フェアリーステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
フェアリーステークス
Fairy Stakes[1][2]
開催国 日本の旗日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1984年12月15日
2021年の情報
距離 芝1600m
格付け GIII
賞金 1着賞金3500万円
出走条件 サラ系3歳牝馬(国際)(特指)
負担重量 別定(#競走条件を参照)
出典 [3][4]
テンプレートを表示

フェアリーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「フェアリー(Fairy)」は、妖精を意味する英語[5]。神話や伝説に登場する気まぐれで、人間と神の中間的な存在の総称。主に羽を持つ小さな少女の姿で表現される[6]

概要[編集]

1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(テレビとうきょうしょうさんさいひんばステークス)」が、本競走の前身[6]。1994年より現名称に変更された[6]。創設時は12月の中山競馬で施行していたが、2009年から1月上旬の施行に変更[6]。(時期変更に伴い2008年は休止)施行距離は当初芝1600mだったが、1991年から2007年までは芝1200mに短縮。2009年から再び芝1600mに変更された[6]。これにより、クイーンカップを含めて桜花賞のトライアルへ向けた3歳牝馬クラシック路線が整備された[6]

外国産馬は1993年から、地方競馬所属馬は1996年からそれぞれ出走可能になった[6]ほか、2009年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[6]

競走条件[編集]

以下の内容は、2021年現在[3][4][7]のもの。

出走資格:サラ系3歳牝馬、除未出走馬および未勝利馬

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定

  • 馬齢重量(54kg)
    • 日本馬:収得賞金1800万円以上は1kg増
    • 外国馬:重賞競走1着馬は1kg増

賞金[編集]

2021年の1着賞金は3500万円で、以下2着1400万円、3着880万円、4着530万円、5着350万円[3][4]

歴史[編集]

  • 1984年 - 3歳(現2歳)牝馬限定の重賞競走(GIII[注 1])として「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」の名称で創設[6]
  • 1993年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[6]
  • 1994年 - 名称を「フェアリーステークス」に変更[6]
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[8]
  • 2001年
    • 馬齢表示を国際基準へ変更したことに伴い、競走条件を「2歳牝馬」に変更。
    • 負担重量を54kgに変更。
  • 2002年 - 地方競馬所属馬の出走枠が3頭に拡大[8]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[8]
  • 2009年
    • 国際競走に変更され、外国馬が出走可能となる[8]
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更。
    • 競走条件を「3歳牝馬」に変更。
    • 負担重量を「別定」に変更。
    • 地方競馬所属馬の出走枠が2頭に縮小。
  • 2021年 - 新型コロナウイルス感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[9]

歴代優勝馬[編集]

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第1回から第10回が「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」、第11回以降は「フェアリーステークス」[6]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 タイム 性齢 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年12月15日 中山 1600m エルプス 1:35.4 牝2 木藤隆行 久恒久夫 小畑安雄
第2回 1985年12月14日 中山 1600m メジロラモーヌ 1:34.9 牝2 柏崎正次 奥平真治 (有)メジロ牧場
第3回 1986年12月13日 中山 1600m コーセイ 1:35.7 牝2 増沢末夫 尾形盛次 アイ・ケイ・テイ・オーナーズ
第4回 1987年12月19日 中山 1600m シノクロス 1:36.3 牝2 嶋田功 西塚十勝 福井裕
第5回 1988年12月17日 中山 1600m カッティングエッジ 1:35.3 牝2 蛯沢誠治 高橋英夫 (有)社台レースホース
第6回 1989年12月16日 中山 1600m ヤマタケサリー 1:35.5 牝2 柴田善臣 畠山重則 山中竹幸
第7回 1990年12月1日 中山 1600m ブルーベイブリッジ 1:35.5 牝2 藤原英幸 山田要一 桜井欣吾
第8回 1991年12月21日 中山 1200m ディスコホール 1:09.3 牝2 岡部幸雄 山内研二 (有)社台レースホース
第9回 1992年12月26日 中山 1200m マザートウショウ 1:09.6 牝2 横山典弘 奥平真治 トウショウ産業(株)
第10回 1993年12月25日 中山 1200m ナガラフラッシュ 1:09.6 牝2 安田隆行 瀬戸口勉 ナガラ観光
第11回 1994年12月24日 中山 1200m プライムステージ 1:09.2 牝2 岡部幸雄 伊藤雄二 横山秀男
第12回 1995年12月23日 中山 1200m マックスロゼ 1:09.2 牝2 柴田善臣 伊藤雄二 田所祐
第13回 1996年12月21日 中山 1200m ヒシナイル 1:10.8 牝2 的場均 中野隆良 阿部雅一郎
第14回 1997年12月20日 中山 1200m レディステラ 1:10.4 牝2 横山典弘 池江泰郎 ロイヤルファーム(有)
第15回 1998年12月26日 中山 1200m タヤスブルーム 1:09.8 牝2 蛯名正義 山内研二 横瀬寛一
第16回 1999年12月25日 中山 1200m ベルグチケット 1:10.3 牝2 柴田善臣 手塚貴久 山田俊一
第17回 2000年12月17日 中山 1200m テンシノキセキ 1:09.4 牝2 江田照男 橋口弘次郎 杉谷枡夫
第18回 2001年12月16日 中山 1200m サーガノヴェル 1:07.8 牝2 横山典弘 古賀史生 前田幸治
第19回 2002年12月15日 中山 1200m ホワイトカーニバル 1:09.2 牝2 D.バルジュー 伊藤圭三 グランド牧場
第20回 2003年12月21日 中山 1200m マルターズヒート 1:09.2 牝2 D.バルジュー 坂口正則 藤田与志男
第21回 2004年12月19日 中山 1200m フェリシア 1:08.5 牝2 横山典弘 上原博之 (有)サンデーレーシング
第22回 2005年12月18日 中山 1200m ダイワパッション 1:09.8 牝2 長谷川浩大 増沢末夫 大城敬三
第23回 2006年12月17日 中山 1200m アポロティアラ 1:09.4 牝2 勝浦正樹 柴崎勇 アポロサラブレッドクラブ
第24回 2007年12月16日 中山 1200m ルルパンブルー 1:09.8 牝2 吉田隼人 坂本勝美 飯田良江
第25回 2009年1月11日 中山 1600m ジェルミナル 1:36.5 牝3 福永祐一 藤原英昭 (有)社台レースホース
第26回 2010年1月11日 中山 1600m コスモネモシン 1:34.8 牝3 石橋脩 清水英克 (有)ビッグレッドファーム
第27回 2011年1月10日 中山 1600m ダンスファンタジア 1:33.7 牝3 A.クラストゥス 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第28回 2012年1月9日 中山 1600m トーセンベニザクラ 1:35.5 牝3 津村明秀 柴崎勇 島川隆哉
第29回 2013年1月12日 中山 1600m クラウンロゼ 1:34.7 牝3 三浦皇成 天間昭一 矢野恭裕
第30回 2014年1月13日 中山 1600m オメガハートロック 1:36.3 牝3 戸崎圭太 堀宣行 原禮子
第31回 2015年1月12日 中山 1600m ノットフォーマル 1:35.2 牝3 黛弘人 中野栄治 芳賀克也
第32回 2016年1月11日 中山 1600m ビービーバーレル 1:34.3 牝3 石橋脩 中舘英二 坂東勝彦
第33回 2017年1月8日 中山 1600m ライジングリーズン 1:34.7 牝3 丸田恭介 奥村武 岡田牧雄
第34回 2018年1月7日 中山 1600m プリモシーン 1:34.6 牝3 戸崎圭太 木村哲也 (有)シルクレーシング
第35回 2019年1月12日 中山 1600m フィリアプーラ 1:36.0 牝3 丸山元気 菊沢隆徳 (有)キャロットファーム
第36回 2020年1月13日 中山 1600m スマイルカナ 1:34.0 牝3 柴田大知 高橋祥泰 岡田繁幸
第37回 2021年1月11日 中山 1600m ファインルージュ 1:34.4 牝3 C.ルメール 木村哲也 六井元一

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

  1. ^ 2015 International Cataloguing Standards Book Japan”. 国際セリ名簿基準委員会. 2016年1月14日閲覧。
  2. ^ IFHA 2016 Fairy S”. International Federation of Horseracing Authorities. 2016年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 1. 2021年1月8日閲覧。
  4. ^ a b c 令和3年第1回中山競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2021年1月8日閲覧。
  5. ^ 2021年度第1回中山競馬特別レース名解説(第4日) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 2. 2021年1月8日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 歴史・コース:フェアリーS 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2021年1月8日閲覧。
  7. ^ 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和3年度春季競馬) (PDF)”. 日本中央競馬会 (2021年1月7日). 2020年10月20日閲覧。
  8. ^ a b c d JRAホームページ|今週の注目レース-フェアリーステークス”. 日本中央競馬会. 2015年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月8日閲覧。
  9. ^ 無観客競馬(中山競馬場)の実施と首都圏ウインズ等の発売取りやめ(1月9日(土曜)・10日(日曜)・11日(祝日・月曜))”. 日本中央競馬会 (2021年1月5日). 2021年1月8日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]