ブリー・ラーソン

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ブリー・ラーソン
Brie Larson
Brie Larson
2018年
本名 ブリアン・シドニー・デソルニエーズ
Brianne Sidonie Desaulniers
生年月日 (1989-10-01) 1989年10月1日(29歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サクラメント
民族 フランス系アメリカ人
職業 女優・シンガーソングライター
活動期間 1998年 - 現在
主な作品
ショート・ターム
ルーム
キングコング: 髑髏島の巨神

ブリー・ラーソンBrie Larson1989年10月1日[1] - )は、アメリカ合衆国女優シンガーソングライター第88回アカデミー賞主演女優賞受賞。

生い立ち[編集]

カリフォルニア州サクラメントで生まれた。両親はともに2人一緒に練習したうえでカイロプラクターになった[2]。幼年期に両親は別れ、彼女は母や妹とともに、ロサンゼルスへ移った[3]。フランス系。フランス語によって育つ[4][5]。ホームスクーリングを経てアメリカン・コンサーバトリー・シアターで学ぶ。

キャリア[編集]

芸能活動と女優[編集]

最初の登場作品はスケッチ・コメディー番組『The Tonight Show with Jay Leno』に出演したことである[6]。程なくして、テレビシリーズ『Schimmel』に配役されたが、その主役だったロバート・シメルは撮影が始まる前にがんと診断されたために放映されることはなかった[7]。それは10ヶ月間保留にしたあと、Foxは番組そのものをキャンセルした。その後ラーソンはThe WBの新番組『In Your Dreams』のオーディションを受け、そして、ボブ・サゲットが演じるキャラクターの末娘エミリー役として本番組に上陸を果たした。本番組は2001年秋から02年の春まで放映されることが決まり、『Raising Dad』と新たに改名した。本番組は計22話を放映したあと打ち切りになった。また、ラーソンはABCのシットコム『Hope & Faith』のパイロット版に配役されたが、彼女や他の数人のキャストメンバーらはまだ未放送パイロット版のまま落とされた。

2003年、ディズニーチャンネルのオリジナルムービー『レーシング・エンジェルズ』にビバリー・ミッチェルと一緒に出演した。2004年7月、映画『スリープオーバー』に10代の役者達と主要な役で共演した[8]。また、映画『13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ』に端役で出演[9]

ラーソンは2006年の映画『Hoot』に相手役の俳優ローガン・ラーマンとコーディ・リンリーとともに登場した。また、映画『童貞ペンギン』に10代のペンギン役で声の出演を果たした。2007年のコメディドラマ映画『Remember the Daze』でアンジー役を演じ、さらに、デビッド・H・スタインバーグが脚本を書いて監督を務めた2008年の短編映画『The Babysitter』に登場した。

2008年1月に放映したドラマ『ゴースト 天国からのささやき』に登場を果たしている。また、タチアナ・フォン・ファステンバーグやフランチェスカ・グレゴリーが監督を務めた2008年の映画『Tanner Hall』でケイト役を掴んだ。テレビ局Showtimeのテレビシリーズ『ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ』にケイト・グレッグソン役で出演を果たす。番組は2009年1月18日に初放映した。2012年、映画『21ジャンプストリート』にジョナ・ヒルチャニング・テイタムと共演、1980年代の人気テレビ番組の映画化でモリー役として出演を果たした。2013年、テレビシリーズ『コミ・カレ!!』のシーズン4第8話Herstory of Danceに出演[10]、翌年に再び同作の5シーズン第6話Analysis of Cork-Based Networkingにレイチェル役でゲスト出演を果たす。 さらに2013年に映画『ショート・ターム』で主演した[11][12] 。2010年や2011年に司会者クレイグ・ファーガソンの深夜トークショー番組『ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・クレイグ・ファーガソン』に何回かゲスト出演している[13]

2015年のレニー・エイブラハムソン監督の映画『ルーム』で第88回アカデミー賞主演女優賞受賞。

音楽活動[編集]

2005年にミュージシャン、シンガーソングライターとして本格的に音楽キャリアを開始、大手レコードレーベルでデビューアルバムをリリースしたあと、米国中のライブコンサートで演奏した。セカンドアルバムを制作して完成させたが、リリースされなかった。ラーソンはEPをリリースする計画を明らかにしたが、話題にならなかった。彼女はミュージシャンとしてのキャリアを諦めなかったが[14]、新しい曲をリリースしたとき、知れ渡ることはなかった。2010年にシンガーとしては公の場における最後の登場となった映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』の中でバンドMetricとともにサウンドトラック「Black Sheep」を披露した[15]。そもそもラーソンは2003年初頭からシンガーに対する関心をもち始め、彼女の個人ウェブサイトを通じて楽曲を売り込み始めたときに、すでにアルバムをリリースすることに意欲を見せていた。彼女自身の言葉[16]「一緒になれない素敵な2人」について歌っている最初にリークした楽曲「Go Goodbye」、並びに「Invisible Girl」は、カサブランカ・レコード[17]ユニバーサル・レコードを発売元としたうえでレコード契約書に署名して、ラーソンの先行曲となった。どちらの楽曲もマイケル・ビンーコスとクレイグ・バートックの助けを借りたうえで書かれ制作された[18]。 2003年、別の楽曲「Not a Freak」をリーク、ミュージックビデオさえあり、オンライン購入が可能だった[19]

2004年晩春、カサブランカ・レコードの制約事項を原因として彼女のウェブサイトからすべての楽曲を削除、ファーストアルバムの新曲を録音している合間のことであった[20]。彼女は同年10月にアルバムをリリースすることに意欲を持っていた。まだ発売されていなかったデビューアルバムからのファーストシングル「She Said」、折しも彼女の公式ウェブサイトを経由して聞くことが可能であり、12月中にはiTunesで公式に発売され[21][22]、そして翌月に全米のラジオ局に楽曲を送った[23]。2005年に全米で最も売れたCDシングル99番入りしたにも関わらず、SoundScanによるとビルボードホット100シングルセールス上において第31位で最高に達し、エアプレイが低調であったため、米国内で最もかけられた楽曲トップ40入りを果たせなかった。また、2004年10月11日に行われたAOL Sessionsにおけるライブパフォーマンスの模様を収録している[24]。彼女の唯一のアルバム『Finally Out of P.E.』は2005年後半に発売し、米国で約3500枚を売り上げた[25]。発売前にレコードレーベルは「She Said」のミュージックビデオを製作、並びにAOL SessionsでのパフォーマンスのDVDを発売した。アルバム全体は10代のユーザー層に焦点を合わせており、彼女が雑誌『Teen People』主催のロックツアーでパフォーマンスして明らかになったが、ジェシー・マッカートニーとともに続けたツアーはラジオディズニーやラジオ KOLのような子供向けラジオから数多くのエアプレイをかけられた。クリス・アップルバウムが監督を務めた[26]She Said」のミュージックビデオは退屈しがちなファストフードレストランの労働者が「自分を見つける」ため歌い手を目指す物語を描いている。また、映画『バービーとペガサスの魔法』にクレジットされているサウンドトラック「Hope Has Wings」を歌った。楽曲のミュージックビデオは映画のDVDにボーナス特典として収録されている[27]

2006年、ロサンゼルスを根拠地としたインディペンデントバンドのボーカリストとギタリストのジャック・ブレバーやラミ・パールマンとともに彼女の以前の音楽の作風とは若干異なる映画『Hoot』のサウンドトラック「Coming Around」を書いて録音した[28]

2006年3月1日、ラーソンはロサンゼルスにある有名なViper Roomで新しい楽曲をアコースティックスタイルでパフォーマンスした[29]。演奏した曲は「Dear Universe」、「Powershift」、「Stilts and the Titanic」、「Superstition」、米国の音楽ユニットのインディゴ・ガールズのカバー曲 「Closer to Fine」 そして、彼女のアルバムからの楽曲「"Falling Into History"」。新しい曲からは一曲だけスタジオ録音してリークされたシングル「Stilts and the Titanic」はマイケル・ビンーコスと共同で書き制作した。楽曲は2006年夏にラーソン公式マイスペースでデモ版として視聴、ダウンロードができた。

2008年10月22日、新しい音楽素材や5楽曲を含むEPを録音して、アーティストであるケイトリン・クロスビーの最新アルバムにバッキングボーカルを提供することを彼女の公式MySpaceページでファンに向けて発表した[14]。 EPには楽曲「Ugly」の再録音したバージョンや新しい4曲「Dear Universe」, 「Sharpen My Nails」, 「Arielle」, 「If All Goes Well」が含まれていた[14]

映画監督[編集]

2017年、映画『Unicorn Store』で監督、主演、製作(デビッド・バーナドとルーベン・フライシャーと共同製作)を務め、長編映画監督デビューを果たす[30]

私生活[編集]

長年、ロックミュージシャンのアレックス・グリーンウォルドと交際し、2016年に婚約した。

フィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
2003 レーシング・エンジェルズ
Right on Track
コートニー テレビ映画
2004 13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ
13 Going on 30
シックス・チック
スリープオーバー
Sleepover
リズ
2005 プライド・オブ・マディソン/栄光への挑戦
Madison
レーシングガール2
2007 童貞ペンギン
Farce of the Penguins
I Need a Z-Pack Penguin 声の出演
2009 タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑
Tanner Hall
ケイト
2010 ベン・スティラー 人生は最悪だ!
Greenberg
サラ
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
Scott Pilgrim vs. the World
エンヴィ・アダムズ
2011 ランパート 汚れた刑事
Rampart
ヘレン
ダメ男がモテる本当の理由
The Trouble with Bliss
ステファニー
2012 21ジャンプストリート
21 Jump Street
モリー・トレイシー
2013 ドン・ジョン
Don Jon
モニカ・マルテロ
ショート・ターム
Short Term 12
グレイス
いま、輝くときに
The Spectacular Now
キャシディ
2014 ザ・ギャンブラー/熱い賭け
The Gambler
エイミー・フィリップス
2015 新しい夫婦の見つけ方
Digging for Fire
マックス
エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方
Trainwreck
キム
ルーム
Room
ママ / ジョイ・ニューサム アカデミー主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2015主演女優賞受賞[31]
2016 フリー・ファイヤー
Free Fire
ジャスティン
2017 キングコング: 髑髏島の巨神
Kong: Skull Island
メイソン・ウィーバー
The Glass Castle ジャネット・ウォールズ
Unicorn Store キット 兼監督・製作
Basmati Blues リンダ
2019 キャプテン・マーベル
Captain Marvel
キャロル・ダンバース / キャプテン・マーベル
Avengers: Endgame

テレビシリーズ[編集]

放映年 邦題
原題
役名 備考
2001-2002 Raising Dad エミリー・スチュワート 計22話出演
2008 ゴースト 〜天国からのささやき
Ghost Whisperer
クリスタ 第3シーズン第11話「顔のない悪意」
2009-2011 ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ
United States of Tara
ケイト・グレッグソン 計36話出演
2012 NTSF:SD:SUV::
NTSF:SD:SUV
ケイトリン 第2シーズン第2話「The Real Bicycle Thief」
2013-2014 コミ・カレ!!
Community
レイチェル 計3話出演

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

Finally Out of P.E.[32]

  • 2005年10月18日発売 (米)[25]

シングル[編集]

  • 2005: "She Said"[23]
  • 2005: "Life After You"[33]

参考・脚注[編集]

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  1. ^ Brie Larson Bio”. Tribute. 2012年12月15日閲覧。
  2. ^ “ON THE RISE: Brie Larson Discusses Her Breakout Role in 'Short Term 12'”. Icon vs. Icon. (2013年8月19日). http://www.iconvsicon.com/2013/08/19/on-the-rise-brie-larson-discusses-her-breakout-role-in-short-term-12 2013年12月11日閲覧。 
  3. ^ Lewis, Tim (2013年10月20日). “Brie Larson interview: 'I just wanted to do weird stuff'”. The Observer. http://www.theguardian.com/film/2013/oct/20/brie-larson-short-term-12-interview 2013年12月11日閲覧。 
  4. ^ Graham, Bill (5 September 2013), Brie Larson Talks 'Short Term 12', Her First Language and the Only Film of Hers She'll Rewatch, The Film Stage, http://thefilmstage.com/features/brie-larson-talks-short-term-12-her-first-language-and-the-only-film-of-hers-shell-rewatch/ 
  5. ^ Profile, glamour.com; accessed October 19, 2014.
  6. ^ Stern, Marlow (2013年8月25日). “Brie Larson On ‘Short Term 12,’ One of the Year’s Best Films”. The Daily Beast. http://www.thedailybeast.com/articles/2013/08/25/brie-larson-on-short-term-12-one-of-the-year-s-best-films.html 2013年12月12日閲覧。 
  7. ^ Aquino, Tara; Barone, Matt; Scarano, Ross (2013年7月16日). “Brie Larson - The 25 Best Actresses in Their 20s”. Complex. http://www.complex.com/pop-culture/2013/07/the-25-best-actresses-in-their-20s/brie-larson 2013年12月12日閲覧。 
  8. ^ Simon, Rachel (2013年10月18日). “'Short Term 12's Brie Larson Was Secretly In All Of Your Favourite Movies”. Bustle. http://www.bustle.com/articles/7175-short-term-12s-brie-larson-was-secretly-in-all-of-your-favorite-movies 2013年12月12日閲覧。 
  9. ^ Erbland, Kate (2013年8月21日). “Brie Larson Is a New Breed of Reluctant Hollywood It Girl”. Film School Rejects. オリジナル2013年10月31日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131031124851/http://www.filmschoolrejects.com/features/brie-larson-profile.php 2013年12月12日閲覧。 
  10. ^ Viruet, Pilot (2013年4月4日). “Community: "Herstory Of Dance"”. The A.V. Club. http://www.avclub.com/review/community-herstory-of-dance-95770 2013年12月11日閲覧。 
  11. ^ Caceda, Eden (2013年12月17日). “Finding A Voice”. Filmink. オリジナル2014年10月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141006104644/http://www.filmink.com.au/features/finding-a-voice/ 
  12. ^ Weisman, Jon (2013年10月9日). “10 Actors to Watch: Brie Larson Breaks Out With 'Short Term 12'”. Variety. http://variety.com/2013/film/features/10-actors-to-watch-brie-larson-breaks-out-with-short-term-12-1200709892/ 2013年12月11日閲覧。 
  13. ^ Former Child Actress Brie Larson at ‘Late Late Show with Craig Ferguson’[リンク切れ]
  14. ^ a b c Brie Larson/Myspace
  15. ^ Topel, Fred (2010年8月8日). “Brandon Routh on Scott Pilgrim”. CraveOnline. オリジナル2013年10月15日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131015202938/http://www.craveonline.com/film/interviews/135986-brandon-routh-on-scott-pilgrim 2013年12月11日閲覧。 
  16. ^ Official Website. August 8, 2003. Archived from the original. Retrieved on November 9, 2010.
  17. ^ Brie Larson > Profile Archived 2016年3月3日, at the Wayback Machine.. American Music Channel. Retrieved on November 9, 2010.
  18. ^ Moore, David. "Bunnies, Traps, and Slip ‘n’ Slides: An Interview with Brie Larson", Stylus Magazine, September 19, 2007. Retrieved on November 9, 2010.
  19. ^ Brie filmed her first music video for the single. October 8, 2003. Archived from the original. Retrieved November 9, 2010.
  20. ^ Official Website. June 2, 2004. Archived from the original. Retrieved on November 9, 2010.
  21. ^ Daily News. Tommy2.net, December 29, 2004. Retrieved on November 9, 2010.
  22. ^ Brie Larson. Coming Soon // Debut Album Coming 2005. October 9, 2005. Archived from the original. Retrieved on November 9, 2010.
  23. ^ a b FMQB.com. Retrieved November 9, 2010.
  24. ^ "Aol Sessions" (2002) - Episode List. IMDb. Retrieved on November 9, 2010.
  25. ^ a b Friedman, Roger. "Mariah's Up, So Where's Tommy?", Fox News, January 4, 2006. Retrieved on November 9, 2010.
  26. ^ Chris Applebaum > Credits. Retrieved on November 9, 2010
  27. ^ Brie Larson, official website, news section. Retrieved on January 30, 2012.
  28. ^ ASCAP ACE - Search. Retrieved January 30, 2012.
  29. ^ http://tommy2.net/content/?p=163 May 2, 2006 concert review from Tommy2.Net
  30. ^ “オスカー女優ブリー・ラーソンが監督デビュー”. 映画.com. (2016年8月11日). http://eiga.com/news/20160811/17/ 2016年8月12日閲覧。 
  31. ^ 作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』!ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞発表”. シネマトゥデイ (2015年12月2日). 2015年12月2日閲覧。
  32. ^ Brie Larson | AllMusic. Retrieved January 30, 2012.
  33. ^ FMQB.com Retrieved January 30, 2012.