ブルドックソース
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![]() 東京都中央区日本橋兜町にあるブルドックソース本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町11番5号 |
設立 |
1926年(大正15年)9月21日 (ブルドックソース食品株式会社) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6010001034924 |
事業内容 | ソース類の製造・販売 |
代表者 | 石垣幸俊(代表取締役社長) |
資本金 | 10億4,437万8千円 |
発行済株式総数 | 6,977,440株 |
売上高 |
連結:167億60百万円 単独:113億17百万円 (2017年3月期) |
営業利益 |
連結:9億58百万円 単独:7億96百万円 (2017年3月期) |
経常利益 |
連結:11億99百万円 単独:10億66百万円 (2017年3月期) |
純利益 |
連結:8億8百万円 単独:7億24百万円 (2017年3月期) |
純資産 |
連結:193億32百万円 単独:185億89百万円 (2017年3月31日現在) |
総資産 |
連結:257億23百万円 単独:234億15百万円 (2017年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:266人 単独:187人 (2017年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
ブルドック持株会 4.90% 興和(株) 3.44% 日本生命保険相互会社 3.17% 凸版印刷(株) 3.06% (2017年3月31日現在) |
主要子会社 |
イカリソース(株) 100% サンフーズ(株) 100% (株)Bullフーズ 100% |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ブルドックソース株式会社(英語: BULL-DOG SAUCE Co., Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く調味料メーカーである。
社名の英語表記はBull-Dogであるが、日本語はブルドッグではなくブルドックが正しい。これは創業者が命名時に濁音が続く語感を避けるため、あえて使い分けたものである[1]。
概要[編集]
本社は、東京都中央区日本橋兜町。工場は埼玉県川口市(旧鳩ヶ谷市域)と群馬県館林市に所在する。
ソースの製造販売をしており、とんかつ、お好み焼き、ソース焼きそばなどに利用されるウスターソースや濃縮ソースをはじめ、ドレッシング(和風ソース)等の用途別ソース類の他、和風スパゲティー素材「まぜりゃんせ」シリーズ、発芽玄米なども取り扱っている。
「ブルドックソース」の「ブルドック」は、1900年頃の日本で犬のブルドッグがペットとして流行しており「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」との意味から採用された。現在も会社のシンボルマークにブルドッグ犬のイラストが使われている。
沿革[編集]
- 1902年 - 小島仲三郎が食品卸の「三澤屋商店」として創業。
- 1905年 - ソースの製造販売を開始。販売当初は「二幸ソース」というプライベートブランドを製造していたが、大正時代にはソースと同じイギリス発祥であり、当時日本国内でブームとなっていたブルドッグをブランドマークに冠し、自社ブランド製品を製造販売した。
- 1926年 - 社名をブランドマーク(CIロゴ)であるブルドッグ犬から取った「ブルドツクソース食品株式会社」として会社法人を設立。
- 1940年 - ブルドツク食品株式会社に商号を変更。
- 1944年3月 - 太平洋戦争に伴って外来語の使用が禁止されたため、三澤工業株式会社に商号を変更
- 1945年12月 - ブルドツク食品株式会社に商号を再変更。
- 1949年 - ブルドックソースの名前を商標登録。
- - ボーアソース(現在のとんかつソース)を発売。(※ボーアとは「柔らかい」という意味)
- 1962年 - ブルドックソース株式会社に商号を変更。
- 1966年 - 中濃ソースを発売。
- 1969年 - 容器をそれまでのガラス瓶からポリ塩化ビニルの容器へ変更[2]。
- 1973年 - 東京証券取引所2部上場。
- 2005年11月 - 子会社を通じて会社更生法により経営再建中のイカリソースの営業権を譲り受けた。なお、その背景には、知名度、シェア共に低い関西地方への販路、市場拡大がある[3]。
- 2007年 - スティール・パートナーズが株式公開買い付けの実施を発表したが、経営陣は反対。6月の株主総会において経営陣が提案した買収防衛策が導入され、実行された(ブルドックソース事件)。
- 2009年7月 -中華人民共和国に現地法人として富留得客(北京)商貿有限公司を設立。
- 2019年10月 - サンフーズ株式会社を完全子会社化[4] 。
事業所[編集]
- 本社
- 鳩ヶ谷工場・物流部・研究開発部
- 館林工場
- 札幌支店
- 仙台支店
- 関東支店
- 名古屋支店
- 大阪支店
- 福岡支店
広告宣伝[編集]
提供番組(過去)[編集]
CMキャラクター(過去のものを含む)[編集]
- 桑原和男
- 栗原はるみ
- 山本晋也(ケチャップソース。女性が「ケチャップソース」料理に関する事を述べていると、山本をイメージしたブルドッグ人形が登場した)
- 松本伊代(かつて和風パスタソース『まぜりゃんせ』のCMイメージキャラクターに起用されていた)
- バカボンのママ(アニメ『天才バカボン』のキャラクターで『東京のお好みソース』のCMイメージキャラクターに起用されていた。この『東京のお好みソース』のCMソングを歌っていたのは中森明菜。ナレーターは俵孝太郎)
映画[編集]
- 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年) - 「協力」名義。作中にブルドックソースが登場する。
製品ギャラリー[編集]
脚注[編集]
- ^ “ブルドックソース 濁音が続く語感を避けるため「ドック」に”. News Post Seven (小学館). (2014年6月20日) 2014年6月20日閲覧。
- ^ 【ブルドック ウスターソース】名前の秘密と変遷(男の浪漫伝説 Vol.74) ドリームメール
- ^ “イカリソース、ブルドック傘下に”. フジサンケイ ビジネスアイ (産業経済新聞社). (2005年5月25日)
- ^ “サンフーズ株式会社株式取得(子会社化)のお知らせ (PDF)”. ブルドックソ-ス株式社 (2019年10月7日). 2019年10月31日閲覧。