライアン・ビロリアに挑戦。初回からボディを軸に攻撃するが、ビロリアに押される展開になり、2回に右のパンチをもらってひざが一瞬崩れてダウン寸前になった。7回終了時には3点差でビロリアにリードされるが、8回からはエストラーダが積極的に前に出てボディショットから右フックにつなげて盛り返し、最終12回にはあわやビロリアをストップ寸前まで追い詰め、結果は2-1の判定勝ち。一人は2点差(113-115)でビロリアにつけ、二人は(117-111、116-111)と5、6点差でエストラーダにつけた。世界王座2度目の挑戦にしてフライ級最強と言われたビロリアから殊勲の勝利を収め、WBAスーパー王座、WBO王座獲得に成功した[2]

2013年7月27日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオの中にあるコタイ・アリーナにて、WBA世界フライ級9位でWBO世界フライ級1位のミラン・メリンドフィリピン)と対戦し、12回3-0(117-109、2者が118-109)の判定勝ちを収めWBAスーパー王座とWBO王座は指名試合を制しての初防衛に成功した。敗れたメリンドはこの試合がプロ初黒星となった[3]

2014年4月26日、プエルト・ペニャスコのセントロ・デ・コンベンシオネス・プエルト・ペニャスコでWBO世界フライ級10位のリッチー・メプラナムと対戦し、9回終了TKO勝ちを収めのWBAスーパー王座とWBO王座2度目の防衛に成功した[4]

2014年9月6日、メキシコシティアレナ・シウダ・デ・メヒコでWBAスーパー・WBO世界ライトフライ級王者でWBO世界フライ級1位のジョバンニ・セグラと対戦し、11回1分33秒TKO勝ちを収めWBAスーパー王座とWBO王座の3度目の防衛に成功した[5]

2014年9月17日、WBOはエストラーダを2014年9月度の月間MVPに選出した[6]。10月10日、WBAはエストラーダを2014年9月度の月間優秀選手に選出した[7][8][9]

2014年12月6日、ソノラ州エルモシージョのセントロ・デ・ウソス・ムルティプレスでWBA世界フライ級9位でWBO世界フライ級8位のジョーバート・アルバレス(フィリピン)とフライ級10回戦を行い、10回3-0(98-92、2者が99-91)の判定勝ちを収めた[10]。当初はWBAとWBO王座の防衛戦の予定だったがWBAがタイトルマッチを認定しなかった。

2015年3月28日、ユカタン州メリダポリフォルム・サムナでWBA世界フライ級15位でWBO世界フライ級12位のロンメル・アセンホ(フィリピン)と対戦し、3回43秒TKO勝ちを収めWBAスーパー王座の4度目の防衛、WBO王座の4度目の防衛に成功した[11][12]

2015年9月26日、プエルト・ペニャスコのセントロ・デ・コンベンシオネス・プエルト・ペニャスコでWBA世界フライ級3位でWBO世界フライ級3位のエルナン・マルケスと対戦し、10回2分16秒KO勝ちを収めWBAスーパー王座とWBO王座の5度目の防衛に成功した[13][14]

2016年7月17日、WBAはWBAスーパー・WBO世界フライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダとWBA世界フライ級正規王者井岡一翔に対し、王座統一戦を行うよう指令を出した[15][16]

2016年9月14日、スーパーフライ級に転向する為にWBA世界フライ級スーパー王座を返上[17][18][19]、15日にWBO世界フライ級王座を返上した[20]

2016年10月8日、プエルト・ペニャスコのエスタディオ・フランシスコ・レオン・ガルシアでレイモンド・タブゴンとスーパーフライ級10回戦を行い、10回3-0(3者共100-90)の判定勝ちを収めた[21][22]

2017年3月11日、メキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコでアヌアル・サラスとWBC世界スーパーフライ級シルバー王座決定戦を行い、5回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[23]

2017年4月4日、WBCはカルロス・クアドラスとファン・フランシスコ・エストラーダに対しWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦を行うよう指令を出した。この試合の勝者はシーサケット・ソー・ルンヴィサイ対ローマン・ゴンサレス戦の勝者との対戦を義務付けられた[24][25][26]

2017年9月9日、カリフォルニア州カーソン スタブハブ・センター・テニスコートで行われた「SUPER FLY」にてローマン・ゴンザレスvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第二戦の前座で、元WBC世界スーパーフライ級王者でWBC世界スーパーフライ級2位のカルロス・クアドラスとWBC世界スーパーフライ級挑戦権決定戦を行い、12回3-0(3者共114-113)の判定勝ちを収め王者シーサケットへの挑戦権獲得に成功した[27][28][29]。この試合でエストラーダは65,000ドル(約730万円)、クアドラスは62,500ドル(約700万円)のファイトマネーを稼いだ[30]

2018年2月24日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムで行われた「SUPER FLY2」でWBC世界スーパーフライ級王者のシーサケット・ソー・ルンヴィサイと対戦し、12回0-2(111-117、113-115、114-114)の判定負けを喫し2階級制覇とはならなかった[31][32]。この試合でエストラーダは10万ドル(約1100万円)、シーサケットは25万ドル(約2700万円)のファイトマネーを稼いだ[33]

2018年9月8日、カリフォルニア州のザ・フォーラムでフェリペ・オルクタと対戦し、12回判定勝ちを収めた。

2018年12月8日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートにてセシリア・ブレークフスVSアレクサンドラ・ロペスの前座でビクター・メンデスと対戦し、7回にメンデスが棄権してエストラーダが勝利を収めた。

2019年4月26日、ザ・フォーラムにて再びWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイと対戦し、12回3-0(115-113×2、116-112)の判定勝ちを収め2階級制覇を達成した[34]。この試合でエストラーダは20万ドル(約2100万円)、シーサケットは50万ドル(約5400万円)のファイトマネーを稼いだ[35]

2019年6月28日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと契約を結んだ[36]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ロマゴン激戦制しV5 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年11月18日
  2. ^ ビロリア失速 エストラーダ殊勲の2冠奪取 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月7日
  3. ^ エストラーダ、2冠堅守 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月28日
  4. ^ エストラーダ、曲者メプラナムをストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2014年4月27日
  5. ^ エストラーダがセグラをTKO ロマゴンと統一戦希望 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月7日
  6. ^ 野中悠樹、井上拓真らWBOランクイン Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月18日
  7. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年10月10日
  8. ^ Floyd Mayweather Jr WBA boxer of the month WBA公式サイト 2014年10月10日
  9. ^ 宮崎亮、五十嵐俊幸、松本亮らがWBAランク入り Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月11日
  10. ^ エストレージャが三浦隆司挑戦に名乗り Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月7日
  11. ^ Estrada crushes Asenjo to retain fly belts WBA公式サイト 2015年3月29日
  12. ^ エストラーダTKO勝ちでV4、WBA・WBOフライ級 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年3月29日
  13. ^ Sparks Fly in Sonora: El Gallo Retains via KO WBA公式サイト 2015年9月27日
  14. ^ エストラーダがマルケスに快勝、フライ級統一王座V5 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年9月27日
  15. ^ WBA Orders Flyweight Unification Bout Between Estrada and Ioka WBA公式サイト 2016年7月17日
  16. ^ WBAが井岡一翔と統一王者エストラーダの対戦指示 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月19日
  17. ^ Juan Francisco Estrada Vacates WBA Flyweight Title Fightnews.com 2016年9月14日
  18. ^ Juan Francisco Estrada Vacates WBA Flyweight Title WBA公式サイト 2016年9月14日
  19. ^ エストラーダWBA王座返上、井岡一翔戦は遠のく Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月15日
  20. ^ エストラーダWBOも返上、S・フライ級ヒートアップ Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月16日
  21. ^ Estrada goes the full ten against Tabugon Fightnews.com 2016年10月9日
  22. ^ エストラーダ完封勝ち、地元で復帰戦飾る Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月9日
  23. ^ Ex-champ Estrada halts Salas, Nery stops Martinez in WBC bantam eliminator Fightnews.com 2017年3月12日
  24. ^ WBC approves Sor Rungvisai-Gonzalez rematch, Cuadras-Estrada interim title clash Fightnews.com 2017年4月4日
  25. ^ WBC SUPERFLYWEIGHT OFFICIAL RULING WBC公式サイト 2017年4月4日
  26. ^ シーサケットvsロマゴン再戦、クアドラスは暫定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月5日
  27. ^ Estrada edges Cuadras in WBC eliminator Fightnews.com 2017年9月9日
  28. ^ ELEMENTARY ELIMINATRY FOR "GALLO" ESTRADA WBC公式サイト 2017年9月10日
  29. ^ エストラーダ熱戦制す、クアドラス10回にダウン Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月10日
  30. ^ HBO’s SuperFly: Purses for Srisaket-Gonzalez II and undercard”. Bad Left Hook (2017年9月9日). 2017年11月18日閲覧。
  31. ^ Srisaket edges Estrada, keeps WBC superfly title Fightnews.com 2018年2月25日
  32. ^ シーサケットが2-0辛勝防衛、エストラーダは不満 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月25日
  33. ^ Purses: Rungvisai $250K, Estrada $100K, Cuadras $25K”. Boxing News 24 (2018年2月24日). 2018年7月10日閲覧。
  34. ^ エストラーダがシーサケットに雪辱”. ボクシング・マガジン編集部 (2019年4月28日). 2019年7月6日閲覧。
  35. ^ Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood”. ESPN.com (2019年4月26日). 2019年7月29日閲覧。
  36. ^ Juan Francisco Estrada Inks Promotional Pact With Eddie Hearn”. Boxing Scene.com (2019年6月28日). 2019年7月15日閲覧。

関連項目[編集]

前WBA・WBOスーパー王者
ブライアン・ビロリア
WBA世界フライ級スーパー王者
2013年4月6日 - 2016年9月14日(返上)
次スーパー王者
返上により消滅
前王者
ブライアン・ビロリア
WBO世界フライ級王者

2013年4月6日 - 2016年9月15日(返上)

空位
次タイトル獲得者
鄒市明
前王者
シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
WBC世界スーパーフライ級王者

2019年4月26日 - 現在

次王者
N/A