フレイ (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

FRAY』(フレイ)とは、1991年にマイクロキャビンが開発したサークシリーズのスピンオフ作品ゲームソフトである。『サーク』のヒロインのひとり、“フレイア・ジェルバーン(通称フレイ)”が主人公のアクションRPG

概要[編集]

MSX版はMSX turboRの本体と併せて発売され、MSX turboR専用版とMSX2版[1]がある。turboR版ではフレイがサンプリングされた声でしゃべる。MSX turboR専用版とMSX2版ではオープニング・エンディング共に異なっている。後にPC-9800シリーズPC-88VAでも動作可能)にも移植された[2]。PC-9800シリーズでも、サンプリングされた声でフレイがしゃべり、オープニング・エンディングは先行するMSX版2種類を合成した形態となっている。

また、表現にインパクトのある魔法攻撃も特徴である。これにより、フレイは「サークシリーズにおける最強のキャラ」と揶揄されることもあった[3]。この特徴は、シリーズ完結編『サークIII』でも再登場している。

シリーズの時系列としては『サークII』とほぼ並行し、エンディングでラトクに追いつく直前までが描かれて、『サークII』でデスマウンテンに出航するラトクに追いつく。

家庭用ゲーム機としては『FRAY CD サーク外伝』のタイトルで、PCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフトとして発売された[4]。また、携帯型ゲーム機としては『FRAY(修行編)』のタイトルでゲームギアで発売された[5]

あらすじ[編集]

森でモンスターに襲われ、動けなくなっていたところを『サーク』の主人公ラトク・カートに助けられ、恋に落ちた女の子フレイア・ジェルバーン。ラトクのそばに居たい、役に立ちたいと願い、彼女は魔導士になることを決意する。3年の修行の後、魔導都市ミルセイアの魔法学校を卒業して町に戻ったフレイを待っていたのは、ラトクの母に託された置き手紙。すでにラトクはバヌワの町へ向けて旅立った後であった。失意の底に沈むフレイ。そんな彼女を励ましたのは、恋のライバル・エリスだった。フレイはラトクの後を追う決心をする。

  • ゲームギア版は、タイトルが示すとおり、魔法学校での修行の話がメインである。

登場人物[編集]

は MSX・PC98版 / PCエンジン版

フレイア・ジェルバーン
声:堀口しのぶ / 柴田由美子
本作の主人公。16歳。魔導士の少女。通称フレイ。『サーク』の時点では、怪我をして倒れているところをラトクに助けられ、惚れてしまう。以後、ラトクの役に立ちたいため魔法学校に入学して魔導士となる[6]。『サークIII』でラトクとパーティーを組むメンバーの1人。
ミル・グラード
声:- / 古谷徹
魔法学校の先生。24歳。独身。魔法学校の元生徒。MSX版およびPC版と、PCエンジンでは、容姿・口調がやや異なる。本作ではフレイのサポート的な役割を果たしている。
ミリアム・スイート
声:- / 久川綾
ゲーム中盤でフレイと知り合う、少女。通称ミリー。10歳。魔導士に憧れ、フレイに懐く。終盤でミルとルザーク先生の窮地を救った。実は魔力が強く、その後魔法学校に入学する。
ルトク・ハート
声:- / 古谷徹
ラトクに似た少年剣士。終盤でフレイと知り合う。自己中心的で女好きの性格。
ルザーク
魔法学校の先生。2年前に魔導士アマドゥクに体を乗っ取られた後に姿を消し、行方不明となっていた。
魔導士アマドゥク
声:- / 永井一郎
最強の魔導士。何百年も前に死亡している。何百年も前に肉体は滅びその魂は、他の人々の体を使い生き延びてきた。
ク・オル城を創り出した古の文明遺産の中に、自身の思いで進化する力を我がものにし、妖魔を超える力となって神になることを企む。冥界の神を召喚し、我が肉体として目論むが、冥界の神との召喚に失敗したことで、自身の力を与えこの地の神になろうと自身の魂と冥界の神の肉体と融合する。
ダーク・メア
『フレイ』のラストボス。魔導士アマドゥクによって召喚された冥界の神。最後は魔導士アマドゥクの魂と融合し、フレイに襲いかかる。最後はフレイの活躍により倒され、異世界に還っていった。
エンドラ
声:谷口恵津子 / -
フェアレスの町の魔法使い。ラトクを手伝いたいと相談したフレイに魔術の素質を認め、魔法学校への入学を薦めた。
エリス
ゲームオープニングでの表記は「ライバルのエリス」、18歳。フェアレスの町長の孫でラトクの幼なじみでラトクを巡ってのフレイの恋敵。ラトクに置いて行かれて泣いているフレイを励まして後を追う旅に踏み切らせた。本人いわく「複雑な気分」。

シリーズ作品[編集]

  • サーク - サークシリーズ最初の作品。
  • サークII - 『サーク』の続編。
  • サークIII - 『サークII』の続編。シリーズ完結編。
  • フレイ - 本作。サークシリーズのスピンオフ作品。
  • Xak -ガゼルの塔- - サークシリーズ外伝。時系列的には『サークII』と『サークIII』の間。

関連項目[編集]

  • 笹井隆司 - 『サーク』『サークII』『フレイ』作曲
  • 新田忠弘 - 『サーク』『サークII』『フレイ』作曲
  • ここまひ - パッケージイラスト

注釈[編集]

  1. ^ フレイ for MSX2(プロジェクトEGG)
  2. ^ フレイ for PC-9801(プロジェクトEGG)
  3. ^ 当時のMSX専門誌『MSX・FAN』および『MSXマガジン』など複数。
  4. ^ FRAY CD ~Xak外伝~ for PCエンジン(プロジェクトEGG)
  5. ^ フレイ 修行編 まとめ ゲームギア / ファミ通.com
  6. ^ その設定や顛末は『サークII』や当作品にて明かされる。