ブラックホーク (競走馬)

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ブラックホーク
Black Hawk 20010603P1.jpg
2001年6月3日東京競馬場
欧字表記 Black Hawk
香港表記 黑鷹
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1994年5月14日
死没 2015年7月22日
Nureyev
Silver Lane
母の父 Silver Hawk
生国 イギリス
生産 ウォーターシップ ダウン スタッド
馬主 金子真人
調教師 国枝栄美浦北
競走成績
生涯成績 28戦9勝
獲得賞金 6億5267万
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ブラックホーク: Black Hawk)とは、イギリスで生まれ日本で調教された競走馬である。おもな勝ち鞍に1999年スプリンターズステークス2001年安田記念がある。全体として入着率は高く、スプリント、マイル路線で安定した力を発揮した。

戦績[編集]

馬齢は、2000年以前についても現在の表記で統一する。

4歳時にダービー卿チャレンジトロフィー重賞初制覇。1年あまりの休養をはさみ、5歳時にスワンステークスをレコード勝ちするが、マイルチャンピオンシップでは武豊が騎乗するも、エアジハードの3着に敗れる。それまでマイル路線を走っていた同馬だったが、マイルチャンピオンシップのあとに横山典弘から「この馬はスプリンターだよ」と進言され[1]、当時暮れに行われていたスプリンターズステークスに同騎手とのコンビで参戦し勝利、GI初制覇となった。以後このコンビは同馬の引退まで続く。

その後はおもにスプリント路線を歩むこととなるが、6歳春に阪急杯を勝って以降は、堅実な内容ながら勝ちきれないレースが続いた。

7歳時(2001年)、春のマイル王決定戦・安田記念に出走。それまで1600メートルのGIでは3着が最高であり、過去に2度挑戦した安田記念ではいずれも6着以下に敗れていた。単勝9番人気という評価でレースを迎えたが、後方からの思い切った作戦でフェアリーキングプローンスティンガーアグネスデジタルエイシンプレストンらを相手に1分33秒0のタイムで優勝。なお安田記念への出走と後方待機という選択はともにオーナー金子真人の指示だったという[1]。その後骨膜炎を発症して、同年7月に引退が決まった[2]ため、これが最後のレースとなった。

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
kg
距離馬場 タイム
上り3F
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
1997. 1. 6 中山 4歳新馬 16 2 4 1.7 (1人) 1着 岡部幸雄 55 芝1600m(重) 1:39.8(38.4) -0.2 (グレートクリア)
2. 1 東京 セントポーリア賞 14 5 7 3.9 (1人) 3着 岡部幸雄 55 芝1800m(良) 1:49.1(35.3) 0.6 インターパンチ
2. 16 東京 春菜賞 13 7 11 取消 岡部幸雄 55 芝1400m(重) メイショウデンゲキ
4. 19 新潟 わらび賞 15 5 9 3.1 (1人) 2着 小林久晃 55 芝1600m(稍) 1:35.7(36.7) 0.0 ユウキフジ
5. 4 東京 八重桜賞 6 5 5 2.0 (1人) 1着 横山典弘 55 芝1600m(良) 1:36.8(33.9) -0.2 (ドゥーワップ)
6. 1 東京 駒草賞 15 3 5 2.5 (1人) 2着 横山典弘 55 芝2000m(良) 2:01.6(34.3) 0.0 トーアステルス
1998. 2. 1 京都 宇治川特別 16 6 11 7.6 (3人) 4着 角田晃一 56 芝1400m(良) 1:22.5(36.0) 0.5 レイシアトル
2. 21 東京 春光賞 16 8 15 2.6 (1人) 1着 横山典弘 56 芝1600m(稍) 1:34.8(34.1) 0.0 (グリーンブリッツ)
3. 15 中山 ブラッドストーンS 14 1 1 3.5 (2人) 1着 横山典弘 56 芝1600m(良) 1:35.3(36.7) -0.5 (ニッポーアトラス)
4. 11 中山 ダービー卿CT GIII 11 2 2 3.8 (2人) 1着 岡部幸雄 56 芝1600m(稍) 1:34.3(34.6) -0.3 ケイワンバイキング
5. 16 東京 京王杯SC GII 16 7 13 8.6 (4人) 3着 後藤浩輝 56 芝1400m(良) 1:20.7(35.0) 0.6 タイキシャトル
6. 14 東京 安田記念 GI 17 7 13 11.5 (2人) 11着 後藤浩輝 58 芝1600m(不) 1:39.5(38.8) 2.0 タイキシャトル
1999. 8. 8 新潟 関屋記念 GIII 18 7 14 5.8 (3人) 2着 蛯名正義 56 芝1600m(良) 1:32.0(35.7) 0.4 リワードニンファ
9. 12 中山 京成杯AH GIII 15 2 3 1.8 (1人) 3着 柴田善臣 57 芝1600m(良) 1:32.9(35.6) 0.1 サンライズアトラス
10. 30 京都 スワンS GII 12 6 8 1.6 (1人) 1着 蛯名正義 57 芝1400m(良) 1:20.2(33.6) -0.3 ブロードアピール
11. 21 京都 マイルCS GI 18 7 15 3.8 (2人) 3着 武豊 57 芝1600m(良) 1:33.2(34.9) 0.4 エアジハード
12. 19 中山 スプリンターズS GI 16 5 10 3.8 (2人) 1着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:08.2(34.7) 0.0 アグネスワールド
2000. 2. 27 阪神 阪急杯 GIII 12 3 3 1.6 (1人) 1着 横山典弘 58 芝1200m(良) 1:08.7(34.3) -0.2 ディヴァインライト
3. 26 中京 高松宮記念 GI 17 8 16 2.2 (1人) 4着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:08.7(35.2) 0.1 キングヘイロー
5. 14 東京 京王杯SC GII 18 7 13 4.4 (2人) 2着 横山典弘 59 芝1400m(良) 1:21.3(34.8) 0.3 スティンガー
6. 4 東京 安田記念 GI 18 4 8 4.9 (2人) 9着 横山典弘 58 芝1600m(良) 1:34.6(35.1) 0.7 フェアリーキングプローン
9. 10 阪神 セントウルS GIII 16 7 14 2.4 (1人) 2着 横山典弘 59 芝1200m(良) 1:07.6(33.4) 0.0 ビハインドザマスク
10. 1 中山 スプリンターズS GI 16 1 2 4.2 (2人) 3着 横山典弘 57 芝1200m(稍) 1:08.8(35.3) 0.2 ダイタクヤマト
11. 19 京都 マイルCS GI 18 8 18 4.9 (2人) 8着 横山典弘 57 芝1600m(良) 1:33.2(35.5) 0.6 アグネスデジタル
12. 16 中京 CBC賞 GII 16 4 8 4.5 (2人) 2着 横山典弘 59 芝1200m(良) 1:08.1(34.2) 0.2 トロットスター
2001. 2. 25 阪神 阪急杯 GIII 14 3 3 2.3 (1人) 2着 横山典弘 59 芝1200m(良) 1:08.8(34.3) 0.1 ダイタクヤマト
3. 25 中京 高松宮記念 GI 18 7 13 4.0 (3人) 2着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:08.5(34.6) 0.1 トロットスター
5. 13 東京 京王杯SC GII 18 6 12 2.5 (1人) 3着 横山典弘 59 芝1400m(良) 1:20.2(34.8) 0.1 スティンガー
6. 3 東京 安田記念 GI 18 8 17 20.1 (9人) 1着 横山典弘 58 芝1600m(良) 1:33.0(34.8) -0.2 ブレイクタイム

重賞勝鞍[編集]

種牡馬[編集]

2002年から社台スタリオンステーション種牡馬となり[3]、2007年からブリーダーズ・スタリオン・ステーション[3]、2011年10月からは熊本県にある本田土寿牧場で[3][4]それぞれ繋養されていた。オーストラリアへのシャトルも行われた[3][5]。 2015年7月22日、本田土寿牧場で心臓麻痺のため死亡した。[6]

主な産駒[編集]

血統表[編集]

ブラックホーク血統ヌレイエフ系
Nearco 4×5=9.38%, Mahmoud 5×4=9.38%, Hyperion 5×5=6.25%, Nasrullah 5×5=6.25%)
(血統表の出典)[§ 1]
父系 ヌレイエフ系
[§ 2]

Nureyev
1977 鹿毛
父の父
Northern Dancer
1961 鹿毛
Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
父の母
Special
1969 鹿毛
Forli Aristophanes
Trevisa
Thong Nantallah
Rough Shod

Silver Lane
1985 黒鹿毛
Silver Hawk
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
母の母
Strait Lane
1974 黒鹿毛
Chieftain Bold Ruler
Pocahontas
Level Sands Mahmoud
Crawfish F-No.5-g
母系(F-No.) 5号族(FN:5-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearco4×5、Mahmoud4×5、Hyperion5×5、Nasrullah5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ブラックホーク 5代血統表2017年8月30日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com ブラックホーク 5代血統表2017年8月30日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ ブラックホーク 5代血統表2017年8月30日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ブラックホーク 5代血統表2017年8月30日閲覧。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)2010年6月号・pp.63 - 68
  2. ^ アラカルト” (日本語). 競馬ニホン (2001年7月22日). 2011年10月26日閲覧。 “ブラックホークが馬名登録を抹消”
  3. ^ a b c d ブラックホークが熊本へ移動” (日本語). 馬産地ニュース. 競走馬のふるさと案内所 (2011年10月24日). 2011年10月26日閲覧。
  4. ^ ブラックホーク(GB)”. JBISサーチ. 公益財団法人 日本軽種馬協会. 2015年2月5日閲覧。
  5. ^ シャトル種牡馬7頭が出発” (日本語). netkeiba.com (2007年8月8日). 2011年10月26日閲覧。
  6. ^ ブラックホークが死亡、21歳…2001年の安田記念などGI2勝” (日本語). netkeiba.com (2015年7月23日). 2015年7月23日閲覧。
  7. ^ ブラックホーク産駒、アヤパンで初勝利” (日本語). netkeiba.com (2005年6月15日). 2011年10月26日閲覧。
  8. ^ 豪年度代表馬はタイフーントレーシー” (日本語). 新着情報. Japan Horse Navigation System (2010年9月22日). 2011年10月26日閲覧。
  9. ^ Black And Bent”. 2015年2月5日閲覧。