ブチロフェノン

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ブチロフェノン
識別情報
CAS登録番号 495-40-9 チェック
PubChem 10315
ChemSpider 9893 チェック
ChEMBL CHEMBL193524 チェック
特性
化学式 C10H12O
モル質量 148.20 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ブチロフェノン(Butyrophenone)は、化学物質である。誘導体のいくつか(総称してブチロフェノン系と呼ばれる)は、制吐薬として用いられるとともに統合失調症等の精神疾患の治療に用いられる[1]

ブチロフェノン系の薬には、以下のようなものが含まれる。

  • ハロペリドール - ブチロフェノン系で最も広く使われている抗精神病薬である[1]
  • ドロペリドール - 集中治療の神経遮断麻酔薬鎮静剤としてしばしば用いられる。
  • ベンペリドール - よく利用される抗精神病薬で最も強い(クロルプロマジンの200倍強い)[1]
  • トリペリドール - 強い抗精神病薬である(クロルプロマジンの200倍強い)。
  • メルペロン - 弱い抗精神病薬である。ヨーロッパでは、不眠症、精神錯乱、精神運動性激越、せん妄等の症状で、特に老齢の患者の治療によく用いられる。
  • レンペロン
  • アザペロン - 獣医学用に用いられる。
  • ドンペリドン - ブチロフェノンに由来するドーパミンアンタゴニストの制吐薬である(これ自体はブチロフェノン系ではない)。

非定型抗精神病薬リスペリドンはブチロフェノン系ではないが、ベンペリドールとケタンセリンの構造を元に開発された。

出典[編集]

  1. ^ a b c Keith Parker; Laurence Brunton; Goodman, Louis Sanford; Lazo, John S.; Gilman, Alfred (2006). Goodman & Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics (11 ed.). New York: McGraw-Hill. ISBN 0071422803.